2021/08/20 - 2021/08/20
83位(同エリア100件中)
チビシロさん
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いくつかの登山道がある鳥海山.7月には湯の台コースから鳥海湖を経て伏拝岳から心字雪渓を下る全長13km,標高差1200mのルートを周回したのですが,8月下旬のこの日は,遊佐町の二ノ滝ルートから登り,千畳ヶ原を経て,万助道に入り,渡戸を経て戻ってくるというコースで周回することにしました.このコースは,鳥海山の山頂(新山)まで行こうとするとかなりの長距離コースになりますが,千畳ヶ原までで戻ってくるのであれば,全長13km,標高差1200mと,7月の心字雪渓とほぼ同じです.そのため,それ程心配はしていなかったのですが,この日は8月下旬とは言え,まだ連日30℃を超える猛暑が続いていた上,コロナの影響もあってか他の登山ルートと比べると登山道の整備がなされておらず,歩行は困難を極めました.また,予定していた水場での水の補給が出来ず,結果としてコースタイムを1時間以上超えてしまうという結果になり,事前の下調べが重要であることを,改めて知らされた登山になりました.それでも,このコースには沢山の滝があり,滝好きの人にはたまらないコースであることに違いはありません.また,単純なピストンではなく,周回できることも魅力の一つです.
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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一ノ滝駐車場.時間は7:20.一ノ滝や二ノ滝を見に来る人は沢山いるため,立派な駐車場が整備されています.
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駐車場の脇に登山届を提出する箱が置いてありました.
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二ノ滝周辺の案内図.一ノ滝までは5分,二ノ滝までは25分とあります.
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鳥居を潜り,
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石段を進むと,
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一ノ滝神社があります.
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神社の脇に階段があり,
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ひたすら下ると,
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一ノ滝の展望台があります.なお,滝壺まで下りる道はありません.立派な滝です.
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一度一ノ滝神社まで戻り,先に進みます.
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ここにも小さな神社がありました.
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二ノ滝には立派な橋が架けられています.
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橋の上から見た二ノ滝.2筋の滝が流れる,なかなか豪快な滝です.
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スニーカーでも行けるのは二ノ滝までで,ここから先は本格的な登山道になります.
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登山道の脇から二ノ滝の写真を撮ってみました.
二ノ滝渓谷 自然・景勝地
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これはたぶん二ノ滝と三ノ滝の間にある間ノ滝だと思います.この先に三ノ滝があるのですが,残念ながら,木々に隠れていて,ほぼ見えませんでした.
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このコースは南のコマイ(月山沢)と呼ばれる川沿いを登るルートですが,千畳ヶ原に出るには,千畳ヶ原の手前で,どうしても一度渡河する必要があります.かつては橋が架かっていたようですが,今は橋がないので,雪解けの増水時は渡河出来ないこともあるようで,その場合,迂回路がないので戻ってくる必要があります.
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間ノ滝の所に,唯一橋が架けてある所があり,ここから万助道の方に行くことが出来ます.月山沢を渡河出来ない場合は,ここまで戻らなければいけないので,数時間のロスになります.増水期に確実に鳥海山に行こうと思ったら,万助道を通ることをお勧めします.
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何かのアンテナのような建物がありました.
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ここがたぶん三ノ滝?だと思いますが,崖の下でほぼ見えませんでした.このコースが残念なのは,この先にも玉砕の滝,竜ヶ滝,不動滝と滝が続くのですが,「見えない」滝が多いです.もう少し登山者が多ければ,整備もしてくれるのでしょうが,現状では致し方ないと思います.
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玉砕滝の案内
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たぶんこれが玉砕滝?
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地図には載っていないのですが,ガクエの潭という滝がありました.
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こちらのようです.ここは良く見えました.額に飾った絵のようだからガクエと呼ぶようで,とても綺麗な滝でした.
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仙龍滝.ここも地図に載っていないのですが,ガクエの潭と竜ヶ滝の間にある滝です.
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たぶんこれが仙龍滝?
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仙龍滝の先に水場がありました.かつてはこの辺りに山小屋があったようです.
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竜ヶ滝の案内
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これがたぶん竜ヶ滝?よく見えませんでした.
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最後の不動滝の看板が現れました.
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こちらが不動滝.ちょっと遠くですが,とても立派な滝でした.
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月山沢(南のコマイ).の渡河点にやってきました.流石に8月下旬だけあって,水量はそれ程多くありませんが,7月だったら渡れなかったかも知れません.
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かつて,多分つり橋があったのだろうと思われる残骸がありました.
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渡河してから先は,ほぼ笹藪状態.千畳ヶ原どころか足下もよく見えず,歩くのはかなり大変でした.
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12:30にやっと千畳ヶ原に到着.滝の写真を撮っていたりしたので,予定よりも大部遅れ,ここまで5時間かかってしまいました.木道が本当に有り難いです.
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二ノ滝口との分岐点.ここから鳥海湖までは1kmですが,時間が迫っていたので,昼食後直ぐに二の滝口から万助道に向かいます.なお,7月に来たときにはここで水の補給が出来たのですが,8月下旬のこの日は雪がすっかり溶けていて,沢に水がありませんでした.
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万助道.はるか下界に日本海も見えます.万助胴は南のコマイの西側に出来た登山道で,鳥海山の中の一つ,笙ヶ岳(しょうがだけ)へ登る登山道があります.
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万助道の途中(この辺りはドッタリと呼ばれる場所のようです)から千畳ヶ原を振り返ります.7月に来たときとは違い,雪がすっかり溶け,緑がとても眩しかったです.
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が,万助小屋に向かう途中で,徐々に道が悪くなってきました.
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最後はこんな感じで,二ノ滝道と同様,笹に覆われていて,足下が見えないので,とても大変でした.
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やっとのことで,万助小屋に到着.立派な山小屋でした.
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ここには立派な水場があり,やっとここで水の補給が出来ました.なお,万助小屋より下流は地抜川という南のコマイとは別の川の沢沿いを歩きます.ここは南のコマイのような急峻な崖にはなっていないので,直ぐに水の補給が可能です.今回のように酷暑の中を歩くのであれば,水の補給に心配が要らない万助道から登り,千畳ヶ原から二ノ滝道を下るルートの方が良さそうでした.
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渡戸.ここまで,コースタイムを大部超えてしまったため,休息もそこそこに,急いで渡戸に向かいます.渡戸からは笙ヶ岳に向かう分岐があります.
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高瀬峡へ行く道との分岐点.高瀬峡は紅葉の名所です.
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やや薄暗くなってきて,熊出没注意の看板がより不気味に見えます.
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やっとのことで,駐車場へ戻ってきました.時間は17:15で,10時間ほどかかった計算になります.
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帰る途中,遊佐の名水胴腹滝(どうはらたき)で水を汲んで帰りました.今年2度目の鳥海山.チョット忙しかったですが,登りがいのあるルートでした.滝がもう少しよく見えたら本当に良かったです(登山道から無理に滝を見ようとすると,殆どが崖になっているので,十分気を付ける必要があります).
胴腹滝 自然・景勝地
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旅行記グループ 登山
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