ダイヤモンドクロス・JR松山駅・坊っちゃん列車ミュージアム☆道後温泉と高知の龍馬パスポートをシルバーに☆2024年10月②-1

2024/10/15 - 2024/10/22

愛媛県の道後温泉本館の保存修理工事が完了して、2024年（令和6年）7月に全館営業を再開したので入りに行きたい。
高知県の龍馬パスポートがあともう少しなのでブロンズからシルバーにアップしたい。
このふたつの動機で、7泊8日で愛媛県松山市と高知県高知市のみの観光旅行をしました。
2日目は、松山市内のホテルたいよう農園二番町の無料レンタサイクルをフルに使って市内観光をしてから、道後温泉茶玻瑠に宿泊しました。

本編は【2日目その1】ホテルたいよう農園→ダイヤモンドクロス→JR松山駅→坊っちゃん列車ミュージアム
【表紙写真】ダイヤモンドクロス

【2日目その2】銀天街→大街道→松山城二之丸史跡庭園→ロープウェー商店街→『夜明けのブルース』歌碑→ホテルたいよう農園
　⇒ https://4travel.jp/travelogue/11947664

【2日目その3】茶玻瑠→道後温泉（宝厳寺・円満寺・坊っちゃんカラクリ時計・ハイカラ通り）→茶玻瑠（泊）
　⇒ https://4travel.jp/travelogue/11947670

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今回は周遊ではなくピンポイントの観光なので、自家用車ではなく、飛行機で往復して、松山→高知間は長距離バスを利用しました。
車のガソリン代・高速料金・駐車場代と比較すると、半額くらいの交通費でした。

【JALタイムセール・8月にネット予約】
10月15日（火）羽田⇒松山 8,800円＋羽田AP使用料370円 小計9,170円
10月22日（火）高知⇒羽田 8,800円＋羽田AP使用料370円 小計9,170円
　合計 18,340円
【JR四国なんごくエクスプレス・1ヵ月前ネット割引予約】
10月18日（金）松山（大街道）⇒高知駅 4,000円→2,500円-100円 2,400円
　交通費総計 20,740円

エリア 松山(愛媛)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 自転車 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: じゃらん

【2日目】10月16日（水）その１　曇り

ホテルたいよう農園 二番町（松山市二番町）
801号室【禁煙】デラックスツイン（18平米／幅122cm×2台）
リニューアルした客室は広くて、清潔感があって快適。

ホテルたいよう農園 二番町 宿・ホテル

7:50-80:35　朝食（2階レストラン）

グループ企業の農園で栽培された新鮮野菜や豚肉をメインに、ローカルフードもあって、ヘルシーな料理がいっぱい並んでいます。

取り分けた料理

主食（炭水化物）の数々
クロワッサンも、特製カレーも、鯛のだし汁で作ったお茶漬けも、少しずつ味見をしたくなります。

お腹はいっぱいですが、壁のポスターを見てオーダーしてしまいました。

小ぶりなフレンチトーストですが、外はカリッとして、中はトロッとしています。今までこんなフレンチトーストは食べたことがありません。
このフレンチトーストを食べるためだけでもまたこのホテルに行きたくなります。

食後にゆっくりコーヒーのお代り。

10:15　11時チェックアウトのところ、早めにチェックアウトをして、荷物を2階フロントに預けました。
ホテルの無料レンタサイクルは時間制限は設けていないということで、フルに活用して市内観光ができます。
最初の目的地 JR松山駅は、地図上ではホテル前の二番町通りを真西に大街道も通り過ぎて、そのまま進めば良さそうです。

でも、松山城外堀の東堀で、伊予鉄道 市内線（路面電車）市役所前停留場で二番町通りが突き当りました。
東堀と南堀に沿って迂回します。

市役所前停留場 駅

要所要所に案内板があって助かります。

北には松山城天守が見えます。

松山城 名所・史跡

東堀端通りを走る伊予鉄道 市内線（路面電車）
伊予鉄道 モハ2100形2106号
アグサスのラッピング車両。

東堀端通り 名所・史跡

　さくら活けた
　　花屑の中から一枝拾ふ
　　　河東碧梧桐（1873-1937）
松山市千舟町で誕生。虚子と子規門の双璧で、子規没後「日本俳句」の選者を継ぎ、やがて非定型自由律の俳句を唱えた。

八股榎お袖大明神(やつまたえのきおそでだいみょうじん)（松山市堀之内）
かつて勝山城（現在の松山城）に棲んでいたお袖狸は神通力を持っていて「霊験あらたか 松山一の美女たぬき」だったそうです。

八股榎お袖大明神 寺・神社・教会

「八股大明神」
お袖が1830年（文政13年）にこの地に生えていた榎の大木に棲みついたそうです。

御利益：商売繁盛・良縁祈願・安産祈願・病気平癒・家内安全・芸能上達ほか

鳥居は2つあって、こちらは「お袖大明神」

千本鳥居

八股お袖大明神は神仏習合で、複数の祠があります。

以前狸像が盗難にあったそうで、新たな狸像が盗難に会わないよう現在格子がつけられています。

八股榎お袖大明神

「門番さん」と呼ばれる狸像は、寒くてお腹を壊さないように、お腹に前掛けをしています。

本殿横にある榎の御神木
高さ約20m、太さ約1m。

伊予銀行 本店営業部（松山市南堀端町）
伊豫合同銀行創立10周年を記念して1952年に竣工した建物は、現在も重厚で立派です。

玄関も華美ではないけれど、洗練されたデザインです。

東堀から南堀に沿って進みます。

南堀端通り 名所・史跡

南堀端通りを走る伊予鉄道 市内線（路面電車）
伊予鉄道 50形78号

南堀端通り 名所・史跡

南堀端停留場（松山市南堀端町）の前に城山公園の入口があります。

南堀端停留場 駅

松山城 外堀の南堀に架かる橋を渡れば城山公園 堀之内地区に入れます。
半年前の「高野山満願ドライブ2024年」で散策したので、今回は入りません。
⇒ https://4travel.jp/travelogue/11929958

城山公園堀之内地区 公園・植物園

南堀で甲羅干しをする亀たち

伊予鉄道 モハ5000形5003号
BEMACの黒いラッピング車両。

伊予鉄道 市内線(路面電車) 乗り物

本町一丁目の交差点で左折して、JR松山駅に向かいます。

大手町駅（松山市大手町）の前の「ダイヤモンドクロス」
伊予鉄道市内線（路面電車）と、伊予鉄道郊外線（高浜線）が十字に交差します。
市内線（路面電車）の伊予鉄道モハ5000形5005号が駅で停車したまま、郊外線（高浜線）が通過するのを待機します。

大手町駅 駅

郊外線（高浜線）下り高浜方面の伊予鉄道 3000系（クハ3300形）3306号が通過します。

連結車両があるのは郊外線ならでは。

郊外線が通過後に市内線が発車します。
伊予鉄道 モハ5000形5005号

市内線が発車するとまもなく、伊予鉄道郊外線（高浜線）上り松山市駅方面の伊予鉄道 700系 715号が通過します。

郊外線が通過すると今度は市内線と、かなり頻繁に「ダイヤモンドクロス」を通過します。

大手町駅の先の突き当りにJR松山駅があります。

JR四国の松山駅は半月前まではこの三角屋根の旧駅舎が使われていましたが、9月29日以降は完全高架になって、この背後の新駅舎に移転しました。
駅前を横切る伊予鉄道市内線（路面電車）の駅名は「松山駅前停留場」と紛らわしいです。
駅前の駐輪場に自転車を停めて周辺を散策します。

松山駅前停留場 駅

平和・人権尊重モニュメント（松山市大手町）
世界連邦平和都市宣言をして平和と人権の尊さを大切にする松山の姿を、市民や松山を訪れた方々に五感で感じてほしいという願いを込めて、済美高等学校美術科が人間の耳、目、鼻、口をデザイン化したそうです。

駅前交番も旧松山駅舎など、周辺の雰囲気に調和しています。

時計台（松山市宮田町）
札幌の時計台を連想させる特徴的な建物で、昭和のレトロな喫茶店の雰囲気があります。

時計台 グルメ・レストラン

モーニングもあるし、10時以降のメニューも興味をそそります。

駅前にある正岡子規の句碑（松山市南江戸）
　春や昔十五万石の城下哉
子規が日清戦争の従軍記者として戦地に赴く直前の句で。
「春や昔」が司馬遼太郎『坂の上の雲』第一章の題に使われるなど、松山に深い関わりのある句。

子規の句碑 (松山駅前) 名所・史跡

松山駅旧駅舎（松山市南江戸）
2000年（平成12年）に建てられた三角屋根のモチーフは初代駅舎だそうです。

レトロな駅舎にはレトロな郵便ポストが似合います。
気のせいか、赤というよりもみかん色に見えてきます。

昨夜、松山空港から一番町（大街道）まで乗った伊予鉄道のバスもここを通りました。

伊予鉄道 (バス) 乗り物

喜多方ラーメンやステーキの店（Jふらんく）もあったんですね。
どちらも閉鎖されています。

Jふらんく 松山駅前店 グルメ・レストラン

いまばりゆるきゃら バリィさんは近々今治に帰るらしい。
「じゃあ、もんてこーわい」（愛媛県伊予の方言で「じゃあ、帰ります」）
ゆるキャラグランプリ2012 グランプリを受賞して、今治観光大使だけでなく、 伊予観光大使もやっていて、今までここに立っていたんですね。

旧松山駅には珍しく有人の改札があったそうですが、すっかり取り払われています。

駅構内にあったうどん店は今どうなっているんだろう？

じゃこ天うどんや鍋焼きうどんで有名な「かけはし」は閉鎖して、新たに開業する予定はないらしい。

かけはし 松山店 グルメ・レストラン

一度も食べる機会がなくて残念です。

旧松山駅駅舎は駅周辺の再開発で取り壊されるそうです。

まだまだ使える立派なプラットホームと階段です。

線路の上にもフラットな通路ができています。

現在は東口という扱いらしい。

全長270mもあるプラットホームが2面4線。
岡山・高松方面から来る特急列車や、宇和島方面から来る特急列車もここを通ったんですね。

以前は1番線乗り場に特急列車「いしづち・しおかぜ」と特急列車「宇和海」がなんと「縦並び」で停車していたそうです。それくらいホームが長いです。

もったいない気がしますが、「新旧交代」なんですね。

すぐ裏に新しい松山駅（松山市南江戸）ができています。

松山駅 (愛媛県) 駅

愛媛県産の木材を多用して、大きな唐破風を模した曲線の多い天井は高く、圧倒されます。

頭上の案内リングは、東京証券取引所の株価モニターを連想します。
よく見ると、リングの内側に「甘くて優しいのが松山の味やけん」などの7つのことばが書いてあって、秀逸なのは「下を向くより、みかんをむこう。」
実用性よりも遊び心が際立っています。

高架ホームへと導く新しい改札口

旧駅舎では友人の改札口、新駅舎では最新型の無人自動改札機が導入されていて、二次元コードにも対応。

西口は、長屋門をモチーフとしたデザインだそうです。
駅前は再開発中です。
西口南側の約9200平方メートルの車両基地跡地には、将来約5000人収容できるアリーナなどの建設を検討しているようです。

駅から西に見える大峰ヶ台は、松山城のある城山とほぼ同じ標高で、その上にポツンと建物が建っています。

松山総合公園 公園・植物園

松山総合公園（松山市朝日ケ丘）のヨーロッパ城郭風展望塔で、松山市街地やそれを取り囲む四国山地、瀬戸内海など360度の展望を楽しめるようです。

松山総合公園展望塔 自然・景勝地

松山駅改札口の向かいに商業エリア「だんだん通り」（松山市南江戸）があります。

「極々果実 ちゅうちゅうSHOP」

「セブンイレブン Kiosk」

「Graceful Gift Shop by ハレノヒヤ」
お土産が幅広くそろっています。

旧駅舎にあった「かけはし」が閉鎖して、新たに「えひめしや」が出店しました。
うどん、定食など、いろいろあります。

お惣菜やスイーツもあります。

じゃこ天の「安岡蒲鉾」
旧駅舎にあった「かけはし」の親会社が蒲鉾類の販売だけのお店を出店したのかな。

「オイシイ オト」は、弁当やお総菜。

「with salt 伯方の塩」
塩ソフトクリームやソフトドリンクもあります。

伯方の塩が入っている塩ソフトクリームに、「フルール・ド・セル」という塩をトッピングしてもらいました。（450円PayPay）
塩のバランスが絶妙で、一層美味しくなりました。

「愛媛主義」を掲げた観光案内所

松山市観光案内所 名所・史跡

砥部焼も販売しています。

松山駅の待合所にもなっています。

次に、自転車で松山市駅方面に向かって、坊ちゃん列車ミュージアムに行きます。

松山市駅周辺は駐輪禁止で放置自転車は撤去されることもあるようです。
伊予鉄ターミナルビル南駐輪場（松山市湊町5丁目1）が便利でした。
2Fは1時間無料、入庫後12時間まで100円。3Fは2時間無料。
1時間で十分と考えてエレベータで2Fに停めました。（無料時間内でも機械の操作が必要）

目の前がいよてつ高島屋（松山市湊町）です。

いよてつ高島屋 百貨店・デパート

いよてつ高島屋の南側を通る中ノ川通りの中央の緑地帯には、正岡子規が2～17歳で移住するまで過ごした旧邸跡や歌碑などがあって、子規ゆかりの土地。
小説『坂の上の雲』では、中ノ川は川幅が2mあって、水が飲めるほどきれいだったそうです。

スターバックスコーヒー 松山市駅前店（松山市湊町）
伊予鉄グループ本社1階にあります。

スターバックスコーヒー 松山市駅前店 グルメ・レストラン

店内を抜けていくと…

12:12　坊っちゃん列車ミュージアム
日本初の軽便鉄道 伊予鉄道1号機関車（原寸大レプリカ）です。

坊ちゃん列車ミュージアム 美術館・博物館

伊予鉄グループ本社1階にあるため、テナントのスタバを抜けてきても大丈夫なんですね。
入場無料　7:00-21:00　年中無休

1888年（明治21年）から約67年間走り続けた「坊っちゃん列車」1号車（本物）はドイツから輸入されたもので、現在梅津寺公園に展示されているそうです。

さすが石炭が燃料の機関車は、軽便鉄道でも迫力や重量感がありますね。

軽便鉄道のレール幅はかなり狭かったんですね。

線路自体もかなり大きさが違います。

伊予鉄道の歴史・変遷なども詳しく展示しています。

1887年（明治20年）に伊予鉄道を創立した初代社長の小林信近氏は、経歴を見ると、尊敬すべき偉大な人物だったんですね。

乗車芳名録に渋沢栄一の名前があります。

2024年に発行された新1万円札の肖像画にもなった渋沢栄一が松山にも来ていたんですね。去年私も泊まった道後温泉のふなやに宿泊したようです。
また、宇和島出身で日本初の法学者 穂積陳重の妻は渋沢栄一の長女歌子という縁もありますし。

「ご当地電車」の吊り革も展示してあります。

1回かいくらいしか見ていないけど、他のも出会いたいです。

この絵の作者は松山市出身の墨絵アーティスト 茂本ヒデキチで、松山城ロープウェイ乗り場の壁画も描いた方で、迫力ある墨絵がとても印象的です。
2024年11月24日（日）のテレビ東京『家、ついて行ってイイですか？』に出ていました。経堂駅でお嬢さんが呼び止められて自宅へと行った結果、父親が茂本さんだという流れでした。

昔と今の松山（ジオラマ）

12:22　銀天街、大街道へと向かいます。
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この続きは【2日目】10月16日（水）その2「大街道・松山城二之丸庭園・ロープウェー商店街・『夜明けのブルース』歌碑」
⇒ https://4travel.jp/travelogue/11947664