真冬の週末旅は週末パスで長野へ・・初日は上田城・善光寺。

2025/01/25 - 2025/01/26

冬の松本城の風景に惹かれ・・真冬の週末旅は長野県へ。
さすがに長野県へはびびパパの好きな空路でのアクセスは難しい（笑）
ＪＲ東日本の「週末パス」を利用してびびママ好みの鉄旅になりました。
初日は仙台から東北新幹線・北陸新幹線を乗り継いでまずは上田へ。
上田城周辺を散策後長野市へ。
善光寺にお詣り後特急しなので松本へ移動。
プロジェクションマッピングに彩られた夜の松本城を見学。
２日目は松本城・旧開智学校へ。
松本城下町を散策後乗ってみたかった特急あずさで新宿まで。
その後東北新幹線で帰宅しました。

久しぶりの善光寺・松本城・・
１泊の駆け足旅でしたが雪もなく穏やかなお天気に恵まれ楽しんできました。
絶景路線の特急しなの・特急あずさにも乗車して鉄分補給も出来とっても楽しかったです。

１／２５　仙台８：１７発ー大宮着９：２５着　はやぶさ６号
　　　　　大宮９：３９発ー上田１０：４５着　あさま６７５号
　　　　　城跡公園前のお店でくるみそばの昼食
　　　　　上田城跡周辺散策　　　　　
　　　　　上田１３：０５発ー長野１３：５３着　しなの鉄道
　　　　　善光寺へお詣り（内陣・お戒壇巡り・山門など）
　　　　　長野１６：００発ー松本１６：５３着　しなの２０号
　　　　　プロジェクションマッピングの松本城
　　　　　山賊焼などの夕食　　　　　
　　　　　　　　
　　　　　いろはグランホテル松本駅前　泊　　　　
　　　　　　
１／２６　松本城
　　　　　旧開智学校
　　　　　松本城下町散策（中町通り・なわて通り）
　　　　　松本駅でとうじそばの昼食

　　　　　松本１３：１０発ー新宿１５：４３着　あずさ３０号
　　　　　東京１６：４４発ー仙台１８：１７着　こまち６５号
　　　　　
　　　　　　
週末パス：１７，７６０円／２人　えきねっとで予約

特急指定券：仙台ー上田　　１６，６４０円／２人　えきねっとで予約
　　　　　　長野ー松本　　３，４６０円／２人　長野駅で予約
　　　　　　松本ー新宿　　３，３００円／２人　えきねっとで予約（チケットレス割引）
　　　　　　東京ー仙台　　１０，７２０円／２人　えきねっとで予約

ホテル：いろはグランホテル松本駅前
　　　　朝食付
　　　　モデレートツイン
　　　　１５，４８８円（諸込・オンライン決済）
　　　　一休.comで予約

松本城・旧開智学校共通観覧券（日時指定）：９００円／１人（ＷｅｂＫＥＴで予約）
　　　　　　　　　
この旅行記は１日目
仙台駅から東北新幹線・北陸新幹線で上田まで。
上田城跡を散策後しなの鉄道で長野へ。
善光寺本堂内陣・お戒壇巡り・山門参拝
特急しなので松本へ向かいます。
訪れたかった上田と以前参拝時は時間が合わず出来なかった善光寺のお戒壇巡り・・念願かないました！

備忘録としての旅行記です。
シツコクなるのをお許し下さい。

エリア 長野市(長野)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.5
• グルメ: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: タクシー 新幹線 JR特急 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

おはようございます。
今回の旅の始まりは仙台駅。
新幹線ホームへ上がると・・こまちとはやぶさの連結部分が！
わくわくします。
盛岡駅での連結シーン・・一度見てみたい。

仙台駅 (JR) 駅

仙台駅８：１７のはやぶさ・こまちで出発です。
仙台を出ると次の停車駅は大宮そして上野は停車せず終点東京まで行く最速列車です。
鼻が長～～い。

今回の週末旅で利用する「週末パス」
フリーエリア内のＪＲ線などが土日・休日の連続する２日間乗り放題。
利用日の前日までの購入が必要ですが繁忙期以外は通年利用可能です。
新幹線や特急などは運賃だけ有効で特急券を別に購入します。
東京往復の運賃分だけでもお得感あるパスです。長野や山梨まで網羅してるってすごい。

冬晴れです。
１月に入り寒さは厳しいものの積雪は少なめ。
宮城・福島は平地にはほとんど雪がありません。
遠くの山々の景色が素敵です。冠雪した山って美しい。

大宮近くでは富士山も小さく（笑）見えました。

乗車時間１時間８分で大宮到着。
北陸新幹線へ乗り換えます。
ホームを確認して・・

大宮駅 駅

上越新幹線・北陸新幹線・東北新幹線が立て続けにやってきます。
ぼ～っとしてると乗り間違えちゃいそう。

９：３９のあさま６７５号に乗ります。

あさまのお顔。
なんか可愛い～。

随分前・・長野新幹線時代に乗車したことはありますが
長野から延伸した北陸新幹線は初めて。
久しぶりの路線です。わくわくします。
車内の風景。ブラウン系が暖かみを感じます。

東京駅ビール！

大宮駅のホームのNewDaysで購入しました。
鉄旅の楽しみ・・車窓とビールを満喫します。

左手に浅間山がきれいに見えます。
良いね！

高崎を過ぎほどなく長いトンネルを抜けるとすぐに軽井沢駅。
かつての難所碓氷峠もあっという間です。
そして佐久平を経て上田へ。

長野県歌「信濃の国」で歌われる４つの平のうちのひとつ佐久平。
その歌の通り平らな土地が広がっています。

上田駅に到着しました～。
さすが！六文銭がお出迎え。

晴れていますが風は冷たい。
足元雪はありません。

上田駅 駅

上田城まで徒歩で向かう途中・・
室外機まで六文銭？絶対狙ってるよね！
真田愛が強すぎる～。

駅から緩やかに上って約１０分で上田城跡公園前に到着しました。
歩車分離の交差点です。歩行者信号が青になるとメロディー（故郷の空）が鳴る。
今少なくなりましたよね～なんか懐かしい。

上田城跡公園 公園・植物園

お城の前に少し早めの昼食。
すぐ近くの「信州蕎麦の草笛」さんへ。

信州蕎麦の草笛 上田お城前店 グルメ・レストラン

店内は明るくて広い。
早めの時間だったので比較的空いていました。

びびママは「くるみそば」
くるみそば？初めて頂きます。
くるみペーストをそばつゆでお好みに薄めるみたい。
甘いくるみとつゆが相まって美味しい。
薬味のワサビやねぎも合う。
〆のそば湯もいつもと違う味わいが好き。

びびパパはもりそばの麺多めとかき揚げ。
かき揚げはシェア出来るよう２つに切り分けられ天つゆも２個。
心づかいが嬉しいな。お手数かけました。

さらっと盛られているようなお蕎麦。
見かけよりずっと多い。食べ応えありました。
麺「少なめ」がメニューにありましたがこの少なめが普通もりなのかも。
店頭で手打ちしているお蕎麦の香りも最高。
つゆなしでもパクパクいけます。たっぷり食べられる。
やっぱり長野・・お蕎麦のレベルが違う。

ごちそうさまでした～。

さてお城へ向かいましょう。
上田城跡公園まずは二の丸橋を渡ります。

上田城跡公園 公園・植物園

橋の下はお濠ではなく・・遊歩道（けやき並木遊歩道）が延びています。
もともとはお濠だったんでしょうね。
ここは大正から昭和にかけて「上田丸子電鉄」という私鉄が走っていたそうです。

ここの路線は昭和４７年に廃線になり今は遊歩道へ。
確かに線路の跡に見えます。
桜の季節・新緑・紅葉と四季折々素敵な風景が広がる遊歩道なんですって。

本丸方向へ進みます。

上田城の歴代藩主。
真田氏から仙石氏そして松平氏となっています。

上田城は真田昌幸（幸村の父）が築城した戦国時代末期の平城。
２度の徳川を退けたものの関ヶ原の戦いで西軍についたため昌幸は九度山に配流。城は徹底的に破却されました。
その後江戸時代初期に仙石氏によって再び近世城郭として築城されます。
真田時代の縄張りを利用した近世城郭は本丸に櫓７棟・櫓門２棟それらを繋ぐ塀が造られます。二の丸の普請途中で仙石氏が死去。その後松平氏に藩主が変わり工事は継続されないまま明治維新に。
維新後は廃城となり再び破却・移築等行われ石垣と西櫓のみが現存。
昭和になり移築されていた本丸の櫓（北櫓・南櫓）が元の位置に再移築。平成にはそれをつなぐ櫓門や塀が木造復元されました。

現在は本丸には眞田神社があり二の丸は上田城跡公園となっています。
現在も調査発掘が進んでいるようで今後の復元整備など楽しみな感じです。

地元の豪商丸山氏の力や市民の力で現在の城跡公園があるんですね。
明治初期にはすでに庶民の公園になっていたのはすごいです。

そして・・上田城といえばこの風景かな～東虎口櫓門。

左に南櫓右に北櫓・・間をつなく櫓門と塀。
そしてここには武将隊（信州上田おもてなし武将隊）がいるはずなんだけど・・
この日は残念ながらお留守でした。残念。

櫓門への通路の右側はお濠。左側は尼が淵へつながる空堀・崖となっています。
城の南側は江戸時代までは千曲川の支流が流れる尼が淵となっていて天然のお濠として城を守っていたそうな。

上田城 公園・植物園

煤と柿渋で防水した板で覆われた黒い外観がカッコイイ。
支える石垣も江戸時代のまま。
真田石といわれる大きな石が目立っています。

櫓へ入場出来るんだね～。
でも冬季休業中でした。

北櫓。

南櫓と櫓門。

本丸には現在眞田神社が鎮座。
真田氏・仙石氏・松平氏の歴代上田藩主を御祭伸とする神社です。
（元は松平家のご先祖をお祀りする松平神社）

真田幸村の大きな赤かぶとがありました。
六文銭が良いね！

参道にはこんなものも。
せっかくなのでちょっときつかったけどくぐり抜けてみました。
強運・家内安全・・よろしくお願いいたします。

お詣りさせて頂き御朱印も頂戴しました。
新春参拝記念の素敵な御朱印でした。
ここに来られて感謝です。お守り下さいませ。

鈴（本坪鈴）はなかったのですが・・手をかざすと鈴の音が鳴るハイテク仕様（驚）

真田神社 寺・神社・教会

社殿には甲冑も。

本殿の後方には若き日の真田幸村さんと一緒に撮影出来るスポット。

そして西櫓があります。
この西櫓周辺は江戸時代のまま残っている貴重な場所です。
この櫓は入場出来ないよう。

この西櫓の下は尼が淵からの断崖です。
天然のお濠としての川からの浸食から守るための堅固な石垣は江戸時代に築かれたものだそうです。

真田井戸
この井戸は抜け穴になっていて城北の太郎山麓の砦に通じていて城が包囲されても兵糧を運び入れたり兵の出入りには不自由なかったそう。
真田の戦略・・すごいな～。

徳川を２度も退けた「不落城」として受験生に人気の眞田神社。
たくさんの絵馬が奉納されています。

本丸跡。
今は何も残っていません。

上田城 公園・植物園

本丸から北の二の丸方向。
その向こうに抜け穴のあった太郎山があるのかな～。

お濠の水が凍っています。
陽ざしのぬくもりはあるけど気温は低いのね。

平城ながら周囲の地形を巧みに利用して攻防に長けた城を造り上げた真田氏。
今でも多くの人を惹きつける理由がわかるな。

しばし歴史に想いを馳せます。

真田愛あふれる上田の街を後に長野市へ向かいます。
上田駅からはしなの鉄道のローカル列車に乗車。

上田駅 駅

線路の向こうには新幹線の駅。

しなの鉄道
長野まで新幹線が開業することに伴い旧信越本線から経営分離された第３セクターの鉄道会社です。
青春１８きっぷでは乗車出来ないんだよね～。
（今回の週末パスは利用可）

電車来ました！
素敵な車体です。
上田駅から長野駅までは４８分の乗車です。
しなの鉄道は途中篠ノ井までだけど乗り換えなしで長野まで行けます。

車内はこんな感じ。
カップルシート？が連なるロングシート。
このシート・・よく見るとりんごのデザインになっていました。

長野到着後はタクシーで善光寺表参道へ。

長野駅から善光寺までは約１．５ｋｍ。
のんびり歩いても良かったのですが・・緩やかな上り坂ということもあり体力温存です。
長野駅周辺は事件の後ということもありパトカーや警察関係の方の姿が目立っていました。
他県からの応援と思われるパトカーも多数。

善光寺参道。
敷石の道です。

まずは仁王門。
２度の焼失の後現在のものは１９１８年に再建されたもの。

善光寺 寺・神社・教会

仁王像の配置は左側に阿形像。
そして右に吽形像が。
通常とは逆の配置なんですって！

この仁王像と背面の三宝荒神像と三面大黒天像は高村光雲と米原雲海による合作とのこと。

そして山門が見えてきました。
江戸時代中期建築の二層入母屋造り。堂々とした佇まいです。
上に人が見えます。上がれるようですね。
お詣りしたら上がってみようかな。

この山門の「善光寺」の額の文字には５羽の鳩が描かれ「善」の字は牛の顔に見えるとか。

山門をくぐり本堂向かって右側に
ぬれ仏（延命地蔵）と六地蔵様が。

本堂前には大香炉がありお線香の煙がたちこめています。
びび家もお線香をお供えしました。
お線香の煙を浴びて身を清め無病息災を祈ります。

そして本堂

創建から１４００年。数回の焼失にあい現在の本堂は１７０７年の再建。
江戸時代中期を代表する仏教建築として国宝に指定されています。東日本最大級の国宝の木造建築で衆生の煩悩の数と言われる百八本の柱で造られているそう。

御本尊は一光三尊阿弥陀如来。
特定の宗派に属さない無宗派のお寺です。
創建以来阿弥陀如来様との結縁の場として宗派・身分・男女の分け隔てなく広く信仰を集めています。

善光寺のＨＰの「善光寺縁起」を見るといろいろ興味深いことが書かれていました。
御本尊の一光三尊阿弥陀如来は仏教伝来の折りに百済から日本へ伝えられた日本最古の仏像とのこと。
その後廃仏派によって打ち捨てられた（！！）ものが信濃国司の従者によって信濃にもたらされたのがここ信州善光寺の始まり。
民衆の信仰が篤いからこそ戦国時代は武将たちに翻弄されました。
１０月に訪れた甲斐善光寺の縁起も記憶に新しいです。

本堂内陣にてお詣りさらにお戒壇巡りへ。（内陣・お戒壇巡り参拝券　６００円／１人）
真っ暗な中・・無事「極楽の錠前」に触れ錠前の真上におられる絶対秘仏の御本尊様と結縁することが出来ました。
さらにこの日は法要も行われていてタイミング良く瑠璃壇の戸帳があげられ特別なお詣りも出来ました。感謝です。

内部は撮影禁止。
お戒壇巡りはご静粛に。
今回後ろからいらっしゃる方の声が結構響いていたのが気になりました。

お詣り後は山門へ。楼上へ上がります（６００円／１人）

参道の風景。
街並みの向こうの山々の風景も美しい。

そして本堂の風景。
美しい佇まいですね。

冬の澄んだ空気も良い感じ。

お詣り後は参道でおやきを頂きました。
「縄文おやき」
以前いただいたものとは違い皮がふかふかしたおやきでした。
びびママセレクトの「ピリ辛のざわな」美味しかったです。

再びタクシーで長野駅まで戻りました。

１６：００発のしなの２０号で松本へ向かいます。

長野駅 (JR東日本) 駅

特急しなの　名古屋行です。
昨年４月には名古屋から中津川まで乗車しました。
今回は長野から松本まで。

特急 しなの 乗り物

車内。ＪＲ東海の車両でした。

この駅標も素敵だね！

お疲れ生です～笑

篠ノ井線は絶景路線。
姨捨駅から風景。
以前乗車した時にもとても印象に残っていました。

緩やかに広がる善光寺平とその中心を流れる千曲川。
やっぱり素敵。

姨捨駅 駅

夜景も美しいようですが・・・
明るいうちに乗車出来て良かった。

松本までは５３分の乗車です。