2024/05/20 - 2024/05/20
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kojikojiさん
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この旅行記のスケジュール
2024/05/20
この旅行記スケジュールを元に
クルーズ4日目の朝は北海の上から始まりました。スカンジナビア半島を北上しているので左舷の部屋のバルコニーから見えるのは一面の海だけです。しばらくすると島影が見え始め、ガイランゲルへのフィヨルドの中に入ったことが分かります。そうすると反対側の右舷の景色も見たくなり、最上階のデッキに上がってみます。朝も早いのでデッキに上がってくる人の姿もまばらでした。船のエンジン音も聞こえないので、静まり返った湖面のように穏やかな海面を進んでいきます。初めは遠くに見えた穏やかな山並みはだんだん峡谷になるにつれて急峻な姿に変わってきます。時たま小さな集落を結ぶ小型のフェリーが行き交います。5月下旬でもまだ雪を頂いた山々と、その下に広がる緑濃い森はいくつもの季節が折り重なっているようです。ビートルズの曲に「ノルウェーの森」があったなと思いながら、実際は誤訳だったことと、村上春樹の「ノルウェイの森」には「37歳のワタナベは、ハンブルク空港に到着した飛行機のBGMでビートルズの「ノルウェイの森」を聴き、激しい混乱を覚えた。そして学生時代のことを回想した。」とあったことも思い出します。今回の旅の始まりがハンブルグ空港だったのは偶然ではありますが、何十年かぶりでもう一度読み返してみようかと思います。時間が経って出来に出てくる人が増えたところで遅めの朝食に向かいます。10階のビュッフェレストランの大きな窓からも美しいフィヨルドの風景が眺められます。「セブンシスターズ(Dei sju systre)」と呼ばれる横に並んだ7筋の滝を過ぎると「ガイランゲル(Geiranger)」に到着しました。横を「ヘレシルト(Hellesylt)」という村をつなぐフェリーが通過していきます。「ガイランゲル」についても桟橋が無いので、テンダーボートなのだろうかと思っていると小さな浮き桟橋が「折尺」のように動き出し、ディアデマの下船口と繋がりました。このタイプの桟橋は初めて見ました。「ガイランゲル」はツアーのエクスカーションに申し込んであるので集合場所へ向かいます。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 観光バス 船 徒歩
- 航空会社
- エミレーツ航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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クルーズ4日目の朝は夜明けのタイミングで目が覚めました。部屋は左舷側なのでバルコニーに出てみると前方の空が赤く染まっています。
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だんだんと明るくなってきました。北海からノルウェーの海岸線に向かっているのだろうと想像できます。
コペンハーゲン観光案内所 散歩・街歩き
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部屋のモニターで確認するとオーレスンの沖合い辺り航行しているようです。
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フィヨルドの中に入ったので部屋を出て最上階のデッキに出てみることにします。
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フィヨルドはノルウェー語の「fjord」で、峡湾(きょうわん)や峡江(きょうこう)ともいいます。氷河による侵食作用によって形成された複雑な地形の湾や入り江のことを指します。ノルウェー語による通俗語を元とした地理学用語です。
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日本でも岩手県などに見られるリアス式海岸が通常の山地や河谷が沈水して形成されたものであるのに対し、フィヨルドは氷河によって形成されたU字谷に海水が入り込むことで形成されます。中学校の時に習った知識がようやく役に立ちました。
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フィヨルドは海に近い湾口から湾奥まで湾の幅があまり変わらず、細長い形状になり、さらに海岸線は湾奥を除いて断崖絶壁となるものが多く、水深も深くなるのが特徴です。
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地中海の港では何度も気かけていたコスタクルーズの船は今回初めて乗船しました。
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全てのものがシンプルにまとまっていて、船内でも迷子になりにくいのでディアデマは気に入りました。
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鏡のように静まり返った海面を切り裂くように船が通過していきます。
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今回は寄港しない弁減の近くのソグネ・フィヨルドなどは長さが200キロメートル、水深と両岸の断崖ともに1000メートルを越えるものもあるそうです。それであっても湾の幅は数キロメートル程度しかないようです。
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前方を何艘かのクルーズ船が進んでいるのが見えました。
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次々と新しい景色が現れては消えていきます。その変化が面白くて目が離せません。
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木々に覆われた比較的低い山の奥から雪山が現れます。
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海に近い湾口の方向は西なので、景色がはっきりと見えています。これだけの航跡波(こうせきは)を残しながら辺りには全く音がしません。
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フィヨルドに面した小さな町を結ぶ小型フェリーの航路がたくさんあるようです。グーグルマップで見るとスンデヴェゲン(Sundevegen)とフェストイ(Festoy )という小さな町を往復しています。
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ノルウェーのフィヨルド観光用フェリーでは有害なガスを排出しないバッテリー駆動型の新型船の運行がスタートしていて、充填する電力はノルウェーの電力のほとんどを賄っている水力由来のものなので、100%クリーンなエネルギーで運行出来るしくみになっています。
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2026年までに世界遺産に指定されているガイランゲルフィヨルド(Geirangerfjord)とネーロイフィヨルド(Nærøyfjord)への航行はガスを排出しない船舶のみに制限されていくようです。
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そうすると今後はこういった大型のクルーズ船もフィヨルドの中に入れなくなるのかもしれませんね。
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湾口に近い辺りは氷河に削り取られ過ぎて、割とフラットな山々の姿も見えます。
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そんなわずかな平地には木々が育ち、小さな集落になっています。
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だんだん山並みが険しくなってきます。この風景を氷河の氷が作り上げたのだと思うと自然の力の大きさを感じます。
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どこまで進んでも新たらU字谷が現れ、新たな景色が生まれます。
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ここで暮らす人たちはどんな仕事を生業にしているのだろうかと考えてしまいます。
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前方を横切る船はグーグルレンズで魚運搬船だということが分かりました。便利な世の中になったものです。
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「Ro-Ro船カーフェリー B619」
RO-RO船はランプを備え、トレーラーなどの車両を収納する車両甲板を持つ貨物船の総称です。通常は巨大な自動車運搬船を指しますが、このような小型のフェリーも同じように呼ばれるようです。 -
これらのフェリーは有害物質や温室効果ガスの排出に関する厳しい国際規制を満たした新世代のフェリーです。船内には空調やポンプの制御などに省エネ対策が施されており、特に最先端のディーゼル電気ハイブリッドシステムを搭載しているため、このクラスでは最もエネルギー効率の高い船となっています。通常運転では必要な電力はすべて2つのバッテリーパックから供給されます。これらのバッテリーは荷物の積み下ろし時に陸上から充電されますが、その時間は通常約11分で完了します。
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太陽が高くなるとようやくデッキの上にも人の姿が増えてきました。
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海面には波も無く航跡波だけが船の動きを感じさせます。
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2か所の港を往復することに特化したフェリーは乗降口が前方と後方にあり、操舵室は船の中央にあります。海中に会ってみることはありませんがスクリューも前後に設けられています。
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岩礁の上にあるのは赤い屋根の灯台でしょうか。
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ビートルズの曲に「ノルウェーの森」があったなと思いながら、実際は誤訳だったことを思い出しました。タイトルについてポール・マッカートニーは当時ロンドンで流行していたノルウェー産の安物の松材を使用した内装を皮肉ったものと説明しています。
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村上春樹の小説「ノルウェイの森」には「37歳のワタナベは、ハンブルク空港に到着した飛行機のBGMでビートルズの「ノルウェイの森」を聴き、激しい混乱を覚えた。そして学生時代のことを回想した。」とあったことも思い出します。
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今回の旅はハンブルグ空港からスタートしましたが、ビートルズの曲が流れるような雰囲気はありませんでした。
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小説に出てくる新宿の紀伊國屋書店裏にある「DUG]というジャズ喫茶のことを不意に思い出したり。映画の「ノルウェイの森」は大好きな映画監督のトラン・アン・ユンの作品ですが、何故か機会が無くて観ていません。
https://www.youtube.com/watch?v=-T7fo0afTzE -
一度部屋に戻ってモニターで現在位置を確認しておきます。そして妻を連れて朝食がてらに再びデッキに出ます。
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天気はさらに良くなって、前方に立ち込めていた朝霧のようなものも晴れてきました。
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これがフィヨルドの景色だという光景が続いています。
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景色が巨大なので停泊しているのではないかと思えるほどゆっくり変化していきます。
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上空を小型ジェット機が通過していきます。この日初めて聞いた人工的な音です。
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峡湾(きょうわん)や峡江(きょうこう)というノルウェー語のフィヨルドを和訳した単語を実感します。
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「ガイランゲル(Geiranger)」に到着する時間もあるので、朝ごはんを食べに行くことにします。
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さすがにこの景色がガラス越しに見えるので窓側の席は空きそうもありません。
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それでもこんな風景が見えるので十分です。
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食事の後に再びデッキに出てみると一番高い場所は鈴なりの人でした。
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妻は前方にガラスフェンスのある、寒くないところを陣取っています。
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岩山からは幾筋もの小さな滝が見えますが、山頂の向こう側にさらに高い山があるのかは肉眼では確認できません。
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そんな小さな滝は集まって海に流れ込んでいます。
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「ガイランゲル」の少し手前に差し掛かると「セブンシスターズ(Dei sju systre)」と呼ばれる7本の滝が見えてきました。
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「セブンシスターズ」という名称は、少し離れたところから見ると7人の女性の髪のような形をしていることに由来するそうです。滝は大体250メートルの高さをも持ち、雪解けの時期である5月から6月にかけて姿を現すことが多いようです。滝を見るにはちょうど良いタイミングだったようです。
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「セブンシスターズ」対面する位置に「求婚者 (Friaren) 」と呼ばれる滝が流れています。伝説によると7人の姉妹はいずれも結婚しておらず、求婚者の男性は何度か姉妹にプロポーズを試みましたが失敗に終わり、アルコールにおぼれて最後にはボトルになったとされます。
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「ガイランゲル」の港を出港した「ヘレシルト(Hellesylt)」行きのフェリーが通過していきます。
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こんな小さなフェリーに乗ってフィヨルド地方を旅してみたい気になります。
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ジオラマのような小さな集落を眺めていると子供の頃に発売されたレゴブロックを思い出しました。家やガレージのセットを毎月のように父が買い求めてくれたのが懐かしいです。今から思えば40年間に渡り内装や建築のデザインの仕事に関われたのはその影響だったと思います。
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「ガイランゲル」にはコスタディアデマより先に「メインシフ1(Mein Schift1)」というクルーズ船が入港して停泊していました。沖止めだったのでテンダーボートが行き来しています。
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到着した「ガイランゲル」の港はあまりにも小さいので、我々もテンダーボートだろうかと心配になります。
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「ヘレシルト(Hellesylt)」からやってきたフェリーまで到着して賑やかになってきました。
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やはりディアデマは港から少し離れた場所に停泊しました。
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小さな浮き桟橋が「折尺」のように動き出し乗船口と繋がりました。なるほどこんな仕掛けがあったのだと感心します。
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「ヘレシルト(Hellesylt)」からのフェリーは頭から着岸し、船首をあげて車が出てきました。
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「ガイランゲル」では船主催のエクスカーションに参加するのでバスに向かいます。
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「メインシフ1(Mein Schift1)」が離れたところに停泊しています。テンダーボートは順番待ちに時間がかかるので桟橋で良かったです。
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いよいよノルウェー初上陸です。フィヨルドの観光が始まります。
ガイランゲルフィヨルド 自然・景勝地
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