紅葉の葉山登山

2022/10/29 - 2022/10/29

10月末の週末は，山形県の葉山へ登山．葉山は月山の隣にある標高1462mの山で，月山と並んで修験の山として知られているやまです．紅葉はとても綺麗で，山頂に近付くと，なだらかな尾根道が続くので，月山，鳥海山，蔵王，大朝日，飯豊など，山形を代表する百名山を見ることが出来ます．また，山形市街地も見渡すことが出来るため，地元の人には人気の登山コースになっていますが，全国的にはイマイチで，余り県外の登山客に会うことはありません．登山ルートはいくつかありますが，一番距離が短いのは，寒河江と大蔵村を結ぶ国道458号線です．この道路は寒河江方面から肘折温泉に行く際にも最短ルートなのですが，道路事情が悪く，不通になることもしばしばです．今回も道路状況を心配しましたが，寒河江側からなら，葉山の登山口となる十部一峠までは行けることが分かったので，このルートで登ってみることにしました．十部一峠で右折し，山道を暫く走ると，終点が登山口になります．そこからだと，1時間半くらいで葉山山頂まで行けます．山頂の手前には，葉山の奥の院である白磐神社があります．また，修験の山だけあって，座禅岩や烏帽子岩など，特徴のある岩もあります．流石に10月も終りのこの時期だと紅葉は終わりかけていましたが，それでもこの年の最後の紅葉を楽しもうと，大勢の登山客で賑わっていました．

エリア 村山・河北(山形)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 自家用車 徒歩

朝の国道458号線．十部一峠の先が全面通行止めと書いてあります．

電光掲示板もありました．

集落を抜けると道路はこんな感じです．以前は結構楽に抜けられたのですが，近年では通行止めが続いています．

幸生（さちう）銅山の跡．江戸時代に発見されたという，幸生銅山は日本有数の銅山だったそうで，その時には大集落が出来ていたようです．廃鉱になったのは1961年とありました．

現在は集落の跡は殆ど分かりません．

国道458号線は熊野川という川に沿って造られています．隠れ紅葉の名所です．

この辺りの紅葉が一番綺麗でした．

十部一峠にやってきました．ここにはかつて番所があり，通行量を徴収していたことからこう呼ばれるようになったそうです．

十部一峠の先は全面通行止めで，肘折方面には行けませんでした．葉山へは，ここを右折します．

葉山林道と呼ばれる道のようです．

道路は車一台がやっと通れるくらいの山道です．

最後の方はダートでした．

道は行止りで，登山の車が何台か駐車していました．

通行止めの林道の先が登山道になります．

登山開始．既に朝方は霜が降りて，凍っていました．

暫くは勾配が続きます．登山道は比較的歩きやすかったです．

暫く登ると比較的平らな登山道になり，

「まっと沼」という沼がありました．

こちらが「まっと沼」．でも，水は殆どありませんでした．

さらに進むと，「しゃくなげ平」という場所に出ました．

ここからは山頂も見ることが出来ます．

何故か，運動靴が置いて？ありました．

白磐神社の下にあるトンボ沼．

既に全面氷結していました．

ここからは月山が一望出来ました．

山頂の手前にある葉山の奥の院である白磐神社に到着．ここまで早く歩けば1時間くらいで到着します．

白磐神社で参拝した後，鳥居を潜ると，葉山の稜線に出ます．

ここから左に曲がると「山の内コース」，右に曲がると山頂を経て「畑コース」になります．

取敢えず「山の内コース」を歩いてみることにしました．

稜線歩きなので，とても気持ちが良かったです．

「座禅岩」に到着．

更に進むと，湿地と木道がありました．

夏に来ると，この辺りはお花畑になります．

烏帽子岩まで来ました．この先はずっと下りになるので，ここで引き返すことにしました．奥の院から烏帽子岩まで1時間くらいです．歩いてきた稜線がとても綺麗でした．

流石に山頂付近の紅葉は終りでしたが，景色はとても綺麗でした．

山頂は，「畑コース」を少し歩いて，チョットだけ右折した所にあります．

こちらが山頂．1462mとあります．

月山がとても綺麗でした．

山頂からの景色も抜群．

下山後は，道の駅にしかわで温泉に入り，登山の疲れを癒やして帰りました．この年の最後の登山は，お天気に恵まれてとても良い思い出になりました．