ノルウェーの絶景をめぐる旅(2) - 晴天の中、トロルシュティンゲンへ向かう

2025/08/19 - 2025/09/03

2025年の8月中旬から9月初旬にかけて、ノルウェーのガイランゲル周辺にある観光地（モルデ、オンダルスネス、トロルシュティンゲン、ガイランゲル、ローエン、オーレスン）をレンタカーで巡ってきました。

本編に入る前に、以下は、旅のお役立ち情報です！
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【決済手段に関して】
ノルウェーはキャッシュレス決済が一般的なので、今回の旅行では、全てクレジットカード決済で済ませました。
従って、円からクローネへの換金の必要はないと思います。

公衆トイレもクレジットカードのタッチ決済で利用できます。

尚、クレジットカードで決済する際に、カード挿入後に、日本円と現地通貨のどちらで決済するかを、PIN入力前に指定させられることがありました。帰国後、AIに確認したところ、現地通過での決済を選択した方がお得であるとのことでした。詳しい説明は省きますが、知っておくと良いと思います。（カミさんは日本円を選択していたなあ～。ちょっと損したかも）

【気候に関して】
8月の中旬とはいえ、オーレスンやガイランゲル周辺の気温は、天候が悪いと結構寒いです。特にトロルシュティーゲンのような山岳地帯は10度を切ることもあり、東京の12月ぐらいの寒さを想定した準備が必要です。ここの気温は、オスロよりかなり寒いので注意が必要です。

【フェリーに関して】
車を運転する場合、ノルウェーの地形はフィヨルドが入り組んでいるため、フェリーによる移動が必要になる場合が多いです。ただしフェリー料金は自動車のナンバープレートよりレンタカー会社に自動的に請求が行くようで、乗船時での支払いはありません。ですので何も気にせずに車ごと乗船すればOKです。

【駐車に関して】
ノルウェーで車を駐車させる場合には、駐車の道路標識を理解する事をお勧めします。ホテルが駐車場を備えていないことも多く、大抵の場合、公共の駐車場、すなわち路上に停める事になりますが、この際に道路標識の知識が必要になります。ここでは標識に関する説明は省きますが、宿泊するホテルの周囲の路上に立っている駐車に関する標識を、Googleのストリートビューで確認し、それがどの様な意味なのかをAIで確認すると良いと思います。特にガイランゲルは駐車違反に厳しい様です。尚、駐車料金の支払いにはEasyParkというアプリを使用するのが便利で、良くできたアプリです。

【物価に関して】
2025年8月現在、ノルウェー・クローネとの為替レートは、1NOK=15円弱と言ったところです。ハムやチーズ、卵が挟まったお惣菜パンが、日本円換算で￥1,000円から￥1,500円といったところで、感覚として２倍以上、レストランでの食事は一人最低でも￥5,000以上は必要となり、日本が世界から取り残されていることを実感させられます。

エリア ガイランゲルフィヨルド周辺(ノルウェー)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: レンタカー
• 航空会社: ANA スカンジナビア航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

オンダルスネスのキッチン付き民泊で３泊した後、今日はレンタカーで次の宿泊地であるガイランゲルに向かう日です。ノルウェーに来て以来、天候に恵まれない日が続きましたが、やっと天候が回復しドライブ日和となりました。オンダルスネスからガイランゲルへは、途中、トロルシュティンゲンやイーグルロードなどの絶景ポイントを通過することになるので期待に胸が踊ります。実は前日もトロルシュティンゲンまでは行って見たのですが、何せ天候が悪かったので今日はとっても楽しみ！
レンタカーはAVISでスモール・カー(Toyota ヤリス)をリクエストしたのだけど、出払っているとのことで、少々大きな Toyota C-HR のハイブリッドを差額なしで貸してもらえました。だけど燃費はヤリスの方が良さそうですね。

オンダルスネスからガイランゲルに行くには、先ずはラウマ川沿いのE136号線をドンボースに向けて走ります。天候に恵まれると山や空がラウマ川に写り、まるで鏡の様でとても綺麗です。

トロルシュティンゲンやガイランゲルへ向かうにはE136号線を右折しラウマ川を渡り63号線に入ります。ガイランゲルと言えば世界自然遺産でもあり、オンダルスネスからガイランゲルへの道は主要な観光ルートの１つだと思っていたのですが、右折直後のラウマ川を渡る橋は車１台分の幅しかなくビックリ。その後の道も決して広いとは言えない道幅で、結構ローカルな雰囲気が漂っています。

トロルシュティンゲンの手前にはキャンプ場があり、そこに妖精トロールの像がありました。(写真は、前日に撮ったものなので、天候はイマイチ)　トロールは、主に北欧諸国の民間伝承に登場する架空の存在とのことで、姿は様々で、醜い姿の巨人のような姿から、愛らしい姿まで地域や伝承によって異なるそうです。ムーミーもトロールの仲間だそうで、こちらなら可愛いですよね。

バイクにも乗っちゃうんですか？(笑)

トロルスティンゲンとはトロルの梯子道という意味で、ここからヘアピンカーブの急坂が始まります。梯子道は実際走ってみると意外に短く感じました。今日は月曜日の午前中のためか道は空いていて、対向車はあまり多くは無かったですが、道幅は決して広くはないので車を止めて写真を撮ることは控えたため、梯子道らしい写真は撮れなかったのが残念。

トロルスティンゲンを登り切ったところには大きな駐車場があり景色を堪能することが出来ます。それにしても今日はいい天気だ！

トロルスティンゲンの観光案内所からは遊歩道が整備されています。
今日は天候が良いので、それほどは寒くありませんが、前日に来た時は悪天候だったので、アウターシェルにアウターパンツとマフラーそして手袋といった冬の装いでした。(下の写真は昨日の様子)

昨日の降雪か、それとも万年雪か。

峠にある駐車場を出発して少し走ったところの風景もなかなかのものです。荒涼とした山岳風景がなんとも言えません！

トロルスティンゲンからの下り坂を降りきりフィヨルドに到達すると、そこは Sylte の町です。とても静かで落ち着いた雰囲気を持つ町で、フィヨルドには多くのヨットが係留されていました。小さなホテルもあり、こんな町に滞在するのも悪くないかも。

フィヨルドに面した Sylte は陽の光が降り注ぐ明るい場所で、思わずピクニックをしたくなりました。

Sylte から少し走ると Linge のフェリー乗り場です。ここで対岸の Eidsdal へ行くフェリーに乗ります。Eidsdal からは再び登りが始まり、ガイランゲル・フィヨルドが展望できるイーグルロードへと向かいます。どこのフェリー乗り場でも運が良いのか、直ぐにフェリーが来て乗り込むことが出来ました。