2020/11/29 - 2020/11/30
8位(同エリア745件中)
旅猫さん
11月の終わり、最後の夏休みを取り、晩秋の越後へと旅に出た。
予定では、2泊3日とし、栃尾、摂田屋などを歩く予定だったが、直前まで天気予報が雨だったため、木曜日の夜に土曜日の宿を取消、急遽1泊の旅に変更した。
旅の目的も、街歩きから、越後の酒を堪能し、温泉に浸ることとした。
- 旅行の満足度
- 3.0
- 観光
- 3.0
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 3.5
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 新幹線 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
今回は、大宮駅を9時54分発の『とき313号』で出発。
予定では前日の列車に乗る予定だったのだが、天気予報が直前まで雨だったので、日曜日に出発を変更したのだ。
時間も遅めの列車に変えたのだが、車内は思ったよりも混んでいた。 -
関東は晴れているが、上越国境を越えると天気は悪くなるだろう。
ところが、大清水トンネルを出ると、まだ青空が広がっていた。
結局、長岡駅に着くまでずっと晴れていた。
天気予報が思い切り外れ、呆然としながら長岡駅に降りった。
とりあえず、どうしようか考えようと、駅構内にあった『あさひ山』と言う和食の店に入ることにした。佳肴 あさひ山 グルメ・レストラン
-
その店は、久保田で知られる朝日酒造の直営店だった。
それならばと日本酒を頼もうとしたら、グラスでも値段が4桁ばかりで驚く。
仕方が無く、その中から『洗心 純米大吟醸』を注文。
それなりに美味しかったが、上品過ぎて日本酒を飲んでいる感じがしない。 -
少し時間が早かったが、ここで食事をすることにする。
注文したのは、『越の鶏 天然塩炙り焼き』。
やはり、つい鶏料理に目が行ってしまう。 -
一緒に頼んだのは、『銀鱈 越後漬焼き』。
かなり期待していたが、少し微妙な味わいだった。
200gとかなりの大物だったので、残念だった。 -
追加で頼んだ酒は、『久保田 純米大吟醸 萬寿』。
勢いで、つい頼んでしまったが、人生二度目の萬寿だった。 -
品書きをよく見ていると、他にも日本酒があった。
それまで見ていたのは、霜月のおすすめで特別な銘柄だったので高かったのだ。
それならばと、この酒蔵の基本的な銘柄である『朝日山 純米』をいただくことにした。 -
料理は、最初の計画で寄ることにしていた栃尾に敬意を表し、栃尾の『常太のあぶらげ焼き』を追加。
半分でも出せるというので、ありがたかった。 -
さらに、『酒盗かけ 酒粕クリームチーズ』もいただく。
すると、一緒にわさび漬けも付いて来た。
これが酒のつまみにぴったりで、鮭が進んでしまう。 -
結局、もうひとつの銘柄である『越州 純米吟醸 参乃越州』も頼んでしまった。
新潟の酒はすっきりとして?みやすいのだが、さすがに少し酔いが回った。
1時間ほどしかいなかったが、かなり堪能させていただいた。 -
着いて早々に、越後の酒を堪能したので、晴れてはいたが、もうどこかへ行こうという気にならなかった。
観光案内所で何かないかと探したところ、歩いて10分ほどのところに河井継之助の記念館があるというので、行ってみることにした。 -
辿り着いたその記念館は、思ったよりも小さかった。
まあ、長岡市民にとって、継之助は微妙な存在だからであろう。
館内には、継之助の生涯と戊辰戦争に関する資料が展示されていたが、興味深い資料はあまりなかった。河井継之助記念館 美術館・博物館
-
ただ、資料館が建ってる場所は、継之助の屋敷があった場所らしく、当時の庭の一部が残されていた。
係の方の尋ねると、庭に出られるというので、見せていただいた。 -
記念館を後にして、駅へと戻る。
案内所でもらってきた地図を見ると、駅の近くに長岡城の二の丸跡があるというので、立ち寄ってみることにした。
長岡城は、新政府によって徹底的に破壊されてしまったので、期待はしていなかったが、やはり石碑のみが建つだけだった。長岡城跡 名所・史跡
-
石碑のある場所には、無駄に凝った造りの複合施設があった。
興味は無かったが、その建物の一角に、3Dの映像を見せる施設があったので、観て行くことにした。
映像は、『長岡の大花火』と『長岡の街巡り』だったので、係の人は当たり前のように『花火ですね」と訊いて来たが、私は街巡りをお願いした。
映写室に入ると、そこそこ広い部屋だったが、観客は私一人だった。
それでも映像は興味深く、思ったよりも楽しめた。シティホールプラザ アオーレ長岡(長岡市役所) 名所・史跡
-
アーケード街を歩いて駅へと戻る。
そこには、『常在戦場』と『米百俵』の垂れ幕が下げられていた。
前者は、長岡の基礎を作った牧野家の家訓で、後者は、北越戦争後に長岡藩士小林虎三郎が押し通した教育政策に関する逸話であり、長岡を象徴する言葉と言える。
とは言え、『常在戦場』は、現代に必要な言葉とは思えないし、『米百俵』も、生き残った方を湛える美談にも聞こえる。 -
この日の宿は、越後湯沢の湯宿を予約しているので、上越新幹線で越後湯沢へ向かうことにする。
乗り込んだのは、14時26分発の越後湯沢行『とき454号』。
12月に引退する現美新幹線を使った列車だ。現美新幹線 (GENBI SHINKANSEN) 乗り物
-
中へ入ると、通勤電車かと思うほどの混み様だった。
車内は、現代美術の作品が飾られている。 -
車両の一部には売店もある。
多くの人が並んでいたが、こちらはそのまま通り過ぎる。
そして、一番前の車両まで行き、ようやく落ち着けた。 -
大勢の客を乗せた現美新幹線は、14時56分に越後湯沢駅に到着。
ホームには、折り返しの列車を待つ人たちがすでに並んでいた。 -
駅からは、のんびり歩いて宿へと向かう。
今回の宿は、温泉街の外れにあるのだ。
何度も訪れている越後湯沢だが、相も変わらない街並みだった。越後湯沢温泉 温泉
-
歩いていると、有料試飲をやっているという酒屋を見つけた。
長岡で散々呑んだ後だったが、ついふらりと入ってしまった。
有料試飲は15種類ほどから選べるが、気になった『緑川 純米吟醸古酒』をまずはいただくことにした。
13年ほど寝かしたものだそうだが、まろやかな味わいだった。たつのや酒店 専門店
-
続いて、『越天翔 純米大吟醸 無濾過原酒』を呑んだが、こちらも古酒らしく、原種にしては?みやすかった。
この酒屋は、なかなか良い品ぞろえで気に入ったので、翌朝立ち寄ることを約束して店を後にした。 -
その先で、今度は『雪国館』と言う資料館があった。
以前から気になっていたので、今回は立ち寄ってみることにする。
展示は小民具が多かったが、越後所縁の画家の作品も展示されており、その中の早津剛氏の古民家を描いたものが気に入り、思い切って画集を三冊買ってしまった。
係の人が、今年初めて売れたと喜んでくれて、記念にポストカードをいただいた。湯沢町歴史民俗資料館「雪国館」 美術館・博物館
-
さらに温泉街を歩いて行くと、左手に『島村ロッヂ』、右手に『ゆきぐに』と言う民宿があり、あまりに出来過ぎた感じだった。
今宵の宿は、その『雪国』に所縁のある旅館なのだ。 -
スキー場の前まで来ると、奇妙なものを見つけた。
バス停のようなものと、抱き枕のような人形が二体置いてある。
これはいったい何なのだろうか。 -
寄り道をしたので、結局駅から1時間15分ほどで到着。
今夜お世話になるのは、『雪国の宿 高半』である。川端康成ゆかりの宿 by 旅猫さん越後湯沢温泉 雪国の宿 高半 宿・ホテル
-
思ったよりも建物は古く、部屋もかなり年季が入っていた。
新型コロナ対策で、ここでも仲居さん部屋に入らず、布団も予め敷いてあった。 -
部屋の窓からは、上越国境の山並みと、越後湯沢の街並みが見渡せた。
すでに夕暮れ時で、街には明かりが点り始めていた。 -
早速温泉をいただくことにしたが、大浴場は浴室の広さの割に湯舟は小さかった。
湯はアルカリ性の硫黄泉と言うことだったが、ほとんど硫黄の香りはしない。
それでも、自家源泉が注がれる湯船には、柔らかで適温の湯が溢れ、とても気持ち良かった。
湯上りにロビーで寛いだが、そこには多くの本があり、ちょとした図書室の様だった。 -
さらに、その奥には川端康成の『雪国』に関する資料室もあり、無料で見学もできる。
中には、川端康成が実際に泊った部屋が保存されていた。 -
夕食は食堂だったが、思ったよりも混んでいた。
やはり、gotoトラベルの影響だろうか。
料理の内容は、旅館らしい普通の品書きだった。 -
ただ、お造りの代わりがちゃんとした料理だったのは嬉しい。
しかも、わざわざ献立にもその料理が載せてあった。 -
酒は、湯沢町と言うことで白瀧酒造の『端麗 魚沼 純米』を選んだ。
今日はかなり呑んだ感じだが、越後の酒は?みやすいので、まだまだ行けるような気がしたが、今回はこの辺りで打ち止めにすることにする。 -
鍋が煮立ってきたの開けてみると、何とビーフシチューだった。
確かに、よく見ると献立にも書いてあった。
食べてみると、普通のビーフシチューでがっかりだった。 -
その後も2種類ほど料理が出てきたが、大したことはない。
しかし、ご飯の前に出てきた蕎麦と天婦羅は美味しかった。
米は魚沼産特Aだったが、特に美味しいとは感じなかった。 -
翌朝、7時前に目が覚めた。
窓の外を眺めると、曇り空である。
しばらくすると、7時ちょうどに越後湯沢駅を出る始発の新幹線が新潟駅に向けて走り抜けて行った。 -
朝食は、やはりバイキングではない。
個人的には、バイキングより良いので、コロナ後もこうなって欲しい。
焼き魚が小さく残念だったが、昨夜の米よりご飯が美味しかった。
また鍋が付いていて、見た目から湯豆腐かと思ったが、中はポトフだった。
この宿は、なぜか一品だけ洋食を出すらしいが、中途半端なので、和食に統一した方が良いと感じた。 -
9時過ぎに宿を出る。
駅まで送ってもらおうかと思ったが、9時半まで無いというので、また歩いて駅へと向かうことにする。
途中、雪国館の手前に足湯があり、そこにあった小さな雪ん子の像が可愛かった。 -
前に日に寄った酒屋で気に入っている『緑 吟醸』を買い込む。
予定では11時台の列車が帰ることにしていたが、雨も降って来たので、一本早い、10時12分発の『とき314号』で帰ることにした。
予定変更で、越後の酒と温泉を堪能する旅になったが、美味しい酒と肴に出会い、絶妙な湯加減の温泉に浸ることが出来、なかなか良かった。
これからも、コロナに気を付けながら、旅を続けたいと思う。越後湯沢駅 駅
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