2024GW 12 Blagaj

2024/05/02 - 2024/05/02

モスタルから日帰りで「ブラガイ」へ
平日ならバスが何本も走っているのですが、祝日は一日に4本
往復の算段をすると、乗るバスはほぼ一択です
しかも帰りのバスは３時間後、ゆーっくり歩いてきました

◇4/27 シンガポール・ミュンヘン乗継 機内泊
◇4/28 シベニク泊
◇4/29 ザダル泊
◇4/30 スプリト泊
◇5/1 モスタル泊
◆5/2 モスタル泊
◇5/3 ドゥブロヴニク泊
◇5/4 フランクフルト乗継 機内泊
◇5/5 シンガポール乗継 機内泊
◇5/6 帰国

エリア モスタル(ボスニア・ヘルツェゴビナ)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 1.0
• グルメ: 4.5
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

市バス乗り場はバスターミナルではなく、電車の駅前の路上

遅刻だーと慌てて来たけれど、ここに表示された時間は始発駅の時間だったので、早すぎるくらいでした

モスタル駅の壁画は、後ろの山の精かな

バス停は炎天下
しかし木陰には、もれなく先客がいます
（犬が怖くてもキュンとなる寝姿）

倉庫だ♪と行きかけたけれど、そうやってバスを逃したことが何度もあるので、じっと見ただけで戻りました（よしよし）

バス停には、観光客が5人くらい集まっていました

バス代は運転士さんに現金払い
2.1兌換マルク（≒182円）

いちばん前に座ってごきげんです

かわいー
車窓の団地観察

モスタルの街は小さくて、すぐにこんな畑地帯に
車窓はずっと楽しいです

空地の遊園地だいすき

しかしこの遊園地も祝日休み
まじでいつ遊ぶのでしょうか

ブラガイに着くと、ずらりと観光バスが並んでいました
凍り付きました。無念です

Kula hercega Stjepana Vukcica Kosace
皆が行くメインの地を止めて、誰も居なさそうな山頂の遺跡へ行くか悩んだけれど、一人登山は自粛しているし、登山口が真裏なので長く車道を歩くことになりそう。皆さんと同じ観光地を目指すことにしました

観光地へぞろぞろと歩く列から、早々と脱線した

この家みたいなのは橋で

渡るには、この中を通るのです
天井が低くて、時々大きな穴があります

Velagić House
向こう岸には可愛い石の家

すてき

ちょっとメルヘンな区間を散歩できました

参道で、この辺で採れたとおぼしきイチゴやサクランボを売っていました

この後はずーっと人の背中を見て進む感じで写真が無い
あーあ、と思いながら歩いていた

Blagaj Tekke（テッケ＝道場）に到着

お昼頃あの洞窟に入るボートが出るとの情報もあり、昼に来たのですが、どうも夏だけのことらしく、ボートの影もなし

眺めの良い木陰に防水座布団を敷いて、30分くらいのんびりしました

自然と長居したのは、この場所がとても馴染んだから
霊場になるくらいだから、静的な場所なんですよね

この2人は、ずーっと目の前にいて、一緒に過ごした気分

ブラガイで昼食の予定でしたが、胃もたれがして食べられませんでした
（ブレクの油分おそるべし）

反対を向くとこんな景色
ボートで流されたら怖そう

あの白いのは、イスラム神秘主義教団（スーフィズム）の修道院

スーフィズムは、踊りを通じて布教する教団
(トルコの回るやつもこれ)
ここでは、どんな踊りを修行してたのかしら

皆さんツアーでいらっしゃるようで、周期的にドーっと団体さんが

殆どの人は良い場所で写真を撮ることしか頭にないけれど、イスラムの方には聖地に来た喜びが発露していました

良いところだったけれど、予想の100倍混んでました

このくらいなら食べられそう、レモンシャーベットがランチ替わりです
2兌換マルク（≒173円）

タクシーの宣伝が素敵

ブラガイには公衆トイレが無く、駐車場で私設トイレを借りました
謝礼は１兌換マルク

墓地好きのわたしも、この国では物見遊山での墓地見学が憚れました
墓地だらけで辛いし
この度はバスの待ち時間があり、たまたま目の前にこうして現れたものですから…

古い墓石には、細い立柱型（右）、上が三角の剣型（左）、マッチ型（手前）、串団子型（奥）があるようでした
ちょうど一同に揃っていたので

今風のは平たくて名前が書いてあるタイプ（別画像参照）

Šehidsko spomen obilježje i mezarje
墓地の水場で

散歩していると、ここで大きな蛇が
ぎょっとしていたら、近所の女性が「大人しい蛇だから大丈夫」と仰った気がして、構わず行くことに（想像がポジティブで我ながら心配になる）

猫撮りです

石の外階段
いちぢくが沢山生っていた

素敵なお宅

家々にも、団地に通じる美しさがある

Church of St. Vasily Ostroshki
バスから見えた教会まで歩いてみました

奥で工事されていて、教会に入っても良いか尋ねると「もちろん」という感じだったので、お邪魔します

ここは正教会
セルビア人の方の信仰ですね

まぁ、可愛い軍人さん

ふふ、みんな可愛い

教会の中に昔の写真があった
一度、廃教会になったようですね

今はこんな感じ
きゅっと締まりました

手作りのバームらしき物が無人販売されていた。
大きいお札しか無くて買えなかったのだけれど、あとで翻訳したらこの映像。

「紛争」とか「拒否」、「聞く」も、なんだろう？？
「ジョンズワート」は西洋オトギリで、我が家では母がオトギリ草の花粉から自作した薬を傷や虫刺されに使っています（効果抜群です）。西洋オトギリも同じかしら。

几帳面な石垣

民家の細道に入ってみましたが、街中に比べ良い道が少ないです

祝日は、営業中の両替屋さんも無さそうでしたよ

お、いい影と歩いてますね

この子、素早く逃げられたのですが、バスを待っているとじりじり寄ってきて、わたしの足の上で転がっていました

これを逃したら悲劇、のバスに乗れました
行きのバスで一緒だった人も全員乗れたみたい
（祝日だから帰りのバスはこれ一択だよね、と降りた時に確認し合った）

ちなみに地元の方が2人も「今日は平日ダイヤよ」と平然と仰っていたので、無邪気な無知に騙されぬよう、注意が必要。確実に休日ダイヤでした。

ブラガイは、現地半分、道中半分、と思ったくらい、バスの車窓と「郊外へのお出かけ感」が良かったです

トータルでブラガイどうだったかと考えると、平日なら朝行きます。
日祝なら、行かないかな？
郊外に行ったら都心より混んでいた時のがっかり感がね。

帰りはモスタル駅まで乗らず、スターリモストの近くで降りようと思ったのに、人混みに怯んで適当なバス停で下車
思った以上に遠いところで降りてしまった

適当に歩くのは特技だからー、と元気に歩き出したのですが、モスタルで一番楽しくない区域だったかも（南西モスタル）

おや、サッカーチームのはずだけど、バレーボール？

うおっ、たいへんだ
スターリモストのだいぶ手前から、すでにこの混雑

揉みくちゃにされながら、苦難の道をじりじりと進みました

なんでそんな混雑に突入したかと言うと、左のミナレットに上りたかったから。
それなのに、がんばって行ったのに、所持金不足で登れませんでした。
クレカも使えず、所持金全部を投じれば入れましたが、食事したいし。
キーっと歯ぎしりして退散

コスキ メフメド パシャ モスク 寺院・教会

ミナレットに上れなかったショックで、墓地に癒されに来た

ここに来ると、宿での出来事も、人混みの疲れも、さーっと流されるようでした

ネレトヴァ川 滝・河川・湖

歯医者さん五つ星なんだ

隣の床屋さん、サインポールの絵もかわいい♪

やっと食堂に入れました

貧血対策でレバーソテーのスモールサイズを注文
美味しかったけど、にんにくたっぷり（にんにくは貧血を悪化させるので、プラマイゼロじゃないと心配）
頼んでないのに出てきたパンが、かなり美味しかったです。
全部で7～8兌換マルク（6～700円）くらい？、とにかく安い

たぶんお店の名前は「Ćevabdžinica Cernica」
とてもおすすめです

明日は雨の予報なので、名残惜しくモスタルを再見

ネレトヴァ川 滝・河川・湖

晴れだと白いのね

何度見ても良いわ、この団地
（でも曇り空のが似合う）

パン屋さんで飲み物買おうとしたら、どの店も既に閉店。
なんと！祝日は時短営業なのか
また飲み物が無いです、何やってんだ私！と呆然です

この先に閉店後だけど店内に人のいるパン屋さんを見つけ、コンコンと叩いて開けてもらい、売ってもらえました。
危なかった…

ん－？

この監視塔みたいなのも良かった

祝日の苦労があっても、モスタルに来て良かった

ラスタカラーじゃないけど、社会的な主張ありげ
何カラー？

昨日は「猫が少ない」と思ったけれど、住宅街で会えました

お、上にも下にもいる

下の子が突進してきた

上の子の写真を撮っていると、下の子が体当たりしてくるの

なんだ、遊ばないのか、と香箱を作った

上は上で「手土産も無しか」とみるみる態度が

よし遊ぼか、と手を出すと、フン、っと顔をそらすんですよ

寝ちゃった

最後に2人に会えて楽しかった
ありがとー

この旅行記へのコメント （4）

• ちゅう。さん 2024/06/24 19:14:01

  至福の猫撮り(=^x^=)

  ねこいしさん、こんにちは！
  ブラガイ、初めましてでした。
  手持ちの雑誌のバルカン特集で位置確認
  スーフィーなんたらと確かに書いてありました。
  
  車窓の団地、左側の棟はベランダに各自でガラス窓や窓柵あと付けしたんですかね、みんなデザインが違って面白い。
  
  家のような橋、渡るのちょっと怖そう！
  変な人と一緒になったら。
  
  ボスニア・ヘルツェゴビナ、冒頭の旅行雑誌2010年のを見ると、戦禍に慄いてしまう記事でした。おおむね天寿を全うされた方のお墓とは違い、いつもの調子ではレンズを向けられないというのがよく理解できました。
  
  ねこいしさん得意の歩く猫、二連発に、
  最後の二人にたいへん癒されました。
  特に上の子、余裕な態度がめちゃ可愛いです。
  
  ところで、写真はいつものコンデジですか？
  緑や池の自然も、猫たちもいい感じに撮れてますね。
  
  ちゅう。
  

  ねこいしさん からの返信 2024/06/25 09:01:56

  Re: 至福の猫撮り(=^x^=)

  ちゅう。さん
  
  おはようございまーす
  
  そうなんです①
  車窓の団地、窓のオプションがかなりバリエーションありますよね。
  規制の中で洒落たことをしようとすることで（ある程度の不自由は必須要件かも）、わたし好みの建物ができあがるのではないかと思い眺めていました。
  
  そうなんです②
  墓地がほんとに。
  今回ほんとうに1枚も撮れなかったのですが、真新しい墓標の沢山並んだ墓地があちこちにありました。
  ブラガイの墓地は、まだ古い墓地だったので。
  しかも隣町の人同士の紛争というのは、相当な苦しみが想像されますよね。
  
  そうなんです③
  最後のふたりの可愛さをご理解いただけて嬉しいです。
  上の子の怠惰な態度、撮った瞬間だけでなく、後半はいつもあの顔だったんです。
  「この人にどう思われてもいい」みたいな。
  下の子のツンデレも良かったし、最高のコンビでした。
  これは泊まった宿の真裏で、ほんとにこの日の最後締めくくりだったので、この子らのおかげで、いい一日だったーとしみじみしました。
  
  気付いてなかった①
  あ、言われてみれば皆さんよりわたし、歩く猫の写真が多いかも。
  確かに、歩いている姿が好きですね。
  だから失敗作が相当数あります、笑。
  
  はい、カメラは前に聞かれたコンデジ1本です。
  お褒めに預かりありがとうございます。
  サイズも使い勝手もわたしにはちょうどいいカメラで重宝してます。
  
  ねこいし

• たまさん 2024/06/23 16:58:28

  モスタル猫

  ねこいしさん
  こんにちはー。
  
  猫かわいい(^^)/
  
  なんか日本から見たら、地の果てのような気がするんですが、そんな、観光客いっぱいの国（場所）なんですね。ねこいしさんの旅行記読んで、目からうろこでした。
  
  あ、映画、観に行かれそうですか！
  三部作、全部見てもハテナマークかもしれません(;´∀｀)
  わたしも一つしか観てないけど、「わー、すごくよかった！」とも言えない、不思議な映画でした、、と、先にお知らせしておきますｗｗ
  でも、どこか、見たことがある景色が出るかもしれないから、ぜひに！
  舞台挨拶は混まないです（きっぱり）
  でも、監督の話は面白いですよー、もし行けたら行ってみてください。
  
  明日は移動ですね（旅行記にどっぷり入り込むタイプ）
  次の街も楽しみです♪
  
  たま

  ねこいしさん からの返信 2024/06/23 22:28:04

  Re: モスタル猫

  たまさん、こんばんはー
  
  ありがとうございます
  ‎٭.ﾟ･*.❁(ற˘͈ᵕ˘͈)ற
  次々と旅行記を出して、すいませーん、と思いつつ投稿していたので、優しいお言葉かけて頂き、救われました。
  
  猫たち、可愛いですよね。
  最後の子はしばし無視したあと、結局甘えてくる上級ツンデレでした。
  
  はい、ブラガイの混雑には驚きました。
  みんな祝日に遊びたいようなので、頑なに店をやらないのがスゴいです。
  
  なるほど、映画(その他)の情報ありがとうございます。
  早速ポスターの中にも見た風景があり、風景だけでも楽しみですし、絶妙なタイミング嬉しいです。
  楽しみに行って参ります♪
  
  ねこいし