2023/06/07 - 2023/06/08
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広島に出張することになったので、溜まっている休みを使って中国地方を観光しました。
古くから港まちとして栄えていた尾道には、多くの神社やお寺がありますが、時間が限られていたので千光寺以外には行けませんでした。一日あれは、七佛巡りを楽しみたいですね。
1日目
都内と千葉市内で仕事、そのまま千葉駅前に宿泊。旅の始まりです♪
2日目
成田空港からスプリングジャパンに乗って広島空港へ、バスで三原駅へ出てちょっと仕事。電車で尾道へ移動し、千光寺を参拝。
3日目
尾道から高速バスで広島へ移動、原爆ドームをお参りしてから仕事。
4日目
午前中に呉を観光、仕事を終えて高速バスで浜田へ行き、大田市駅前に宿泊。
5日目
世界遺産の石見銀山を観光、出雲に移動して宿泊。
6日目
出雲大社と松江城を観光、湯の川温泉に宿泊。
7日目
荒神谷遺跡を観光、足立美術館を見て境港に移動して宿泊。
8日目(予備日)
コナンのふるさとを訪問、サンライズ出雲に乗車。寝台列車で移動。
9日目
東京帰着。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 徒歩
PR
-
山頂駅でロープウェイを降りたら、エレベーターで展望台へ上がりました。
尾道水道と向島(むかいしま)。手前の屋根は、千光寺山ロープウェイ 山頂駅。 -
千光寺山の頂上に造られた展望台PEAKに出ました。
昨年(2022年)3月に完成した千光寺公園の新しい展望台で、愛称は「PEAK(ピーク=山頂)」です。長さ63m、幅3.6mの展望デッキからは尾道水道と対岸にある向島の眺望を楽しむことができました。 -
東方向に、浄土寺山と尾道大橋。
-
中央やや左にこんもりとした向島の岩屋山があります。冬至の日の朝、太陽と岩屋山の巨岩と千光寺が一直線になるそうです。
向島を縦断している「しまなみ海道」も見えています。 -
中央にJFE商事造船加工、その奥に街並みが広がり、遠方には高見山が見えます。
向島には、映画「男たちの大和/YAMATO」の撮影に際して、戦艦大和実寸大オープンロケセットが作られました。 -
尾道駅と駅前の様子が見えています。駅の隣の焦げ茶色のビルは尾道福屋デパート。
千光寺山城跡や尾道市立美術館も見えています。 -
展望デッキから緩やかな螺旋階段で地上に降りました。
-
標高136.6mの千光寺山の山頂に造られた千光寺頂上展望台PEAKです。
設計テーマは「尾道市の景観に調和したシンボル空間の形成」で、事業費は4億3000万円。 -
西側から見た千光寺頂上展望台PEAK、螺旋状の通路で上り下りができます。
東側にはエレベーターがあります。 -
尾道観光協会直営の千光寺公園頂上売店。
暑い日で、レモンソフトクリームが美味しかった。 -
文学のこみち。エレベーター側にあります。
尾道ゆかりの25名の作家・詩人の詩歌・小説の断片等を千光寺山山頂から中腹にかけて点在する自然石に刻み、その静かな散歩道を「文学のこみち」と名づけたものです。 -
最初は、徳冨蘇峯(とくとみそほう)。
海色山光信に美なるかな
更に懐う頼子の出群の才を
淋離たる大筆精忠の気
維新の偉業を振起して来たる -
文学のこみちに手すりを寄付された方の名前が刻まれています。昭和58年まで手すりがなかったのでしょうか。
-
文学のこみちを下っていきます。
-
続いて、前田曙山(まえだしょざん)。
浜焼きを
むしりつゝ
春惜しむな里 -
かなり急な石段が続いています。
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正岡子規(まさおかしき)。
のどかさや
小山つづきに
塔二つ -
物外(もつがい)。
あれは伊予
こちらは備後
春の風 -
十辺舎一九(じっぺんしゃいっく)。
日のかげは
青海原を
照らしつゝ
光る孔雀の
尾の道の沖 -
道標。
-
小広場。
-
金田一京助(きんだいちきょうすけ)。
かげともの をのみちの
やどの こよなきに
たびのつかれを
わすれて いこへり -
江見水蔭(えみすいいん)。明治2年岡山市生まれの小説家、冒険家。
覚えきれぬ
島々の名や夏がすみ -
岩の間を潜ります。
-
志賀直哉(しがなおや)。
六時になると上の千光寺で刻の鐘をつく。ごーんとなると直ぐゴーンと反響が一つ、又一つ、又一つ、それが遠くから帰ってくる。其頃から昼間は向島の山と山との間に一寸頭を見せている百貫島の燈台が光り出す。それがピカリと光って又消える。造船所の銅を溶かしたような火が水に映り出す。(暗夜行路より) -
見晴らしよい場所に林芙美子の碑がありました。放浪記の一節が刻まれています。
-
林芙美子(はやしふみこ)。
海が見えた。海が見える。五年振りに見る尾道の海はなつかしい、汽車が尾道の海へさしかかると、煤けた小さい町の屋根が提灯のように、拡がって来る。赤い千光寺の塔が見える。山は爽やかな若葉だ。緑色の海向うにドックの赤い船が帆柱を空に突きさしてる。私は涙があふれていた。(放浪記より) -
緒方洪庵(おがたこうあん)。江戸時代後期の武士、日本の近代医学の祖といわれています。。
軒しげくたてる家居よ
あしびきの
山のおのみち道せまきまで -
巌谷小波(いわやさざなみ)。童話作家。
大屋根はみな寺にして風薫る
※群馬県の磯部温泉を舌切雀伝説の発祥の地とした方です。よらしければ、磯部温泉の旅行記もご覧ください。
https://4travel.jp/travelogue/11720956 -
まだまだ下り坂です。
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○○大明神の石碑です。詳しくはわかりません。
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石柱には千光寺裏門と記されています。
この先、岩壁に沿って進んでいきます。 -
柳原白蓮(やなぎはらびゃくれん)。大正三美人の一人とされる歌人。大正天皇の従妹。
ちゝ母の声かときこゆ瀬戸海に
み寺の鐘のなりひびくとき
※ 後に白蓮事件を起こし、事件を元に何度も映画・ドラマが作られています。 -
干支のご本尊様が鎮座しています。
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干支のご本尊様。
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私のご本尊様は、不動明王です。
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梵字岩(ぼんじいわ)。
徳川五代将軍綱吉公の頃に刻まれた「曼荼羅図」。絵は徳川五代将軍綱吉公の帰依僧であり、東京の霊雲寺を開基した浄厳大和尚が当地へ留錫のときに書き遺されたものと云われています。
円形の中に光明真言、大日如来真言の梵字が刻まれています。 -
大きな岩壁に刻まれています。
この岩の上には護摩堂が建っています。 -
護摩堂。宝永7年(1710年)建立。
御本尊は不動明王で、脇侍に阿弥陀如来、地蔵菩薩をお祀りしてています。 -
境内の中央には巨岩「玉の岩」が鎮座しています。高さ15m、周囲50m。
はるか昔、この岩の頂に如意宝珠があって、夜毎に海上を照らしていたと伝わり、この地を「玉の浦(尾道の古い名称)」と呼び、そして千光寺の名前の由来だということです。
玉の岩の頂に直径14cm、深さ17cmの穴があり、この穴が光を放つ宝玉があった跡だと伝われています。 -
大師堂(だいしどう)。
御本尊の弘法大師像は、かつて霊場高野山に安置されていましたが、大師の「吾、高野を立ち出でて西方玉の浦に赴き衆生を済度せん」との霊夢により、千光寺に御尊像を御迎えしました。
お守り授与所と納経所を兼ねているので、ごちゃごちゃしている印象です。 -
大師堂と玉の岩の間を抜けた先に鐘楼があります。
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鐘楼。明治23年(1890年)に再建されました。
断崖絶壁に建つ鐘楼の鐘は「時の鐘」として名高く、元禄初年より時刻を近郷近海に報じてきました。近年は「除夜の鐘」としてひろく人々に親しまれています。
鐘の上部には108個の乳がなく、梵字百字の真言と五智如来の種子が浮彫りされている曼荼羅の鐘です。 -
千光寺の様子がよくわかるイラストです。
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水神を祀る水琴窟。
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真新しい愛染明王像。
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道祖神。
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大宝山 権現院 千光寺の本堂。赤堂とも呼ばれます。
千光寺は、大同元年(806年)に弘法大師が開基しました。
本堂は貞享3年(1686年)の建立で、珍しい舞台造りです。
堂内の須弥壇は応永から永享(1394~1440年)頃の作で、和様に唐様を加味した形式で、ここに秘仏の御本尊千手観世音菩薩像を安置しています。。
この像は聖徳太子の御作と伝えられ、33年に一度開帳の秘仏です。次回のご開帳は2045年の予定とされています。
昔から「火伏せの観音」と称せられ、火難除けに霊験あらたかで、今は諸願成就の観音様としてお詣りが絶えません。 -
三重岩。花崗岩の大岩が三つ重なった珍しい景観です。
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修行の下に修行大師の像。
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六地蔵。
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三重岩の左側に鳥居が建っています。
石鎚山鎖修行です。千光寺の鎮守は熊野権現と石鎚蔵王権現で、大正15年3月に石鎚山へ登る鎖を取り付けました。
大東亜戦争の際に鎖と梵鐘を供出しました。平成17年、62年振りに参拝客にも開放されました。
文学のこみちをすっかり忘れてしまい、ここから山を下りました。 -
石造逆修塔。
天正17年(1589年)に阿性禅定尼が生前供養のために奉納した板碑で、上部に阿弥陀如来を表わす梵字(種子)キリークが刻まれています。 -
大仙堂。平成7年(1994年)に再建。
鳥取の大山寺の御本尊である大山智明大権現(地蔵菩薩)を祀っています。 -
石段下から見上げた千光寺の本堂。
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毘沙門堂。宝暦4年(1774年)に再建。
御本尊は毘沙門天、脇侍に禅尼師童子と吉祥天女。
ともに聖徳太子宮造りの棟梁、鞍作止利仏師の作と伝えられています。 -
さらに下がって千光寺の真下には、みはらし亭があります。
大正10年に建てられた絶景が望める茶園(さえん)=別荘建築。戦後一時期は旅館として使われた後、30年近く空き家になっていました。「尾道市空き家バンク」の取り組みで再生しました。 -
古民家を再生した尾道ゲストハウス「みはらし亭」。
夏は虫が多く、ムカデが出ることも、また壁が薄く隣室・階下の声や音が良く聞こえます。それを魅力と感じる人に泊まってもらいたいという方針です。 -
近くには猫の細道もあります。
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千光寺通りを下ります。
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国重要文化財の天寧寺三重塔が見えました。
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天寧寺三重塔は、別名海雲塔。南北朝時代の嘉慶2年(1388年)に建立されました。元々は五重塔でしたが、破損等のため、江戸時代に三重塔に改修されました。
天寧寺はもう少し下った所にある曹洞宗のお寺です。526体の五百羅漢を見たかったのですが。 -
石段下から見上げた天寧寺三重塔。
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天寧寺境内の壁に沿って千光寺通りを下っていったら、踏切に出てしまいました。
天寧寺には拒まれてしまいましたので、ホテルに向かいます。 -
駅前広場にあるベルポール完成記念モニュメントです。
2000年春に完了した尾道駅前地区第一種市街地再開発事業で、まちの愛称ベルポール(美しい港)を記念した「少年・少女の像」が作られました。
潮(うしお)くんとさくらちゃんという兄妹です。 -
駅からホテルへ向かう途中で発見したバス乗り場の案内。これが役に立ちました。
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ホテルの前でクロネコに会いました。
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ホテル・アルファ-ワン尾道。
関東では見かけませんが、東北・北陸・中国など広く展開している比較的リーズナブルな料金のホテルです。 -
エレベーターホールに電子レンジがありました
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客室。
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標準的な設備です。
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線路を見下ろせる部屋でした。
音も振動もありませんでした。 -
ホテル・アルファ-ワン 尾道の夕食。今回、夕食はルームサービスというコースを申込んだところ、釜飯御膳でした。
美味しくて全部食べてしまいました。
全国旅行支援が使えたので、2食付き6,960円でした。 -
朝食はブッフェ形式、品数は少ないですが前夜食べ過ぎたのでちょうど良かったです。
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尾道水道。対岸の向島(むかいしま)との距離は200~300m。
潮の流れが止まる時を狙えば泳いで渡ることもできるらしいのですが、遊泳禁止になっています。
数年前に泳いで渡った脱走犯がいました。 -
向島行渡船。
朝6:00~最終は向島発が22:00、尾道発向島行きが22:10です。始発から最終まで約12分間隔で往復運航し、約5分で対岸のフェリーのりばに到着します。 -
向島行渡船乗り場。
歩行者と二輪車だけしか乗れない渡船です。尾道側の乗り場はJR尾道駅から徒歩3分と便利です。 -
朝は学生が中心です。
観光客も利用できます。片道運賃は大人100円。 -
新しい2本の石柱が立っていますが、これは
尾道港開港850年記念碑「天地空開」です。令和元年11月建立。
尾道港は、嘉応元年(1169年)に大田庄の年貢米積出港として開かれました。室町幕府は貿易船の寄港地として港の整備を進め、江戸時代に入ると北前船の寄港地となり、石見銀山の銀の積出港としての役割もありました。 -
しまなみ海道サイクリングロード起点の看板です。渡船乗り場の入り口に建っています。
ゴールは愛媛県今治市のサンライズ糸山/サイクリングターミナルです。
サイクリストは、この前で写真を撮ってからスタートします。 -
他のバス乗り場に比べて、地味なバス乗り場。細い柱に行き先が書いてあるだけで看板はありません。
前日にバス乗り場の案内を見つけていなかったら慌てるところでした。
一緒にバスを待っていた年配の女性は、護国神社に用事があると言っていました。 -
広島と尾道・因島を結ぶ高速乗合バス・フラワーライナーは、8分遅れでやって来ました。乗客は3人、尾道駅前で2人乗り、インターチェンジまでの間に5人乗りました。
バスは栗原川に沿って上流へ、尾道ICから山陽自動車道で広島へ走りました。 -
尾道駅前から広島バスセンターまで約1時間半
、料金2,000円は降車時に払います。
ここまでお読みいただきましてありがとうございました。
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