シニア夫婦のイタリア個人旅行記 2024・№３（ 3日目-2、ローマ市内 ②）

2024/06/01 - 2024/06/01

この旅行記は、シニア夫婦がイタリア個人旅行をアルバム代りに記録として残すものです。
イタリアは夫婦ともほぼ初心者ですので、珍道中日記としてご覧ください。

イタリア旅行№３は、昼食の後フォロロマーノへ向います。

〔３日目（6月1日）の予定〕
バチカン美術館 － サンピエトロ寺院 － コロッセオ － フォロ・ロマーノ － カピトリーニ美術館
＊うち №３は、フォロロマーノ以降です（コロッセオまでは №２参照）

【旅行予定表】
1日目 : 桑園 → 新千歳空港 ⇒ 羽田 ⇒【機内】
2日目 : ⇒ ドーハ ⇒ ローマ【ローマ泊】
3日目 : ローマ【ローマ泊】
4日目 : ローマ【ローマ泊】
5日目 : ローマ → フィレンツェ【フィレンツェ泊】
6日目 : フィレンツェ【フィレンツェ泊】
7日目 : フィレンツェ → パドバ【パドバ泊】
8日目 : パドバ → ヴィチェンツァ → ベネチア【ベネチア泊】
9日目 : ベネチア →【夜行列車】
10日目 : → シュタットガルト → ハイデルベルグ → フランクフルト【フランクフルト泊】
11日目 : フランクフルト → マインツ → フランクフルト ⇒【機内】
12日目 : ⇒ 成田 → 羽田 ⇒ 新千歳空港 → 桑園

エリア ローマ(イタリア)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

この日は暑く、フォロロマーノに辿り着くだけで体力を消耗気味です。
フォロロマーノに入ってすぐ目の前に、ローマに現存する最古の凱旋門と言われる「ティトゥス帝の凱旋門」が現れます。
入口前の「コンスタンティヌスの凱旋門」に比べて大きさは小さいが、歴史とを感じる遺跡です。

ティトゥスの凱旋門 史跡・遺跡

内側の彫刻も素晴らしく、価値ある門と思います。
ここから先、左へ折れて「パラティーノの丘」へ向います。

パラティーノの丘へ上る途中から見る「マクセンティウス帝のパジリカ」
ローマ皇帝だったマクセンティウスが建設したパジリカで、比較的大きくきれいに保存されていました。

マクセンティウスのバシリカ 史跡・遺跡

「聖なる道」へ戻り「パラティーノの丘」を見上げる

パラティーノの丘 史跡・遺跡

「聖なる道」沿いにある「ロムルスの神殿」
皇帝マクセンティウスが、息子 ロムルスのために建設した神殿だそうです

ロムルスの神殿 史跡・遺跡

女神ヴェスタを祀る「ヴェスタの神殿」
神殿の大部分は崩れてしまったようですが、３本の列柱がきれいに残されていました。

ヴェスタの神殿 史跡・遺跡

「ヴェスタの神殿」近くにあり、女神ヴェスタに仕える「巫女たちの家」跡
かつてはここに家が並んでいたそうです。

ヴェスタの巫女の家 史跡・遺跡

巫女たちの家は崩れてしまったが、彫像が残っていて不思議な光景

アントニヌス帝が皇后ファウスティナを偲んで建設した「アントニヌスとファウスティナの神殿」
フォロロマーノの中でも比較的保存状態が良く、見応えある遺跡です。

アントニヌスピウスとファウスティーナ神殿 史跡・遺跡

レギッルス湖畔の戦いの勝利記念に建てられた「カストルとボルックスの神殿」
紀元前495年と、今から2500年以上前に建てられた神殿です。

カストルとポルックスの神殿 史跡・遺跡

ローマ神話の神・サトゥルヌスを祀った「サトゥルヌスの神殿」
周囲が崩れてしまった中、聳えるような存在感ある列柱です。

サトゥルヌスの神殿 史跡・遺跡

フォロロマーノの北西端にあり、セプティミウス帝と息子がパルティア戦争に勝利した記念に建設した「セプティミウス・セウェルスの凱旋門」
「コンスタンティヌスの凱旋門」や「ティトゥス帝の凱旋門」と同様、繊細で存在感ある門ですが、興味を示す人は少なかった。、

「聖なる道」はここ迄ですが、暑く日陰がない中を歩いたこともあり、フォロロマーノは終了し北側出口へ向います。

セプティミウス セウェルスの凱旋門 史跡・遺跡

北側出口近くに「DEL PARC」という休憩施設があったのでちょっと休憩

あまりの暑さに、アイスと冷たいドリンクをチョイス

フォロロマーノ北側出口を出た所にも大規模な遺跡が始まります

「アウグストゥスのフォロ」と呼ばれる遺跡で、写真は「マルスの神殿の台座」と言われています
フォロロマーノの隣接地にあり、フォロロマーノの一部のようです。

アウグストゥスのフォロ 史跡・遺跡

「アウグストゥスのフォロ」の横に、ローマ帝国の初代皇帝となったアウグストゥスの像が立っています

次に「トラヤヌスの市場」が現れます。
ローマ時代のショッピングセンターだったそうです。

トラヤヌスのマーケット 史跡・遺跡

更に進むと「フォロトライアーノ」へ
トラヤヌス皇帝がダキア戦争の勝利を記念して神殿などが建てられたが、建物の多くが崩れてあまり残されていません。

フォロ　トライアーノ モニュメント・記念碑

ベネチア広場前にある「ヴィットーリオ・エマヌエーレ二世記念堂」まで来ましたが、ベネチア広場は地下鉄工事のため大部分が立入禁止に。
立派な建物ですが、今は「カピトリーニ美術館」を目指しているので外観だけ。

ヴィットーリオ エマヌエーレ2世記念堂(ヴィットリアーノ) 建造物

ベネチア広場をぐるっと回り、向ったのがカピトリーノの丘に建ち、世界最古の美術館と言われる「カピトリーニ美術館」
「カピトリーニ美術館」という名は複数の建物の総称で、美術館はこの建物が入口です

カピトリーニ美術館 博物館・美術館・ギャラリー

カピトリーニ美術館前はミケランジェロが設計したカンピドーリョ広場で、中央にマルクス・アウレリウスの「騎馬像」が立っています

カンピドーリョ広場 広場・公園

カピトリーニ美術館はローマパスを使用し、２回目の無料入場

「イノケンティウス10世の像」

壁画も見逃せません

立派な壁画です

「棘を抜く少年」

「カピトリーノの雌狼」

「カリュドーンの猪の石棺」

グエルチーノの「聖ペトロニッラの埋葬」

カラバッジョの「女占い師」

カラバッジョの「洗礼者ヨハネ」

最上階のカフェテラスで休憩するつもりが、閉店時間が近いようでドリンクだけ購入しテラスへ。
テラスからフォロロマーノはじめローマ市街が見渡せます。

カピトリーニ美術館から帰路の途中、「ブラタモリ」で紹介された「マルチェッロ劇場跡」が見えたので行ってみましたが、既に閉館時間を過ぎていたので外観だけ。
二層までは紀元前13年完成の屋外劇場で、80年完成のコロッセオより歴史は古いそうです。

マルチェッロ劇場 史跡・遺跡

ローマのバス路線を把握するのはとても無理！ なので、観光に使えそうな 40番と64番のバスルートだけ調べておきました。
帰路にベネチア広場から乗ろうとしますが、この広場には多くのバス停があり目指す「40と60」の表示が見当たりません。係員らしき人に聞くと、ちょっと離れた所にあることがわかり一安心。
無事64番のバスに乗りテルミニ駅へ戻り、テイクアウトの夕食を買ってホテルに戻った頃にはクタクタに。
今日は遺跡を十分堪能したので、明日予定していた「オスティア・アンティーカ」は止めてローマの観光地巡りをすることにしました。
→ №４に続きます

テルミニ駅 駅