2024/08/31 - 2024/09/01
31位(同エリア121件中)
gyachung kangさん
- gyachung kangさんTOP
- 旅行記66冊
- クチコミ60件
- Q&A回答20件
- 90,888アクセス
- フォロワー59人
猛暑の後は台風シーズンがやってくるんでしょうかねえ?まあ、そうですよね。
わかっていることとは言え。ほぼ日本中を大混乱の渦に巻き込んだ台風10号。進路は定まらず気象予報士の予報は日に日に曖昧度が増す異例の事態。
そして私。8月の最終日に計画していたお山は新潟県の豪雪地帯にある平ヶ岳。天皇陛下が皇太子時代に登られたという栄えある山でありながら、アクセスに難があり日本百名山に選定されながら百名山ハンターからはいちばん後回しにされる確率も高いという、ヘンテコな存在感を放つ山である。そんな中、目まぐるしく変転する天気予報が直前に晴れマーク推し。前回の白馬岳に続いて予定決行してきました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- ホテル
- 5.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 新幹線 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
新潟県の魚沼市、上越新幹線を利用してJR浦佐駅にやって来た。駅の周囲にはほぼ何もなく駅舎自体も大きな箱の体で人もまばら。まるで中国の地方都市の新幹線駅の風情である。なぜ、ここに?そう、勘の良い方はお気づきのとおり、昭和時代この地には地元の英雄田中角栄元首相の権勢が圧倒的に及んでおりました。まあね、間違ってないでしょう。
-
平ヶ岳は新潟県と群馬県の県境にある。なかなか手が届かないエリアだが、地図を見ると尾瀬が近く見方によっては裏尾瀬。但し尾瀬の匂いを感じるような華やかさは微塵もない。バスは日に2本!なんです。こりゃすごいところだよ。
-
トンネルを10数本越えて銀山平船着場で下車。出迎えのマイクロバスがピックアップしてくれようやく宿に到着した。
-
秘境にあって唯一の頼りはお宿。本日チョイスしたお宿、奥只見山荘は頼もしかった。外観もガッチリしていたが中に入ると立派な玄関周りには囲炉裏端、床はピカピカである。このエリアには宿が4軒あるのみ、商業施設や飲食店は一件もない。
平ヶ岳の登山はクラシックルートである鷹ノ巣ルートがメジャーだがこのルートはべらぼうに長丁場。思案を巡らせていたのだが会津駒ヶ岳に登った際、おばちゃん登山者から銀山平の宿を取れば中ノ岐ルートから登れると聞き、宿に連絡を入れてみた。登山口は遠いが送迎サービスが有り、これは合理的!迷いなく予約を入れた経緯。 -
で、チェックイン後はこの囲炉裏端で明日の平ヶ岳登山の説明を受ける。
-
廊下の壁には芥川賞作家の開高健先生の色紙が。
由来をママに尋ねると近くに以前開高先生の常宿があって譲り受けたそうだ。開高先生がこの秘境を訪れていた目的はもちろん釣りである。へえ~全くの新発見。 -
私の部屋に入る。落ち着ける8畳間で部屋内にトイレと洗面が有る。これは便利。
-
部屋には備えつけのバッグがあって何に使うのかと言うと
-
お風呂に行くためのバッグです。
あの三角屋根が宿から3分の距離にある白銀の湯。源泉掛け流し、露天あり。宿泊者は宿泊日は利用料金フリー。ならば行かなくちゃ。この銀座平で宿以外にあるたった一つの施設がこの温泉。東京とはホントに掛け離れた世界です。 -
温泉でサッパリした後はひたすら夕食タイム待ち。
18時から座敷大広間で夕食タイムとなった。
山荘としては珍しい順番に料理が出てくるスタイル。
スターターから。 -
鮎の塩焼き
-
自家ナスの肉詰め
-
ポークのロースト
-
伽羅蕗のお茶漬けから
-
白ご飯
-
コーヒーゼリー
の流れ。
お味はどれも美味しく山登りの前泊としては異例の展開でした。 -
んで、登山当日
朝3時50分に宿送迎マイクロバスに乗り込んだ登山者一向は山深い道を経て5時半前に中ノ岐登山口に到着した。本日は私の投宿した宿からのバスともう一軒の宿からのバス2台。総勢で25名前後が平ヶ岳に挑戦となった。もちろん集団でスタートを切るわけではなく皆自分の合間で登山ルートに入っていく。 -
登山開始すぐ最初で唯一の渡渉
-
名物ヒカリゴケがある洞窟が脇道に
但し下山時の見学が推奨
山頂を目指すことが最優先か -
百名山の中でも異彩を放つ平ヶ岳
前回の白馬岳のメジャーな香りとは対極に位置するようなひっそり感満載!
仲間がいて心強いよ、良かった。 -
朝露に濡れて光る赤い実
かわいい奴だな -
樹林帯から初めて展望が開ける。
台風10号に翻弄された昨日までが嘘のように晴れ渡っていた。 -
で・この平ヶ岳
アタッカーは少なく道は荒れ気味、辛抱我慢を強いられる登山者心理を察してなのか、自由律散文系の檄文が現れる。でもなあ、周りをよく見ろと言われても。誰もいないケースが多そうな。 -
ま、またか、
これは下山者に向けた檄文か?
他に下山している人に状況を伝言して下さいって
なかなか難しいことを求めているなあ
山行での伝言、難易度高め笑 -
急登はこのあたりで終わり
-
再び視界が開けた
-
またまた檄文現る
タハッ♪( ´θ`)ノ 褒められちったよ~ん -
この道を行くとアレがあるらしい
-
なかなかいい感じの池塘ではありませんか
-
そして、出たあ
卵岩
平ヶ岳随一の名物であります。
卵の高さは1.5メートルくらいか
あと2000年は踏ん張って欲しいものです笑 -
この卵岩からの景色がお見事
池塘は他の山で見られるものより大きいと思う。 -
山並みもいいですねえ~
センターのお山はなんだろう?越後三山の最高峰中ノ岳か?どなたかわかる方はおりませぬかなあ -
卵岩を後にしていよいよ山頂へと向かう
ここから急登はなくなだらかな丘陵歩きと最後の登り返しが待っている。 -
雪の重み?60度に倒れかかった分岐の標を過ぎて
-
さきほどまでの青空があっという間にガスにかき消された頃に辿り着いた。この右側木道の先が山頂のようだ。
-
日本百名山の秘峰平ヶ岳山頂にご対面~
地味だ地味だと聞いてはいたが噂に違わず地味だった。眺望はないのでガスに対する無念もさほどない。 -
ガスまみれの山頂に別れを告げ下山、分岐地点まで戻ったところで腰を下ろし宿が用意してくれた朝ご飯おにぎりを食べる。ここは魚沼、お米はもちろん伝統のコシヒカリである。だよな。もしこれが秋田こまちだったら私は間違いなく途方に暮れる。コシヒカリ。だよな。
-
コシヒカリを頬張りながら平ヶ岳山頂を望む。まだガスに覆われているがこうしてみると名前の通り、いかに平べったい山なのかよくわかる。
-
同じバスに乗ってバラバラに登ってきた今日の登山メンバーとは抜きつ抜かれつ。一人のんびり下ってバスの中で私を待たせるのも申し訳ない。ちょいとスピードを上げて下山するか。
-
荒れた急登を下降し続け
-
おお、渡渉地点に下りてきた
登山口は目と鼻の先 -
私の下山は一番だった。
急ぐあまり帰りにヒカリゴケに立ち寄ってくるのコロッっ忘れちゃったよ。まあ、こんなこともアリ。
他のメンバーが次々と下りてくるのを待ちながらコーヒーを沸かしてバスのドライバーさんらと談笑。あの山この山、地元の話しで盛り上がりいい時間であった。登山メンバーの中には中国人女性4人組もおりました。
全員揃ってバスに乗車、さあ、お宿まで帰ります。 -
最後に。
天皇陛下は1986年、この平ヶ岳に登られている。平ヶ岳のクラシックルートは鷹ノ巣登山口からのピストンでとにかく長丁場、往復は11時間を超えるとされている。長い登山道中で陛下に万一があったら一大事、短縮の中ノ岐口が整備されてこのルートから平ヶ岳にアタックとなった。陛下は当時皇太子、なのでこの中ノ岐ルートは別称プリンスルートと呼ばれている。
天皇陛下に聞いてみたい。いったいどうしてこの平ヶ岳にお登りになりたかったのでしょうか?あまりにも山深い平ヶ岳。よりによって。陛下、その理由をお聞かせ下さ~い。
※この古いスクラップはバスのドライバーさんが私たちに見せてくれたものです。私が天皇陛下の平ヶ岳登山の件を話題にした時、これだろ~ってバスから取り出してきてくれた。いやあ、ありがとうございました。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
奥只見・大湯温泉(新潟) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
43