奥只見・大湯温泉旅行記(ブログ) 一覧に戻る
四月に職場が変わって以来、一番の懸案であった仕事が、十月中旬にようやくひと山越えた。そこで、自分へのご褒美として、一泊二日で紅葉と温泉を満喫する旅へと出かけた。選んだのは、以前から気になっていた栃尾又温泉の自在館と、その奥に佇む奥只見湖である。残念ながら、紅葉にはやや早かったが、栃尾又温泉の温湯は絶妙で、滞在中、幾度も入るほどであった。<br /><br />(2024.11.19投稿)

秋色の銀山湖と栃尾又温泉への旅

180いいね!

2024/10/27 - 2024/10/28

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旅猫

旅猫さん

四月に職場が変わって以来、一番の懸案であった仕事が、十月中旬にようやくひと山越えた。そこで、自分へのご褒美として、一泊二日で紅葉と温泉を満喫する旅へと出かけた。選んだのは、以前から気になっていた栃尾又温泉の自在館と、その奥に佇む奥只見湖である。残念ながら、紅葉にはやや早かったが、栃尾又温泉の温湯は絶妙で、滞在中、幾度も入るほどであった。

(2024.11.19投稿)

旅行の満足度
4.5
観光
4.0
ホテル
4.5
グルメ
3.0
交通
3.5
同行者
一人旅
交通手段
高速・路線バス 新幹線 JRローカル 徒歩
旅行の手配内容
個別手配
  • 大宮駅を6時33分に出る『とき301号』に乗車。日曜日だが、車内はガラガラであった。降りたのは浦佐駅。大宮から1時間であった。関東に比べると、さすがに気温が下がったが、それでも肌寒いと言うほどではない。駅前のバス停に向かうと、すでに先客が四人もいた。そして、奥只見ダム行のバスは、7時45分に発車した。

    大宮駅を6時33分に出る『とき301号』に乗車。日曜日だが、車内はガラガラであった。降りたのは浦佐駅。大宮から1時間であった。関東に比べると、さすがに気温が下がったが、それでも肌寒いと言うほどではない。駅前のバス停に向かうと、すでに先客が四人もいた。そして、奥只見ダム行のバスは、7時45分に発車した。

  • バスは、大湯温泉を過ぎると、奥只見ダムの建設のために造られた『奥只見シルバーライン』へと入った。その道は、全長22.6 kmのうち、18.1 kmが連続するトンネルである。しかも、舗装されているがかなりの悪路である。思い切り揺られること約40分で、奥只見ダムバス停に到着した。バス停近くからは、ダムの巨大な堰堤が望めた。

    バスは、大湯温泉を過ぎると、奥只見ダムの建設のために造られた『奥只見シルバーライン』へと入った。その道は、全長22.6 kmのうち、18.1 kmが連続するトンネルである。しかも、舗装されているがかなりの悪路である。思い切り揺られること約40分で、奥只見ダムバス停に到着した。バス停近くからは、ダムの巨大な堰堤が望めた。

    奥只見ダム 名所・史跡

  • バス停のある駐車場からは、坂道を登って行く。スロープカーもあるが、大した距離ではないので歩いて行く。

    バス停のある駐車場からは、坂道を登って行く。スロープカーもあるが、大した距離ではないので歩いて行く。

  • 坂の途中からは、秋色のたおやかな景色が望めた。紅葉は、まだ始まったばかりのようである。

    坂の途中からは、秋色のたおやかな景色が望めた。紅葉は、まだ始まったばかりのようである。

  • 坂を登り切ると、ダム湖が現れた。銀山湖である。深い藍色の湖面が、少し怖いくらいである。銀山湖は、人造湖としては国内有数の規模を誇り、奥只見ダムは、国内最大の発電能力があるそうだ。

    坂を登り切ると、ダム湖が現れた。銀山湖である。深い藍色の湖面が、少し怖いくらいである。銀山湖は、人造湖としては国内有数の規模を誇り、奥只見ダムは、国内最大の発電能力があるそうだ。

    奥只見湖 自然・景勝地

  • そのダム湖には、周遊するための遊覧船がある。ダム湖を観光するには、その遊覧船に乗るのが最も手軽である。個人的に船は苦手なのだが、こればかりは仕方が無い。とりあえず、周遊コースの乗船券を購入。船はかなり小さいく、少々不安である。<br />

    そのダム湖には、周遊するための遊覧船がある。ダム湖を観光するには、その遊覧船に乗るのが最も手軽である。個人的に船は苦手なのだが、こればかりは仕方が無い。とりあえず、周遊コースの乗船券を購入。船はかなり小さいく、少々不安である。

    奥只見湖遊覧船 乗り物

  • 銀山湖は、山奥に造られたダム湖らしい姿をしている。木の根っこのような形をしていて、非常に入り組んでいるのだ。

    銀山湖は、山奥に造られたダム湖らしい姿をしている。木の根っこのような形をしていて、非常に入り組んでいるのだ。

  • ちょうど団体客が到着したため、着席定員の二倍を超える乗客を乗せ、9時30分に出航。所要時間は、一周30分である。

    ちょうど団体客が到着したため、着席定員の二倍を超える乗客を乗せ、9時30分に出航。所要時間は、一周30分である。

  • 船は、根元から根の先端へと走って行く。周囲は山に囲まれ、空はあくまでも広い。

    船は、根元から根の先端へと走って行く。周囲は山に囲まれ、空はあくまでも広い。

  • しばらくすると、別の遊覧船とすれ違った。あちらは、二階建ての比較的大きな船である。それでも、遊覧船としてはかなり小型である。

    しばらくすると、別の遊覧船とすれ違った。あちらは、二階建ての比較的大きな船である。それでも、遊覧船としてはかなり小型である。

  • この時期に訪れたのは、紅葉を観るためである。しかし、今年は遅れているようで、、まだ見頃とは言えない状況であった。

    この時期に訪れたのは、紅葉を観るためである。しかし、今年は遅れているようで、、まだ見頃とは言えない状況であった。

  • それでも、緑は少なく、全体的に色付いている。

    それでも、緑は少なく、全体的に色付いている。

  • リアス式海岸のような地形であるため、細長い入り江を進んでいるようである。そのため、左右どちらかられも、湖岸の紅葉を観ることが出来る。

    リアス式海岸のような地形であるため、細長い入り江を進んでいるようである。そのため、左右どちらかられも、湖岸の紅葉を観ることが出来る。

  • しばらくすると、船は大きく回頭し、来た道を戻り始めた。船が入らなかった奥には、尾瀬ヶ原の北の玄関口である尾瀬口船着場がある。船着場からは、沼山峠まで予約制の路線バスがあるのだ。

    しばらくすると、船は大きく回頭し、来た道を戻り始めた。船が入らなかった奥には、尾瀬ヶ原の北の玄関口である尾瀬口船着場がある。船着場からは、沼山峠まで予約制の路線バスがあるのだ。

  • 根元の辺りまで戻ってくると、左手後方に荒沢岳などの稜線が続いているのが見えた。かの深田久弥でさえ登ることが出来なかった山である。

    根元の辺りまで戻ってくると、左手後方に荒沢岳などの稜線が続いているのが見えた。かの深田久弥でさえ登ることが出来なかった山である。

  • 10時過ぎに桟橋に戻って来た。この後、11時の銀山平行まで時間があるので、高台に建つ『奥只見電力館』に立ち寄ることにする。坂を登って行くと、銀山湖の一部が見渡せた。ちょうど、遊覧船が出て行くところだ。

    10時過ぎに桟橋に戻って来た。この後、11時の銀山平行まで時間があるので、高台に建つ『奥只見電力館』に立ち寄ることにする。坂を登って行くと、銀山湖の一部が見渡せた。ちょうど、遊覧船が出て行くところだ。

  • 電力館の前からも、ダムが見渡せた。後数日もすれば、見事な紅葉を観ることが出来るだろう。

    電力館の前からも、ダムが見渡せた。後数日もすれば、見事な紅葉を観ることが出来るだろう。

  • 電力館は、大したことはなかった。ダムカードは二種類あり、ひとつは限定配布のもので、両方いただいた。

    電力館は、大したことはなかった。ダムカードは二種類あり、ひとつは限定配布のもので、両方いただいた。

    奥只見電力館 美術館・博物館

  • 11時の船は、団体の予約が入っているとのことだったので、10時半前に船着場へと戻った。ところが、すでに団体客が到着し始めていて、かなり混み合っている。整列乗車だと言うので、すぐに並んだため、何とか良い場所を確保できた。

    11時の船は、団体の予約が入っているとのことだったので、10時半前に船着場へと戻った。ところが、すでに団体客が到着し始めていて、かなり混み合っている。整列乗車だと言うので、すぐに並んだため、何とか良い場所を確保できた。

  • 出航した船は、途中まで、周遊コースと同じ航路を走って行く。しばらくすると、右へと舵を切り、西側の根っこへと入って行く。

    出航した船は、途中まで、周遊コースと同じ航路を走って行く。しばらくすると、右へと舵を切り、西側の根っこへと入って行く。

  • 湖岸の紅葉の色づきも、あと少しと言ったところだ。

    湖岸の紅葉の色づきも、あと少しと言ったところだ。

  • 周囲がすべて森に覆われ、人工物もほとんど無いので、美しい景観が終始続く。紅葉が盛りであれば、さぞかし美しかったであろう。

    周囲がすべて森に覆われ、人工物もほとんど無いので、美しい景観が終始続く。紅葉が盛りであれば、さぞかし美しかったであろう。

  • 湖岸の岩の白さと、常緑樹の緑。そこに、赤や黄色の色付いた樹々が重なり、なかなか綺麗である。まだ、緑が多いのが残念だ。

    湖岸の岩の白さと、常緑樹の緑。そこに、赤や黄色の色付いた樹々が重なり、なかなか綺麗である。まだ、緑が多いのが残念だ。

  • 天気予報は下り坂であったが、最後まで晴れていた。おかげで、気持ちの良い船旅が出来た。今年最初の紅葉に、満足であった。

    天気予報は下り坂であったが、最後まで晴れていた。おかげで、気持ちの良い船旅が出来た。今年最初の紅葉に、満足であった。

  • 40分ほどで、銀山湖の最西端にある銀山平船着場に接岸した。その名の通り、かつては銀鉱山があった場所であるが、その間歩や集落は、湖底に沈んでいるそうである。

    40分ほどで、銀山湖の最西端にある銀山平船着場に接岸した。その名の通り、かつては銀鉱山があった場所であるが、その間歩や集落は、湖底に沈んでいるそうである。

  • 銀山平からは、11時52分発のバスに乗車。乗り込んだのは、六名であったが、車内は、往きよりも多い、都合十数名の乗客となった。一日二往復半しかない、貴重なバス路線である。

    銀山平からは、11時52分発のバスに乗車。乗り込んだのは、六名であったが、車内は、往きよりも多い、都合十数名の乗客となった。一日二往復半しかない、貴重なバス路線である。

  • 25分ほどで、大湯温泉スキー場前バス停に到着。降りたのは私だけで、後の乗客は、終点の浦佐駅まで行くようである。バス停から坂道を下ると、狭い隧道のような階段があった。この辺りは、冬、5m~6mもの雪が積もるので、安全に通行するために設けられているものである。

    25分ほどで、大湯温泉スキー場前バス停に到着。降りたのは私だけで、後の乗客は、終点の浦佐駅まで行くようである。バス停から坂道を下ると、狭い隧道のような階段があった。この辺りは、冬、5m~6mもの雪が積もるので、安全に通行するために設けられているものである。

  • そのすぐ先で、川を渡る。佐梨川と言う。その両岸に、温泉宿が立っている。その左岸が、大湯温泉の中心であった。

    そのすぐ先で、川を渡る。佐梨川と言う。その両岸に、温泉宿が立っている。その左岸が、大湯温泉の中心であった。

    大湯温泉 温泉

  • 坂を登ると、左手に共同浴場があった。まずは、お昼を食べ、温泉街を散策した後に汗を流すことにする。

    坂を登ると、左手に共同浴場があった。まずは、お昼を食べ、温泉街を散策した後に汗を流すことにする。

  • さらに登ると、すずらん通りと言う看板があった。かつて温泉客などで賑わった場所のようだが、かなり廃れているようだ。

    さらに登ると、すずらん通りと言う看板があった。かつて温泉客などで賑わった場所のようだが、かなり廃れているようだ。

  • 温泉街の西側を走る国道に出た。そこに、食堂があったので、迷わず入ることにした。少し悩んだ末、ラーメンと餃子、生麦酒を注文。麦酒には、小鉢が付いて来たが、これがなかなか美味しかった。

    温泉街の西側を走る国道に出た。そこに、食堂があったので、迷わず入ることにした。少し悩んだ末、ラーメンと餃子、生麦酒を注文。麦酒には、小鉢が付いて来たが、これがなかなか美味しかった。

  • 手作りの餃子は、ニラが入った正統派。見た目は独特だが、味は良い。

    手作りの餃子は、ニラが入った正統派。見た目は独特だが、味は良い。

  • しかし、ラーメンは正直、美味しくなかった。麺もスープも、ぼやけているのである。叉焼が美味しかったので、残念である。

    しかし、ラーメンは正直、美味しくなかった。麺もスープも、ぼやけているのである。叉焼が美味しかったので、残念である。

  • 食後、先ほど見たすずらん通りを歩いてみる。道沿いで、白い実を付けた紫式部と、小紫が目に付いた。白い実のものは、白式部とも呼ばれる。

    食後、先ほど見たすずらん通りを歩いてみる。道沿いで、白い実を付けた紫式部と、小紫が目に付いた。白い実のものは、白式部とも呼ばれる。

  • 道沿いには、『昭和の社交場すずらん』、『魚沼レトロ商店』など、閉業した居酒屋や商店を利用した施設があった。何とか話題作りをしようと言うのはわかるが、これで客を呼ぶのは正直難しい。

    道沿いには、『昭和の社交場すずらん』、『魚沼レトロ商店』など、閉業した居酒屋や商店を利用した施設があった。何とか話題作りをしようと言うのはわかるが、これで客を呼ぶのは正直難しい。

  • その先に、渋い宿があった。住吉屋旅館と言う木造の宿である。温泉街をひと通り歩いてみたが、この宿が一番風情があった。

    その先に、渋い宿があった。住吉屋旅館と言う木造の宿である。温泉街をひと通り歩いてみたが、この宿が一番風情があった。

  • 小さな温泉街だったので、すぐに回り終えてしまった。そこで、最初に見つけた共同浴場に入ることにする。そこは無人であったが、食堂で入浴券を購入して来たので、そのまま利用する。よくある日帰り入浴施設のような感じで、湯船は、激熱と強熱に分かれている。地元に人は、これほど熱い湯に入っているのだろうか。悪いが、水を入れさせていただいた。

    小さな温泉街だったので、すぐに回り終えてしまった。そこで、最初に見つけた共同浴場に入ることにする。そこは無人であったが、食堂で入浴券を購入して来たので、そのまま利用する。よくある日帰り入浴施設のような感じで、湯船は、激熱と強熱に分かれている。地元に人は、これほど熱い湯に入っているのだろうか。悪いが、水を入れさせていただいた。

  • 最後に、近くにあった熊野神社に参拝し、大湯温泉を後にする。

    最後に、近くにあった熊野神社に参拝し、大湯温泉を後にする。

  • バス通りに戻ると、ご当地マンホールがあった。旧湯之谷村のもので、描かれているのは、奥只見ダムと水芭蕉である。

    バス通りに戻ると、ご当地マンホールがあった。旧湯之谷村のもので、描かれているのは、奥只見ダムと水芭蕉である。

  • 大湯温泉を離れ、今宵の宿である栃尾又温泉へと向かう。その途中、立派な句碑が立っていた。俳号は『達郎』とあるが、俳句歴二年足らずの私では、どなたの句なのかわからない。

    大湯温泉を離れ、今宵の宿である栃尾又温泉へと向かう。その途中、立派な句碑が立っていた。俳号は『達郎』とあるが、俳句歴二年足らずの私では、どなたの句なのかわからない。

  • 15分足らずで、栃尾又温泉が見えて来た。この温泉地は、七つの温泉からなる湯之谷温泉郷最古の湯である。

    15分足らずで、栃尾又温泉が見えて来た。この温泉地は、七つの温泉からなる湯之谷温泉郷最古の湯である。

    栃尾又温泉 温泉

  • 三軒の宿があるが、内湯である『したの湯』、『うえの湯』、『おくの湯』は、共同利用と言う珍しい温泉である。

    三軒の宿があるが、内湯である『したの湯』、『うえの湯』、『おくの湯』は、共同利用と言う珍しい温泉である。

  • 建物が複数あるが、まるで一つの宿のようである。

    建物が複数あるが、まるで一つの宿のようである。

  • その中で、今回利用したのは『自在館』である。約400年の歴史を持つ宿で、栃尾又温泉の中心的な宿である。

    その中で、今回利用したのは『自在館』である。約400年の歴史を持つ宿で、栃尾又温泉の中心的な宿である。

    栃尾又温泉 自在館 宿・ホテル

    素晴らしい温湯を堪能 by 旅猫さん
  • 中へ入ると、なかなかの趣である。宿の方の応対も気持ちが良い。

    中へ入ると、なかなかの趣である。宿の方の応対も気持ちが良い。

  • 部屋は、二階の八畳間であった。しかし、どうみても狭い。確かに八畳であったが、江戸間であった。タブレット端末が置いてあり、無料の貸切風呂が予約できる。見てみると、15時15分からの『うさぎの湯』が空いていたので、迷わず確保し、翌朝の『たぬきの湯』と、露天風呂『うけづの湯』も予約した。

    部屋は、二階の八畳間であった。しかし、どうみても狭い。確かに八畳であったが、江戸間であった。タブレット端末が置いてあり、無料の貸切風呂が予約できる。見てみると、15時15分からの『うさぎの湯』が空いていたので、迷わず確保し、翌朝の『たぬきの湯』と、露天風呂『うけづの湯』も予約した。

  • 荷物を置き、早速、自慢の湯を使わせてもらう。まず向かったのは、栃尾又温泉の象徴である霊泉『したの湯』である。その湯は、地下一階まで降り、さらに60段以上の階段を下ったさきにあった。

    荷物を置き、早速、自慢の湯を使わせてもらう。まず向かったのは、栃尾又温泉の象徴である霊泉『したの湯』である。その湯は、地下一階まで降り、さらに60段以上の階段を下ったさきにあった。

  • 『したの湯』は、源泉が湯舟の下にあり、約35度の温湯がそのまま投入されている。浴室はとても風情があり、仄かな灯りの中に佇んでいた。湯は大好きな温湯で、絶妙な湯加減である。湯に沈むと、体が喜んでいる。極上の湯である。<br />※『自在館』の浴室内は、すべて撮影禁止です。

    『したの湯』は、源泉が湯舟の下にあり、約35度の温湯がそのまま投入されている。浴室はとても風情があり、仄かな灯りの中に佇んでいた。湯は大好きな温湯で、絶妙な湯加減である。湯に沈むと、体が喜んでいる。極上の湯である。
    ※『自在館』の浴室内は、すべて撮影禁止です。

  • 予約時間となったので、『うさぎの湯』に向かう。貸切風呂は、内湯ふたつと露天風呂ひとつがあるが、すべて無料である。宿の対岸にある源泉を引いていているが、泉温が25度ほどなので、加温している。特徴のある湯船ではなかったが、ゆったりと入れるのはやはり良い。

    予約時間となったので、『うさぎの湯』に向かう。貸切風呂は、内湯ふたつと露天風呂ひとつがあるが、すべて無料である。宿の対岸にある源泉を引いていているが、泉温が25度ほどなので、加温している。特徴のある湯船ではなかったが、ゆったりと入れるのはやはり良い。

  • その後、宿の外にある『おくの湯』へと向かう。外へ出ると、自在館の大正棟(右)と、湯治宿『神風館』、そして『宝巌堂』への入口があった。まさに、三軒で一つの宿のような構造である。

    その後、宿の外にある『おくの湯』へと向かう。外へ出ると、自在館の大正棟(右)と、湯治宿『神風館』、そして『宝巌堂』への入口があった。まさに、三軒で一つの宿のような構造である。

  • その大正館の塀には、行基による栃尾又温泉発見の図が描かれていた。他にも描かれていたが、消えかかっていて、判読不明であった。

    その大正館の塀には、行基による栃尾又温泉発見の図が描かれていた。他にも描かれていたが、消えかかっていて、判読不明であった。

  • 『おくの湯』と『うえの湯』は、別棟である。以前は、日帰り入浴施設『栃尾又温泉センター』だったそうだが、今は、三軒共同の内湯となっている。どちらも温湯で、男女入替制である。こちらの湯も、『したの湯』に負けないくらいの湯で、あまりに気持ちよく、寝ながら入っている人もいる。こちらも、結局一時間近く浸かっていた。

    『おくの湯』と『うえの湯』は、別棟である。以前は、日帰り入浴施設『栃尾又温泉センター』だったそうだが、今は、三軒共同の内湯となっている。どちらも温湯で、男女入替制である。こちらの湯も、『したの湯』に負けないくらいの湯で、あまりに気持ちよく、寝ながら入っている人もいる。こちらも、結局一時間近く浸かっていた。

  • 宿の隣に、小さな御堂があった。薬師堂だそうだ。その周囲には、杉や欅の大木があり、それぞれ名前が付いていた。

    宿の隣に、小さな御堂があった。薬師堂だそうだ。その周囲には、杉や欅の大木があり、それぞれ名前が付いていた。

  • その御堂の前からは、宿の裏手を流れる湯ノ沢の景色が眺められた。

    その御堂の前からは、宿の裏手を流れる湯ノ沢の景色が眺められた。

  • 宿へ戻り、待合所で休憩する。囲炉裏があり、その奥には本棚などもあった。静かで、寛げそうである。

    宿へ戻り、待合所で休憩する。囲炉裏があり、その奥には本棚などもあった。静かで、寛げそうである。

  • 自由に飲める珈琲や紅茶、温泉水などがあったので、フレーバー温泉水を飲んでみる。これがなかなか美味しく、気に入った。

    自由に飲める珈琲や紅茶、温泉水などがあったので、フレーバー温泉水を飲んでみる。これがなかなか美味しく、気に入った。

  • しばらく部屋で休んだ後、夕食である。今回は、現代湯治と言うことで、食事も一汁四菜と少なめである。基本的に野菜中心の料理で、肉は鳥の胸肉の蒸したものであった。味付けも優しく、美味しかった。

    しばらく部屋で休んだ後、夕食である。今回は、現代湯治と言うことで、食事も一汁四菜と少なめである。基本的に野菜中心の料理で、肉は鳥の胸肉の蒸したものであった。味付けも優しく、美味しかった。

  • 水菓子は、胡麻プリンと柿であった。胡麻プリンも美味しかったが、この季節、やはり柿が出るのは嬉しい。しかも固めで好みであった。食後、寝るまでの間、『したの湯』に何度も入り、絶妙な温湯を堪能した。

    水菓子は、胡麻プリンと柿であった。胡麻プリンも美味しかったが、この季節、やはり柿が出るのは嬉しい。しかも固めで好みであった。食後、寝るまでの間、『したの湯』に何度も入り、絶妙な温湯を堪能した。

  • 翌朝、六時に起きた。そして、予約していた貸切風呂『たぬきの湯』に入る。加温しているが、38度ほどでとても気持ちが良い。

    翌朝、六時に起きた。そして、予約していた貸切風呂『たぬきの湯』に入る。加温しているが、38度ほどでとても気持ちが良い。

  • 続いて、貸切露天風呂『うけづの湯』を使う。『うけづ』とは、栃尾又温泉の傍らに佇む山の名前だそうだ。露天風呂はかなり小さかったが、簾の掛かった湯舟は風情があり、気持ちが良かった。

    続いて、貸切露天風呂『うけづの湯』を使う。『うけづ』とは、栃尾又温泉の傍らに佇む山の名前だそうだ。露天風呂はかなり小さかったが、簾の掛かった湯舟は風情があり、気持ちが良かった。

  • その後、昨晩入れなかった『うえの湯』に向かう。途中、大正館への渡り廊下を通ることにした。三軒を繋ぐ様子が良く分かる。

    その後、昨晩入れなかった『うえの湯』に向かう。途中、大正館への渡り廊下を通ることにした。三軒を繋ぐ様子が良く分かる。

  • 渡り廊下から先が、大正期に建てられたものである。

    渡り廊下から先が、大正期に建てられたものである。

  • 大正館は、かつての温泉場の風情を色濃く残している。部屋は襖や障子だけで廊下と隔てられ、湯治宿の趣も漂っている。

    大正館は、かつての温泉場の風情を色濃く残している。部屋は襖や障子だけで廊下と隔てられ、湯治宿の趣も漂っている。

  • 急な階段もあり、今の宿とは構造がまるで異なる。

    急な階段もあり、今の宿とは構造がまるで異なる。

  • 大正館は、ほとんど宿泊には使われていないようだが、いくつかの部屋は現役のようである。一番奥まで進むと、『うえの湯』への出入口である。

    大正館は、ほとんど宿泊には使われていないようだが、いくつかの部屋は現役のようである。一番奥まで進むと、『うえの湯』への出入口である。

  • 日帰り入浴施設当時の姿を残す『うえの湯』に入った後、再び大正館を通る。外は雨が降っていて、木造の建物と相まって情緒がある。

    日帰り入浴施設当時の姿を残す『うえの湯』に入った後、再び大正館を通る。外は雨が降っていて、木造の建物と相まって情緒がある。

  • 渡り廊下からの眺めも、しっとりとして風情があった。

    渡り廊下からの眺めも、しっとりとして風情があった。

  • そして朝食である。やはり、野菜中心で、鱒の塩焼きが付いていた。ご飯は、もちろん魚沼産のコシヒカリである。名物のラジウム納豆も美味しかった。今更であるが、栃尾又温泉はラジウム泉である。

    そして朝食である。やはり、野菜中心で、鱒の塩焼きが付いていた。ご飯は、もちろん魚沼産のコシヒカリである。名物のラジウム納豆も美味しかった。今更であるが、栃尾又温泉はラジウム泉である。

  • 8時33分発のバスに乗るため、宿を辞す。この宿は、抜群のお湯が素晴らしかったが、素朴な料理や宿の方の応対など、滞在中、悪く思うことが全くなかった。とても気に入ったので、季節を変え、また訪れてみたい。

    8時33分発のバスに乗るため、宿を辞す。この宿は、抜群のお湯が素晴らしかったが、素朴な料理や宿の方の応対など、滞在中、悪く思うことが全くなかった。とても気に入ったので、季節を変え、また訪れてみたい。

  • 宿からバス停へ向かう途中、湯ノ沢が眼下に望めた。

    宿からバス停へ向かう途中、湯ノ沢が眼下に望めた。

  • バスで帰るのは、私を入れて三人だけであった。11時40分発の送迎車で浦佐駅へ向かう人が多いようである。

    バスで帰るのは、私を入れて三人だけであった。11時40分発の送迎車で浦佐駅へ向かう人が多いようである。

  • しばらく待つと、小出駅行のバスがやって来た。このバスの後は、昼過ぎまで無いのである。僅か三人を乗せたバスは、定刻に発車した。

    しばらく待つと、小出駅行のバスがやって来た。このバスの後は、昼過ぎまで無いのである。僅か三人を乗せたバスは、定刻に発車した。

  • 途中、湯之谷温泉郷の中を走り抜け、小出駅前には9時前に着いた。この駅に降り立つのは、五ヵ月ぶりである。その際利用した只見線の列車が奥のホームに停まっていた。

    途中、湯之谷温泉郷の中を走り抜け、小出駅前には9時前に着いた。この駅に降り立つのは、五ヵ月ぶりである。その際利用した只見線の列車が奥のホームに停まっていた。

  • 小出駅からは、9時12分発の越後湯沢行の列車に乗車し、二つ先の浦佐駅へと向かう。浦佐駅では、45分ほどの待ち合わせで、10時04分発の『とき314号』に乗り、今回の旅を終えた。今回の旅では、栃尾又温泉の魅力にどっぷりと浸かるものになった。それだけでも、良い旅であった。

    小出駅からは、9時12分発の越後湯沢行の列車に乗車し、二つ先の浦佐駅へと向かう。浦佐駅では、45分ほどの待ち合わせで、10時04分発の『とき314号』に乗り、今回の旅を終えた。今回の旅では、栃尾又温泉の魅力にどっぷりと浸かるものになった。それだけでも、良い旅であった。

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この旅行記へのコメント (6)

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  • nimameさん 2024/12/14 11:47:02
    自在館(*^-^*)
    旅猫さん・こんにちは(^^)

    今回の旅・秋色の銀山湖と栃尾又温泉の旅と言うのに惹かれて・・
    昔よく聞いた名前だけど?・
    銀山湖・人口のダム湖で遊覧船なるものが走っているんですね・
    それだけ紅葉が綺麗な場所と言う事でしょうか?
    今回は残念ながら紅葉は早すぎたようですが!
    今年は猛暑のせいで何処も紅葉は遅かったみたいですね!
    北海道も秋が短くて即冬と言う感じで・・
    何時もならスキー場も年明けからの場所が多いのに・
    今年は日本海側が特に雪多いみたいで毎日ニュ―スで流れています。
    網走は平均雪が少ないので助かっていますが!

    そして栃尾又温泉・自在館の建物見た途端ここへ行ったわ!
    もう遥か15年程前の話ですが・栃木の息子に誘われて行ってきました。
    かなりの山奥と言う印象ですが・・
    只あの頃のnimameは着いて歩いてふ~んぐらいの感覚で!
    何も記憶にありません((´;ω;`)ウッ…
    旅猫さんの読んでいてかなり味のある建物だし・
    とても入り組んでいますね(笑)
    只お風呂のお湯がとてもぬるい場所があり1時間ほど入っていた記憶が!!
    旅猫さんの読んでいてなるほど・・感心して読ませて貰いました。
    旅猫さんの旅は本当に歩いて/
    とにかく公共の乗り物で・
    バスもお客様3人とか忘れない旅になっていますね。
    懐かしく色々拝見いたしました(#^.^#)
    nimame

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2024/12/14 22:06:22
    RE: 自在館(*^-^*)
    nimameさん、こんばんは。

    書き込みありがとうございます。
    銀山湖は、通称の奥只見湖で名が知られてしまい、本名が廃れています。
    遊覧船が結構な賑わいで、あんな秘境によく人が来るなと驚きました。
    紅葉は見事らしいのですが、この時はまだ色付き初めでした。
    今年は、秋が短く、もう冬と言った感じですね。
    冬の北海道も魅力的ですが、今年は無理かな。

    栃尾又温泉はとても気に入りました。・
    nimameさんも、自在館を訪れているのですね!
    あの辺りの温泉郷では、最奥ですね。
    銀山湖は、さらにずっと奥ですが。
    あの温湯は、最高でした。
    やはり、1時間は入っていられますよね。

    昔、色々な紀行文を読んだので、旅は列車と路線バス、あとは歩くと言うことがしみ込んでいるようです。
    飛行機は苦手と言うこともありますが、風情が無いので却下。
    車も、免許は取りましたが一度も乗らず。。。
    でも、不便だからこそ、その道のりが思い出に残ります。

    旅猫
  • willyさん 2024/11/27 13:12:40
    とても参考になりました
    旅猫さん

    こんにちは。奥只見は山でちょくちょく行くのですが、栃尾又はわたしもずっと行かねばと思いながら未踏で、大変参考になりました。いいですね、やはり泊ってこそかと思いました。
    荒沢岳は雪山でも登りましたが、夏はとても一般の人では無理なのでは、と思うかんじです。そして夏は、銀山湖の周りはアブがひどくて大変です。
    船が苦手でいらっしゃるのにチャレンジされたのですね。拍手です。

    willy

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2024/11/27 18:04:46
    RE: とても参考になりました
    willyさん、こんばんは。

    書き込みありがとうございます。
    willyさんは、山歩きがお好きなようですね。
    私もかつては好きでした。
    栃尾又は、初めて訪れましたが、なかなか風情のある温泉場でした。
    ここは、泊ってゆっくり湯に浸かるのがお勧めです。
    あの温湯は、長湯をしてこそです。

    アブはいやですねぇ
    露天風呂では、絶対に遭遇したくない虫です。

    船は、2000年の小笠原への旅で酷い目にってから、どうも駄目です。。。
    まあ、バス酔いも子供の頃はあったのですが。
    飛行機も、いつの頃からか駄目です(^^;
    やっぱり、列車に揺られ、後は歩くのが性に合っているようです。

    旅猫
  • ポテのお散歩さん 2024/11/20 19:12:54
    栃尾又温泉
    旅猫さん こんばんは。

    お仕事がお忙しいようでしたが、一区切りついたようで
    やっとゆっくり旅に出られたのですね。

    奥只見と聞くだけで、秘境のイメージです。
    遊覧船で宿に行く事になるのですね。
    秘湯の趣がある栃尾又温泉にあるお宿ですが
    タブレットで貸切風呂を予約するのは今時ですね。

    泉質の良いお湯にゆっくり浸かり、野菜中心のお料理で
    デトックス効果がありそうです♪
    日頃の疲れたお身体を癒せた良い温泉旅でしたね(*^-^*)

      ポテ

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2024/11/20 22:12:15
    RE: 栃尾又温泉
    ポテさん、こんばんは。

    いつもありがとうございます。
    ようやく、ひと山超えた感じです。
    でも、まだまだ忙しい。。。

    少し前に、只見を旅しましたが、今度は奥只見です。
    初めて訪れましたが、まさに秘境でした。
    宿は、遊覧船ではなく、途中にあります。
    銀山湖の遊覧船を二回楽しんだのです。

    栃尾又は、温泉郷の最奥にある宿です。
    秘湯の宿ですが、設備はかなり立派でした。
    貸切風呂がすべて無料で、しかもタブレットで予約と言うのは驚きました。
    でも、空いている時間帯が一目で分かり、とても良かったです。

    その泉質も抜群で、しかも長く入れる温湯。
    みなさん、ずっと浸かりっぱなしで、私も一時間近く入っていました。
    宿の食事も健康的で、なんだかすっきりした感じがしました。
    まさに、癒しの旅でした。
    また、ゆっくり訪れてみたい温泉でした。

    旅猫

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