2024/07/12 - 2024/07/12
1位(同エリア11件中)
実結樹さん
この旅行記のスケジュール
2024/07/12
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土手道:ヴァイナタムを通りムフ島に
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リーヴァの中心街にあるレストラン「 Liiva Kohvik 」でランチ
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船での移動
フェリーで本土のヴィルツ港へ
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この旅行記スケジュールを元に
「バルト三ヶ国紀行11日間」という “旅のデザインルーム社” のツアーにひとり参加しました。
ここでは8日目に訪れたエストニアの「サーレマー島 & ムフ島」の探訪記です。
フェリーで渡らねばならないので、通常8日間のツアーなどでは殆ど行かない場所だと思います。
公共交通機関もあまり整っていないため、個人ならレンタカーでもないと行き辛そう。
少し日程に余裕のあるツアーならではのマイナーなスポットといえそうです。
「サーレマー島」は “ヨーロッパの原風景” が残るという素朴な島。
隣接する小島「ムフ島」は鮮やかな “ムフ刺繍” が特色の島です。
私は赤い縦縞模様のスカート:クルトを履いた女性たちで有名な「キフヌ島」に行けるんだと勘違いしていました。
【8日目 2024/07/12(金)】晴
朝食:Arensburg Boutique Hotel
★午前:サーレマー島観光
:ムフ島観光
★昼食:ムフ島レストラン Liiva Kohvik
★午後:フェリーで本土のヴィルツ港へ
:タリンへ移動
夕食:ホテル
宿泊:Park Inn by Radisson Meriton
Conference & Spa Hotel Tallinn
★がこの旅行記の範囲です。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.5
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 社員・団体旅行
- 一人あたり費用
- 50万円 - 100万円
- 交通手段
- 観光バス 船 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
-
バルト三国の一番南に位置するリトアニアのヴィリニュスから入り、2連泊を中心にタリンまで北上する11日間のコースです。
今日はエストニアの西のバルト海上に浮かぶ「サーレマー(Saaremaa)島」と「ムフ(Mufu)島」を半日掛けて巡ります。
エストニアには2,355の島があり、一番大きいのは「サーレマー島」。
「ムフ島」は3番目の大きさです。 -
【8日目 2024/07/12(金)】曇→晴
08:30 サーレマー島クレッサーレの「Arensburg Boutique Hotel & Spa」をチェックアウトします。
バスには乗らず、300mほど歩いて、Arensburg Boutique Hotel & Spa ホテル
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「クレッサーレ城」に向かいます。
1380年代にドイツ騎士団がサーレ・ラーネ司教のために創建した中世の修道院型の城です。
その後この要塞は、バルト海交易を左右する要衝として次々に変わる歴代の支配者の手によってより強固に改築されていきました。クレッサーレ城 城・宮殿
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周囲はお濠に囲まれています
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入口の橋の袂の「 The nice wooden house 」
個人のお宅らしい。 -
隣の「 Ekesparre Boutique Hotel 」はハイクラスなホテル
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城壁の下のトンネルをくぐり、
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本丸です。
ほぼ正方形の箱形に造られています。
こういう “お城” は初めて。
正直、実質第一主義といった感じで外見的にはあまり面白味は無いな~と思ってしまいました。
中庭を囲むようにして城の中央には修道院の部分もあり、7階建ての複雑な造りの博物館になっているそうですが、
10:00~開館なので、残念ながら入城は出来ませんでした。 -
外にあった城郭の模型。
北東の黄色◯の所から入って来ました。
これを見ると “四稜郭” といった感じで、 -
函館の「五稜郭」を彷彿とさせますね
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稜堡は武器として大砲が使われるようになった近世以後の造営。
しかし、実戦ではあまり使われず被害は少なかったのでバルト三国の中では、 -
リトアニアの「トラカイ城」や
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ラトヴィアの「トゥライダ城」と並び、
比較的原形を留めている数少ないお城の一つだそうです。 -
城内の風車
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北側稜堡上の砲塔
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中にも小規模な展示室があるそうです
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来た時とは違うトンネルを抜けて戻ります。
09:00 実質20分の滞在でお城を後にしました。 -
島で一番の繁華街:クレッサーレの中心街を通り抜け、
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09:20 次は「カーリクレーター」です
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駐車場の脇には最近出来たばかりのような綺麗な建物がありました。
The KAALI Meteorite Museum together with KAALI Tavern & Hotel -
サーレマー島の案内図。
Saaremaa = saare(島)+ maa (国)で、“島国” という意味。
エストニア国民は単なる “島” とは見ていないようです。
12世紀後半には海賊の島として知られていました。 -
「カーリクレーター」は隕石が落下した穴に水が溜まって今は「カーリ湖」となっています。
隕石が落下した時期は約7,500~7,600年前。
地上から高さ5~10km付近で隕石はいくつかに破砕し、
そのうちの一番大きな塊が落ちたのがここです。カーリ クレーター 観光名所
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広島の原子爆弾にも匹敵する程の威力で、
直径110m、深さ22mのクレーターを形成しました。
島には “太陽が落ちてくる” という伝承として語り継がれてもいます。
他にも周辺に8箇所の小さいクレーターが在るそうです。 -
皆で下まで下りて行きました。
周りをぐるっと歩くこともできます。 -
近くに咲いていたノカンゾウ=ヘメロカリス?
朝方は曇っていましたがこの頃になると青空も覗いてきました。 -
09:50 20分ほどの滞在で移動です
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10:15 次は「アングラの風車群」
19世紀頃に建てられ始め、最も多い時は島全体で800基以上ありました。アングラ風車群 建造物
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ビジターセンター
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昔の農機具が無造作に置かれています
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サビちゃってますね
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鴨クンのお家
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やっぱりここもメンテ中。
丸い屋根のはオランダ式。
その他は島特有の風車で石の台座に乗っていて風向に合わせて人力で向きを変えられるようになっています。 -
中に入れる風車もあります
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内部
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高い所からの眺め
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ビジターセンターには昔の農機具の展示などがありました。
綺麗なトイレも完備しています。
10:35 20分ほどの滞在で風車群を後にします。 -
10:45 「カルヤ教会」は Linnaka村にある中世のルーテル教会です。
ここも外見的には非常にシンプルで素朴な造り。
鐘楼などは無いので上部壁面に鐘がはめ込まれています。
この教会は礼拝の場としてだけでなく、戦争の際などの避難所として、また巡礼者の休憩所としても機能していました。カルヤ教会 寺院・教会
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管理人さんの家でしょうか
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まず説明を受けたのは南扉上のレリーフ
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キリストの磔刑像に両脇の罪人まで彫られている例は珍しいそうです。
向かって右の罪人はイエスを罵ったので、口から出る魂は地獄行き。
向かって左はそれを嗜めたので、魂は天使が天国に運ぼうとしています。
「善人なお以て往生を遂ぐ いわんや
悪人をや」・・じゃあないんですね (u_u) -
台形の墓石
微かに十字架の跡が見られます。 -
内部
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主祭壇
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1882年に建造されたネオゴシック様式のオルガン
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控えめなステンドグラス
11:00 15分の滞在で教会を後にします。 -
この島はソ連時代には国境となったことから一般人の立ち入りが制限されたので開発が遅れ、
現在も島の40%は森林となっています。 -
そのため、豊かな自然、独自の文化・伝統が息づき「ヨーロッパの原風景」が見られる島と言われます。
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白い牛さんが放牧されていました
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11:45 サーレマー島とムフ島を繋ぐ「土手道(causeway コーズウェイ)」を通過します。
橋ではなく堤防上の道路として造られています。
沖縄の勝連半島から平安座島を結ぶ「海中道路」に似ていますね。
「ヴァイナタム(Väinatamm)」とも称し
1896 年に開通した国道10号線上に在る国内最大の土手道です。 -
土手道脇の海です。
対岸のムフ島に向かいます。 -
ムフ島の地図
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12:00 島の西端「コグヴァ(Koguva) 集落」に在る「ムフ野外博物館 (ムフミュージアム)」
昔の島民の生活様式が分かる野外博物館です。ムフ野外博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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農村の民家。
でもかなりの豪農の家のようです。 -
屋根は葦で葺いてあるそうです。
日本です、といわれても分かりませんね。
でも軒先は低目。 -
この村の村長さん
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井戸
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この仕掛けで井戸水を汲み上げます
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りんごに似てるけど・・
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家畜小屋兼サウナ棟
日を決めて家畜を移動させサウナを定期的に行うとか・・ -
内部
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内部
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キッチン
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寝室
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書斎
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ミュージアムショップ
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民芸品
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特産の椅子
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ムフ刺繍は花や植物をモチーフとした絵画のようにリアルな刺繍です。
青いRukkilill(矢車菊)はエストニアの国花。
麦畑に自生する雑草?なので麦の穂とともにムフ刺繍でよく使われるモチーフです。 -
民族衣装の人形。
「キフヌ島」に行くもんだとばかり勘違いしていた私は、この段階でも
「赤いスカートのオバサマたちは未だですか?」とトンチンカンな期待をしていました (ー ー;) -
ANDRUSEさんの家なんでしょうか?
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広い園内を移動します
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村の学校です
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10人程度入れる狭い教室の黒板。
左はムフ刺繍のセーターを着た現地のガイドさん。 -
先生の居住スペース併設
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倉庫?
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さくらんぼ?
皆で頂きましたがまあ、食べられました -
最後はムフ刺繍の展示館のような建物の見学です
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ムフ島では結婚が決まると新婚のベッドカバーに花嫁は刺繍を施すそうです
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愛する人と添えるなら制作にも力が入るでしょうね
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華やかです
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民族衣装。
そう、赤い縦縞模様ではありませんでした。 -
現代の島民の皆さん
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12:50 リーヴァの中心街にあるレストラン「 Liiva Kohvik 」でランチです
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ポークソテー サワークリームソース
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お花の浮いたテーブルウォーター
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クリームチーズケーキ ベリーのソース
coffee or tea
14:20 1時間半の滞在でレストランをあとにします。 -
14:30 近くにムフ刺繍の有名な工房もあったのですが、短い自由時間にも私はコープに足が向いてしまいました
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アングラの風車のラベルのついたお水と
SAKUという缶ビールを購入。
島民の方がこのビールを買い込んでいて、伺うとエストニアを代表するビールなんだそうです。 -
15:00 ムフ島側「クイヴァストゥ」港から本土に戻るフェリーに乗ります。
私たちの黒い観光バスを見下ろします。 -
30分だけの乗船ですが、バスを降りて船内をウロチョロ
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昨日は雨で甲板には出られませんでしたが今日は気持ちのいい潮風に吹かれます。
真冬はこの海は氷結して車で渡れるようになるそうです。 -
往きは気付かなかったキッズルーム
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すれ違います
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15:30 本土の「ヴィルツ港」着
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17:30 タリンで2連泊する「 Park Inn by Radisson Meriton Conference & Spa Hotel Tallinn 」に着きました。
パーク イン バイ ラディソン メリトン カンファレンス & スパ ホテル タリン ホテル
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明日はエストニアの首都:世界遺産の街タリンの旧市街を歩きます
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