2024/09/17 - 2024/09/17
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kojikojiさん
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「クラブヒマラヤ・ナガルコット・リゾート(Club Himalaya Nagarkot by ACE Hotels)」で朝日を眺めた後は午前11時30分のナガルコットの山を降りてカトマンズに向かいます。まずは「サンセット・ビュー・レストラン(Sunset View Restaurant)」の中にある「ヒマラヤ蕎麦処」に入ります。ここで日本そばと天婦羅というランチがいただけます。思っていたよりも本格的な料理に驚きました。その後バスで「パタン(Patan)」に移動します。ここでも町の中心まではバスで行けないのでかなり離れたところから歩きますが、市場の雑踏の中に身を置くとネパールを旅している気分になれます。途中で翌週に迫った「インドラ・ジャトラ(Indra Jatra)」の祭りに関連したであろう仮面舞踏の一団が通りがかり、あまりの迫力にその輪の中で写真を撮りました。あと1週間旅が遅かったらと思うとちょっと残念です。「ダルバール広場」に入り、ガイドさんの説明を受けながら旧王宮の中に入り、美しい「ムル・チョーク(Mul Chowk)」と「スンダリ・チョウク(Sundari Chowk)」の見学をします。王宮内の「バンダルハル水槽(Bhandarkhal pokhari)」を見学した後は自由時間になって「パタン博物館」を見学します。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 観光バス 徒歩 飛行機
- 航空会社
- キャセイパシフィック航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
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ネパール最終日の朝です。この日は昨日の朝に比べれば遠くまで見渡せます。
クラブ ヒマラヤ バイ ACE ホテルズ ホテル
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北側の丘の向こう側には雪を被った山々が顔を覗かせています。
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東側にも雪山が見えてきました。
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雲の流れが速いので山は見えたり隠れたりしています。
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近くの丘にも雲が被ったりと迫力のある眺めに目が離せません。
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この日は午前11時30分の出発なのでゆっくりと朝食を食べにレストランに降りました。
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野菜のカツレツを3つと焼いたソーセージとベーコン、キャベツなどの野菜炒めとお椀に入った「チョラ(Chhola)」というヒヨコ豆のカレーです。
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エッグスタンドでオムレツを作ってもらい、醤油をかけると懐かしい味になります。
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もやしのスープはちょっと韓国風の味付けです。
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中華風のお粥が体に沁み込んでいくような気がします。
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デザートはさっぱりスイカと熟したパパイヤです。
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廊下に飾ってあった「ミティラー画(Mithila Painting)」です。プリミティブな感じはありますが、それほど上手な人が描いたものではなさそうです。
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伝統的にその技術はミティラー地方の家々の主に女性によって、世代から世代に受け継がれました。普通は祭や宗教的行事、誕生や聖紐式(Upanayanam)や結婚といった人生の節目に描かれました。
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この日の午後に行ったパタン(Patan)の町ではこれくらいの絵が2,000Rsなんてとんでもない値段で売られていてびっくりしました。
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油彩画のような可愛らしい象など動物の絵も飾られていました。早々に部屋に戻って出発の準備をします。
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部屋に戻ると妻が「山が見えてるよ。」と教えてくれたのでベランダに出てみると雲間から雪山が見えていました。
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雲が無く全景が見えるに越したことはありませんが、流れる雲間から急に現れる山並みも凄みがあります。
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雲が流れた一瞬を狙ってカメラのシャッターを切ります。
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もう山々の名前などは全く考えていませんでした。
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本当はこんな山並みが横に繋がっているのですが、さすがにそこまでは見込めません。
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これが一番良く見えた状態でした。トリップアドバイザーなどの投稿を見ると羨ましい写真が何枚もありました。
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麓から雲が湧き上がり、近くの丘は姿を消してしまいました。
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最後の檸檬堂を空けながらヒマラヤの風景を目に焼き付けます。
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ネパールのカラスは日本のより小ぶりで、色合いも黒と首周りがグレーのツートンできれいでした。10月から11月に行われるティハール祭り(Tihar)で行うイベントの1日目はカグ・ティハールと言うカラスの日で、烏をもてなすそうです。ネパールではカラスは閻魔大王の使者として知られています。
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この日も朝からイエッティー・エアーラインズの機体が東に向かって飛んでいきます。
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南側の窓からは木々の間に白い布が見えました。最初はタルチョか何かかと思いましたが、よく見るとホテルで使われているシーツが洗濯して干されているのだと分かりました。
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そろそろホテルの部屋からの眺めも見納めです。荷物は部屋の前に出した後はホテルのポーターさんが運んでくれたので、バスに乗る前にあるのだけを確認します。
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ホテルのすぐ下にはアルミのミルクタンクがたくさん並んでいました。こんな山の中でも牛乳生産が行われているのだと知りました。
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昨日ヤギを連れて道路に座っていたおばさんが歩いていました。手に持っているのは自分のお弁当でしょうか。ヤギは道草を食べられますからね。
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バスに乗って松林を眺めながら山を下ると松茸とかが生えていないのかが気になってきます。ブータンの松茸は近年日本でも知られてきたので採れないわけはないと思います。
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バスがカーブを曲がる度にいろいろな店が現れては消えていきます。
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この店は昼前から賑わっています。店の人気には差があるように思えました。
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バクタプルからナガルコットへ向かう路線バスが坂を登ってきました。フロントガラスにはVOLVOと書かれてありますが嘘だと思います。屋根には予備のタイヤが積んでいるのがいい味出しています。窓全開なのでエアコンは効いていないようです。
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こちらは快適なエアコンの効いたバスで山を降ります。人数も少ないので1人2席以上使うことが出来ます。
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山を下るとすぐにお昼になりました。最後のお昼は「サンセット・ビュー・レストラン(Sunset View Restaurant)」の中にある「ヒマラヤ蕎麦処」でした。
サンセットビュー レストラン 地元の料理
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同名の「サンセット・ビュー・ホテル」もありました。
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町中なのに気持ちの良い芝生と木々が茂って別世界のようです。
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日本酒の大関までありますが、まだ飲んだことのない「バラシンギ・ビール(Barahasinghe Bier)」を注文してみました。ここでもビールは大瓶で800Rsで850円でした。
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まずはジョッキにビールを継いで乾杯です。同席になった方々と楽しく会話しながら蕎麦が来るのを待ちます。最近鮎を食べに行った磯部の簗の近く出身の方がいらして話が盛り上がりました。
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かなり本格的な盛蕎麦と天婦羅が出てきました。蕎麦団子と蕎麦羊羹のセットです。ご主人は信州の戸隠で修業されたネパールの方で、奥さんは日本の方だということです。気候的にはそばの栽培はネパールには合うと感じます。以前四川省の濾古湖に行った帰りにチャーターした車のドライバーさんが市場で蕎麦粉を買っていました。そのころすでに蕎麦打ちをしていたので買って来ればよかったと後悔したことを思い出しました。
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蕎麦屋さんなのですがちょっとした雑貨と大きなマチェ・マスクが置いてありました。これは紙製の張り子の仮面ですが、その精巧な造りに魅了されます。
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なんて似合うのでしょう。でもちょっと大きすぎました。小さい方は壊れていたので、最後に行くパタンで探してみることにします。
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入口にはナーガが描かれた祭礼護符が貼ってありました。
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再びバスに乗ってパタンを目指します。
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車窓から見えたのは結婚式なのか家族の祭礼なのか、トピを被ってマダルというドラムを演奏する楽団とともにある練り歩く人たちでした。ネパールでは普通にあることですとガイドさんが教えてくれました。
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パタン(Patan)に着きましたが、ここでもダルバール広場から離れたところでバスを降りることになりました。
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日本のカボチャはホクホクして甘味がありますが、ファルシコというネパールカボチャは水分が多く、瓜や茄子に近い感じなのだそうです。
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ザルに並べられたプチトマトが美味しそうです。ネパールでは「マヌ(mano/manu)」と呼ばれる計量カップが使われています。1キロといった単位が広まるまえは、このカップを1つの単位として量り売りされました。これはミャンマーでも見たことを思い出しました。
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市場は公共交通機関の乗り場でもあるようで、ミニバス以外にも乗り合いの「テンプー(tempo)」もたくさん客待ちしていました。
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野菜をたくさん詰め込んだ竹籠のドッコ(Doko)を背負った人を追い抜きます。これは背負うのではなくおでこにナムロ(Namlo)を当てて頭で担ぐことになります。逆三角形のドッコは重い荷を上にして、軽いものを下にするというのがパッキングの基本に適っています。
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人が集まる市場には子供を連れてくる人も多いので、そんな子供を目当てにした物売りもたくさん見掛けました。大抵が1本の棒にお菓子屋風船を括り付けています。移動しながら販売するので、この方が運びやすいのだと思います。
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「インドラ・ジャトラ(Indra Jatra)」の祭りが近いせいか仮面舞踏をする人の姿が見られました。カトマンズのダルバール広場では「山車}と「御柱」を見ることが出来ましたが、パタンでは「仮面舞踏」を見ることが出来ました。インドラ・ジャトラはカトマンズ盆地に住むネワ―ル族のお祭りで、「インドラ」はヒンドゥー教の神の名称で、サンスクリット語で「強力な神々の中の帝王」を意味し、「ジャトラ」は「行列」を意味します。
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見物人は踊り手について歩くので歩調を合わせながらもツアーの方々からはぐれないようにします。
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カトマンズや近在の村々から多くの踊り手たちが集まり神々の仮面を被り、さまざまな衣装にみを包んで踊ります。ガネーシャ神を表現した白い象の踊り、チベットの仏教説話をベースにした踊り、バイラヴァ神とその2人の弟子の踊りなどがあるようです。
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鐘と太鼓とラッパなどの演奏が加わって見ているだけでも楽しくなってきます。先ほど蕎麦屋で見たマスクもこの仮面舞踏で使われるようです。紙を貼った張り子の仮面なので軽かった意味が分かりました。
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カトマンズのハヌマーン・ドカでは竹の象という意味のプルキシと呼ばれるガネーシャ神を表現した白い象の踊りが披露されたり、バグタプルからの舞踏団はマハカリというチベット仏教の説話をベースにした踊りが奉納され、スワヤンブナート近くからはバイラブ神とその2人の弟子(サワバク)が体を震わせながら神がかりの状態で登場するそうです。
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周囲からは踊り手にいくばくかの現金が手渡されていました。彼らがどこに向かっているのかは分かりませダルバール広場に向かっているようなので一緒に歩けました。
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パニプリ(Pani Puri)はパニは「水・汁」を、プリは「揚げて丸く膨らんだ生地」を意味します。具材を詰めて食べるストリートフードでもあります。
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「グニョチョロ(サリー)」はネパールの伝統的な衣装ですが、衣料品店ではこのように吊られて売られていました。もちろんサンプルなのでしょうがシュールな演出です。
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この布団屋さんでは既製品だけではなく、中に詰める綿叩きを行っているようです。その理由は店先に「綿弓」という糸を張った棒が置かれてあったからです。NHKの「世界街歩き」で見た光景を見たかったです。
https://www.youtube.com/watch?v=KM8OZwp7CnM -
バクタプルの町も京都のような古都の風情があって良かったですが、パタンは大阪のようなにぎやかさがあってこちらも楽しそうです。
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並んでいる靴やサンダルは全て片側だけですが、お客が買おうとしたときに卯各サイズとデザインが揃えられるのだろうかと心配になってしまいます。
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ガイドさんはパタンの出身なので、我々を案内しながらも顔見知りに会うと挨拶を交わしていました。
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賑やかな市場周辺を通り過ぎると寺院が現れ始め、だんだんと静かな雰囲気に変わってきました。
ダルバール広場 (パタン) 広場・公園
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ネパールの寺院を護る獅子は雄と雌が分かりやすいです。こちらは雌の獅子なのでおっぱいがあります。
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こちらは雄なのですが、胸以外にも男女ともに性器までリアルに再現してある像もありました。
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ネパールでは結婚式の贈答品として銅製の水入れ(Ga Gri) が無くてはならなく需要が高いそうです。市場を抜けたこの辺りは銅製や真鍮製の仏具などを売る店が集中しています。
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小さな祠の前では守護獅子を塗り替えているのを見ることが出来ました。
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浸かっているのは臭いからもペンキなのだと思います。これも職業として成り立っているのか、それとも地域の氏子の人たちの日常なのかは分かりません。
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マリーゴールドの花を見ると2011年の「マリーゴールド・ホテルで会いましょう(The Best Exotic Marigold Hotel)」という映画を思い出します。若い頃だったらただのコメディ映画で終わったかもしれませんが、60代半ばを過ぎると身に染みるシーンや言葉が残ります。
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写真を撮りながら感傷に浸っている暇はありません。ツアーの方々はずいぶん先へ行ってしまいました。こんな魅力的な町を3時間ほどの滞在で済ませていいのだろうかと思います。
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パタンの「ダルバール広場(Durbar Square)」に到着しました。
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ここでも「ツーリスト・エントランス・フィー」が必要ですが、バクタプルに比べるとかなり安いようです。
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広場の入り口のゲートには2本の「御柱( Yosin pole)」が立てられています。モミのような枝をつけた姿はクリスマスツリーに繋がるという意味も分かりました。また、ミュンヘンで見たマイバウムという棒にも似ていますし、諏訪の御柱にも通じると感じます。
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その足元には「山車」を曳く角材が置かれ、その先端にはバイラヴァ(Bhairava)の顔が付けられています。カトマンズではペンキで描かれた顔でしたが、さすがに金属加工の町のパタンでは銅製に見事な仮面が付けられています。
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2つある仮面のうちでも細工が見事なこちら側が人気のようで、写真を撮る列が出来ています。
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地元の可愛らしい女の子の後に妻にスタンバイしてもらいます。
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同じツアーの方が「シャッター押しますよ。」と声を掛けてくださったのでいい写真が撮れました。これは年賀状の一部になり舞いs田。今日のTシャツは5色のタルチョのデザインにしてみました。
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旧王宮の北の端にはナラシンハ(Narasimha)の像があります。ヴィシュヌの第4のアヴァターラ(化身)で、ライオンの獣人(Nara=人, Si?ha=ライオン)の姿をしています。膝の上でアスラ族のヒラニヤカシプの腹を裂いた姿で表されています。
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その横には「ティカ(Tikka)」で真っ赤になり、オレンジ色の衣装を着せられたハヌマーン(Hanuman)が置かれてありますが、その人気の違いは気の毒なほどです。
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バクタプルに比べると都会の雰囲気を感じますが、程よい混雑具合が心地よいです。
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パタン王宮複合施設は17世紀にシッディナラシンハ・マッラ王の大規模な建築計画の一環として建設され、息子のスリニヴァサが引き継ぎました。マッラの王たちはパタンの中心部に建物群を拡大し、強化することで宮殿を作りました。
ダルバール広場 (パタン) 広場・公園
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パタンは最も古い仏教都市の1つでヒンドゥー教と仏教の両方の中心地であり、55の主要な寺院があります。これらの建造物のほとんどはダルバール広場の近くにあります。
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カトマンズ渓谷に残る3つの宮殿群の1つであり、何世紀にもわたって元のレイアウトと都市の形態を維持してきた唯一の宮殿です。旧王宮前の獅子像はかなり中国の影響があるように感じます。
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旧王宮と対峙するように1700年に建立されたヨーグナレンドラ・マッラ王の像が石柱の上に座っています。1768年にプリトビ・ナラヤンによりカトマンズ・マッラ朝とパタン・マッラ朝、1769年にはバクタプル・マッラ朝がゴルカに滅ぼされたことにより三都マッラ朝の時代は終わりを告げ、ネパール王国の時代が始まります。
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「タレジュの鐘(Tarej Bell)」
タレジュの鐘は1736年にビシュヌ・マッラ王によって造られましたが、請願者が王に不平を訴えるために鳴らされたそうです。 -
旧王宮前には「ガネーシャ(Ganesa)」の像も置かれてありました。インドでは現世利益をもたらす神とされて人気があり、春に行ったインドのムンバイではガネーシャ・チャトゥルティという祭りがあり、ガネーシャの像を海に流すと聞きました。ネパールではあまり人気がないのかティカの量も少ないです。
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「クリシュナ寺院(Krishna Mandir)」はパタンのダルバール広場で最も重要な寺院の1つです。3階建ての建物はグランタクタと呼ばれる地元のシカラ様式で建てられました。1階と2階の柱の上の梁に沿った石の彫刻が最も注目に値し、1階の柱の彫刻は「マハーバーラタ」の出来事を物語っており、2階には「ラーマーヤナ」残されています。います。
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旧王宮の外観はレンガと古い木彫で覆われていています。
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守護獅子に守られた門から「ムル・チョーク(Mul Chowk)」と呼ばれる中庭に入ります。
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3つの主要なチョウク(中庭)の中で最も有名で最大の中庭です。「ヴィディヤ寺院( Vidya Temple)」はその中心にあり、「タレジュ寺院(Taleju temple)」は中庭建っています。八角形の屋根を持つのは「デグタッレ寺院(Degutalle Temple)」です。
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寺院に面した1面には入り口の扉と左右に女神の像が置かれてあります。
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中庭に面した扉は金色に鍍金された金属板で覆われています。この辺りは金属加工の盛んなパタンらしいと思えます。
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入り口のトーラン(Toran)の彫刻はガルーダとマカラが配され、美しい相輪が乗せられています。
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蓮の花で覆われた頑丈な扉に歴史を感じます。
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古いかぎが好きでいくつか持っていますが、このような形のものは初めて見ました。鍵は掛けられていますが、鍵自体は刺さったままになっています。
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中庭の南側にあるタレジュ神社への出入り口は、カメの上に片足で立つ川の女神「ガンガ・デヴィ(Ganga Devi)」の姿がありました。ラーマーヤナでは彼女がヒマヴァトの長子であり、ヒマラヤの擬人化であり、母なる女神パールヴァティの姉妹であると説明しています。
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対を成すこちらはマカラ(Makara)の上に片足で立つ女神「ヤムナ(Yamuna)」です。ヒンドゥー教では神聖な川の女神として崇められるヤムナ川は、インドの宗教的および文化的景観において重要な位置を占めています。ヤムナは太陽神スーリヤの娘であり、死神ヤマの妹であると信じられています。
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中庭の中ほどにあるこの場所は秋のダサイン(Dasain)の祭りの8日目の「アスタミ(Asthami)」の日に動物を生贄にするためのものです。ダサインは善が悪に勝ったことを祝う祭りで、ドゥルガ女神によって水牛に変化した阿修羅の退治を祝うお祭りでもあります。この阿修羅退治に10日かかったことから、数字の10を意味するダスからダサインと言われます。
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ヒンドゥー教では水牛を食べて牛を食べないというのは水牛は阿修羅の変化で牛は神の使いとされるヒンドゥー教の神話に基づいているからです。カトマンズ盆地では全てのドゥルガ女神の寺院に雄のヤギ、水牛、アヒルや鶏などが女神に捧げるものとし犠牲を受けます。この肉は「プラサード(Prasada)」といい、女神によって祝福された食べ物として家に持ち帰って調理します。
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中庭を囲む回廊の化粧頬杖には見事な彫刻が施されています。腕など一部は欠損していますが、見事な彫刻が連なっています。
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ガネーシャなど特徴のある神を除いて神々の名前まだは分からないのがもどかしいです。
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孔雀に乗るのはスカンダ(Skanda)でしょうか。ヒンドゥー教の軍神で、インドラに替わって新たな神軍の最高指揮官となります。仏教にも伝わって韋駄天に変じます。
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仏教やキリスト教であれば持ち物などのアトリビュートから何を意味しているかがおおよそ見当がつきますが、ヒンドゥー教徒同郷の神々については勉強不足です。
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その上このように腕が無かったり、残っていても持ち物が失われていると余計に分かりません。
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「ヴァラーハ(Varaha)は猪の姿をしたヴィシュヌ神の第3のアヴァターラ(化身)です。大地(プリティヴィー)を海の底へ沈めた恐ろしきダイティヤ族の王ヒラニヤークシャを打ち破るために遣わされ、1000年にも及ぶ戦いの末に勝利をおさめます。
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足元にガルーダの姿があるので「ヴィシュヌ( Visnu)」だということが分かります。また腕や持ち物も比較的良い状態で残っています。腕には剣、金の数珠、蓮の花、輪縄、鉾、三叉戟、突き棒、コブラ、円盤、棍棒、ほら貝、弓矢、斧、壺など様々のものを持っています。
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カーリー(Kali)は血と殺戮を好む戦いの女神です。シヴァの妻の一柱であり、カーリー・マー(黒い母)とも呼ばれます。刀剣型の武器や斬り取った生首を持っており牙をむき出しにした口をひらき、生首をつないだ首飾りをつけています。
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これらの彫刻は文字が読めない人に神々の特性を知らしめるために造られたと思うので、やはり読み解いてみたいと思います。そこそこの色彩が残されているので、往時を想像することも出来ます。昨日見学してきた「チャングラナラヤン寺院」はきれいになり過ぎていたなと思えました。
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回廊から隣にある「スンダリ・チョウク(Sundari Chowk)」に移動します。
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今見てきた隣の「ムル・チョウク」よりもこじんまりとした中庭です。
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中庭から中に入る入り口の左右は神々の木像で護られています。
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ここでもガネーシャの姿を見ることが出来ました。ふくよかに掘られた姿はご利益がありそうな気がしてきます。
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「トゥシャ・ヒティ(Tusha Hiti)」はマッラ王朝のシッディ・ナラシンハ・マッラ王によって17世紀に建設された浴場です。壁にはヒンドゥー教の神々や女神の偶像が描かれています。
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その中にはアシュタマトリカ( Ashtamatrikas)、アシュタ・バイラヴァ(Ashta Bhairavas)、8つのナーガ(Naga)、ヴィシュヌの化身であるダシュヴァターラ( Dashavatara)の像があります。ほとんどが石でできていますが、金箔を施した金属で出来ているものもあります。
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風呂は女性器を表現した「ヨニ」のような形をしており、周囲は蛇に囲まれています。八角形の形はシッディナラシンハの8つのナーガへの献身を強調して見えます。
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注ぎ口は金箔を張った銅でできており、ヒンドゥー教の女神ヴィシュヌ(Visnu)とラクシュミ(Lak?mi)がガルーダに乗っている像で飾られています。
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「バンダルハル水槽(Bhandarkhal pokhari)」は17世紀後半に建設され、パタンの王宮の主要な給水源として機能しました。水槽はほぼ正方形で16メートル角の大きさです。
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水の女神ガンガの石像の上に龍の頭の注ぎ口があり、その両側には2つのマッラ時代の碑文があります。同じく石で作られた2人の守護神像が壁龕に納められています。
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バンダルハルパビリオンは失われたものを2010年に再建しています。再建されたパビリオンはさまざまな神々の浅浮き彫りが側面にあるアーチ型のトーラナを備えた元の石の土台の上に建っています。
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ここへは17世紀に設置された長さ820メートルのパイプラインを介して水が供給されており、道路の下に埋められた土管に繋がっています。水は現在のラガンケル・バスターミナルのすぐ東南にある水源から高低差による水圧によって自然に流れていました。この水路は王宮の隣接するスンダリ・チョーク翼にあるトゥシャ・ヒティの噴水にも水を供給していました。埋設された水路は1960年代にメンテナンスの欠如により流れが止まるまで、ほぼ3世紀にわたって水を供給しました。この後はフリータイムになり博物館の見学をします。
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