シニア夫婦のイタリア個人旅行記 2024・ №２（バチカンとローマ市内 ①）

2024/06/01 - 2024/06/01

この旅行記は、シニア夫婦がイタリア個人旅行をアルバム代りに記録として残すものです。
イタリアは夫婦ともほぼ初心者ですので、珍道中日記としてご覧ください。

イタリア旅行３日目（現地1日目）は、バチカン美術館、サンピエトロ寺院、コロッセオ、フォロロマーノの主要な観光地を巡る予定です。
うちバチカン美術館は予約が取れなかったこともあり「プライベートツアー」を利用し、コロッセオは「ローマパス枠」で予約しました。

〔今日（6月1日）の予定〕
バチカン美術館 － サンピエトロ寺院 － コロツセオ － フォロ・ロマーノ － カピトリーニ美術館
＊ №２は、バチカン美術館からコロッセオまでです

エリア イタリア

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• グルメ: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: タクシー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

朝6:00前に目が覚めたので、身支度を整えてレストランへ。
ホテルの朝食は７時からで少し前に行ったものの、30日人ほどの列ができていたが、時間になると列は進み、すぐ席に案内された。
席に着くと飲み物を聞かれ、コーヒーを頼むと２杯分以上入ったポットが出てきました。

ウナ ホテルズ デコ ローマ ホテル

朝食はバイキング方式でパンや果物などの種類は豊富ですが、野菜が少な目なのが気になるかな。
でも種類が多いので、これなら３日続けても飽きないようです。

初日の朝食の様子です。

朝食を終え、早速外出する仕度を整えます。
今日は「バチカン美術館とサンピエトロ寺院のプライベートツアー」を申し込んであり、9時にホテルのロビーで待合せの予定です。

今回の旅行を計画してすぐにバチカン美術館を予約したのですが「全て満席」状態。
ローマに来た以上バチカン美術館を外す訳にもいかず、早朝に行ってもディズニーランドほどではないにしても長時間並ぶそうなのでツアーを選びました。
9時にホテルを出発、体力と時間節約のためタクシーでバチカン美術館へ向うと、チケット購入済の列（右側）には既に長蛇の列ができていますが、意外に早く進みます。

バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー

入口でセキュリティチェックを受けてバチカン美術館に入館。
入るとすぐ現れるのがジュゼッペ・モーモの「二重螺旋階段」、日本の「栄螺堂」と同じく上りと下りの人が合わない構造です。
なお美術はあまり詳しくないので、気になった作品のみアップします。

先ず「システィーナ礼拝堂」についてポスターで説明を受けた後、ピーニャの中庭へ。
ハチカン庭園は何カ所かあり、洞窟や噴水がある最も広い庭園を観るには専用のガイド付ツアーに限られているようです。

バチカン庭園 散歩・街歩き

ピーニャの中庭にある Pigna（ピーニャ=松ぼっくりの意味）

ローマ市街が見渡せ、小高い丘にあるのがわかります。

シモネッティの八角形の中庭（ベルヴェデーレの中庭）
「チグリス河」や「ラオコーン像」などの彫刻が置かれています

ミケランジェロが復元した「チグリス河」
ギリシャ神話の「アマゾンの戦い」を表現しているそうです

ロドス島のアゲサンドロス、アテノドロス、ポリュドロス共作による「ラオコーン像」

ヴェルヴェデーレの「アポロン像」

ミューズの間にある「トンマーゾ・コンカの天井フレスコ画」

円形の間には、部屋を取り囲むように彫刻が並べられています

円形の間の上部はパンテオンのような円形の屋根があり、自然光が差し込んでいます

ギリシャ十字の間にある、コンスタンティヌス帝の母、聖ヘレナの石棺。
赤大理石で造られています。

天井画も見逃せません

レオカレスの「ベルヴェーデーレのアポロン」

地図の間には、イタリア各地の地図が並べられています
写真はベネチアですね

「地図の間」の天井の豪華さも見逃せません

地図の間の出口にある「バチカンの紋章とレリーフ」

無原罪のお宿りの間
聖母マリアが罪なく生まれてきた場面だそうです

「コンスタンティヌス帝の洗礼」

「宮殿から追放されるヘリオドロス」

ヘリオドロスの間の天井画

「聖体の論議」

「アテナイの学堂」

「署名の間の天井画」

「レオ３世のカール大帝への授冠」

「ボルゴの火災」

いよいよ『システィーナ礼拝堂』に向います

バチカン美術館の最後は『システィーナ礼拝堂』
この区域だけは「撮影不可」と「私語（ガイドの説明も）禁止」のため、ツアーガイドとは礼拝堂出口で待合せ、堂内を自由に見て回ります。
＊写真はシスティーナ礼拝堂の案内ポスター

システィーナ礼拝堂の隅にサンピエトロ寺院へ繋がる「秘密の通路」があるのですが、この入口には係員がいて公認ガイドの認定証とツアーの人数を確認していました。
一般の方がサンピエトロ寺院へ行くには、一旦外に出て入場待ちの列に並ぶ必要があるので、ファストパスを買うようなものですね。
この日は暑かったこともあり、この通路を利用することで時間の短縮に加えて体力の温存もでき、とても助かりました。
「秘密の通路」を通りサンピエトロ寺院へ向います。

礼拝堂から「秘密の通路」を通り、サンピエトロ寺院の正面に出ました。

サン ピエトロ大聖堂 寺院・教会

聖ペテロの墓所の上に建つサンピエトロ寺院はカトリックの総本山で、上部にも多くの彫刻や時計が飾られています

サンピエトロ寺院正面入口から振返ってみると、広大なサンピエトロ広場が拡がっています

サン ピエトロ広場 広場・公園

大聖堂内部は、広大で厳粛な空間が拡がっていました
主祭壇までの両側にも立派な礼拝堂や祭壇が並んでいます

残念ながら、主祭壇とミケランジェロのピエタ像は修復中でしたが...

ミケランジェロの「ピエタ像」は現在修復中です
… ツアーガイドさんのスマホから頂きました

ラ ピエタ モニュメント・記念碑

教皇アレクサンデル７世の墓碑

セバスティアヌスの礼拝堂

聖ヒエロニムスの聖体拝領

レオ１世の祭壇

サンピエトロ大聖堂の見学を終え、サンピエトロ広場へ

サンピエトロ広場にあるこの地点（centro del colonnato）に立つと、周囲の壁に並ぶ円柱が重なり合ってきれいに見える、というスポットです

上の地点に立つと、周囲の円柱が重なり合ってきれいに見えます

広大なサンピエトロ広場の中心に立つオベリスク

サン ピエトロ広場 広場・公園

ベルニーニ作の広大なサンピエトロ広場でプライベートツアーが終了

この後、タクシーでコロッセオへ向います

バチカン市国 史跡・遺跡

コロッセオに到着するも、予約時間にまだ早いので近くにある「コンスタンティヌスの凱旋門」へ
巨大なコロッセオの近くにあるためちょっと影が薄いですが、彫刻もあり立派な門です

コンスタンティヌスの凱旋門 建造物

コロッセオは事前に「ローマパス枠」で予約してあります

「コンスタンティヌスの凱旋門」などで時間を潰しながら「コロッセオ」の入口へ

予約時間より少し早いが、コロッセオへ
予約者の列もかなりありますが、進み具合は早い

コロッセオ 建造物

入口近くにあるコロッセオの全体図

中に入るとコロッセオの全体が見渡せます
ここから左方向へ

楕円形のコロッセオの中段を進みます

半周近く歩いてきました

下まで降りてみると、地下の構造が良くわかります
地下には猛獣や剣闘士が控えていたそうです

コロッセオの見学後、暑さによる疲れも感じ、休憩と遅い昼食のため近くのレストランへ。
通りすがりに入った店は パスクアリーノ（PASQUALINO）というお店です

パスクワリーノ イタリアン

席に着き、隣の若者が食べているピザを見るとかなり大きく、とても１人で食べきれる量ではないので、飲み物は別に頼むとして２人で１枚でいいかな

マルゲリータを注文すると、直径40ｃｍ近くあり２人でちょうど良い量でした。
食べてみると結構美味しかった。

昼食終了後、フォロロマーノへ向います（№３に続く）

この旅行記へのコメント （2）

• bamzoさん 2024/07/07 10:28:29

  はじめまして

  きままな旅人さん。
  はじめまして、bamzoと申します。
  わたしは、今年還暦と結婚30周年をむかえまして、記念に夫婦で前から行きたかった
  イタリアへ年末年始の休みを利用して行こうと計画しております。イタリアは初めてなので4トラの皆さんの旅行記を参考にさせてもらっています。
  イタリアは魅力的な街が多いので短い日程で絞り込むのに苦労します。結局、王道のローマINヴェネチアOUTで途中にフィレンツェをはさむ三都市に各二泊ずつする予定でホテルも仮押さえしました。ローマからフィレンツェとフィレンツェからヴェネチアは鉄道を利用するつもりです。
  当初、夫婦二人で行く予定でしたがすでに社会人の子供たち(息子と娘)も一緒に行くことになり、結局家族旅行になりました。
  我々シニアは、ヨーロッパまでの13時間のフライトは、体力的にきついので贅沢してビジネスを取りました。(ただし、日本発券は高くて手が出ないので、韓国発券で行きは関空から仁川までアシアナで別切りで取り、仁川からローマと帰りはヴェネチアから関空までをフィンエアのそれぞれ公式サイトから取りました。息子は海外出張で溜まったマイルを使うみたいで娘は、兄におねだりして便乗しようとたくらんでおります）
  きままな旅人さんは帰りはヴェネチアからフランクフルトまで夜行列車で行かれるようで日程的に余裕があればそういう旅もいいですね。
  では、続きの旅行記、楽しみしております。
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　bamzo
  
  

  きままな旅人さん からの返信 2024/07/07 12:44:14

  Re: はじめまして

  bamzo さん、はじめまして
  旅行記を読んで頂き、ありがとうございます。
  
  イタリア行は３年前から計画していたのですが、コロナと家族の事情で延び延びになっていて、今回ようやく実現できました。
  ただ計画してみると円安などの影響で、フライトやホテルなど以前の2.5～3倍にもなり躊躇しましたが、待っていても改善する見込みもないので決行しました。
  フライトはマイル利用で助かりましたが、ホテルや食事などは値上げと円安の効果は厳しかったです。
  加えて旅行後半に夫婦共に体調を崩し（原因はホテルの空調）、帰国直後はやや苦い思い出となりましたが、今となっては本当に「行って良かった」と思っています。
  bamzo さんが行かれるのは真冬ですね。 HAPPY NEW YEAR のイベントもあり楽しい時期でしょうが、体調に十分注意されて思い出深い旅行となるよう祈っています。
  帰国後の旅行記などで感想を聞かせてくださいね、では。