３年越しの英国旅行③　突然の大雨で観光中断、1日の最後はミュージカル鑑賞で〆る

2023/08/26 - 2023/08/26

当初の予定では早朝にロンドンに到着したらそのまま湖水地方に向かう予定だったけど出発2週間前に発表されたストライキで急遽予定を変更してロンドン観光にあてた到着1日目。
3年8か月ぶりの海外旅行で自分なりの海外旅行のお作法を忘れてたりしたけどまぁ何とかなった。
昔は割と1日中歩き回っても平気だったけど最近はやはりそれは厳しい。
そのことをヴィクトリア＆アルバート博物館で実感。
正直これは予想していたのでこの日の計画もかなりゆったり目にしていた。
が、計算外だったのは…いわゆる老眼が進んでいてコンタクトレンズをするとスマホの文字が見づらい…。
基本近眼だけど普通に生活する分には不自由ないので裸眼で過ごしている時は全く問題ないんだけど、海外旅行中はいつも使い捨てコンタクトを装着。
そんな事情で普段はほとんどコンタクトをしていたので気づいていなかったのでヒースローに到着してすぐにコンタクトをしたけどコンタクトをすると命綱のスマホのGoogleMAPが見にくい…。
なので、ヴィクトリア＆アルバート博物館は眼鏡でしのいだけどこの旅は「コンタクトか裸眼＆眼鏡か」で朝一番悩むという今までと違った苦労が。
コロナ前の海外旅行ではこんな悩みなかったのに…。
3年8か月って長い。
それでは到着初日の旅行記をどうぞ。

エリア ロンドン(イギリス)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

ヴィクトリア＆アルバート博物館の見学を終えて向かったのはすぐ隣の自然史博物館。
正直それほど興味はないけど隣だし、せっかくだし行っておこうか、という程度の気持ちで行ってみたら…入場待ちの行列が。
一瞬やめようかとも思ったけど行列は割とさくさく進んでいるようなのでとりあえず並んでみることに。
入口は予約ありと予約なしに分かれていて予約ありの場合は並ばずすんなり入れるみたい。
今予約できるのかな？と思ってHP覗いてみたら今からできる予約は明日の午後以降。
諦めておとなしく並ぶ。

この旅行記は↓
https://4travel.jp/travelogue/11851087
の続き。

で、長い行列の割には10分程で入場。
入場は無料だけど係員さんが大声で寄付を呼びかけてた。
ちなみに寄付はクレジットカードでも可能。
中はすごい人。
ヴィクトリア＆アルバート博物館より断然混んでる。
どうも家族連れがこぞって来ている印象。

入るとまず目に飛び込んでくるのが宙吊りにされた恐竜の骨。
そしてこの入ったところのホールかなり広いんだけど物凄い人。

ロンドン自然史博物館 博物館・美術館・ギャラリー

ちょっと横に行くと壁に化石の展示があって…

レストランもあった。
行列していたのと何か鳴き声みたいなのがしたのでちょっと覗いてみると…

恐竜の人形が動いてて鳴き声みたいな音も。
子供達大喜び。

博物館というよりテーマパークみたいなレストラン。

しかしとにかく人が多すぎてとても見学する気になれない。
まだ入って5分くらいしか立ってないけど早々に退散することに。

自然史博物館がここまで人気があるとは思わなかった。
イギリスは今日から3連休らしいのでそのせいもあるかもしれないけど。
そして入ってた時間多分10分もなかったと思うんだけどそのわずかな時間で空の色が灰色になっててびっくり。
さっきまで青空だったのに。

さっき撮り損なったヴィクトリア＆アルバート博物館の全体写真を撮ろうとちょっと戻ってみたけど空模様がどんどん怪しくなってきている。

これはなんかヤバそうだな、と早々に地下鉄で移動することに。

ヴィクトリア＆アルバート博物館や自然史博物館から1番近い地下鉄の駅はサウスケンジントン。

ロンドンの地下鉄はプラットフォームの手前にこの様な路線図があるので便利。
乗る前に行きたい駅があるかどうかはちゃんと確認すれば乗り間違えることはない。

駅の表示はこの形で統一されている。

サウス ケンジントン駅 駅

ロンドンの地下鉄は世界最初の地下鉄。
だからなのかどうか分からないけど基本的にホームはそんなに広くない。
天井はこんな感じの円天井タイプが多い。
本数も結構多くて滞在中にホームで長時間電車を待ったという覚えがあまりない。
ただ…時刻表は1度も見かけなかった(笑)。
多分ないんだろうね。
あってもその時刻表通りには来ない気がする。
海外の地下鉄って時刻表ないとかこの時間帯は３～５分に１本くらいとか書いてある時刻表あるけど日本の地下鉄も通勤ラッシュ時間帯はそれでいいと思う。
あの乗降客数で定時運行とか無理だし毎日の様にダイヤ乱れになってるしね。

ロンドンの地下鉄はこんな感じで入場時に使用したタッチレス決済可能なクレジットカードを翳せばドアが開く仕組み。
切符を使用している人は見かけなかった。

目的のキングス クロス セント パンクラス駅に到着すると…傘を持っていても外を歩くのを躊躇うほどの雨。
ちょっと前まで晴れてたのに。

キングス クロス セント パンクラス駅 駅

とても駅の外に出られる状態ではないのでまずは駅構内の目的地に向かうことに。
この駅はヨーロッパ大陸とイギリスをつなぐユーロスターの発着駅。
近代的な建物の駅でショッピングモールみたいなのもある。
パリもそうだけどロンドンも大きな鉄道駅がいくつかあって行き先によって出発する駅が違うからややこしい。

さてキングス クロス セント パンクラス駅に来た目的は観光に出発する前にどこに行こうか考えながらGoogleマップを見ていた時にここを見つけたから。
と言ってもハリーポッターのオフィシャルショップではない。
ちなみにショップは入るだけでも並ばないと入れない状態。
さて、目的のものはどこにあるのかな？とキョトキョト。

するとショップ横に行列があることに気づく。
もしやこれかな？と思って先頭を覗いてみると…

あった！
プラットフォーム９と3/4番線。
改札内にあったら見られないなぁ、とちょっと心配していたけど…なんかこういう全然関係ない場所にあるのもなぁ。

キングスクロス駅 9と4分の3番線 観光名所

ここで写真撮影をしたい場合は行列に並んで順番が来ると係の人がポーズの指導をしてくれて…

こんな感じで記念撮影。
写真は係の人のカメラで撮っていたので多分後で買うんだろうね。
自分のカメラでも撮影OKかどうかは不明。
基本こんな感じで
ポーズ指導→撮影
の繰り返しだったので２つ上の写真みたいに誰もいない状態で写真撮るのもなかなか難しかった(;^_^A。

本当はこの後ここから徒歩ですぐの大英図書館に行くつもりだったけど雨がすごすぎて諦める。
折り畳み傘は持っていたけど多分傘さしても３分も歩いたら足元はずぶぬれになると思う。
なので早めの夕食を買ってホテルに戻ることに。

夕食は駅構内にあったファーストフード店、レオンへ。
ここ以外でも見かけたのでチェーン店と思われる。
日本にもよくある注文して会計をした時にもらうレシートに番号が書いていあって出来上がるとモニターに番号が表示されて商品を受け取るシステム。
めっちゃハンバーガーの気分だったので一番写真が大きいお店のおススメと思われるハンバーガーを注文。

出来立てのハンバーガーをもって地下鉄へ。
ホテルまでは乗り換えなしの1本なのでラクチン。

キングス クロス セント パンクラス駅 駅

ストライキのユーストン駅をチェックしようかなと思ってたけどそんなのチェックしたところでどうにもならないのでおとなしくホテルへ戻ることに。
ひたすら明日無事に動くことを祈るばかり。

そしてホテルの最寄りのウォレン・ストリート駅を出るとさっきまでの凄まじい雨はほぼやんでいた。
やっぱりあれはゲリラ豪雨だったのね。
ホテルはエレベーターを降りるとこんな古めかしいドアがあって更にこの後客室へ続く別のドアがあってそこがカードキーがないと開かない様になっていた。
多分このドアにカードキー取り付けるのが難しかったんだろうな(;^_^A。

ラディソン ブルー エドワーディアン グラフトン ホテル ロンドン ホテル

そして１７時前にお部屋に戻ってさっき買ったBuger BBQ Big Smokeと部屋にあった紅茶でちょっと早めの夕食。
BBQって書いてあるからバーベキューだろうと思ったら結構スパイシー。
思ってたのと違うけどこれはこれで美味しい。
でも辛い…。
結構大きくってお腹いっぱい。
で、日本に帰って驚いたのがこの値段。
￡8.49だったんだけどカード明細見たら1601円。
え？？あなたそんなに高かったの！？
滞在中はあえて￡を日本円に置き換えるのをやめて食べたいもの食べる作戦にしてたけどある意味正解。
全部日本円換算してたら何も買えなかったかも(;^_^A。

食後はちょっと寝ようと思ったけど…次の予定が気になってほとんど寝られず…。
久々の海外でやはり興奮していたのかな。
18:30くらいにはホテルを出てNorthenline1本で行けるチャリングクロス駅へ。

チャリングクロス駅 駅

駅を出てちょっといったところにあったオスカー・ワイルド像。
Googleマップで見つけて気になって行ってみたけど…わざわざ見に行くほどのものではなく…。
みんな気にせず通り過ぎて行っているし。

チャリングクロス駅はトラファルガー広場の最寄り駅。
そしてトラファルガー広場と言えばナショナルギャラリーでしょう。
行ったことあるもの時間があれば行きたかったけど今回はV&Aを優先したのでやむを得ない。
どうやらただいま外観修復中。
ちなみに19時でこの明るさ。
さすが北海道より高い緯度だけあるわ。

トラファルガー広場 広場・公園

広場にはご存じネルソン記念碑。
本当はライオンのいる正面から撮りたかったけどこの時間は思いっきり逆光でこの角度以外は無理。

ネルソン記念柱 モニュメント・記念碑

ロンドンと言えば2階建てバス。
と言ってもこれは路線バスじゃなくって世界中の観光地を走っているCity Sightseeingだけど。

ロンドンのど真ん中なので建物見てるだけで楽しい。
でも悲しいかな、久々の海外旅行で写真の撮り方も忘れているのか今回の写真は取れ高がイマイチ。
とにかくシャッター押してたみたいでぶれてる写真も結構多かった。
次からは気を付けよう。

そして19:05本日の最後のイベント「オペラ座の怪人」が上演されているハー マジェスティーズ シアターに到着。
さっき開場したばかりらしく劇場前にはチケットチェックの行列。
日本では何度も観ている大好きな作品。

ハー マジェスティーズ シアター 劇場・ホール・ショー

といっても最初から好きだったわけではなく…最初に観たのは…学生時代。
でもその時はなんか暗い作品だなぁ…という感想でそこまで好きではなかったけどその後社会人になってから再観劇してやっとこの作品の良さが分かった(笑)。
この左のマスカレードは場面も音楽も大好き。
この作品で数少ない華やかな場面。

当初の予定ではこの日は湖水地方に宿泊予定だったのがストライキの影響で急遽ロンドン宿泊に切り替えたのでこの公演のチケットを抑えたのも1週間前。
その時点で空席はわずかだったけど端っこだけど前から2列目が空いていたのでそこを抑えた。

ロビーは木目調で公演の雰囲気にも合っている。

照明はシンプル。

客席にはロビーから更に階段を降りる。

近代的な劇場でそこまで大きくないかな。
3階席まであった。
座席のカテゴリーが日本だと5つくらいに分かれているけどロンドンの劇場は10つくらいカテゴリーに分かれていた。
ちなみに1番高いのは1階の中央辺りの席。
確かに1番見やすい場所。

既に舞台上は1番最初のオークションの場面のセットが。
期待が高まる。
そして19:30開演。
さすがにみなさん上手い。
そしてこの演目は音楽が素晴らしい。

そして1時間ちょっとであっという間に1幕終了。
1幕の最後はシャンデリアがすごいスピードで客席からステージに降りてきてなかなかの迫力。
1幕が終了してシャンデリアが定位位置に戻る前に素早くパチリ。

そして再び定位置に戻る巨大シャンデリア。
オペラ座といえばこれよね。

幕間は館内探検。
いつも思うけど幕間でお酒飲んで2幕で眠くなったりとかしないのかな。

1階のロビーにあった本日のキャスト表。
昔は主要人物だけ書いてあるキャスト表が置いてあったけど今はないのね。
二酸化炭素削減の為かな。
ちなみに今回のラウルの役の方の外見がアフリカ系の方でちょっとびっくりした。

２階のホワイエにも行ってみる。
こっちの方がちょっと部屋が豪華。

片隅にオペラ座オリジナルピアノ。

ベランダからは向かいのシアターロイヤル ヘイマーケットが見えた。
ちょっと調べてみけど「オペラ座の怪人」の様なロングラン公演を上演する劇場ではなく聞いたことのない演目を上演しているみたい。
内部は古き良きヨーロッパの劇場といった雰囲気でちょっと中を見学してみたい。

シアターロイヤル ヘイマーケット 劇場・ホール・ショー

壁の照明も素敵。
一時は毎月の様にミュージカルやストリートプレイを観ていた時期もあったけど最近はごく稀にオペラやオペレッタに行くぐらい。
考えてみたらいつの間にか日本にいてる時より海外旅行中の方がよく観劇しているな。

そろそろ２幕の開演時間なので客席に戻ろうかな。

ちなみに１週間前は空席だった隣の端っこ２席は日本人の母娘親子。
といってもかなりお年の母娘だけど。

巨大シャンデリアも無事定位置に戻っている。
このシャンデリア見て雰囲気に浸りながら観劇するなら３階席前方は意外といい選択肢なのかも。

そして21時、２幕の開演。
やぁ～２幕もよかった。
ラウルを救うためにクリスティーヌがファントムにキスするシーンは切ない。
そしてその後ファントムが２人を解放した後に指輪をファントムに返しに来るクリスティーヌ…。
更に切ない…。

最後のカーテンコールはスタンディングオベーション。
ヨーロッパの劇場でよくある足踏み拍手はなくって皆さん立って普通に拍手。
いやはや素晴らしかった。

観劇の余韻に浸りながら劇場を後にする時はAngel of Musicが頭の中で周りまくっていた。
ロンドン来るまではこの２か月後に見る予定のレミゼの民衆の歌が鳴り響いてたのに
。
我ながら影響されやすい。
ちなみにAngel of Musicは確か３日くらいは頭の中で周りまくってた(笑)。

すっかり暗くなったトラファルガー広場の夜景をパチリ。
かろうじてナショナルギャラリーが映っているけど…写真の撮り方、もうちょっと思い出さないと…。

そしてチャリングクロス駅から地下鉄でホテルへ。

チャリングクロス駅 駅

乗換えせずに１本で帰れるのが素晴らしい。
明日の朝は朝一で移動なので帰ったらお風呂入って寝た。
部屋はバスタブ付きだったのでお湯を貯められたのがちょっと嬉しい。
水はけは悪いけどね。

この続きの旅行記は↓
https://4travel.jp/travelogue/11855783