裏磐梯・猫魔旅行記(ブログ) 一覧に戻る
7月最初の週末は、福島県喜多方市にある雄国沼湿原へ登山。実は1泊2日で福島側から飯豊に行く予定だったのですが、まだかなり雪が多く、1泊の短期登山では無理があると考え、急遽雄国沼に変更しました。雄国沼は裏磐梯にある湖で、元々は猫魔ヶ岳が噴火してできたカルデラに水がたまった物だそうです。自然の湖はもっと小さかったようですが、江戸時代に灌漑用水を得るために灌漑工事が行なわれ、現在のような大きな湖になったようです。雄国沼湿原は標高約1000mの場所にある湖で、実は天気が良ければ飛行機からでも見ることが出来ます。私はこの湿原の存在を永らく知らなかったのですが、あるとき、東京からの飛行機に乗っていたとき、山の中に突然平な場所が現れ、その中心に大きな湖が見えたので、「いったいここは何処だろう?」と興味を持ってググったのが最初です。その後、これが「雄国沼湿原」という場所であることを知り、ずっと行ってみたいと思っていました。雄国沼湿原はニッコウキスゲの大群落があることで有名で、特に7月初旬の花の季節は大勢の登山客で賑わうことで知られています。以前は湿原の入り口まで道路があり、観光バスでも上がれたことから、典型的なオーバーツーリズムになって、身動きもとれないほどの人が訪れたそうです。でも、今は令和4年の台風の影響で道路が崩落したため、歩いてしか行けない場所になりました。そのため、登山客は大部少なくなりましたが、それでも遊歩道は行列が出来るくらいの人が押し寄せます。雄国沼に行くには、八方台から猫魔ヶ岳を経由して行くとお金がかかりません。でも、一度標高1400mの猫魔ヶ岳に登ってから湿原に降りなければならないので、結構キツイルートです。距離は片道5.5kmだそうです。一番近いのは「雄子沢」という場所から登ることで、距離は3.3km、ほぼ登りだけで、アップダウンはありません。ただし、この時期、一般車の雄小沢駐車場は利用できなくなるので、「ラビスパ裏磐梯」に駐車して、そこからシャトルバスで登山口まで行く必要があります。私たちは、第三のルートとして、「ラビスパ裏磐梯」から標高1271mの雄国山を経て、雄国沼湿原に入る方法を選びました。このルートは距離が6kmと最長になりますが、長い分だけあまり登山客は多くありません。そのため、雄国沼湿原に至るまでは自分のペースで歩くことが出来ます。雄国沼湿原からは一度猫魔ヶ岳に登頂し、その後雄小沢に降りてシャトルバスでラビスタ裏磐梯に戻りました。実は時間的にギリギリで、最終のシャトルバスに間に合うかどうかかなりヒヤヒヤしましたが、何とかバスが出発する10分くらい前に辿り着くことが出来ました。雄国沼から猫魔ヶ岳の往復は、思っていたよりも大部時間を使ってしまったので、猫魔ヶ岳まで行く予定の人は、事前にシャトルバスの出発時間を良く見ておく必要があるなと感じました。

雄国沼湿原と猫魔ヶ岳

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2023/07/02 - 2023/07/02

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チビシロ

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この旅行記のスケジュール

2023/07/02

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7月最初の週末は、福島県喜多方市にある雄国沼湿原へ登山。実は1泊2日で福島側から飯豊に行く予定だったのですが、まだかなり雪が多く、1泊の短期登山では無理があると考え、急遽雄国沼に変更しました。雄国沼は裏磐梯にある湖で、元々は猫魔ヶ岳が噴火してできたカルデラに水がたまった物だそうです。自然の湖はもっと小さかったようですが、江戸時代に灌漑用水を得るために灌漑工事が行なわれ、現在のような大きな湖になったようです。雄国沼湿原は標高約1000mの場所にある湖で、実は天気が良ければ飛行機からでも見ることが出来ます。私はこの湿原の存在を永らく知らなかったのですが、あるとき、東京からの飛行機に乗っていたとき、山の中に突然平な場所が現れ、その中心に大きな湖が見えたので、「いったいここは何処だろう?」と興味を持ってググったのが最初です。その後、これが「雄国沼湿原」という場所であることを知り、ずっと行ってみたいと思っていました。雄国沼湿原はニッコウキスゲの大群落があることで有名で、特に7月初旬の花の季節は大勢の登山客で賑わうことで知られています。以前は湿原の入り口まで道路があり、観光バスでも上がれたことから、典型的なオーバーツーリズムになって、身動きもとれないほどの人が訪れたそうです。でも、今は令和4年の台風の影響で道路が崩落したため、歩いてしか行けない場所になりました。そのため、登山客は大部少なくなりましたが、それでも遊歩道は行列が出来るくらいの人が押し寄せます。雄国沼に行くには、八方台から猫魔ヶ岳を経由して行くとお金がかかりません。でも、一度標高1400mの猫魔ヶ岳に登ってから湿原に降りなければならないので、結構キツイルートです。距離は片道5.5kmだそうです。一番近いのは「雄子沢」という場所から登ることで、距離は3.3km、ほぼ登りだけで、アップダウンはありません。ただし、この時期、一般車の雄小沢駐車場は利用できなくなるので、「ラビスパ裏磐梯」に駐車して、そこからシャトルバスで登山口まで行く必要があります。私たちは、第三のルートとして、「ラビスパ裏磐梯」から標高1271mの雄国山を経て、雄国沼湿原に入る方法を選びました。このルートは距離が6kmと最長になりますが、長い分だけあまり登山客は多くありません。そのため、雄国沼湿原に至るまでは自分のペースで歩くことが出来ます。雄国沼湿原からは一度猫魔ヶ岳に登頂し、その後雄小沢に降りてシャトルバスでラビスタ裏磐梯に戻りました。実は時間的にギリギリで、最終のシャトルバスに間に合うかどうかかなりヒヤヒヤしましたが、何とかバスが出発する10分くらい前に辿り着くことが出来ました。雄国沼から猫魔ヶ岳の往復は、思っていたよりも大部時間を使ってしまったので、猫魔ヶ岳まで行く予定の人は、事前にシャトルバスの出発時間を良く見ておく必要があるなと感じました。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
ホテル
4.5
同行者
カップル・夫婦
交通手段
自家用車 徒歩
  • 途中で立ち寄った米沢市の道の駅田沢。

    途中で立ち寄った米沢市の道の駅田沢。

  • ラビスタ裏磐梯の駐車場に到着。まだ早かったので、それほど混雑していませんでした。ちなみに、ここは第二駐車場。ラビスパ裏磐梯から登るなら、こちらの方が登山口に近いです。

    ラビスタ裏磐梯の駐車場に到着。まだ早かったので、それほど混雑していませんでした。ちなみに、ここは第二駐車場。ラビスパ裏磐梯から登るなら、こちらの方が登山口に近いです。

  • 熊注意の看板を見ながら、出発。

    熊注意の看板を見ながら、出発。

  • 登山道は比較的良く整備されていました。途中にベンチもありました。

    登山道は比較的良く整備されていました。途中にベンチもありました。

  • 雄国パノラマ探勝路というらしいですが、あまり景色は良くありませんでした。

    雄国パノラマ探勝路というらしいですが、あまり景色は良くありませんでした。

  • 片道6kmあるので、結構距離はありますが、勾配はそれほどきつくありません。

    片道6kmあるので、結構距離はありますが、勾配はそれほどきつくありません。

  • 雄国山山頂までもう少し。

    雄国山山頂までもう少し。

  • 山頂近くで会津磐梯山がよく見えてきました。

    山頂近くで会津磐梯山がよく見えてきました。

  • 雄国山山頂に到着。

    雄国山山頂に到着。

  • ここには木製の展望台がありましたが、残念ながら一部崩壊していて、登ることが出来ませんでした。

    ここには木製の展望台がありましたが、残念ながら一部崩壊していて、登ることが出来ませんでした。

  • でも、頂上から少し降りれば、雄国沼が一望できました。雄小沢から登るとこの景色が見えないので、やはり苦労してこのルートを来て良かったです。

    でも、頂上から少し降りれば、雄国沼が一望できました。雄小沢から登るとこの景色が見えないので、やはり苦労してこのルートを来て良かったです。

  • アザミ

    アザミ

  • 雄国山から雄国沼に降ります。

    雄国山から雄国沼に降ります。

  • 登山道の地図がありました。

    登山道の地図がありました。

  • 雄国沼の入り口には立派な山小屋が建っていました。

    雄国沼の入り口には立派な山小屋が建っていました。

  • ここで、帰りのバスの時間を確認。最終のシャトルバスに間に合うように計画を立て直しました。

    ここで、帰りのバスの時間を確認。最終のシャトルバスに間に合うように計画を立て直しました。

  • 相変わらず、クマはたくさんいるようです。

    相変わらず、クマはたくさんいるようです。

  • 雄国沼へ。遊歩道が設置されていました。

    雄国沼へ。遊歩道が設置されていました。

  • 結構たくさんの方が来られていました。

    結構たくさんの方が来られていました。

    雄国沼湿原 自然・景勝地

  • 今年はニッコウキスゲは少ないそうですが、それなりに綺麗でした。

    今年はニッコウキスゲは少ないそうですが、それなりに綺麗でした。

  • 猫魔ヶ岳に向かいました。途中に、現在の雄国沼に作られた取水ゲートがありました。

    猫魔ヶ岳に向かいました。途中に、現在の雄国沼に作られた取水ゲートがありました。

  • 猫魔ヶ岳への登山道はあまりよく整備されておらず、傾斜もきついほか、所々水も出ていました。

    猫魔ヶ岳への登山道はあまりよく整備されておらず、傾斜もきついほか、所々水も出ていました。

  • 猫石に到着。猫の形には見えませんが、とても特徴的な石でした。

    猫石に到着。猫の形には見えませんが、とても特徴的な石でした。

  • 猫魔ヶ岳山頂に到着。

    猫魔ヶ岳山頂に到着。

  • 猫魔ヶ岳の山頂からは会津磐梯山がすぐ近くに見えますが、天候が怪しくなってきたのと、登頂に大部時間を使ってしまったので、写真を撮った後、すぐに引き返すことにしました。

    猫魔ヶ岳の山頂からは会津磐梯山がすぐ近くに見えますが、天候が怪しくなってきたのと、登頂に大部時間を使ってしまったので、写真を撮った後、すぐに引き返すことにしました。

  • 急いで雄国沼に下ります。

    急いで雄国沼に下ります。

  • 雄国沼に到着。もう誰もいません。

    雄国沼に到着。もう誰もいません。

  • 昼間はあれほどたくさんの登山客で賑わっていた山小屋も無人状態。少々あせりました。

    昼間はあれほどたくさんの登山客で賑わっていた山小屋も無人状態。少々あせりました。

  • 雄小沢に向かって急いで山を下ります。

    雄小沢に向かって急いで山を下ります。

  • 下る一方なので、比較的早く降りられますが、

    下る一方なので、比較的早く降りられますが、

  • それでもバスの時間が心配。

    それでもバスの時間が心配。

  • 相変わらずクマ注意の看板も。

    相変わらずクマ注意の看板も。

  • それでも、どうにか最終バスの出発10分くらい前に雄小沢登山口に到着。ほっと一安心。

    それでも、どうにか最終バスの出発10分くらい前に雄小沢登山口に到着。ほっと一安心。

  • シャトルバスで、ラビスパ裏磐梯の駐車場に戻りました。

    シャトルバスで、ラビスパ裏磐梯の駐車場に戻りました。

  • この日は飯豊登山を変更したので、宿泊先は山小屋ではなく、会津若松のビジネスホテルを予約。途中会津一望の丘という場所で休憩しましたが、雨になってきました。

    この日は飯豊登山を変更したので、宿泊先は山小屋ではなく、会津若松のビジネスホテルを予約。途中会津一望の丘という場所で休憩しましたが、雨になってきました。

  • 夕方遅く、無事ホテルに到着。翌日は登山を止めて、奥只見に向かいました。

    夕方遅く、無事ホテルに到着。翌日は登山を止めて、奥只見に向かいました。

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