2024/07/11 - 2024/07/11
15位(同エリア53件中)
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実結樹さん
この旅行記のスケジュール
2024/07/11
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09:00 リガの「イスランデホテル」発
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ヴィルツ港からフェリーでムフ島に
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ムフ島からバスで移動
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この旅行記スケジュールを元に
「バルト三ヶ国11日間」という “旅のデザインルーム社” のツアーにひとり参加しました。
ここでは7日目午前中に訪れた「ガウヤ国立公園」内の「トゥライダ城」の記録です。
“ラトヴィアのスイス” と呼ばれているそうですが「トゥライダ城」だけしか行ってないので何処がスイスなのか正直よく分かりませんでした。
ランチは「スィグルダ城」近くにある「Viesnīca un restorāns Aparjods 」。
アパルジョズは茅葺き屋根の雰囲気あるレストランで、お料理も美味しかったし、この旅で一番思い出に残る食事処でした。
【7日目 2024/07/11(木)】曇→雨
朝食:リガのイスランデホテル
★午前:ガウヤ国立公園のトゥライダ城
★昼食:スィグルダ城近くの Aparjods
午後:バス移動
夕刻:フェリーにてサーレマー島へ
夕食:ホテルのレストラン
宿泊:Arensburg Boutique Hotel
★がこの旅行記の範囲です。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 社員・団体旅行
- 一人あたり費用
- 50万円 - 100万円
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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ヴィリニュスから入り、2連泊を中心にタリンまで北上する11日間のコースです
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【7日目 2024/07/11(木)】曇→雨
09:00 2連泊したリガの「イスランデホテル」を発ちます。リガ歴史地区 旧市街・古い町並み
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今日午前中は、リガからは59km北側に位置する「ガウヤ国立公園」内の「トゥライダ城」に向かいます。
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今まではお天気に恵まれてきましたが、今日は思わしくない予報です。
バスの窓に雨粒が付き始めました。 -
1時間強走って、
10:10 「トゥライダ博物館保護区」の駐車場着。
小降りで雨合羽や傘も微妙なところですが、幸いなことにこのバスの降車時だけで見学中は何とか持ち堪えてくれました。
”稀代の晴れ女” を自認する(自分で思っているだけの)私の神通力も衰えてはいません。トゥライダ博物館保護区 博物館・美術館・ギャラリー
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ここはチケットの購入などができるインフォメーションセンターです。
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保護区の中を南に向かって歩いて行きます。
この案内地図は北が左側。
“ラトヴィアのスイス” と称される42haの広大な地域に39の歴史的建造物が点在しています。
犬山市の「明治村」みたいな感じかな?
1988年に
・文化遺産の保護
・民族の記憶と歴史的遺物の保存
を目的に設立されました。
「トゥライダ」とは、古代住民:リボニア人の言葉で「神の庭」を意味します。 -
入口近くのトイレに立ち寄り、現地の英語ガイドさんとともにお城に向かいます
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まず最初に案内されたのは
「トゥライダの薔薇( Die Rose von Turaida )」と言われた Maja嬢 (1601~1620)の眠る
「トゥライダ・ルァザの墓」です。トゥライダ ルァザの墓 史跡・遺跡
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1601年 ここ「トゥライダ城」をめぐりスウェーデンとポーランドとの戦いがありました。
戦いの後の屍の中に、死んだ母親の腕に抱かれて未だ生きている赤ん坊を城守りが発見しました。
彼はその赤子を「Maja:マイヤ」と名付け、我が子として育てることにしました。 -
1620年 19歳になった彼女は「トゥライダの薔薇」と称えられるほど大変美しい娘に成長しました。
彼女に想いを寄せる男は沢山いましたが、マイヤにはガウヤ川対岸に在る「スィグルダ城」の庭師をしている「 Viktor:ヴィクトル」という恋人がいたのです。
二人は双方の城の中間にある「グートゥマニャ洞穴」で逢瀬を重ね、結婚の約束を交わしていました。 -
その年の秋、城に駐屯していたポーランド軍の「アダム・ヤクボフスキー」が偽の手紙を使い彼女を洞穴に誘き出したのです。
暴行に及ばんとするヤクボフスキーに対して、彼女は首に巻いたヴィクトルから贈られた赤いスカーフを差し示し、
これを身につけていればどんな武器も弾き返す不死身の力を秘める魔法のスカーフ。
もし私を解放してくれるなら貴方にこれを差しあげます。
嘘だと思うなら真偽を私で試してみて下さい・・
と正に決死の覚悟で言います。 -
彼は言われるままに彼女に斧を振り下ろしました。
(この辺りの物語の展開には首を傾げますが・・)
マイヤは当然のことながら息絶え、純潔を守り通したのです。
その夜になって洞穴に来たヴィクトルはマイヤの亡骸を発見。
ヴィクトルは紛失していた庭師用の斧が洞窟で発見されたことによりマイヤ殺人の嫌疑を掛けられてしまいます。
しかし裁判で偽手紙を届けた男が証言し、ヴィクトルの無罪は証明されました。
(後世、裁判記録が実際に発見されています。)
そして、
ヴィクトルはマイヤの亡骸をトゥライダ城内に埋葬し、その墓に菩提樹を植えました・・
という、悲しい恋の物語の言い伝えです。
ヤクボフスキーは後に捕らえられ絞首刑に処されたそうです。 -
ラトヴィアでは結婚式を終えたカップルが花束をここに手向けに来るのが習わしだそうです。
でも、ハッピーエンドでなくこうした形で永遠の別れをしてしまった二人なんだよね~
・・それにあやかるの?
私のように、ほどほどの美人くらいの方がいいって事になるのかな (ー ー?
ランチのレストランに行く道沿いに「グートゥマニャ洞穴」があったのだから写真タイム程度でいいので立ち寄ってほしかったなと思います。(ホテル出発をあと30分早めてでも) -
「トゥライダ ルーテル教会」
「トゥライダ・ルァザの墓」のすぐ近くに在ります -
1750年に建てられたラトヴィアで最も古い木造建築の教会のひとつ。
ほぼ当時のままの姿で残り、建築文化財に指定されています。 -
ルーテル教会なので内部は簡素
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祭壇
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教会内に居た中世のいでたちの職員さん。
中流階級の婦人のドレスだそうです。 -
こちらは平民クラスでしょうか?
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18世紀中頃の「庭師の家」
庭師といっても先ほどの「トゥライダの薔薇」のマイヤの恋人の庭師:ヴィクトルの家ではありません。
ヴィクトルは川向うの「スィグルダ城」の庭師でしたものね。
ところで・・
その後のヴィクトルはどうなったか?
埋葬を終えるとこの国を永遠に去ったということです 🌹(u_u、 -
展示のテーマは「ラトヴィア文化史におけるガウヤ川沿いのリーヴ人」
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装身具
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おめかしの時にこうして身に付けました
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日本と同じよう
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お城が見えてきました。
まず太くて途中でちょん切れている塔(The gate tower of northern forecastle)が見えます。
手前の石碑には「TURAIDAS PILS」と書かれていました。 -
何か意味があって撮影したのですが思い出せないし画像検索しても分からなかった・・
池か浴場のようですね。
どなたかコメントで御教示下さい。 -
その向こうには本丸の高い塔
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城壁の一部
何度も火災に遭いましたが、修復しても元の様子が分かるようになっています。
殆どの煉瓦は800年前からあるものだそうです。 -
南側の居館
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内部は展示室
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展示品
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鳥・羊・犬などの動物の足あとの付いたレンガが130点ほど保管されています。
レンガ成形の際、生乾きのうちに野性の動物が乗ってしまったんですね。 -
南側の塔の内部の壁は石灰で白く塗られていたそうです
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床の一角にガラス窓が切ってありました。
地下室には動物の頭蓋骨。
食糧倉庫だったとの説明。 -
東側の礎石
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井戸
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13世紀に建築が始まったこの城は、
17世紀までは小規模な増改築を繰り返していましたが、
1776 年の大火の後、放棄されて徐々に荒廃していきました。しかし、
20世紀の後半に発掘調査が始まり、
修復・保存されて現在の姿になりました。
ここで今から20分のフリータイムです。トゥライダ城 城・宮殿
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主塔は城内最古の建造物で高さ38mの五層構造。
物見櫓と籠城用の施設を兼ねていました。 -
塔の入口。
上りたい人だけが登ります。 -
139段の螺旋階段ですが、手すりがあるので上りやすい。
高い所大好きだけど、最近足が思うように言うことを聞かない。
でも根性で上りますよ! -
中世っぽい灯り。
右の台形の飛び出し部分の下には暖炉のようなものがありました。
レンジフードでしょうか? -
最上階の展望室。
360度見渡せます。 -
東側の礎石
背後には蛇行するガウヤ川 -
南側のはるか遠くに見えるのは
赤◯:スィグルダ城の新城
黄◯:スィグルダ教会の尖塔 -
上の方の階段は人によっては体が嵌まってしまいそう。
譲り合って気を付けて下ります。 -
何処だったか?
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メイン棟の木製テラス
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眺め
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地下に在った牢獄?
拷問所? -
西側の棟
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2階のベランダ
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内部
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内部
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11:25 城郭エリアを後にして、元来た道を戻ります。
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入口近くの土産店
そんなに品数は多くはありません。
1時間半の滞在で、
11:40 「トゥライダ博物館保護区」を後にします。
これから行く「サーレマー島」とは反対方向の南側の「スィグルダ」にランチを食べに向かいます。 -
12:00 鉄道が通っていました
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12:15 「スィグルダ城」近くの
「 Viesnīca un restorāns Aparjods 」でランチ。 -
風情ある茅葺の建物が建っています
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レストラン「アパルジョズ」
やっぱり茅葺屋根でした。Aparjods ホテル
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店内
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「ベジタブルポタージュ」
薄味で美味しい。
「このレストランは美味しい」とみんな口々に言ってました。
でも、量が多いんだよね・・
と、言いながらも完食。 -
「グリルチキン」
皮目がパリパリで味付けも美味しい。
でも、お腹一杯で1個しか食べられなかった (u_u)
旅先でなかったら絶対にいつも持参のラップに包んで持ち帰るのですが残念!
皆さんも完食した方は殆どいなくて、片付けをしているウェイターさんに、
「とっても美味しいんだけど日本人は小食でごめんなさい」と英単語の羅列と身振りで伝えました。
「どういたしまして」というような笑顔を返してくれました。 -
ベリーのムース、カフェオレ
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アパルジョズはホテルとレストランの複合施設
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これはホテル棟のようです。
この時は青空も覗いていました。
13:15 1時間の滞在でレストランを後にします。 -
「スィグルダ駅」の前を過ぎ
スィグルダ駅 駅
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18:00 「ヴィルツ港」からフェリーに乗って、ムフ島に渡ります。
そこから又1時間バスで走って、 -
今夜は「サーレマー島」の「Arensburg Boutique Hotel & Spa」に泊まります。
※詳細旅行記は
https://4travel.jp/travelogue/11935794Arensburg Boutique Hotel & Spa ホテル
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