2023/02/17 - 2023/02/18
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まつじゅんさん
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この旅行記のスケジュール
2023/02/17
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「いまなら。キャンペーン2022プラス」でのお出かけも、Ver.7となりました。
奈良県は、全国旅行支援が延長に加え、平日1,000円分のクーポン上乗せもあるので、お得感が強く、ザワザワしている私ですが、そこに「One Harmony」から届いた、ホテル日航奈良の美味しい料理を頂くプランに興味を惹かれました。
宿泊して料理を頂くという、いつも詰め込み過ぎて奥様から怒られている私にしては、凄くゆったりとした行程となりました。
まぁ、2022年10月からほぼ2月毎に奈良に来ていると、目新しい場所も少なく、近場でゆっくり美味しい料理を頂ければ良いかな、と言う新しいパターンもアリかな、と思うようになりました。
近場で、ひとときの非日常を楽しみ、また明日への活力源にしたいと思います。
*「いまなら。キャンペーン2022プラス」Ver.1~Ver.6までの備忘録↓
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- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
-
寒い季節ですし、屋外の観光地巡りには気が向かない私ですが、食べる事には触角が伸びています。
自宅で朝昼兼用の食事を終え、ゆっくりと出発です。
奈良に行くのなら、以前何かTVか雑誌で見て、行ってみたいなと思っていた、富雄にある古民家カフェに立ち寄る事にしました。
私の情報不足で、少し迷いましたが、阪奈道路富雄ICからほど近い場所にある、旧鴻池邸資料館を改装されたカフェ「みやけ 旧鴻池邸表屋」です。みやけ 旧鴻池邸表屋 グルメ・レストラン
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旧鴻池邸表屋は、鴻池善右衛門家の今橋本邸で、元は大阪市今橋にありました。
1837年の大塩平八郎の乱で焼失、1982年再建された間口36間、奥行き20間、表屋造りの巨大な町家建築です。
江戸時代の豪商の住まいの様子を後世に伝え、戦後は大阪美術倶楽部の会館として利用されてきましたが、1979年の大阪美術倶楽部改装で、表屋が撤去される事になりました。
市民から保存を求めるの声があがりましたが、財政難により認められない中、「なんとか船場のシンボルを残したい。」との三宅製餡㈱の三宅一真 二代目社長により、現在地に移築されました。
三宅製餡㈱は、1907年から菓子作りに携わってきた老舗の和菓子屋で、その後「資料館」として利用されてきましたが、歴史的建造物に触れてもらいたいという想いから、2009年11月「和菓子屋・カフェ」として開業されたようです。 -
表屋の暖簾をくぐると、右手がショップ、左側に麻の暖簾がかかったお座敷への階段があります。
2段ほどの階段を上がると、広々とした和室で4室ほどの空間が、建具などを取り外した大きな座敷の喫茶室となっています。
こちらを知った切っ掛けは、パフェのお店として紹介されていたと思いますが、夏季はかき氷も有名なようです。
餡子好きな私、メニューの全てを食べてみたいです。 -
選びきれない気持ですが、その中からチョイスしたのは「みやけセット」。
みやけオリジナル菓子のオードブルですね。
左から、抹茶あんをミルク風味の生地で包んだ「ならさんぽ」、フィナンシェ「富の宝石」、ショコラ餅、餡最中+ジェラート、クッキー、生地に黒豆が入った焼き菓子「お豆さん」。
抹茶セットも良いですが、珈琲とも不思議な凄く合いました。
900円で、凄く贅沢な気持ちになりました。 -
パフェ大好きの奥様は、躊躇なくパフェのページへ。。。。
この季節は苺でしょう、と「いちごパフェ」を発注です。
佃農園の苺に自家製の餡子、ミルクジェラートの組み合わせは絶妙ですね。。。。
畳の上に、竹林を囲むように配置されたテーブル、雰囲気も良く味も抜群。
いつも行列と言うのが分かる気がします。
何度でも、訪れてみたいお店ですね。
(全てのメニューを食べ尽くしてみたい。) -
みやけを出て、30分弱で今日の宿、ホテル日航奈良に到着です。
JR奈良駅西口に直結した、地上10階、1,2階はショッピングエリアのシルキア奈良、3階からがホテルで客室330室、大小宴会場 8、レストラン・ラウンジ 4に大浴場や チャペル、エステティックサロンがあります。
地下1,2階は市営駐車場になっています。
部屋はツイン、少し狭いかなと思います。
老朽化も進んでいる感じですが、静かで清潔な過ごしやすい部屋でした。ホテル日航奈良 宿・ホテル
-
こちらの6階には、準天然光明石温泉、所謂人工温泉の「佐保の湯」、という大浴場があります。
これも選んだ要因でしたが、温泉同様の成分を含んでいて神経痛、リウマチ、肩のこり、腰痛、痔、冷え症、産前産後の冷え症、疲労回復の効能が期待できるそうです。
アメニティ、タオルは入り口に準備されています。
また、混雑具合が表示されるのも良いですね。
利用しませんでしたが、隣接してフィットネスマシンコーナーもありました。 -
お風呂でさっぱりとしたら、楽しみにしていた食事の時間です。
3階の和処よしので頂きます。
今日のプランは「よしの遊膳」、旬の味覚が勢ぞろいしていて、メインの主菜は4種から選択できるという事です。
雰囲気の良いお店で、料理が楽しみです。和処 よしの グルメ・レストラン
-
先ずは、食前酒 奈良地酒ゆず酒と、先附 おぼろ豆富、野菜の塩麴漬、公魚の焼き浸し、焼きネギです。
和食ならではの、優しい口当たりと味わいですね。 -
前菜は、季節の口取七種です。
説明を受けましたが、目は早く食べたいと訴えていて、内容は記憶に残っていません。
見た目の美しさと、一口毎の味変化・・・。
美味しゅうございいます。 -
造里は、鮮魚四種盛合わせです。
海のない奈良ですが、流通網の進歩で美味しいお魚が頂けるようになりました。
(いつの時代の話でしょうか・・・・。) -
吸物は土瓶蒸し(鰯のつみれ、蛤)と蓋物、鱈オランダ煮、大根含め煮、菜の花です。
つみれ汁もオランダ煮も、優しい味わいに包まれています。
でも、オランダ煮って、長崎県出島のオランダ人から聞き、全国へと広まった料理なんですね。
食材を油で揚げたり炒めた後に、醤油、みりん、出汁等の調味料で煮て、味付けた料理のようですが、オランダにこのような料理があるのでしょうかね。
純日本料理という感じです・・・。 -
主菜は、焼き八寸(旬魚変わり焼)、旬彩天婦羅、 国産牛ステーキよしの風、よしの特製 橙鍋(近江牛野菜色々柚子胡椒)の4種から選べます。
汁物好きの私は、 橙鍋をお願いしました。
一口飲むと、あっ橙だと解りましたが、近江牛の脂がサッパリとなりました。 -
奥様は肉~ということで、国産牛ステーキよしの風を選択。
ステーキソースがゆず味噌?と言う味わいで、美味しかったです。
メニューに肉が入ると、豪華に思えるのは昭和世代の特徴でしょうか。 -
止肴は、鴨の甲州煮、白子柚香酢です。
最近よく鴨を食べる機会がありますが、慣れると美味しいものですね。
お腹も十分、膨れてきました。
そろそろ限界ですね。 -
ご飯は、奈良県産の「ひとめぼれ」での炊き込みじゃこ飯、香の物は少し貧相な感じですが奈良漬が美味しかったです。
八丁味噌仕立の赤だしで締めて、最後は水物、季節の果物でお腹一杯です。
ごちそうさまでした。
寝る前に、もう一回入浴し、ホカホカの身体でベッドに入り、爆睡しました。 -
子持ちの良い目覚めを受け、何度目かのお風呂に行き、ゆっくり目に朝食会場に向かいます。
こちらの朝ごはんは、「奈良の朝ごはん」という事で、奈良を感じる新鮮な野菜や滋味あふれる伝統食・名物料理等が用意されているようです。
特に、柿の葉寿司、三輪素麺は私の大好物、そこに奈良漬を加えて、しっかりと頂きました。
また、奈良と言えば「茶粥」、東大寺二月堂のお水取りの練行衆の食事だったという事ですが、興福寺や東大寺等の僧坊で食されてきたという「茶飯」と共に、長く奈良県民であった私ですが、南部の方でしたの、今回初めて頂きました。
奥様は、飛鳥時代に僧侶が寒さをしのぐために作ったとされる、飛鳥鍋を豆乳でアレンジした豆乳鍋に興味津々でした。 -
朝から少し食べ過ぎた感じです。
腹ごなしの散歩に、ブラブラと街歩きに出発です。
最近、見慣れた感のあるJR奈良駅から、遠い昔に2級建築士の発表を見に来た奈良県庁周辺を歩きます。
奈良県庁舎は片山光生氏の設計で、1965年2月竣工のモダニズム建築です。
デザインは丹下健三氏設計の香川県庁舎東館の影響を受けています。
日本伝統の社寺建築に見られる、柱・梁の軸組を顕わしにした、構造を現代的な鉄筋コンクリートでデザインしたものと言われています。
また、頂部には兜の様な巨大な塔屋があり、昔は「鹿の角」だと思っていました。JR 奈良駅 名所・史跡
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途中の、奈良県商工観光館1階にある、きてみてならSHOPで一寸気になる看板を発見。
高山製菓のかきもちと、丸栄製菓のエビマヨが販売されているとの事。
高山製菓のころもちは、私の大好物で通販で缶買いしたこともありますし、丸栄製菓のエビマヨは、食べだしたらキリがないです。
さんまのまんまという番組で、我らのカスミンが、香芝の祖母のの想い出の味と紹介されて、有名になったようですが、地元では昔から有名でしたが、奈良でしか買えないですからね。 -
奈良公園に来ると、興福寺国宝館の案内が目に入りました。
そういえば、最近よく来るけど、きちんと見た事が無いねという事で、初めて入場しました。
国宝館は、奈良時代の創建当初の位置に、鉄筋コンクリート造の収蔵庫として外観を復元して1959年に建設されました。
この建物の下には、旧食堂の奈良時代以降の遺構が保存されています。
収蔵されている国宝の数々は、本当に見事で見応えがありました。
ご本尊の千手観音菩薩立像や、記念切手にもなっている阿修羅像等々、本当に素晴らしい仏像の数々です。興福寺 中金堂 寺・神社・教会
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興福寺、奈良公園には、天然記念物に指定されている鹿がいます。
この鹿は野生で、春日大社の神様(武甕槌命)が、白い鹿に乗ってやってきたという伝説があり、春日大社創建時に鹿島神宮から招いた神の使いとして、1300年もの昔から住んでいて、今では約1,100頭いるようです。
歩いていると、鹿が人懐っこく寄ってきて、鹿せんべいをねだってきます。
鹿は結構力が強いので、小さい子供さんは注意が必要ですね。奈良公園 公園・植物園
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イチオシ
お尻がハートのバンビちゃん。。。
可愛いですね。
奈良公園では、芝を食べた鹿が糞をする→コガネムシが糞を食べて地中へ運ぶ→芝生の肥料となる→芝生生育→鹿が芝生を食べるという、リサイクルが確立されているようです。
芝やドングリを食べている鹿の餌付けは禁止されていて、例外は鹿せんべいで、江戸時代以降の鹿と人のふれあいのアイテムで、?歴史的背景をもつ文化として、売り上げの一部が保護費用に充てられている事から、保護と観光振興の観点から例外と認められているようです。 -
国宝の東金堂と五重塔。
五重塔は、730年に興福寺の創建者である藤原不比等の娘、光明皇后の発願で建立されました。
5回の焼失・再建を経て、現在の塔は1426年頃に再建された、日本で木造では2番目に高い塔です。
ちなみに1番高いのは、京都東寺の五重塔で54.8m、興福寺は50.1mの高さだそうです。興福寺三重塔 寺・神社・教会
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重要文化財である南円堂は、「西国三十三所」の第九番札所として、参拝が多い御堂です。
初代は813年に藤原冬嗣が父 内麻呂の追善のために建立したもので、基壇築造の際には地神を鎮めるために、和同開珎や隆平永宝を撒きながら築き上げたそうで、鎮壇は、弘法大師 空海が大きく関わったと伝えられています。
現在の建物は、4代目で1741年に立柱、1789年に再建されたものです。興福寺 南円堂 寺・神社・教会
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福寺南円堂前にある「百度石」と階段を下りた場所にある猿沢の池です。
「百度石」は、神仏に祈願するために百度参拝することを言うもので、元々は毎日百日続けて参拝することを指していたようですが、時間や距離的な事から、便宜的に一日に百日参るという形になったそうです。
猿沢の池は、興福寺が行う「放生会」の放生池として、749年に造られた周囲360mの人工池放生池です。猿沢池 名所・史跡
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猿沢の池から、ならまちに向け歩きます。
散策途中、狛犬に紐が結びつけられた姿に惹かれ、御霊神社を参拝しました。
800年に桓武天皇の勅命により創祀された社で、祭神は井上内親王。
光仁天皇の皇后で、奈良時代の混乱と政権争いの中、策謀により母子共亡くなった方のようで、その後、都で天変地異が相次ぎ、疫病の流行も母子の祟りと恐れられ、桓武天皇により墳墓を改葬して山陵とし、吉野皇太后の追号を贈り、手篤く慰霊されたようです。
人々は無実の罪により、非業の死を遂げた怨みの心が怨霊となって災いを起こすと恐れられていましたが、その怨霊を丁重にお祀りすれば御霊となり守護神になるというように考えられるようになり、御霊信仰の始まりとなったようです。
また、狛犬の足止め祈願は、江戸時代から伝えられる願掛けの方法で、家出人や悪所通いの足が止まりますようにとの願いや、ならまちでは子供達が神隠しにあわないように、狛犬の足に紐を結んでいたようです。
最近は、「恋人と一緒にいられますように。」「客足が遠のきませんように。」等の願いが込められるようになっているようです。御霊神社 寺・神社・教会
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ならまちは、狭い街路に江戸時代以降の町屋が数多く建ち並ぶ、歴史的町並みが残る地域で、元興寺の旧境内を中心とする、49.3haが奈良町都市景観形成地区に指定されています。
登録有形文化財の家屋も沢山あります。
左上が木奥家住宅主屋、ベースは江戸時代の町家で、正面に出格子、壁は黒漆喰塗で虫籠窓を持つ風格ある大型町家との事です。
右上が、吉田家蚊帳店舗。
こちらも江戸時代の建物で、1998頃改修されているようです。
漆喰大壁造の土蔵風外観で、正面一階は洗出し、北側面は竪板張で、ならまち中心部のアイストップとなる、重要な位置にある建物です。ならまち 名所・史跡
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ならまちのコミュティスペース、奈良町にぎわいの家で、大正時代に建築された町家で、表家造の主屋、待合、離れ、蔵が国登録有形文化財になっています。
元は骨董商の店舗兼住宅で、蔵は江戸時代のもののようです。
2013年に奈良市が保存のために購入し、2015年から当時の暮らしや文化を体感できる施設としてオープンしていて、無料で見学することができます。
また、運営団体によって二十四節気をテーマにしたイベントが開催されています。奈良町にぎわいの家 美術館・博物館
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街歩きも終盤となり、遅い目のランチタイムです。
以前にも立ち寄った事がある気がしますが、良い香りに誘われて、もちいどセンター街にある「若草カレー」に入店です。
インバウンドのお客さんも多い感じで、メニューは多国籍語で表示されています。
若草カレーとカレーラーメンを発注。
色彩的にはエツって思いますが、味はなかなかのもので、特にカレーラーメンは、癖になりそうな美味しさでした。若草カレー本舗 グルメ・レストラン
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三条通りに出ると、店前に外国人の方々の凄い列。。。。
和菓子の中谷堂さんの前で行われている、高速餅つきのパフォーマンスを動画に収めている人が多かったです。
私は見るより、突きたてのお餅を食べたいと思いますが、そもそも餅つきパフォーマンスは、美味しくするための高速作業ですからね。。。
外国の方は、きな粉や餡子のお餅を食べるのかなぁと思った次第です。
慣れないと喉に詰まってしまいますから、気を付けて欲しいと覆いますね。
ホテルに戻り、駅のショップでクーポンの残りを使い切り、90分程で無事帰宅しました。
もう少しなら旅は続きそうですが、今回これまで。中谷堂 グルメ・レストラン
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