2026/04/03 - 2026/04/06
93位(同エリア137件中)
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この旅行記のスケジュール
2026/04/04
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陸前高田市立博物館
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かき小屋 広田湾
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海を望む場
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陸前高田 発酵パーク CAMOCY
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2026年4月、春の訪れを感じる東北を舞台に、仙台を起点として岩手県三陸南部から県南地域を繋ぎ仙台に帰ってくる3泊4日の一人旅に出かけました。
三陸のダイナミックな海岸線から、穏やかな里山の風景が広がる内陸部へと跨ぐルートを描き、まだ見ぬ東北の魅力を再発見する旅行です。
移動は公共交通機関を乗り継ぎ、車窓の絶景を眺めながら各地を巡りました。
道中では、その土地その場所でしか味わえない鮮度と旨みに溢れた「地物」の数々を存分に堪能。また、震災の遺構や伝承施設を訪れ、忘れてはならない記憶と復興の歩みについても深く学ぶ時間となりました。
移動の多さゆえにハードな旅ではありましたが、雄大な自然と人の温もりに触れ五感が満たされていく、そんな4日間の旅の軌跡を、実際の時系列に沿って紹介していきます。
前回は、仙台で一泊し次の日朝からバスで陸前高田へ向かうところまでを紹介し、今回は陸前高田を観光した様子を旅行記書いていきます。
滞在時間は約4時間、すべて徒歩で移動しました。
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10:20 陸前高田市立博物館
陸前高田観光スタート。
まずは陸前高田市立博物館へ。 -
陸前高田市立博物館は、2023年11月に東日本大震災で被災した「旧市立博物館」と「海と貝のミュージアム」の2つの施設が統合する形で整備された博物館。
建物の階数としては2階建ての建物ですが、実際の高さは14m以上で3~4階建のオフィスビルほどの高さがあり、迫力を感じる立派な外観です。 -
エントランスには海洋実習船「かもめ」の展示。
「かもめ」は、津波で流失し2年後に約8,000キロ離れたアメリカのカリフォルニア州海岸に漂着した高田高校のボート。
そしてアメリカ現地の高校生が修復して陸前高田へ返還したという日米の深い友情を伝えるシンボルとして展示されています。 -
展示室手前の壁面には、内藤廣建築設計事務所による矩計図。
設計に携わっていないとなかなか見ることないので食いつくように見ていました。 -
展示室に入ると、無料とは思えない洗練された空間。
陸前高田市の豊かな自然や、古くから育まれてきた漁労文化を知ることができます。 -
1850年に現在の陸前高田市内に落下した、重量100キロを超える日本最大の石質隕石「気仙隕石」の展示です。
実物は国立科学博物館に所蔵されており、こちらはレプリカ。
本の上に手をかざすと、轟音とともに気仙隕石の紹介が始まりました。 -
陸前高田市が位置する広田湾の地形についての展示。
立体的な地形図がスクリーンになっていて映像が投影される形の展示で、展示方法にも工夫を感じます。 -
三陸の豊かな海に生息する多様な魚たちを、透明なアクリル板を用いて立体的に並べた展示。
一体一体は平らなアクリル板に貼られた写真ですが、これだけ数があると見応えもあり幻想的です。 -
世界の珍しい貝や三陸の貝など、数千点に及ぶ国内屈指の貝類コレクションが並んだ部屋。
震災の泥から救い出され、ひとつひとつ丁寧に洗浄・再生され再度ここに展示されています。 -
展示室の中央エリアにはいると、圧倒的な存在感を放つツチクジラの剥製「つっちぃ」。
旧・海と貝のミュージアムのシンボルで、東日本大震災の津波で流失したものの、奇跡的に発見され見事復活を遂げました。
体長9.7m、重さ525kgの「つっちぃ」は日本最大の鯨の剥製だそうで、日本記録に認定されています。 -
「つっちぃ」の左半分は修復時にコーティングが取り除かれ、本来の表皮が見える形の展示となっています。
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展示室内には、子どもたちが楽しめる「発見の部屋」という体験エリアも設けられています。
ちなみに土曜日の午前中でしたが、展示鑑賞中にすれ違った人はゼロでした。
だれもいなかったので、けん玉しばらくやっていました。 -
展示エリアを出て、展望デッキがあるようでしたので行ってみます。
エレベーターもありましたが、階段で行ってみようかと軽い気持ちで上り始めたらこの階段がとても長い... -
やっとのことで展望デッキ到着しました。
なんと広い屋上。
建物東側には展望デッキに直通する屋外階段も設けられていて、非常時には避難場所としても機能するようです。
復旧・復興プロジェクトの一環であることを考えると、この広さになったことがよく分かります。 -
展望デッキから眺める中心市街地”まちなか”。
こちらは北側の眺望。 -
展望デッキから広田湾の方向を見ると、北側とは全く違う景色が広がっています。
震災の爪痕がよくわかる光景です。
しばらくここで陸前高田の街並みを観察。
ということで陸前高田市博物館ここまで見てきましたが、無料とは思えない充実度で、混雑もしておらず良い施設でした。 -
11:00 かき小屋 広田湾
博物館のあとはお昼ごはんを食べにいきます。
陸前高田市と宮城県気仙沼市にまたがる広田湾は、牡蠣の養殖で有名な地域ということで、博物館すぐ横の牡蠣小屋へ。
開店とほぼ同時に入店して、スムーズに席座れました。 -
頼んだのは「かき満喫御膳」という人気のセット。
蒸しかきとかきご飯、かき汁などが楽しめるセットです。
思っていた以上の数の牡蠣。
これがひとり分なのか...
太っ腹です。 -
殻を開けるのに手こずりながらあけると汁たっぷりの牡蠣が姿をあらわします。
身ももちろん美味しかったですが、何よりこの汁が最高でした。
若干このとき二日酔いだったので、より身体に沁みます。 -
牡蠣を食べたあとは、歩いて海岸方面を目指します。
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12:00 道の駅高田松原
かき小屋 広田湾から20分ほど歩いて、道の駅 高田松原に到着。
津波復興祈念公園の玄関口にあり、奇跡の一本松や伝承館に隣接する復興の拠点で、三陸グルメも集結する道の駅です。道の駅高田松原 道の駅
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ここからもたくさん歩く予定なので、道の駅高田松原でコインロッカーに荷物を預けます。
海岸からも近く外にあるロッカーなので、だいぶ砂がたまっていましたね。 -
道の駅中央のエントランスにある水盤。
施設中央を貫く「祈りの軸」の起点にあり、神社を参拝する際の手水舎の役割を持つ水盤です。
日常から追悼と伝承という特別な空間へと気持ちを切り替えます。 -
「祈りの軸」とは、道の駅高田松原がある高田松原津波復興祈念公園のデザインにおいて、中心をまっすぐに貫く「祈りと鎮魂の直線(参道)」のことです。
直線の道が海へと続いています。 -
「祈りの軸」の終点がここ「海を望む場」です。
神社の奥宮のような場所。
ここで津波が押し寄せた広田湾を一望することができ、厳粛な想いで海と対峙する場所となっています。
手前には国の名勝「高田松原」が広がっています。 -
下にもおりることができました。
高田松原は、白砂青松の弓状の海岸線に約7万本の松が広がる美しい場所でしたが、東日本大震災の津波で壊滅的な被害を受けました。
現在は、市民や全国からの支援により約4万本の植樹が完了し元の姿を取り戻すため育成活動が続けられています。 -
海岸までやってきました。
普段は海岸に来ても海を見てぼーっとするだけなのですが、やはりここに来ると思いも変わります。
とても静かで穏やかな海なのに怖さも感じました。 -
12:25 奇跡の一本松
そして陸前高田の有名スポット「奇跡の一本松」までやってきました。
かつて約7万本の松原が広がるなか、津波に耐え唯一生き残った復興のシンボルです。
残念ながら震災の翌年に奇跡の一本松は枯死が確認されましたが、保存整備を行い現在は「モニュメント」とし当時と同じ場所に立っています。奇跡の一本松 名所・史跡
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震災遺構として残されている陸前高田ユースホステル。
東日本大震災で大きな被害を受けましたが、震災の数カ月前から無期限休館中だったため人的被害はなかったそうです。 -
奇跡の一本松と陸前高田ユースホステル。
一本松が流されずに残ったのは、このユースホステルの建物が防波堤の役割を果たしたからとも言われています。 -
12:45 陸前高田 発酵パーク CAMOCY
その後は陸前高田で気になっていたこちらの施設へ歩いてやってきました。
江戸時代から醸造業が盛んだった今泉地区に誕生した、発酵がテーマの商業施設です。
醸造において重要な「醸す」ということばから、「CAMOCY(カモシー)」と名付けられたそう。 -
中は小さなフードコートのようになっていて、思っていたよりコンパクト。
クラフトビールやパン、チョコレートのお店など様々なジャンルの発酵文化を体感できます。 -
CAMOCYの中に入っているパン屋さん「ベーカリー MAaLo」。
地産の食材を使った個性的な焼き立てのパンが並んでいます。 -
その中でも気になった「みそあんバター」を購入。
あんバターパンはよく見ますが、みそ餡を使ったパンはなかなか見ないです。
食べてみると味噌の塩味と白あんの甘みが絶妙で美味い。 -
13:15 東日本大震災 津波伝承館
その後は道の駅高田松原まで戻ってきまして、津波伝承館を見学します。
「命を守り、海と生きる」をテーマに、震災の事実と教訓を後世に伝える施設です。
館内に入るとまずガイダンスシアターで津波についての映像を見ます。東日本大震災津波伝承館 名所・史跡
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津波の凄まじい衝撃により、原型を留めないほど押し潰された地元の消防ポンプ車。
目の前で見ると被害の実態が生々しく伝わってきます。 -
津波により駅舎ごと流失し、がれきの中から見つかった旧JR山田線「大槌駅」の駅名標など、日常の風景が大きく歪み傷ついた姿は震災の脅威を静かに語りかけます。
その他にも震災についての資料が数多く展示されていて、あまり時間がなくゆっくり見られなかったのでもっと時間をかけて見るべき施設だったとスケジューリングを後悔。 -
伝承館の建物の外にも震災以降が残されています。
こちらは震災前、高田松原物産館などが入る観光拠点だった建物。 -
その横にはタピック45というかつて24時間利用できた旧道の駅の休憩施設の跡。
津波の高さが赤く記されていましたが、14.5mという高さを実際に見るとその高さに圧倒されます。旧 道の駅高田松原 タピック45 名所・史跡
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当時3名の人がこのタピック45の三角屋根の最上部へ駆け上がり、一晩中しがみついて押し寄せる激流から逃れ生還したそうです。
ということで陸前高田をここまで見てきまして、自然や歴史、そして震災について学び、グルメも堪能してきました。
ここから大船渡市へ移動します。
続きは次回です。
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旅行記グループ 仙台発、岩手県三陸南部〜県南地域を結ぶひとり旅
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