2024/09/16 - 2024/09/16
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kojikojiさん
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2024/09/16
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「クラブヒマラヤ・ナガルコット・リゾート(Club Himalaya Nagarkot by ACE Hotels)」での夜が明けは残念ながら思ったような日の出を見ることは出来ませんでした。今回の旅は9月中旬でしたが、9月下旬から10月以降の方が良いのだと知りました。それでも流れるような雲海など大自然の風景を眺めることが出来て良かったです。ホテルで朝食を摂った後はバスに乗って「ナガルコット」の山を下りて、バクタプルに近い「チャングラナラヤン寺院(Changunarayan Temple)」を見学します。ここも世界遺産を構成する寺院なので入場料が必要です。寺院への参道はお土産物屋が続いていますが、往路は先を急ぎます。この寺院も2015年4月のネパール地震で被害を受けていますが、中国の援助を受けてきれいに修復されていました。そのせいか2015年以前の姿とは違って極彩色の姿になっていました。これまで見てきた寺院は時代を経た木材の彫刻が素晴らしかったのですが、竣工当時の美しさを知るという点ではよかったと思います。1時間ほどかけて寺院を見学した後はぶらぶらと参道を戻りますが、多少の時間があったのでミトゥラー画のカレンダーを買うくらいの時間はありました。せっかく山を下りてきたのですが、再びホテルに向かって山を登りました。ホテルでお昼を食べて休憩した後は近隣の村を訪ねる散策と、ビューポイントで夕日を見るという日程が残っています。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 観光バス 徒歩 飛行機
- 航空会社
- キャセイパシフィック航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
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「クラブヒマラヤ・ナガルコット・リゾート(Club Himalaya Nagarkot by ACE Hotels)」での夜が明けました。
クラブ ヒマラヤ バイ ACE ホテルズ ホテル
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東の空が明るくなってきましたが、やはり雲が多いので朝焼けは期待できそうもありません。
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一応日の出を見るということでツアーの皆さんも屋上に集まっていますが、朝の挨拶をして部屋に戻ってしまう方もいますし、妻は部屋のベランダをちょっと見て屋上には上がりませんでした。
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雲の流れは速く、近隣の山並みは現れては消えるを繰り返しています。
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この日は早々に部屋に戻ってベランダから眺めることにします。このツアーはここ数年9月からスタートしていましたが、9月下旬以降が気候的には良さそうです。
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今年は10月に3週間11月は4週間の旅行を予約してしまっているのでこの時期しか選択のしようがありませんでした。ツアー的には非常に面白いので、数年後にまた参加してもいいかなと思います。
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中景の山々に掛かっていた雲海がどんどん流れていくので、景色を見るには飽きることは無いのですが、やはり遠景の山々を見てみたい気持ちは強いです。
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ホテル周辺の集落にも人の動きが出てきたようです。この日の午後は周辺の村々を散策する予定もあります。
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かなり遠くまで山の姿が見えてきましたが、この日はこれが限界のようです。
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再び屋上に上がってみると西の空に虹が見えました。
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同じツアーで仲良くしていただいた方と一緒に写真を撮っていました。昨日はチャンドラリギの山頂で「ティーカ(Tika)」のお金を払っていただきました。その後東京でオフ会も開いて再会できました。
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太陽がだいぶ上がったのは分かりますが、その姿は見えません。
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西側の空には雲は少なく、カトマンズ盆地が見渡せます。
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カトマンズの西側の山々は見渡せますが、その向こうにあるであろう標高の高い雪山は見えません。
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屋上の手摺りの上を猿が通り過ぎていきます。多分アカゲザルだと思いますが、正確なことまでは分かりません。
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ホテルの上を一昨日乗ったのと同じようなマウンテン・フライトの飛行機が東に向かって飛んでいきます。
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虹が出るということは空気中に水分が多いということなので、もっと空気の乾燥したベストシーズンがいいのだと思います。
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20人乗りくらいの小型の飛行機も東に向かって飛んでいきます。
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ようやく太陽が姿を現しました。今日もいい天気になりそうです。
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昨日は日が暮れてからのナガルコット到着だったので、周囲の景色を見るのはこの時が初めてでした。渓谷に広がる棚田に目が留まってしまいます。
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こんな絶景の中にいたのだと驚くとともに、やはりもう一度来なければと思いました。
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朝食の時間前にようやく近隣の様子は見渡せました。
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サンライズはもう1日あるので、翌日に期待しましょう。
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この日は午前9時30分にホテルを出発なので8時前に朝食のレストランに向かいます。さすがに朝から泳いでいる人の姿はありません。
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ホテルの脇にはこんなバーもありました。
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ロビーにはすでに燈明が灯っています。こんなブレスの燭台や下に敷いたタルチョ(Dar lcog)もネパールの雰囲気を醸し出してくれます。
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エッグスタンドで全部入りのオムレツを作ってもらいます。
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朝ごはんはしっかりといただきます。若い頃は朝ごはん抜きでも元気に旅が出来ましたが、歳を取ってからは朝食べないとお昼まで体力が持たなくなりました。
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スタンダードな料理もありますが、ネパールや北インドの料理が並び、美味しい朝食でした。お碗に入ったのは「バジ(Bhaji)」とありましたが、フリッターのようなものではなく、ジャガイモと豆のスープのようでした。昨日買ったTシャツを着てくれるのはありがたいのですが、仏陀の眼が気になります。
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ブッダの眼には仏陀の眼で対抗しましょう。Tシャツはホテルのショップで300円くらいだったので良心的な値段だと思います。
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一番奥のコーヒーの脇には「マサラ・ティー(Masara Tea)」が薬缶に入って沸いていました。9月とはいえ山の上のリゾートホテルなので涼しいので熱い紅茶はありがたいです。
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スパイシーなマサラ茶には砂糖をたっぷり入れて、フルーツもいただきました。バスの車窓から果物屋ばかり眺めているのでフルーツは欠かさず頂きました。
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ロビーには近隣のマップがありました。左手に描かれたView Towerにはこの日の夕方にサンセットを眺めに行く予定です。中央上に描かれた「チャングー・ナラヤン(Changu Narayan)」という寺院までは簡単な村巡りのトレッキングにも行きます。
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ホテルの中庭には「タルチョー(Dar lcog)」が掛けられていました。ここでは風が通り抜けないなと思いましたが、お客にネパールのチベット仏教の雰囲気を感じてもらうためのものだと思います。宿泊したのは左手の窓の最上階でした
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5色の順番は青・白・赤・緑・黄の順に決まっていて、それぞれが「天」「風」「火」「水」「地」、すなわち五大を表現しています。この旗のように馬が描かれている場合に「ルンタ(Rlung rta)」と呼び、rlung が風でrtaが馬を意味します。仏法が風に乗って拡がるようにという願いが込められています。妻と2人で行った香格里拉(シャングリラ)ではルンタとチベット僧の衣まで買ってきたことがありました。
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9時30分になって出発になり、バスの停まっている駐車場まで降ります。昨日は暗かったので、妻には窓から顔を出してもらいました。
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我が家の「パールヴァティー(Parvati)」です。シヴァの神妃で、ヒマラヤ山脈の山神ヒマヴァットの娘、ガンジス川の女神であるガンガーの姉に当たります。富士山が目の前にある富士宮で生まれ育ち、近くには富士川も流れているのであながち外れた名前の喩えでもなさそうです。
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ホテルの前にある小さなレストラン。夕日がきれいだったらこんなところでビールでも飲みたいところですが。
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「ナガルコット(Nagarkot)」はカトマンズから20キロちょっとの距離ですが、鬱蒼とした森の中にあります。これから行く「チャングラナラヤン寺院(Changunarayan Temple)」までは完全に山を下りることになります。
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車窓から小さなチベット仏教の寺院が見えました。先ほどホテルの中庭にあった「タルチョー(Dar lcog)」が掛けられています。四川省の省都の成都から九塞溝へ向かう車窓からもたくさんのタルチョが見えましたし、麗郷から香格里拉への道中にもいくつも見ることがありました。もう十数年前のことですが、中国語も全く話せないのに、中国各地をよく旅したものだと思います。
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多分昨日の夕方に道に飛び出してきた牛たちだと思います。
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山を下りる道のコーナー部分は多少広くなっているので、こんな風に商売をしている人がいます。町中で見るのと同じリヤカーのような屋台ですが、問題はここまで引っ張ってきたのだろうかということです。
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山を下りた後は丘陵地帯の田んぼの中を走り抜けます。
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カトマンズの郊外の水田地幣では夏のモンスーン季に水稲を栽培し、冬に衷作の小麦が作付けされるようです。9月中旬ではまだ稲作の最中でした。
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田んぼの近くには家屋が無いのでレンガ工場も見掛けました。
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レンガ工場と言っても工場の建物は無く、中央に煙突と窯があるだけです。積み上げたレンガ自体が窯になって焼き上げられるのは北インドで見掛けたのと同じ風景です。
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田んぼの中に残された木々が東北地方の高速道路を走ると見える防風林だったり屋敷林のように思えます。
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稲穂は頭を垂れてそろそろ刈り入れの季節が来るようです。
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バクタプル地区のチャンガナラヤン市にあるチャングの丘までやってきました。ここの駐車場でバスを降りてこの日最初の観光です。
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このゲートから先は有料エリアなので、ガイドさんがチケットを買いに向かいます。
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この寺院は1979年にユネスコによってパシュパティナートと別の寺院群、カトマンズ、パタン、バクタプルの都市中心部、仏教遺跡のスワヤンブナートとバウダナートを含む、カトマンズ渓谷の他の6つのモニュメントゾーンとともにユネスコによって世界遺産に登録されました。
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今回のガイドさんはとても親切でチベット仏教やヒンドゥー教の神々について分からないことをいろいろ教えてくださいました。特にホテルのアンティークショップでは彼のおかげで難しい宗教用語や神の名前の謎が解けました。
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欧米人のツアーの方が大きな蛾を見せてくれました。
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グーグル先生によると「オオミズアオ」という蛾で、日本でも北海道から九州まで分布しているようです。大きさは12センチほどでとてもきれいでした。
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チケットの購入が済んで、列になって参道を進んでいきます。土産物屋を抜けると「ドゥンゲダラ・チャンフー(Dhunghedhara Changhu)」というネパール式の石造りの水場で、歴史的建造物の 1つです。
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この古代のドゥンゲ ダーラ( Dhunge Dhara) と呼ばれる石の蛇口)からは今でも水が出ているのを見ることができました。古代および中世のネパールのさまざまな支配者によって造られた飲料水供給システムの一部で、乾季の水資源またモンスーンの雨による水量調整のために作られた水域のネットワークを形成する池や運河によって支えられています。19世紀後半に始まった近代的な配管水道システムの導入後、この古いシステムは荒廃していきます。
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こんな小さな集落でも世界遺産の一部なので相当数の観光客が来るのだと思います。タンカを描く職人さんの姿も多く見られました。
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仮面を作る工房の店先でも職人さんが作業中です。ホテルでも見た「スーリヤ(Surya)」や「ヤブヤム(Yab Yum)」以外にも象の顔をした「ガネーシャ(Ganesa)」や「ハヌマーン(Hanuman)」の姿もあります。
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参道は石段も多いのですが、スレートのような石が一面に敷き詰められていて、とても整備されていると感じられました。世界遺産に指定されてこの村の生活も変わったのだと思います。
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「チャングラナラヤン寺院(Changunarayan Temple)」に到着しました。寺院を囲む建物のゲートから境内の中に進みます。
チャング ナラヤン寺院 寺院・教会
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ここは古代ヒンドゥー教と仏教の寺院で、西暦4世紀に建てられたと考えられており、ネパールで最も古いヒンドゥー教の寺院の1つです。寺院はヒンドゥー教の3つの主要な神の1人であるヴィシュヌ神に捧げられています。
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カシミールの王は娘のチャンパクをバクタプルの王子と結婚させたと言われ、寺院は彼女にちなんで名付けられたと考えられています。ウィキペディアにはこの寺院の物語について詳細が紹介されていました。
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チャングナラヤンの丘の元の名前であるドラギリの地域には大きなチャンパカ(Champak)というモクレンの木がありました。その場所にはスダルシャンというバラモンがいましたが、彼は純粋で規律正しいのですが怒りやすい人でした。
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彼は神聖な牛の女神カマデヌ(Kamadhenu)に似たカピラ牛を飼っていました。彼はミルクをさまざまな神々に捧げました。この牛はよく同じチャンパカの木の下に座っていました。
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ある日チャンパカの木から美しい男が現れ、牛のミルクを飲んだ後に木の中に消えていきました。牛はチャンパカの木の根元に行き、男は再び現れては牛のミルクを飲みました。
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彼の牛からミルクをもらわなかった7日間後にバラモンは怒りを募らせ「神聖な供物のためのミルクを飲んだ者を斬首するまで、私は休むことはない」と考えました。バラモンは怒りに満ちて、こっそりと牛を追いかけて隠れた場所から見ていました。
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牛がチャンパカの木の根元に着くと、男が現れて牛のミルクを飲み始めました。激怒したバラモンは剣を抜いて男の首を打ちました。
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その瞬間に男は変身してヴィシュヌ(Visnu)であることが明らかになり、ガルーダ(Garuda)に座っている彼の体には頭が無く、手には法螺貝と円盤、槍と蓮を持っていました。
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バラモンは自分が何をしたのかを悟り「私は過去の人生でどんな罪を犯して、自分自身にこれをもたらしたのか」と嘆き、計り知れない後悔の念に包まれました。
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バラモンが悔い改めて自ら命を絶とうとしたときにナーラーヤナ神(Naraya?a)が現れて、彼に「恐れるな賢者よ。あなたには悲しむ理由はありません。それよりも恐怖心を捨てて恩恵を求めてください。」といいます。
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バラモンは「ナーラーヤナよ私の斬首罪に対する罰があなたの円盤によって私に与えられることをお許しください。」とバラモンは答えました。
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これに対してナーラーヤナ神は「賢者よ、聞きなさい。昔、チャンドラという悪魔との戦いで、親友であるバラモンのスマティが私が投じた武器によって死んでしまいました。彼の強い献身のために彼のグルであるシュクラチャリヤは将来に私の頭がスマティの子孫によって切断されると呪いました。これはあなたの手によって起こされる運命でした。」と答えます。
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ナーラーヤナは続けて「したがってこれは避けられなかった運命です。私は切断された頭としてここに住みます。ここで私を崇拝してあなたの祈りを捧げてください。」この言葉を残してナーラーヤナ神は姿を消しました。
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寺院は伝統的なネパール建築で造られ、ゴカルナ・マハデフには多くの同様の特徴があります。寺院はヴィシュヌ神に関連する彫刻や芸術に囲まれ、本堂の中庭にはシヴァ神、アシュタ・マトリカ、チンナマスタ、キレシュワー、クリシュナの寺院があります。
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寺院には4つの入り口があり、これらの門の入り口の両側には獅子の像が置かれ、神話上のサラバ、グリフィン、象などの等身大の動物のペアによって守られています。ヴィシュヌ神の10の化身と他の偶像は、屋根を支える化粧頬杖に彫られています。
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ここでもアカゲザルの姿を見掛けました。寺院に奉納された供物が目当てのようで、特に信心があるわけではなさそうです。
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チャングラナラヤン寺院は伝統的なパゴダ様式の屋根のデザインを踏襲しており、2層に別れたそれぞれに傾斜屋根があります。屋根構造は内側のレンガ積みの中心から放射状に配置された小さな化粧頬杖によって支えられています。
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屋根の荷重はこの化粧頬杖を介して建物に伝わることで、母屋から壁への荷重をさらに分散するのに役立ているようです。
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建物本体の内面は天日干しレンガ積みで、外面は焼成されたレンガ積みで構成されており、美的および保護目的でも滑らかに仕上げられています。
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レンガ同士の接着に使用されるモルタルは寺院建築の強度と安定性に不可欠な要素です。モルタルは目に見えないことがよくありますが重要な役割を果たしており、入手可能な材料として黄色の粘土、泥、または石灰モルタルが使われています。
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2015年の地震で寺院は破壊されましたが、中国チームの支援を受けて寺院の再建が行われて再建は5年で完了したそうです。
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これまでネパールで見てきた寺院は単色で塗装されていることはあってものこような極彩色で表現されていることはありませんでした。
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中国が修復したということが気になって調べてみると地震前の寺院は彩色は残っていてもここまで鮮やかではありませんでした。
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これは修復についての考え方の相違ですが、日本の場合は現状を最大限に生かしながら傷んだところを修復しますが、中国や韓国では建設当時の姿に戻してしまうことが多いように思えます。
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どちらが良いかは別として、往時の姿を見ることが出来る寺院が1つくらいあるのは良いのではないかと思います。
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ただ、アンコール遺跡を1週間以上かけて細かく見学した際に「チャウ・サイ・サボーダ」という中国が修復した寺院に行ったことがありました。
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その修復の仕方が素人目にもひどかったことを思い出しました。それに比べるとこの寺院の修復は良く出来ていると感じました。
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修復したのが地元のネパール人の職人によるもので、伝統的な手法と材料が使われていると良いのですが。
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ここでも本堂にはドバジャ(Dhvaja)と呼ばれる帯が下げられています。
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トーラン(Toran)にはチェプー(Cheppu)という怪物の姿があり、両手で蛇を掴んでいます。
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「法螺貝(Sankha)」
右巻きの白い法螺貝は角笛の原型と考えられており、古代インド神話の叙事詩では英雄が法螺貝を携えている様子が描かれています。またインドの神ヴィシュヌは法螺貝を主要なシンボルの1つとして持っていて、その貝は「五趣を支配するもの」という意味のパーンチャジャニャという名前を持っています。 -
「法輪(Dharmachakra)」
チャクラは回転する円盤または鋭いエッジを持つ車輪として描かれており、その破壊的性質と保護的性質の両方を表しています。 これは宇宙の秩序を維持し、正義を守り悪の勢力を倒すためにヴィシュヌ神が使用する神の武器と考えられています。 -
ハリハラ(Harihara)はインド神話のシヴァとヴィシュヌの合体神です。右半身がシヴァで左半身がヴィシュヌとされます。ハリがヴィシュヌを意味し、ハラがシヴァを意味しすることから創造と破壊を象徴しています。
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ヒンドゥー教の理論ではブラフマーとヴィシュヌとシヴァは同一であり、これらの神は力関係の上では同等であり、単一の神聖な存在から顕現する機能を異にする3つの様相に過ぎないとされます。一般的にはブラフマー、ヴィシュヌ、シヴァがそれぞれ創造、維持、破壊/再生を担うとされます。
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ブラフマーとヴィシュヌとシヴァについて初めて知ったのは高校生の頃に読んだ諸星大二郎の漫画、「暗黒神話」と「孔子暗黒伝」でした。もう40年以上読み返している自分にとってのバイブルでもある本です。
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「シュリダール・ヴィシュヌ(Sridhar Vishnu)」は9世紀に作られたヴィシュヌと妻のラクシュミー、乗り物のガルーダの石の彫刻です。ヴィシュヌは4つの手にそれぞれ円盤状の武器チャクラ、力と権力の象徴としての棍棒、笛として使われる法螺貝・シャンカ、ヒンドゥー教のシンボルでもある蓮華を持ちます。
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「チャンダ・ナラヤンChanda Narayan 」というガルーダに乗ったヴィシュヌ神の7世紀の石像です。
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この彫刻はネパールラストラ銀行が発行した10ルピー紙幣に描かれています。
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「ヴィシュヌ・ヴィクラント(Vishnu Vikrant)」ヴィシュヌ神とバリ・ラジャ( Bali Raja)の人気のあるヒンドゥー教の神話のシーンを描いたトリヴィクラムの7世紀の彫刻です。トリヴィクラマとは「3歩」という意味を持ち、この神話では取るに足らない風貌をしたヴィシュヌが一息で巨大化し、最初の1歩で地上をまたぎ、2歩目で天をまたぎ、3歩目で天界の全てをまたいだ姿です。
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このガルーダは人間の顔を持っています。このような姿は初めて見たので印象に残りました。
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対になったグリフィンの石像の後ろには同じポーズをした猫が座っていました。
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ペア―ルックなので記念写真を撮っておきます。
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帰り道の参道では2025年のカレンダーを買うことが出来ました。1つ200Rsだったので両方で420円です。これは「ミティラー画(Mithila Painting)」というもので、インドのビハール州ミティラー、マドゥバニー県とネパールのジャナクプル地方に伝わる絵画です。伝説によるとこの画風は「ラーマーヤナ」の時代に、娘シータがラーマと結婚する際も父親のジャナカ王が画家たちに書かせたのが始まりだと言われています。
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以前に「たばこと塩の博物館」でミティラー美術館展を見たことがあります。そこで魅了され、2回行ったインドの旅では本物の絵画を3点ほど買い求めることが出来ました。
ミティラー絵画展:https://4travel.jp/travelogue/11688144 -
「チャングラナラヤン寺院」の見学が終わった後は同じルートで「チャンドラリギ」に戻ります。
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お昼近くになり気温も上がり、田んぼの風景も日本とよく似ていると思えます。
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ポツンと建っている小屋や1本残された木が気になってしまいます。自分で歩いて行って確かめたい衝動にかられます。
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先ほどは全景が見えなかったレンガ工場です。インドに比べるとネパールの煙突はとても低いです。
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ケラと呼ばれるバナナはネパールでほぼ一年中食べることのできる果物のようです。これらはインドからの輸入のようで、インドは世界の生産量の25%を産出しています。
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「クラブヒマラヤ・ナガルコット・リゾート(Club Himalaya Nagarkot by ACE Hotels)」に戻ると山々はまた雲の中に隠れてしまいました。ホテルで昼食をとった後は近隣の農村の散策に出掛けます。
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日本では新しい紙幣が発行されましたが、かつては国内で調達されていた材料のミツマタが入手が難しくなってきています。そのピンチを救ったのがネパールだったそうです。先ほど紙幣についてガイドさんに教わったこともあり、じっくり見てみることにします。
クラブ ヒマラヤ バイ ACE ホテルズ ホテル
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5Rs紙幣の表面左にはエベレスト、中央はカトマンズでも見た「タレジュ寺院」で1549年に建設された寺院です。
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裏面はヤクが描かれています。「家康に過ぎたるものは二つあり、唐(から)の頭(かしら)に本多平八」は敵である武田信玄の近習の小杉左近の落書だそうですが、この唐の頭に使われたのがヤクの毛です。
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10Rs紙幣は先ほど見てきた「チャングラナラヤン寺院」の「チャンダ・ナラヤンChanda Narayan 」のヴィシュヌの姿です。
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10Rs紙幣裏側にはシンプルにブラックバックが描かれています。
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50Rs紙幣はホワイトタイガーで、ネパール語でヒュウチトワというそうです。
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100Rs紙幣はインドサイが描かれています。ネパール国内4カ所の国立公園に生息するサイはコロナ禍で観光客が減った数年で数が増えているようです。
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500Rs紙幣には虎が描かれています。2009年の推定数121頭だった虎は2022年には3倍の355頭いることを確認したそうです。そう言えば以前マレーシアのキャメロンハイランドでマッサージを終えて夜中にホテルへ戻る際に、マレー虎がいると危険なので、何かあったらすぐに逃げられるように妻に先に歩いてもらったことがありました。
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1000Rs紙幣の中央には「スワヤンブナート寺院」が描かれているようです。
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1000Rs紙幣の裏面はアジア象ですが、アフリカゾウのようにも見えます。
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