Petra Museum 2023 ③　ペトラ博物館　2023年夏（Dubai-Jordan-Israel）　

2023/08/03 - 2023/08/05

ペトラ遺跡を観光後、遺跡の入口にある博物館に行きました。
この博物館は、ペトラ遺跡の入場料の中に含まれています。
また、新しくて綺麗です。
遺跡を見た後で、疲れていましたが・・・・。
一見の価値はあります。


【旅程】

8月2日（水）
NRT 成田発　22時30分→DXB ドバイ着　
8月3日 4時10分着（EK0319便　エミレーツ航空）
↓
8月3日（木）
ドバイ空港　5時20分
ジュメイラ・パブリックビーチ　5時50分
ブルジュ・アル・アラブ・ジュメイラ 6時15分
ドバイ・フレーム　6時45分
ドバイ・モール　7時10分
ブルジュ・カリファ（ハリファ）　8時00分
ドバイ・モール　9時00分
ドバイ水族館　10時15分
↓
ドバイ国際空港　11時00分
↓
DXB ドバイ　14時05分発→AMM アンマン　16時00分
（EK903便　エミレーツ航空）　
↓
アンマン国際空港　17時15分　　
ペトラ（エドム・ペトラ）　20時10分　
エル・ハズネ（ペトラ・バイ・ナイト）　21時00分　
ホテル　22時30分　

8月4日（金）
ホテル発　9時00分　
ペトラ遺跡　
シーク　9時30分　
エル・ハズネ　10時20分　
ローマ遺跡　11時10分　
ランチ（Basin Restrant）12時00分　
エド・ディル　13時40分　
カフェ　13時45分　
ビューポイント　14時10分　
ペトラ博物館　16時10分　●
ホテル　17時15分　

8月5日（土）
ホテル発　7時30分
モーゼの泉　7時45分
ネポ山　11時25分
マタバ　聖ジョージ教会　12時40分
ランチ　Haret Jdoudna Restaurant & craft shops 13時00分
アンマン　アブドラ一世モスク　15時15分
ヨルダン博物館　16時05分
シタデル　17時15分
リージェンシー・パレス・ホテル　17時45分

8月6日（日）
ホテル発　7時00分
サルト旧市街　7時35分
ジェラシュ遺跡　9時10分
↓
ヨルダン出国　11時45分
イスラエルへ入国　13時00分
↓
ティベリア　ランチ　14時05分
山上の垂訓教会　15時05分
パンと魚の奇跡の教会　15時45分
シナゴーグ　16時10分
カペナーム　16時40分
プリマ・ガリル・ホテル　17時10分

8月7日（月）
ホテル発　7時30分
ナザレ
カナの婚礼教会　8時00分
マリアの井戸　8時55分
受胎告知教会　9時20分
聖ヨセフ教会　9時45分
ヨルダン渓谷　12時00分
ランチ　エリコ　Temptation Restaurant　12時45分
死海　14時35分
エルサレム　プリマ・パーク・ホテル　17時20分

8月8（火）
ホテル発　7時00分
神殿の丘　7時30分
岩のドーム　7時50分
嘆きの壁　8時30分
シナゴーグ　8時55分
ヴィア・ドロローサ　9時10分
聖墳墓教会　10時15分
アルメニア教会　10時45分
シリア教会　11時15分
ランチ　Armenian Restaurant Bar「Bulghourji」11時45分
シオン門　13時00分
ダビデの墓　13時10分
鶏鳴教会　13時25分

ベツレヘム
生誕教会　15時10分
ホテル　17時00分

8月9日（水）
ホテル発　9時00分
オリーブ山 9時40分
主の泣かれた教会　10時00分
ゲッセマネの園　10時20分
万国民教会　10時25分
ベドウィンのテント　11時05分

テルアビブ
ランチ　13時10分
港　14時00分
バウハウス時代の建築　14時35分　
↓
TLV テルアビブ空港　19時50分発→
DXBドバイ空港　23時59分着（EK932便　エミレーツ航空）
↓
8月10日（木）
DXBドバイ空港　2時40分発→NRT成田空港　17時35分着
（EK0318便）

エリア ペトラ(ヨルダン)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: クラブツーリズム

この日は一日、ペトラ遺跡巡りをしました。
そして遺跡を見た後、博物館にも寄りました。

The Petra Museum（ペトラ博物館）

大きな博物館ではありませんが、ギャラリーが８つあります。
ペトラ遺跡に関する遺物の宝庫です。
遺跡を見た帰りの夕方に行きましたが、ゆっくり観ることができました。

開館時間
午前8時30分から午後8時30分まで（4月から10月まで）
午前8時30分から午後7時30分まで（11月から3月まで）

入館料は、ペトラ遺跡の入場料に含まれているため無料です。

正面の入口です。
遺跡を巡った後でしたので、クタクタでした。
最後の力を振り絞って観ます。

さて、レセプションで案内資料をいただきました。
残念ながら日本語のものは、ありませんでした。

Monumental Bist of Dhu-Shara（ドゥシャラー神の胸像）

ドゥシャラー神はナバテア神殿の主神であり、ヨルダン南部のシャラ山脈の支配者でした。グレコ・ローマン文化の普及によって、ギリシャ神話のゼウスと同一視されるようになり、その結果、髭をはやした男性として表現されました。
この石灰岩の彫刻はナバテアのオリジナル・スタイルです。

胸像はペトラのテメノス門の崩壊した瓦礫の中から発見されました。下から見えるように彫られており、元々は門の上部にあった可能性があります。
胸像の大きさと重量（1.6トン）を考慮すると、ナバテア人の工学技術に対して敬意を表します。

ラクム・ペトラ、テメノス門にて発掘　ナバテア人（1世紀後半）

【BC150万年：旧石器時代】

最初の人類

人々は小さなグループで移動し、狩猟をしたり食べられる植物を採集して暮らしてました。
ヨルダン最古の人類の痕跡が、ショーバック近郊で発見されました。

【BC21,000年：石器時代の移行期】

生活様式の変化

狩猟と採集から生産へ移行します。
また犬などの動物を家畜として飼いました。
また、初めての食品の加工が、バイダのワディ・マドマグで発見されました。

【BC10,200年：新石器時代】

農業改革

ペトラ地域の人々は世界で最初に村に住み始めた人々で、農業を営み、動物を家畜化した人々です。

バイダの新石器時代の村です。
ペトラ地方は、ヨルダンで最も新石器時代の村が集中しています。

【BC5,000年：銅石器時代】

最初の金属の生産

人々は最初石器を使用して鉱石から銅を抽出しました。
ヨルダンの主な銅鉱山はワディ・アラバのフェイナン地域にあります。

【BC3,600年：青銅器時代】

巨石と鉱山

ショーバック近くのウム・トゥワイラットに建設されたドルメン。
ワディアラバでの銅の産出について、エジプトとの関連性はあるのでしょうか・・・。

【BC1,200年：鉄器時代】

エドムの生活

南ヨルダンにエドム王国が設立しました。
BC835年からはメソポタミアが、BC539年からはペルシアが支配しました。
そしてナバテア人はBC6年に入ってきました。
ペトラのウンム・アル・ビヤラ山頂にエドム人の村が建設され、雨水を貯水池に集めました。

【BC332年：アレクサンダー大王からナバテア王国まで】

ナバテアの始まり

BC312年、歴史上初めて、ヨルダンのナバテア人について言及されました。
ナバテア人の部族は、ハウラン、ネゲブ、シナイに広がり、貿易は繁栄しました。

この写真はペトラのメインストリートの隣の発掘調査によって、BC3世紀の都市の最も初期の建造物の一部が明らかになりました。

【BC168年：ナバテア王国】

繁栄するナバテア人

BC168年に初めてナバテア人の王について言及されました。
首都ラクム（ペトラ）とナバテアの他の地域は交易によって繁栄しました。
ナバテア人は定住するようになり、独特のナバテア文化ができました。
BC1世紀にアラビア全土で隊商貿易が衰退し、ナバテア王国も弱体化しました。
93年には首都をブスラに移動しました。

なんだか画像がわけがわからないものになってしまいました・・・。
(-_-;)

【AD106：ローマの統治】

アラビア州

西暦106年、ローマがナバテアを属州としました。
ペトラ・ナバテア文化は繁栄し続けます。
111年から114年にアカバとブスラの間にVia Nova Traiana（ヴィア・ノヴァ・トライアナ）の建設が行われました。
これは「Kings High way」（王の道）です。
このルートには、数多くの要塞化された城が残っています。
ペトラ第3州の首都は、293年パレスチナでした。

写真は、アラビア属州のローマ総督セクスティウス・フロレンティヌスのお墓です。（130年頃）

【324年：ビザンチン帝国の統治】

キリスト教のペトラ

363年の地震によってペトラの大部分が破壊され、ペトラは都市構造を失い始めました。
ペトラの住民のほとんどがキリスト教に改宗します。
砂漠の端の街のウドゥルーとジャルバの台頭により、630年にはナバテア文化の存続のため、イスラム教徒との和平協定に署名しました。

写真はペトラ教会の上空からの眺めです。

【636年：イスラム教の始まり】

イスラムの征服軍は、ペトラの東端から、636年までにヨルダン全土がイスラムの統治下に置かれました。
そしてペトラはその重要性を失っていきます。
シャラ山脈の大きな複合体は、小さな村へと変化していきました。

【1100年：中世のペトラ】

フランク人は、1100年にペトラ地方を支配し、ショーバックに城を1つ、ペトラに2つの城を建設しました。
1189年にはサラー・アッディン・アル・アイユーブがショーバックとペトラでフランク人を破り、その後はショーバックはイスラムの都市となります。

ショーバック城は農村に囲まれていました。

【1516年：オスマン帝国の統治】

シリアの巡礼路
オスマン帝国は1516年にシリアを支配しました。
巡礼路であるペトラの東側の通過はオスマン帝国にとって重要な関心事でした。
1812年にブルクハルトはペトラを再発見し、1905年にショーバックでトルコの守備隊に対抗しました。
1917年にアラブの反乱軍が、ワディ・ムーサでトルコの守備隊を破りました。

残念ながら、下半分は撮れていませんでした。

【1918年：現代のペトラ】

宝石のような遺跡

1918年にハーシム派が主導し、アラブ反乱軍が勝利しました。
そして1921年にはトランス・ヨルダン王国が設立され平和が戻りました。
1928年にペトラで最初の考古学発掘が行われました。
シャラ村が成長を遂げ、自治体の合併がありました。
1985年にはペトラがユネスコの世界遺産リストに登録され、考古学遺跡として保護されることとなりました。
この地域はまだまだ発展の途上にあり、古代遺物に対する関心が高まっています。

フリント・ブレード

ブレードは、フリントを叩いて、長いフレークを切り離して、その後、修正して作られました。フリント・ブレードは非常に鋭利で、穀物の収穫を含む様々な作業に使用できました。一部の刃には、小麦や大麦の茎に含まれるシリカによって作られた研磨された刃が付いていました。

Bayda; Jiththa. バイダ　ジッタ出土
土器以前の新石器時代（BC10,200～BC6,900年）

Grinding Stoes 砥石

穀物の生産量が増加し、より多くの人々に食料を供給する必要があったことから、古い乳鉢と乳棒を使用するのは、非常に面倒になりました。穀物を大きな平石の上に置き、小さな石で粉砕する新たな粉砕方法が発明されました。時間が経つにつれて小さな砥石は、滑らかで細長くなりますが、大きな石の「クーン」は上部に窪みが生じます。

バスタ　ワディ・ムーサ　アル・バジット　シャカラット・ムサイード
土器以前の新石器時代（BC8,800～BC6,900年）

石のドア・ソケット

新石器時代の村の家の入口は、時間の経過とともに朽ちた葦の扉と葦で閉ざされていましたが、石のドア・ソケットの発明によって、その存在が示されています。

シャカラット・ムサイード
陶器以前の新石器時代（BC8,340～BC7,960年）

ストーン・アゼス

斧は火打石を含む様々な硬い石から作られました。これらの斧に似た細長い石器は、手に持ったり、木の棒に結びつけたりしていました。
それらは木材を切ったり、防衛したり、植栽のために大地を耕すために使用されていました。

バジャ：　シャカラット・ムサイード
土器以前の新石器時代（BC8,500～BC7,000年）

砥石・磨き石

小さな粒子からなる硬い石は、火打石の道具を研いだり、石の容器を磨いたりするために使用されました。

シャカラット・ムサイード
陶器以前の新石器時代（BC8,340～BC7,960年）

フリント・ダガー

この優れた短剣は圧力ナッピングによって作られました。これは新石器時代の短剣としては珍しい例であり、その所有者は高い社会的地位を持っていたに違いありません。

バジャ
陶器以前の新石器時代（BC7,500～BC7,000年）

新石器時代の狩猟

ペトラ地域に農業が普及した後も、新石器時代には狩猟が食料を提供するための主な活動であり続けました。
矢は主な狩猟道具であり、矢尻はフリンで作られていました。中央に溝のある硬い小石も多数発見されました。フリントツールを研磨したり、矢のシャフトをまっすぐにするために使用されました。

バハ : バイダ ワディ・アル・マタハ　　ジッタ
土器以前の新石器時代（BC7,000～BC6,000年期）

フリント・ボーラー

骨や貝殻、石などに穴を開けてビーズを作ったり、裁縫用の革を作るため細い突起を付けた小さな道具です。骨や木材に切り込みを入れるために使用された可能性があります。

バスタ
土器以前の新石器時代（BC7,500～BC7,000年）

石のプレート

石の皿やボウルは通常、村の家の中で見つかりました。木製または籠細工の皿の方が、特別な物であったようです。また、それらはバサットやバサットなどの長距離を運ばれた硬い石で作られたことからもわかります。

バハ : バイダ　バスタ　シャカラット・ムサイード
土器以前の新石器時代（BC8,800～BC6,000年）

農業改革

紀元前10,000年頃に最終氷河期が終わり、この地域では穏やかな気候が到来しました。これにより、新石器時代にいくつかのコミュニティが農業と動物の家畜化による食料生産への移行を開始できるようになりました。

この変化は、現在のヨルダン南部からトルコ中央部に広がる地域内で最初に起こりました。この地域は、最初の農作物である小麦や大麦と、最初に家畜化された羊や山羊の自然生息地です。

シャカラット・ムサイードの新石器時代の村の居住ユニットの復元図です。
コペンハーゲン大学　Moritz Kinzel（モーリッツ・キンゼル）

ヨルダンの最初の人々

アフリカから最初の人類の移住がヨルダンに到着したのは、約150万年前です。
ここに留まる人もいれば、アジア、ヨーロッパへ向かう人もいました。旧石器時代の人々は小集団で移動し、動物を狩り、食物として植物を採取してました。彼らは洞窟に住んでいましたが、野外キャンプもしていました。

狩猟から食物採集と生産まで

後期旧石器時代は、BC21,000年からBC10,200年頃までの過渡期であり、食料の狩猟と採集から生産への移行が見られました。その後、気候の変動により、動植物の食料が豊富になり、より大規模で定住のためコミュニティに住み始める人々の数が増加しました。
後期旧石器時代の終わりまでに、人々は建築の始まりとなる簡単な住居用シェルターを作り始めました。定住の始まりとともに、最初の動物の家畜化が始まりました。

2018年、ペトラ近郊のバハにある先土器新石器時代の遺跡で子どもの埋葬が確認されました。
この埋葬地を建設するにはいくつかの段階がありました。
2つの平行な垂直スラブがピットの北側と南側を固定しました。それは大きな石の板で覆われており、その上には意図的に破壊された白く輝く砂岩がたくさん積み重ね上げられていました。完成した構造は白い石灰石膏で密閉されました。シストに埋葬された8～10歳のこどもは、ユニークなネックレスを身に着けていました。

BC7,500～BC6,900年

最初の村社会

BC10,200年～BC8,800年、人々は様々な食糧資源の恩恵を受けるため、いくつかの気候帯の合流点に定住しました。
ペトラ地域ではワディ・アラバの麓に小さな村ができ、自然に穀物が栽培され、野生動物の群れが管理されていました。

村づくりとそれに関連する農業プロセスは、陶器以前の新石器時代（BC8,800～BC6,900年）に勢いを増しました。その時までに動物の実際の家畜化が始まり、増加した人々はヨルダンの高地に広がりました。

人々は大きな村を設立し、家々が密集して集まり、豊富な食糧と安全のために人口が増加したこれらの新しいコミュニティは、複雑な社会関係、精神的な信念、芸術を発展させました。

複雑な村社会が崩壊した背景には、BC6,500年頃の気候危機があったようです。新石器時代の最終段階のBC6,400～BC5,000年、人々は小さな村に戻り、その頃には最も重要な資産である土壌の扱い方を理解した可能性があります。
彼らはそれを保持するためテラスを作り始め、最初の鉢を作るため特別な土を使いました。

陶器以前の後期新石器時代のネックレス

この装飾品はおそらく8～10歳の女の子の胸を飾りました。
これはリング状のマザー・オブ・パールの仕切りと、赤い石灰岩、ターコイズ、白い貝殻、ヘマタイトで作られた2,580個以上のビーズで構成されています。

これがネックレスの全体的な構成です。
ヘマタイトのバックルで首の後ろで留められました。

BC7,500～BC6,800年

最初の金属の生産

人々が初めて鉱石から銅を抽出したのは、銅石器時代（BC5,000～BC3,600年）でした。また、オリーブ、いちじく、なつめやしが植えられ、園芸が始まった時期でもありました。
そしてロバの家畜化時代、続いて馬が登場しました。

主要な銅鉱床のあるヨルダン南部のワディ・アルバ

ストーン・ブレスレット

これらの破片は厳選された石を使用し、熟練した職人によって作られた円形のブレスレットです。

先土器新石器時代（BC7,500～BC7,000年）

マラカイト・ツール

この道具はワディ・アラバ産の銅鉱石で作られていました。
新石器時代は、この道具の所有者は社会的に高い地位をもっていた可能性があります。

土器以前の新石器時代（BC7,500～BC7,000年）

新石器時代の織物生産

羊や山羊の家畜化に続いて、人々はその羊毛を使って織物を作りました。
織物はどれも残っていませんが、生産ツールの発見は産業の証拠です。
これらには円形の石の紡績輪や布を取り付けるため、中央の穴が含まれています。
スピンドル・ロッドは製織中に経糸を引っ張り続け、織機の重りです。

土器以前の新石器時代（BC7;500～BC7,000年）

ハンマーストーンと乳棒

新石器時代には、地元で入手可能な硬い石を使用して、様々な形のハンマーや乳棒が製造されました。

シャカラット・ムサイード
陶器以前の新石器時代（BC8,340～BC7,960年）

クーン

これらの大きな硬い石は、元々は平らでした。
穀物の上部を継続的に粉砕することによって、窪みができました。
摩耗するまで使用された石もあります。

バイダ・バジャ
土器以前の新石器時代（BC8,800～BC6,900年）

ナバテア以前

青銅器時代（BC3,600～1,200年）

青銅器時代は、銅の単体よりも硬い銅と錫の合金にちなんで名前がつけられました。
青銅器時代初期の大規模な銅工場がワディ・ファイナンで発見され、そこから銅製品がレバントやエジプト地域に輸出されました。
ヨルダンのほとんどのコミュニティは、青銅器時代初期（BC3,600～BC2,000年）には半遊牧民でした。ペトラ地方では小さな村が1年のうちの一部の間居住地として機能していました。
注目すべきことに、最も顕著な記念碑は最も古いもので、ショーバック近くにあります。（BC3,600年頃のもの）

考古学的証拠は、BC14世紀のエジプトとのつながりを示しています。BC13世紀のエジプトの情報源はエドムの「シャス・ベドウィン」に対するエジプトの軍事作戦を記録しており、彼らはエドム「天幕王国」と定義していました。

絵付けエドミット陶器

エドム人の陶工たちは、陶器に色を付けるために地元の鉄鉱石を使用しました。
塗料は通常、ホイールが回転している間に帯状に塗布され、場合によっては帯が垂直線で接続されました。
ナバテア人の絵付けされたボウルは、エドム人の絵付けされたボウルが発展したのが起源である可能性があります。

ワディ・ムーサ　　ウウィラン　　ガラレ
エドム人（BC7～BC６世紀）

鉄器時代（BC1,200～BC332年）

鉄器時代は人類の歴史における技術革新、つまり青銅で作られた道具よりも強い道具を生産した鉄の採掘にちなんで名付けられました。

鉄器時代の初期（BC1,200～BC1,000年）は、ヨルダン南部の高地ではありませんでした。東地中海は激動の時代で、文明は衰退し、レバントやエジプトには新しい民族が到来したものの、平和ではありませんでした。

3つの王国（アンモン・モアブ・エドム）
鉄器時代の中期（BC1000～BC539年）には、ヨルダンに3つの王国が出現しました。
北のアンモン、中央のモアブ、南のエドムです。

エドムの首都はボズラ（現在のブサイラ、タフィラの南）にありました。ペトラ地方はすべてエドム人のものでした。エドム王国の台頭により、ヨルダン南部には要塞都市が出現しました。人々は村にも住んでいましたが、人口の一部は遊牧民のままでした。

陶器のランプ

鉄器時代の陶器のランプは、ダウルの形でろくろで作られ、その中に油が入れられていました。リムはつまんで芯を保持するため、幅広のフリンジが付属していました、
このランプの注ぎ口の黒ずみは、広範囲に使用されたことを示しています。

ワディ・ムーサ、タウィラン　
エドム人（BC7～BC6世紀）

陶器のボウル

大きなサイズで厚いです。純粋な粘土ではなく、円筒形のベース。

エドム人（BC7～BC6世紀）

貿易とキングス・ハイウェイ

エドムはエジプトとシリア、アナトリア、メソポタミアを結ぶキングス・ハイウェイの南部を支配し、ヨルダンの三大王国に支配をもたらしました。エドム人は当時の新たな大規模貿易ネットワークを守るために、主要ルートに沿って監視塔や要塞を建設しました。

属国からメソポタミア帝国まで

BC835年にシリア王連合がアッシリア王シャルマネセル3世によって敗北した後、ヨルダンの三王国はアッシリア人の地でバビロニア人の属国となりました。メソポタミアの支配によって、地元の文化が栄えるようになりました。その後、人々は地元の文字を使用して自分たちの言語で記しました。

石の祭壇

この祭壇は地元の石灰岩で作られました。
それはヤシの木と人間と動物の姿です。
射手が馬に乗って矢を向けています。

アル・ムアラク（ワディ・ムーサとエドミット・タイプの間）
BC8～BC7世紀

石のスタンプ

このようなスタンプは、商品の品質を封土する粘土に刻印をいれるために使用されました。それは主要ルート沿いでペトラとワディ・アラバを見下ろすキルバト・アル・ムアラクで発見されました。

エドムは当時最も重要な貿易、エジプトとシリア、メソポタミアを結ぶキングス・ハイウェイの南部地域を支配していました。

キルバト・アル・ムアラク（ワディ・ムーサとタイバの間）
エドム人（BC8～BC7世紀）

陶器の香炉

インセンス・バーナーは、ピクチャー型や台座ベースのシロ・パレスチナボウルなど、様々な形で作られました。

お香を焚くことは、鉄器時代の重要な儀式でした。アラビア南部からアラブ貿易商を通じてお香を輸入していました。

ぺトラ、ウンム・アル・ビヤラ、ワディ・ムーサ、タウィラン
エドム人（BC8～BC7世紀）

宝石の宝庫

18個の金の指輪、イヤリング、ビーズで構成されており、ちりばめられた青銅のボウルの中に埋もれているのが発見されました。これらの物は全てペルシア時代にメソポタミアとパレスチナ南部で生まれた独特の技術を使用して地元で作られています。

ワディ・ムーサ、タウリアン
ペルシア時代（BC6世紀またはBC5世紀）

ヘルメスの頭部・アルクトバ

像の巻き毛にある２つの小さな翼は、ギリシャ神話の神々の使者であるヘルメスを表していることを示唆しています。
ナバテア人はヘルメスを交易と書記の守護者であるアラビアの神、アル・クトバと同一視しました。

この頭部は、ナバテア芸術の東洋様式で砂岩に彫られており、ラクム・ペトラのテメノス門の崩壊した瓦礫の中から発見されました。

ラクム・ペトラ、テメノス門
ナバテア人（1世紀）

アテナとヘルメス

この石灰岩のブロックは、ペトラのテメノス門に隣接する構造物の隅の柱の一部を形成していました。片面にはギリシャの神々の使者ヘルメスのレリーフの彫刻があり、その杖（2匹の蛇に囲まれている）を持ち、あらゆる場所への通行を可能にしました。
反対側には、兜と盾を持ったギリシャの戦争と知恵の女神、アテナのレリーフ彫刻があります。

これら２人の神は、ナバテア芸術の古典的なスタイルで描かれています。ナバテア人はヘルメスを、交易と書記の守護者であるアラビアの神アル・クトゥバと同一視しました。
アテナはアラビアの戦士の女神アッラートと同一視されました。

ラクム・ペトラ、テメノス門付近
ナバテア人（1世紀初頭）

アフロディーテ（ヴィーナス）

この大理石の像は隙間に保管されていたようです。ギリシャの愛と美の女神アフロディーテ（またはローマの女神ヴィーナス）を移植したもので、アラビアの女神アル・ウッザーと同一視されましたが、背後を見ると、元々は神の像だったことがわかります。

白い大理石はヨルダンの自然界では見つかりません。このようなマール像はトルコ。ギリシャ、イタリアから輸入され、公共の建物に飾られています。

ペトラ、メインシアター
ローマ時代（2世紀）

ヘラクレス

皮を被ったヘラクレスの大理石が残っています。
白い大理石はヨルダンの自然界では見つかりません。このような大理石の彫像は、公共の建物を飾るため、トルコ、ギリシャ、イタリアから輸入されました。

ペトラ
ローマ時代（2世紀）

ディオニソス（バッカス）

この大理石の像は、ペトラのメイン劇場にあるアフロディーテの像に相当するものであった可能性があります。ナバテア人はギリシャのワインとぶどうの神であるディオニソスを蜂蜜酒の神ドゥシャーラと同一視しました。
ナバテア人の遊牧起源を考えることは奇妙に思えますが、ドゥシャーラの山、シャラの葡萄畑の重要性を反映しているのかもしれません。

ペトラ、メインシアター
ローマ時代（２世紀）

コリント・ナバテアの首都

ナバテア人は古典的な建築様式を使用しましたが、独自のスタイルで装飾しました。

シャラ石灰岩で彫られたこの首都は、葡萄とナバテア人が主神ドゥシャーラと同一視していたギリシャのワインと葡萄の神、ディオニソスの小さな頭で飾られています。
これと同様、ラクム・ペトラ近郊の葡萄とワインの主要生産地であったバイダにあるナバテア人の住居にある大きなホールのドアを飾っていました。

ナバテア人の住居、バイダ　
ナバテア人（BC50～BC30年頃）

ディオニソス

ギリシャのワインと葡萄の神ディオニソスを描いたレリーフです。
ラクム・ペトラのエル・ハズネのファサードの装飾に似た花のモチーフで囲まれています。フリーズは地元の砂岩に彫られました。

サブラ
ナバテア人（１世紀半ば）

石の頭部

これらの頭は元々柱頭の頂上にあり、葡萄や葡萄の木で飾られていました。
大半の人物はディオニソス崇拝の人物であると特定できました。
ナバテア人はギリシャのワインと葡萄の神ディオニソスを彼らの主神ドゥシャーラと同一視しました。

ナバテア人の邸宅バイダ
ナバテア人（BC50～BC30年）

ゾディアック・ランプ

注入口の周りに干支が描かれた型で作られた陶器のランプです。
今日でもそれらを使用しているため、すべての記号を識別することができます。
しかし、メーカーはこの順序を厳密には遵守しませんでした。
ランプのハンドルには女性の胸像があり、注ぎ口には雄鶏と植物が描かれています。

古代アラブ人は星や星座を崇拝していました。ナバテア人はアット・タンヌール寺院とアドダハリ寺院（タフィラの北）に黄道12宮の印象的な彫刻を残しました。

ラクム・ペトラ、翼のある獅子の神殿
ナバテア人（1世紀）

アラビアン・アイドル

古代アラブ人は偶像を自分たちの神とつながる象徴、手段と考えていました。それらはほとんどが平らに彫られており、様式化された目と鼻が付いています。そうした偶像は、4世紀にもラックの家庭に保管されていたという証拠があります。

いくつかの偶像は、アラバスターなどの輸入された上質の石板で作られていました。目にはガラスや宝石がはめ込まれていることがありました。

ラクム・ペトラ、アズ・ザントゥル・ナバテアンを含む様々な場所（1～4世紀）

アラビア風の様式化された人間の特徴を砂岩で彫った墓石は、このようなケアリングがアラビア全土で一般的であり、故人の魂を表している可能性があります。

ワディ・ラム、キルバト　リズカ
ベドウィン・ナバテアン（BC1～15世紀）
↑
15世紀と表記されてましたが、これは間違いでしょう。1世紀半かもしれません。

アイ・アイドル（ウザ・イシスの石碑）

エズ・ザントゥールの国内地域に生息する、目と四角い鼻を持つ類人猿の偶像

目は星に似ており、おそらく描かれている神の側面を暗示しており、偶像の上部は、花輪のあるデコラであり、同様の偶像がワディ・ラムのナバテア聖域で発見されました。

この偶像は、ナバテア・アラビアの女神アル・ウッザーとギリシャ・ローマの女神アフロディーテ（金星）と同化したエジプトの女神イシスを表す可能性があります。

エズ・ザントゥール、ペトラ

「ガーランド」フリーズ

このレリーフは、いくつかの石灰岩のブロックに彫られており、カスル・アル・ビント寺院のラクム・ペトラのテメノス門に隣接する装飾された構造物です。

この場面では、月桂樹、樫の木、松ぼっくり、ザクロ、葡萄、ケシ、小麦、さらにはバッタが入った葉と果物の長い花輪を引っ張るぽっちゃりした翼のある子ども（エロス）として描かれたギリシャの半神が描かれています。

ラクム・ペトラ、テメノス門近く
ナバテア人（1世紀初頭）

「ハイヤンの女神」アイドル

この砂岩の偶像は元々寺院の隙間に置かれていました。アラビアのものをもらいナバテア芸術の様式化された顔を描いています。

偶像の目は元々象嵌されていました。（セムストーンが使われていたかもしれません）、月桂樹の中心の空洞には、表現された女神の属性が含まれています。

台座のナバテア人の碑文には、誰が表されているか示されています。
ナイバートの息子ハイヤンの女神

ラクム・ペトラ、ナバテアンの翼のあるライオンの神殿（1世紀初頭）

セラピス

ナバテア人は、エジプトの冥界の神であるオシリスをエジプトとギリシャの両方の属性を持つプトレマイオス朝のエジプトを発明した神であるセラピスのヘレニズム化した形で採用しました。

この小さなブロンズの胸像はおそらくエジプトから輸入されたものと思われます。

ラクム・ペトラ、翼のある獅子の神殿（1世紀）

ハルポクラテス

ナバテア人は、エジプトからイシス、その夫オシリス、息子ホルスへの崇拝を取り入れました。
養子縁組はヘレニズム的な神々の形式で行われたため、ホルスは初期のハヤブサの頭ホルスとは対照的に、口に指をくわえたぽっちゃりした子どもであるハルポクラテスとして養子縁組されました。

ラクム・ペトラ
ナバテア人（BC1世紀～AD1世紀）

イシス

イシスはナバテア人が採用したエジプトの主要女神でした。彼らはエル・ハズネのファサードに彼女の王冠を彫刻し、彼女をアラビアの女神アル・ウッザーと同一視しました。
この小像はエジプトのアラバスター製です。ヘレニズム・ローマ時代のエジプトから輸入されました。

ラクム・ペトラ、アズ・ザントゥル（1世紀）

アルテミス

この輸入された銅像の残骸は、ペトラの中心部近くの脇の涸れ石で洪水によって発見されました。したがって、その起源の場所を特定することは困難です。

これはペトラで知られる唯一の大型鋳造青銅像で、困難な時期に金属物を溶かすことは古代には一般的な行為でした。この像はギリシャの狩猟の女神アルテミスを描いています。彼女はおそらく膝で動物をおさえつけている姿で描かれていたと思われます。

ペトラ・ローマ時代（2世紀）

ライオン・キャピタルズ

ナバテア人は当時の古典的な建築様式を使用しましたが、私たちが「翼のあるライオン神殿」と名付けた神殿の祭壇を囲む石灰岩の柱頭の古典的な渦巻きをライオンの像に置き換えるなど、独自のタッチを加えました。

ラクム・ペトラ、ナバテアンの翼のあるライオンの神殿（1世紀）

翼のある子とライオン

翼のある2頭のライオンを抱えた翼のあるエルを描いた砂岩の建築レリーフ

ラクム・ペトラ
ナバテア人（1世紀）

スフィンクス

この石灰岩のブロックは、ラクム・ペトラのテメノス門に隣接する建造物の一部でした。
女性の頭、雌ライオンの胴体、鷲の翼を持つギリシャのスフィンクスのレリーフ彫刻が施されています。

陸と空の最強の女性を組み合わせたこのレリーフは、都市を象徴しているのか、それともアラビアの戦士の女神アルラットを象徴しているのでしょうか・・・。

ラクム・ペトラ、テメノス門近く
ナバテア人（1世紀初頭）

ティケ

ギリシャ神話に登場する幸運の女神であり都市の守護者であるティケのレリーフがほどこされた石灰岩の建築ブロックです。
彼女の主な属性である宝庫と、レバントで彼女に関連付けられていたヤシの葉を持っています。女性はナバテア芸術の東洋スタイルで描かれています。

ラクム・ペトラ
ナバテア人（1世紀後半）

アレス

この石灰岩のブロックは、ラクム・ペトラのテメノス門に隣接する構造物の装飾の一部でした。
そこには槍を後ろに背負い兜を被ったギリシャ軍の神アレスのレリーフ彫刻がほどこされています。

アレスはナバテア芸術の古典的なスタイルで描かれています。ナバテア人は彼をキャラバンと戦士の守護神であるアラビアの神シー・アル・カウと同一視しました。

ラクム・ペトラ、テメノス門近く
ナバテア人（1世紀初頭）

エロスとティケ

この石灰岩のブロックは、ペトラのテメノス門に隣接する構造物の装飾の一部でした。そこには、ギリシャの幸運の女神であり都市の守護神であるティケの像を含むメダリオンを持った2人の翼のある子ども（エロス）の浮彫りが刻まれています。神々はナバテア人の古典的なスタイルで描かれています。

ラクム・ペトラ、テメノス門近く
ナバテア人（1世紀初頭）

メドゥーサ

テメノス門に隣接する装飾の一部でした。
ギリシャ神話に登場する怪物で、ゴルゴン3姉妹の1人です。
メドゥーサの長い髪は蛇となって、見るものを石に変えてしまいます。
このメドゥーサはナバタイ美術の古典様式で描かれています。
メドゥーサの頭は、ラクム・ペトラのナバテアの墓の入口に掘られることもありました。

Raqum-Petra（ラクム・ペトラ）、テメノス門の近く
ナバテア人（1世紀初頭）

突出した角を持つアラビアの香炉を表していると思われています。
いくつかのナバテアの柱には色が残っていたり、金メッキの残骸があります。塗装されたことを表しています。

ナバテア人（1世紀初頭）

エレファント・キャピタル

ナバテア人は古典的な建築秩序を守っていました。
石膏で覆われ、明るい色を象の頭に使っています。
顔や耳などの特徴などから、アフリカ象であったことが示されています。

ラクム・ペトラ　大寺院ナバテア（1世紀）

髭を生やした男の頭

石灰岩で彫刻され、フリギアの帽子とスパイラルで配置された太い巻き毛で、東洋のペルシャスタイルで彫刻されています。
真面目で、瞑想的な表情は、この男がナバテアの司祭だったかもしれないことを示しています。

ラクム・ペトラ
ナバテア人（1世紀後半）

男の頭

石灰岩で彫刻され、フリギアの帽子とスパイラルで配置された太い巻き毛で、東洋のペルシャスタイルで彫刻されています。
像の顔は破壊されました。これはおそらくナバテアの司祭や神を表していました。

ラクム・ペトラ
ナバテア人（1世紀後半）

ナバテア人の顔

これは2003年にエル・ハズネの下の窓の墓で発見された人間の頭蓋骨より、物理的人類学的な研究に基づいて作られた顔です。
ペトラは岩切のお墓で有名ですが、人間の骨は滅多に発掘されません。
この男性は50歳くらいで、社会的な地位が高かったと思われます。

これはナバテア人の顔を作り替えた唯一の例です。

エル・ハズネのレリーフ彫刻

元々エル・ハズネのファサードにあったライオンの一部です。
このレリーフ彫刻は中庭の瓦礫の中で発見され、都市の洪水システムが破壊されてから何世紀にもわたって破壊され、崩壊したことを確認しています。

ラクム・ペトラ　エル・ハズネ・コートヤード　
ナバテア人（1世紀初頭）

モザイクの床の断片

黒と白のモザイクの床は、ヨルダンで最も古いモザイクの床（BC1世紀、ムカヴィルからマダバの南まで）に関連しています。
これはナバテア人が、比較的早い時期にモザイクの芸術を知っていたことを、意味していますが、広範囲には使用しませんでした。

ガイア ワディ ムーサ
ナバテア人 (西暦 1 世紀初頭)

このモザイクの床は豊かな別荘を飾ったに違いありません。
ワディ・ムーサのインフラ建設工事中に発見されました。

ピラスター・キャピタルとベース

アカンサスの葉、松ぼっくり、花、比較的シンプルな土台で飾られています。
ピラスター全体が石膏で覆われており、元は明るい色でした。

ラクム ペトラ、アズ ザントゥル マンション
ナバテア人 ( 1世紀)

石膏の装飾

豊かなナバテアの家のレセプション・ルームはローマ様式で装飾されていました。
多くの装飾は明るい色で塗られた石膏（スタッコ）から作られ、時には金箔で覆われていました。

ラクム・ペトラ、アズ・ザントゥル・マンション。
バイダ、ザ ナバテアン レジデンス
ナバテア人 (1世紀)

右は蓋つき陶器キャセロール
中央奥は子ども向け陶芸
左手前は輸入ランプ（シリア、エジプト、北アフリカなどから）

ガイア ワディ ムーサ、アズ ズラバ
ナバテア人 ( 3世紀)

ナバテアの陶器のランプ

ラクム・ナバテアン　翼のあるライオンの寺院、ガイア　ワディ・ムーサ
（1世紀）

特徴のあるナバテアの陶器
ラクム・ペトラは陶器生産の中心地でした。
右端：ぶどうの房を食べる鳥の絵。黒で描かれています。
左手前：高級陶器カップ

陶器鍋

ラクム・ペトラ
ナバテア人（(1～ 4世紀)

ライオンの頭の噴水スパウト（蛇口）

この噴水の注ぎ口は、ヴィラのお風呂で発見されました。（このギャラリーに展示されている色のモザイクの床の隣、それはライオンの口から水が絶えず流れ出ることを可能にする石造りの水路に接続されていました。
彫刻は元のシャラ石灰岩ですが、ライオンの頭の噴水の注ぎ口は、豪華なローマの別荘でよく見られました。

ガイア・ワディ・ムーサ
ナバテア人（1世紀半ば）

石膏の装飾

豊かなナバテアの家のレセプションルームは、ローマの様式で装飾され、多くの装飾は明るい色で塗られたスタッコで仕上げられてます。時には金の葉で覆われていました。

ラクム・ペトラ、　ザントゥル・マンション、バイダ、ナバテアン・レジデンス
ナバテア人（１世紀）

王宮浴場

輸入された大理石の像です。
肩に水差しを乗せた若者です。
水はおそらく水道管によって水差しから流れました。
このような人物像は、ローマのエリートの別荘を飾りました。

ラクム・ペトラ、ウンム・アル・ビヤラ
（1世紀）

この溝のあるねじれた粘土石の柱は、お風呂の洗面台を支えました。

ナバテア人の政治的権力は、アラビアの乳香とミルラとインドのスパイスの陸上キャラバン貿易から派生した富によって支えられました。
一種の貿易戦争では、ローマ人は南アラビアから貿易ルートを迂回して紅海を渡ってエジプトに直接行くため、商人は長くて高価な砂漠ルートを避けることができました。

これは砂漠ルートのナバテアの領主にとって非常に厳しい打撃でした。北部貿易ルートのために、ナバテア人は93年に首都を北のブスラに移しました。ただ、試みは失敗しました。

106年に最後のナバテア王ラベル2世がなくなった日、ローマ人はナバテアを引き継ぎ、独立を終わらせました。

紀元前312年、歴史的記録によると、ヨルダン南部はアラビアの部族によって支配されていました。

ナバテア人はテントに住む遊牧民と評されていました。
彼らはワインを飲まず、土地を耕さず、自由を愛していました。彼らはまた、アラム語の読み書きができ、砂漠の井戸掘削に熟練しており、裕福で、よく組織化され、貿易を行っていました。

紀元前3世紀半ば、ナバテアの部族は、北にホーラン、西にパレスチナ南部とシナイに拡大しました。紀元前2世紀初頭まで、ナバテア人は独自の国家を確立しました。彼らの首都はラクム（現在はペトラとして知られています。）でした。
最初に知られた王は紀元前168年のアレタス1世でした。

海の生き物とニンフ

海の生き物（トリトン）をマウントする2つのトーチを持つニンフの対照的なシーンを描いた石灰岩の建築ブロックです。

2人の翼のある子ども（エロス）によって保持されています。

水生シーンはBC31年のアクティウムの開戦での勝利を指てしいるかもしれません。ナバテア人は、この戦いでアントニウスとクレオパトラに対して勝利したオクタヴィアヌスに味方しました。そして彼らはまた、戦いの後に、クレオパトラの艦隊を燃やしました。

ラクム　ペトラ　ナバテア人
（BC1世紀後半～BC1世紀初頭）

奥：神々の石の台座
手前：釉薬ボウルの破片

ラクム・ペトラ、翼あるライオンの神殿
ナバテア人 (1～4世紀)

ナバテアの碑文

この碑文の右側（行の始め）が欠落していて、残っているものは次のように書かれています。

騎士の司令官であるディオドロスの息子によって建てられた場所・・・ナバテア人の王アレタスと女王ハグルの生涯のために・・。

ラテン語の碑文のある祭壇

この石灰岩の祭壇には、両側に6行のラテン語が刻まれています。テキストは、マルクス・アウレリウス・アントニヌス（M. AVR）に言及しています。
161年から180年、ナバテア王国がローマ帝国に併合された後、ローマ帝国の公用語であるラテン語は、地元のナバテア人と一緒にペトラで使用されました。
ギリシャ語も引き続き使用されました。

ペトラ
ローマ時代 (161～180年)

火災

陶芸家に起こりうる最悪の事故は、窯の温度が1ヶ月以上にわたって製造した物が溶ける位に上昇することです。

ナバテアの陶芸家は、農業廃棄物、特にオリーブプレスを使用して窯を燃やしました。強風はこのような予期せぬ温度上昇を引き起こしたでしょう。

ガイア ワディ ムーサ、アズ ズラバ
ナバテア人（ 3世紀および4世紀）

乳香やミルラなどに使用する香炉の交易は、ナバテア経済を活性化させました。

Nabataean Unguentaria
ナバテアのウンゲンタリア（陶器の容器）

これらの容器は、貴重なオイルや香水のための小さなボトルです。それらは、輸出や地元の消費用に、オイルや香水を入れるための標準的な形とサイズで作られました。こらはナバテア貿易の崩壊を生き延び、地元市場における重要な証です。

陶器の容器は、小アジア(トルコ)、バルカン半島、イタリアの遺跡で発見されました。
これらの物のネック部分は、内容物の混入を防ぐために、おそらくワックスで密封されていたことでしょう。

ラクム・ペトラ：ガイア・ワディ・ムーサ

ナバテア人（BC1世紀～AD3世紀)

乳香とミルラの交易

紀元前1千年紀に紅海の貿易回路の周りに、いくつかの裕福な州が現れました。彼らの富の背後には、芳香ガムの陸上キャラバン貿易への参加でした。乳香とミルラは、南アラビアとアフリカの一部でしか育たない木から集められたガムの樹脂です。

東地中海の繁栄したヘレニズム王国がアラビア商品の新しい市場を創出したため、芳香ガムの取引は紀元前数世紀に激化しました。

胸像はもともと漆喰で塗られていました。
アレス(ナバテア人がキャラバンや戦士のアラビアのプロテーターであるShi' al-Qawmと同一視したギリシャの戦争の神)とアテナ(ナバテア人がアラビアの戦士の女神アッラートと同一視したギリシャの戦争と知恵の女神)の胸像が含まれていました。


ラクム ペトラ、アズ ザントゥル マンション
ナバテア人

神の胸像のメダリオン

この解説は上記の物と同様だったように思います。
ちょうど中間にあったように思います。

ラクム・ペトラ

貿易キャラバンは、アジア、ヨーロッパ、アフリカを横断する貿易ネットワークに沿ってあらゆる種類の商品を運びました。地中海、アフリカ、メソポタミア、アラビアの間のナバテア王国の中心的な位置は、大量の商業交通がナバテアの領土を通過するため、この地域を往復する途中、ナバテア人は貿易キャラバンの保護することを目的として始まりました。
その後、彼らは地元の貿易エージェントになり、その後、貿易仲介者になりました。

独自のキャラバンを持つニッチ商人など、そのうち数百頭のラクダで構成されていました。
ナバテアはすべての組織と安全に責任があり、国境内のキャラバン隊によって構築されました。
そして管理されたキャラバンステーションと軍隊が貿易ルートに沿った砦、そして組織化された必要な旅に必要な全てのアメニティの提供をしました。
食料、水を含むキャラバンに、長い旅行のための避難所とラクダなどです。

また、ナバテアの領土内の舗装された道路とそのネットワークを提供し、維持しました。トレーダーはサービスの見返りに州に税金を支払いました。
キャラバンステーションは、地形に応じて平均1日、約50kmののラクダキャラバンの距離ごとに設置されました。

家から遠く離れて、ナバテアのトレーダーはまた、メソポタミア、エーゲ海諸島、イタリア、エジプト、東アフリカの利益を保護するために貿易機関を持っていました。

アズ・ザントゥールのナバテア邸の冬のレセプションルーム

これは1世紀にさかのぼるアズ・ザントゥールのナバテアの邸宅の特別な部屋の再建モデルです。
寒い冬の季節に大邸宅を所有する裕福な家族のゲストは床暖房システムによって加熱された暖かい部屋でおもてなしを受けました。部屋の壁は漆喰と絵画で飾られていました。

大邸宅は3階建てで、そのうちの1つは地下でした。それは、ゲストを受け入れるための公共スペース、家族のためのプライベートスペース、サービスのためのバックスペースに分かれていました。冬の応接室に加えて、夏には豪華に装飾された応接室がありました。

アーチで支えられたアーチ型天井
元々スタッコと絵画で飾られた漆喰の石のブロック壁
六角形の石タイル
レプリカです。

このギリシャの碑文は、ペトラのコロネード通りからアッパーマーケットへの階段の上のアーチにある記念碑的な碑文の一部でした。
この碑文は、106年にナバテア王国がローマ帝国に併合された後、トラヤヌス皇帝によって新しいローマの道（ノヴァ・トラヤナ）が建設された114年にさかのぼります。

ペトラ、柱廊のある街路 ローマ時代 (114年)

Amphora（アンフォラ）

アンフォラは海上輸送用の陶器の瓶です。したがって、貿易の指標です。このアンフォラは地中海北部（エーゲ海またはイタリア東部）で作られ、輸出用の高級ワインが含まれていたのでしょう。

ペトラ、カスル アルビント地区
ローマ人（1世紀初頭～2世紀初頭）

Vase with Lioness Handles（ライオネスハンドル付き花瓶）

この大きな花瓶は、アナトリアの独特のフリギア大理石で作られました。それはこのローマタイプの最大かつ最高の品の一つです。ペトラへの輸入は、ローマ併合後の都市の富の証です。
花瓶はペトラ教会の遺跡で破片に砕かれて発見され再利用されました。

ペトラ、ペトラ教会
ローマ時代(170～210年)

女性または女神

勝利の印である月桂樹の花輪を身に着けている女性または女神を表す輸入大理石の彫刻。
彼女の目はもともと象眼細工でしたが、左目には金属の痕跡しか残っていません。

ペトラ、カスル・アル・ピント
ローマ時代（2世紀）

アフロディーテとエロス

浴場にあるアフロディーテの大理石の像です。エロスは彼女のために箱をげています。ローマの「カピトリン型」の像はペトラに輸入されました。それはもともと明るく描かれてた髪には赤いストランドで覆われた黄色の黄土色の残骸があり、虹彩は茶色に塗られ、瞳孔は黒で、まつげは赤で塗られました。体は肉色の残りを保持しています。この像は古代に鉄と青銅のピンを使って壊れ、修復されました。

おそらく西暦363年の地震後の清掃と再建作業に起因するダンプ内で、ペトラの北部都市の外で壊れて捨てられた2つのアフロディーテ大理石像のうちの1つです。2番目の像はまだ保存中で、展示されてません。

ペトラ、ノースリッジ/ローマ時代(2～3世紀後半)

アラビア州
併合後、トラヤヌス皇帝は、アイラ(現代のアカバ)とボストラを結ぶ「トラヤヌスの新しい道」(ノヴァ・トライヤアナ経由)の建設を指示しました。400km以上の長さの6m幅のノヴァ・トライアナ通りは、わずか3年でローマ軍によって建設されました(AD 111-114年)。その主な機能は、ローマ軍とその物資の移動を促進することでした。

「ラクム」は正式にナバタイの名前を失い、ギリシャ語の「ペトラ」として知られるようになりました。
この地域の重要な都市であり続け、名誉ある称号でした。

「メトロポリス」その後、西暦222年、ペトラはローマ帝国内で最高の地位を持つ都市に与えられた「コロニア」の称号を与えられました。

ノヴァ・トライアナ経由

併合後、トラヤヌス皇帝は、アイラ(現代のアカバ)とボストラを結ぶ「トラヤヌスの新しい道」(ノヴァ・トライアナ経由)の建設を指示しました。400km以上の長さの6m幅のノヴァ・トライアナ通りは、わずか3年でローマ軍によって建設されました(AD 111-114年)。その主な機能は、ローマ軍とその物資の移動を促進することでした。

アラビアのフロンティア　(ライムス・アラビクス）

トライアナは、ローマ帝国の国境の新しい拡張の要塞化に向けた最初の措置でした。

ナバテアの併合後に確立されたこの新しい防衛線は、ライムス・アラビクスと呼ばれていました。それは砂漠の端に沿った要塞の連鎖であり、そのほとんどは既存のナバテアの要塞を使用していました。その目的は、パルティアの拡大をチェックし、地元の遊牧民部族を支配し、商業交通を規制し、セキュリティを維持することでした。

この地域は、西暦273年のパルミラの女王ゼノビアの反乱の後、ライムス・アラビクスのさらなる要塞化を必要とする不安定な時期を経験しました。しかし、主要な要塞は、西暦293年に始まったディオクレティアヌス皇帝のローマ帝国の再編成の一部でした。

「アフリカ」プレート

磨かれた赤いスリップと刻印された装飾のこの細かいプレートは、チュニジアから輸入されました。チュニジア、キプロス、エジプト、トルコの高級品は、西暦3世紀末から6世紀まで人気がありました。

ビザンチン　ペトラランプ

ナバテア全般、特にペトラ地域の製品は、ナバテア王国の終焉後、何世紀にもわたってその区別を続けました。レバントで知られているビザンチンランプの形態は、ペトラとその周辺で特別なナバテアの特徴で生産されました。

ペトラ　ワディ・ムサル・ビザンチン時代(4～5世紀)

ピルグリム・フラスコ

肩の真ん中にダブルリッジハンドル、壊れた縁、ベースが平らになった陶器。

ペトラ、 翼のあるライオンズ寺院

収納ジャー

21の貯蔵瓶からの陶器のシェードは、ペトラ教会の南の通路で発見されました。それらはすべて手作りのボディと車輪で回された縁を持っています。このような瓶の多くは、ヨルダン全土の教会や修道院で発見され、特にオリーブオイルやワインなどの液体供給を保管するために使用されました。

ペトラ、ペトラ教会
ビザンチン時代 (6世紀)

ギリシャの碑文

この石は、ビザンチン時代の国家と教会の公用語であったギリシャ語で「ARON」という名前を持ち、キャスターン正教会で使用されています。

ジャバル・アン・ナビ・ハルン
ビザンチン時代

左
マザー・オブ・パール製のクロスペンダント
ジャバル・アン・ナビ・ハルン/ビザンチン時代(6世紀)

右
ガラスランプ
教会の内部は、油で満たされ、木製または金属フレームに置かれたガラスランプのグループで構成されたシャンデリアに加えて、窓から照らされました。

ペトラ、ペトラ教会/ビザンチン時代(6世紀)

中央ペトラの教会

西暦4世紀半ばまでに、ペトラのキリスト教コミュニティは、独自の司教がいる規模に成長しました。最初に知られている教会はナバテアの壷の墓で、西暦446年にジェイソン司教によって奉献された大聖堂に変身しました。

これまでにペトラ内で3つの教会が発見されました。それらは西暦5世紀と6世紀に、ペトラ市内中心部を見下ろす同じ北斜面に建てられました。最も高く、最も古いのは、いわゆる「ノースリッジ教会」です。
2番目の教会は「ブルーチャペル」と呼ばれ、ペトラの司教の住居として機能した可能性があります。

最大のものは「ペトラ教会」です。その大きさ、精巧な床と壁のモザイク、輸入された大理石の家具は、聖母マリアに奉献されたペトラの主要な大聖堂の候補です。

ペトラ教会パピル

「ペトラ教会パピルス」は、ペトラ教会で発見された約140の焼けた巻物のアーカイブです。アーカイブは西暦6世紀のほとんどにまたがり、当時ペトラに裕福な上流階級があったことを示しています。

アーカイブの言語は、ビザンチン政権の公用語であったギリシャ語です。ギリシャ語の転写で多くのアラビア語の単語は、文書で識別することができました。これは、地元住民がアラビア語で伝達し、いくつかのナバテアの文化的要素が6世紀まで続いたことを示しています。

クッキングポットリッド

新鮮な粘土に指や木の棒で作られた装飾は、手作りの村の商品の普及とともに人気を博しました。

Khirbat al-Mu allaq（ワディ・ムーサとタイイバの間）

アイユーブ・マムルーク時代 (12年～14年)

アラビア語の碑文

この碑文は、伝統的な家の壁に再利用されているのが発見されました。石灰岩ブロックをトリミングした結果、最初の行と数行の始まりと終わりが欠落しています。

テキストは点線のクフィ文字で書かれています。これは450年代にさかのぼるイスラム教徒の墓石だったかもしれません。


ファーティマ朝時代 (1,059～1,067年)
ワディ ムーサ、キルバト バニ アタ

陶器調理鍋

ペトラの田舎で手作り。要塞のフランクの守備隊は、地元の村の製品に依存していました。

ペトラ、ワディ・ファラサ
フランク戦争時代(11～13世紀)

陶器調理鍋

手作り。ロープのような装飾と三角形のハンドルは、オスマン帝国時代の村の製品の一般的な特徴でした。

オスマン帝国初期 (16～17世紀)
ワディ ムーサ、キルバート アン ナワフラ

Terra Sigillata（テラ・シジラタ）

テラ・シジラタは、ローマ時代に好まれた光沢のある赤い表面を持つ素晴らしい食器でした。この陶器は、紀元前1世紀以来、帝国全体のいくつかのセンターで工業的に生産されました。容器は、金型または成形された装飾を加えた車輪のいずれかで標準化されました。テラ・シジラタ船は、ローマがナバテアを併合する前に輸入されました。

ペトラ：シティセンター、カスル・アル・ビント
ローマ(15世紀)

金とカーネリアンの指輪

この小さな指輪は裕福な家族の子供のものだったかもしれません。
しかし、彼女のコルヌコピアを持つテュケの彫刻されたイメージは、アズ・ザントゥールの公式切手を連想させます。

ペトラ・カスル・アル・ビント
ローマ時代(2世紀)

左
インセンスバーナーのカバー　ポッター
ペトラ・アル・カトゥテン

右
オッコローヴ　ポッター
ペトラ・アル・カトゥテン

中世の城ペトラ地域

フランク人が来て、征服され、そして去って行きました。

アッバース朝カリフの断片化とファティマ朝(当時大シリアを支配していた)の弱さ
ラテン語を含む私たちの地域のフランク人エンティティの強さに貢献しました。

ボールドウィン王のエルサレム王国
王は1115年、ショーバックに3つの城を建てました。
これらの城はフランクはシリア、エジプト、パレスチナ間の接続ルートを制御します。

ディン・アル・アイユビ(サラディン)は1183年にカイロでファティマ朝カリフの終焉を宣言しました。

Salah ad-Din、共同リソース

シリアとエジプトは、ついに打ち破ることができました。

フランクとエルサレムを解放した1187年のヒッティンの戦い。
ショーバックは長い包囲の後、1189年にアイユーブ朝に陥落し、ペトラの砦が続きフランクの占領を終わらせました。

ペトラの城:アル・ウー・アヤラとアル・ハビス

アル・ウー・アヤラの城は現在、十字軍の入植地が遺跡を利用したワディ・ムーサとペトラ、ナバテア・ローマの要塞。その戦略的な位置は、交通を制御することを可能にしました。

エジプトとマアンの間、ペトラ渓谷へのすべてのアクセスを制御する砂岩のピークの頂上に位置するアル・ハビスの城は、ビザンチンの要塞と採石場の遺跡の上に建てられました。

ショーバック城:ロイヤル・フランクの山と洗練されたイスラム都市

ショーバック城は主要なルートに沿って戦略的な位置にありました。
ダマスカスとパレスチナを結ぶカイロとアラビアと名付けられたラテン城のモンス・レガリスは、ローマのライムスの荒廃した要塞の場所に設立されました。

アラビクス。それはフランク人に商人や巡礼の交通だけでなく、地元の農業、鉱業、工芸品の生産を安全に保持しました。

ヨルダンがアイユーブ朝の支配下に入った後、サラディーンは、すべての地域政府機能をショーバックに集中させました。それは洗練されたイスラム都市と領土全体の首都に変わりました。

ペトラとアガバ

マムルークの下で、権力の中心ノードは徐々にショーバックからカラックへ。
しかし、ショーバックは繁栄した経済を維持しました。

石鹸とカーペットの生産
パレスチナと取引された地中海、農産物と貴重な砂糖とともに、イタリアまで到達したヨルダン渓谷、そしてフランス。

十字架のある墓石

フランク人はペトラに2つの要塞を建てまして。この墓石がフランク人のためなのか、地元のキリスト教徒のためなのかは不明です。

ペトラ、ワディ・ファラサ
フランク戦争時代(11～13世紀)

スクリーンです。

ナバテアの葬儀

お香の墓での儀式

これは、エル・ハズネが現在立っている場所の下にあるシークの端にある山腹に刻まれた最も初期のお墓です。「香の墓」でのナバテアの葬儀の再建です。

約2,000年前、ナバテア人の男がこの「香の墓」の部屋の中の木製の棺に埋葬されました。

その後、部屋の入り口は石ブロックで封印されました。
葬儀は墓の前の囲炉裏の周りで行われました。そこでは、家族や友人が囲炉裏に置いた皿で香を燃やし、調理鍋で調理された食べ物を共有することで最後の別れを告げたのです。

このような感じで行われました。

この横には、故人の名前が書かれた金属板がありました。
また、部屋の中に木製の棺がありました。
そして墓を封印するための石ブロックがありました。

これは、葬儀のための囲炉裏です。
家族や友人は葬儀のために囲炉裏の周りに座りました。

「AL Megzil」固体竹です。またはザクロスティックです。
木片と釘セット一方の端は、ウール糸と髪と糸に使用され、女性のみが使用しました。

ブレスレットとフープは、ビーズと銅や銀などのいくつかの金属で構成されており、フープはベドウィンのカモフラージュを掛けるのに最も適した場所と考えられることがあります。

最後に、ミュージアム・ショップに寄りました、
この土地の歴史は、奥が深いことがわかりました。

この旅行記へのコメント （2）

• sanaboさん 2023/12/12 00:21:27

  ペトラ博物館

  noelさん、こんばんは～
  
  いつもnoelさんの旅行記は圧巻で力作揃いですけど
  今回のペトラ博物館編は”凄すぎる～！”の一語に尽きます☆彡
  日本語の案内資料がなかったと仰ってらしたので
  英語版を和訳されたのですよね。本当にお疲れさまでした！！
  大変な作業だったと思いますし、④から先に作成された
  訳が分かりました（笑）
  でもご興味のある事柄だし、noelさんのことだから
  楽しみながら旅行記を作成されたことでしょう。
  
  5時にクローズだと添乗員さんからお聞きしていたペトラ博物館、
  実はnoelさんがいらした夏季は午後8時までだったのですね。
  でもツアーのお夕食のお時間も決まっているし
  何時頃までご覧になれたのかしらと思いながら
  旅行記を拝見していました。
  そしたらペトラ博物館の全アイテムを網羅しているかのような
  膨大な内容だったので、驚嘆するやら感心するやらでした。
  単に展示品の解説だけでなく、歴史や時代背景なども絡めて
  解説して下さっているので、大変興味深く読み応えがありました。
  
  次はアンマンですね。また楽しみにお待ちしています♪
  今週は気温が乱高下するようなので、お互いに
  体調に気をつけて過ごしましょうね。おやすみなさい☆
  
  sanabo
  
  
  

  noelさん からの返信 2023/12/12 20:40:21

  Re: ペトラ博物館

  sanaboさん、こんばんは！
  
  いつも、本当にありがとうございます。
  実は英語版の資料、概略しか載っていませんでしたので、結果的には展示品の説明を撮影し、それを日本語にしました。
  途中で疲れてきて、翻訳ソフトを適度に使いながら、なんとか完成しました。
  実際のところ、日本ではナバテアに関する書物が、本当に少ないため、注釈だけを頼りに書き終えました。
  こんな風に書くと、結構大変かと思われますが、実際のところ、sanaboさんのおっしゃるとおり、楽しみながらしてました。
  新たな事実を知って、ちょっとウキウキ気分でした。
  
  博物館は遅くまでやってることがわかって、嬉しかったのですが、夕食の時間もありましたので、約1時間で見ました。
  混んでいなかったので、助かりました。
  ただ、じっくりと見ていたのではなく、写真を撮りながら急いで見てました。
  
  次はいよいよ首都のアンマンです。
  実はここでも、ヨルダンの博物館は、本編とは別に投稿する予定です。
  
  sanaboさんの旅行記も楽しみにしていますね。
  気付けば、もう年末です。
  早いものです。
  sanaboさんも、どうぞお気をつけてお過ごしくださいね。
  
  noel