しまなみ海道(因島・生口島・向島)旅行記(ブログ) 一覧に戻る
外出自粛の日々が続いており、ストレスがたまるばかりですが、4travelでも昔の旅行記事を見かけることが増えました。ということで、今回は5年前の2015年6月の記事を上げて参ります。どうぞよろしくお願いいたします。<br />潮聲山耕三寺(ちょうせいざんこうさんじ)は、尾道市生口島にある浄土真宗本願寺派の仏教寺院です。同時に博物館法に基づく登録がなされており、耕三寺博物館として多数の仏教、茶道、近代美術を公開しております。<br />耕三寺は、大正から昭和にかけて鉄鋼管の溶接を行う東洋径大鋼管製造所を経営し財をなした金本福松(後に耕三寺耕三)氏が、母の菩提を弔うために建立したお寺で、全国各地にある著名な歴史的建造物を模した数多くの堂宇を建てました。<br />模造建築との批判もありますが、たぶん500年後には評価も変わっていると思います。入場料だけではメンテナンスできない規模ですから、他人事ながら心配です。<br />訪問時、前年に母を亡くした後だったこともあり、丘の上から天国を仰ぎ見ました。

潮聲山耕三寺と未来心の丘。梅雨晴れの生口島にて母を恋う

38いいね!

2015/06/12 - 2015/06/12

70位(同エリア526件中)

旅行記グループ 中国(日本)の旅

2

43

FUKUJIRO

FUKUJIROさん

外出自粛の日々が続いており、ストレスがたまるばかりですが、4travelでも昔の旅行記事を見かけることが増えました。ということで、今回は5年前の2015年6月の記事を上げて参ります。どうぞよろしくお願いいたします。
潮聲山耕三寺(ちょうせいざんこうさんじ)は、尾道市生口島にある浄土真宗本願寺派の仏教寺院です。同時に博物館法に基づく登録がなされており、耕三寺博物館として多数の仏教、茶道、近代美術を公開しております。
耕三寺は、大正から昭和にかけて鉄鋼管の溶接を行う東洋径大鋼管製造所を経営し財をなした金本福松(後に耕三寺耕三)氏が、母の菩提を弔うために建立したお寺で、全国各地にある著名な歴史的建造物を模した数多くの堂宇を建てました。
模造建築との批判もありますが、たぶん500年後には評価も変わっていると思います。入場料だけではメンテナンスできない規模ですから、他人事ながら心配です。
訪問時、前年に母を亡くした後だったこともあり、丘の上から天国を仰ぎ見ました。

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
同行者
一人旅
一人あたり費用
1万円未満
交通手段
徒歩
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行なし)
  • しおまち商店街。尾道市生口島(いくちじま)はレモンの島として売り出し中でした。しおまち商店街は、瀬戸田港から耕三寺まで約600mの商店街です。ひもの屋さんが多かったと記憶しています。

    しおまち商店街。尾道市生口島(いくちじま)はレモンの島として売り出し中でした。しおまち商店街は、瀬戸田港から耕三寺まで約600mの商店街です。ひもの屋さんが多かったと記憶しています。

  • 山門、中門を抜けた先の参道です。右側が券売場。

    山門、中門を抜けた先の参道です。右側が券売場。

  • 手前が礼拝堂、奥に五重塔。<br />境内は上中下の三段構造になっており、下段から中段に登る石階段の下に位置する礼拝堂は、耕三寺独自の仏堂です。

    手前が礼拝堂、奥に五重塔。
    境内は上中下の三段構造になっており、下段から中段に登る石階段の下に位置する礼拝堂は、耕三寺独自の仏堂です。

  • 中段から見た礼拝堂。その手間に洗心水(手水)。<br />京都の清水寺西(国宝)を原型とする礼拝堂は、桃山時代の建築様式にのっとって建立したもので、御内陣には観世音菩薩を安置しています。

    中段から見た礼拝堂。その手間に洗心水(手水)。
    京都の清水寺西(国宝)を原型とする礼拝堂は、桃山時代の建築様式にのっとって建立したもので、御内陣には観世音菩薩を安置しています。

  • 五重塔(大慈母塔)。耕三寺耕三氏が母の墓所として建立しました。<br />境内中段の中央に建ち、奈良・室生寺五重塔(国宝)を原型としています。内部の心柱には耕三寺耕三氏の発案で鋼管を使用しています。<br />

    五重塔(大慈母塔)。耕三寺耕三氏が母の墓所として建立しました。
    境内中段の中央に建ち、奈良・室生寺五重塔(国宝)を原型としています。内部の心柱には耕三寺耕三氏の発案で鋼管を使用しています。

  • 一子地(いっしじ)とは、仏様の徳である智慧と慈悲をあらわし、相手の悲しみや痛みが、自分の悲しみや痛みとなる心、と解されます。

    一子地(いっしじ)とは、仏様の徳である智慧と慈悲をあらわし、相手の悲しみや痛みが、自分の悲しみや痛みとなる心、と解されます。

  • 孝養門。耕三寺のシンボルとも言える堂宇で、日光の陽明門を忠実に再現しています。

    孝養門。耕三寺のシンボルとも言える堂宇で、日光の陽明門を忠実に再現しています。

  • 文部省と交渉して陽明門の図面を入手したため、門の寸法、木組みなどは陽明門と同じです。絢爛豪華な孝養門の存在から西の日光と呼ばれることもあります。

    文部省と交渉して陽明門の図面を入手したため、門の寸法、木組みなどは陽明門と同じです。絢爛豪華な孝養門の存在から西の日光と呼ばれることもあります。

  • (向かって左)如意法輪観世音菩薩坐像。

    (向かって左)如意法輪観世音菩薩坐像。

  • (向かって右)千手観音菩薩坐像。

    (向かって右)千手観音菩薩坐像。

  • 本堂(中堂)。宇治平等院鳳凰堂を原型として建立。

    本堂(中堂)。宇治平等院鳳凰堂を原型として建立。

  • 千仏洞地獄峡の入り口。本堂西側にあり、地下約15m、全長350mの地下道を掘り、多数の仏像などを安置しています。

    千仏洞地獄峡の入り口。本堂西側にあり、地下約15m、全長350mの地下道を掘り、多数の仏像などを安置しています。

  • 洞窟内部は、富士山の熔岩と浅間山の焼石を鉄筋コンクリートで固めています。

    洞窟内部は、富士山の熔岩と浅間山の焼石を鉄筋コンクリートで固めています。

  • 中間の3ヶ所には高さ約10m広さ数10m2の洞室があり、石造の仏様がありました。

    中間の3ヶ所には高さ約10m広さ数10m2の洞室があり、石造の仏様がありました。

  • 仏像以外にも地獄極楽絵図が展示されています。

    仏像以外にも地獄極楽絵図が展示されています。

  • 水が流れている場所(滝)もありました。

    水が流れている場所(滝)もありました。

  • 洞窟内部は真っ暗ではなく、歩きやすいです。

    洞窟内部は真っ暗ではなく、歩きやすいです。

  • 救世観音大尊像。千仏洞地獄峡を出ると、目の前に現れます。<br />奈良・法隆寺夢殿の御本尊である秘仏救世観音を原型としています。

    救世観音大尊像。千仏洞地獄峡を出ると、目の前に現れます。
    奈良・法隆寺夢殿の御本尊である秘仏救世観音を原型としています。

  • 鉄筋コンクリート製、像の高さ約10m(33尺3寸)、宝冠や台座を合わせると高さ15mです。

    鉄筋コンクリート製、像の高さ約10m(33尺3寸)、宝冠や台座を合わせると高さ15mです。

  • 八角円堂(聖徳堂)。救世観音大尊像の前に建ち、原型となっている法隆寺夢殿の1/2。堂内には聖徳太子十四歳御孝養の画像があります。<br />

    八角円堂(聖徳堂)。救世観音大尊像の前に建ち、原型となっている法隆寺夢殿の1/2。堂内には聖徳太子十四歳御孝養の画像があります。

  • 釈迦如来坐像。元々は興福寺講堂のご本尊だった像です。どの建物だったか覚えていません。

    釈迦如来坐像。元々は興福寺講堂のご本尊だった像です。どの建物だったか覚えていません。

  • 多宝塔。本堂の左側(向かって右)に建っています。<br />大津の石山寺の多宝塔を原型としています。<br />石山寺を参拝したときの旅行記はこちらで。<br />https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/11402674/<br />よろしければご覧ください。

    多宝塔。本堂の左側(向かって右)に建っています。
    大津の石山寺の多宝塔を原型としています。
    石山寺を参拝したときの旅行記はこちらで。
    https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/11402674/
    よろしければご覧ください。

  • こちらの仏様もどこにあったのか忘れてしまいました。

    こちらの仏様もどこにあったのか忘れてしまいました。

  • 多宝塔付近から見た孝養門と本堂前の広場。

    多宝塔付近から見た孝養門と本堂前の広場。

  • 多宝塔付近から見た孝養門。

    多宝塔付近から見た孝養門。

  • 未来心の丘への登り口付近。

    未来心の丘への登り口付近。

  • 未来心の丘への登り口付近。<br />歴史的な仏様ではありませんが、こういうの好きです。

    未来心の丘への登り口付近。
    歴史的な仏様ではありませんが、こういうの好きです。

  • 未来心の丘への登り口付近。

    未来心の丘への登り口付近。

  • 未来心の丘への登り口付近。

    未来心の丘への登り口付近。

  • 親鸞上人像。

    親鸞上人像。

  • 未来心の丘への登り口付近。

    未来心の丘への登り口付近。

  • エレベーターホールの上にも仏様。

    エレベーターホールの上にも仏様。

  • 阿弥陀如来三尊像。

    阿弥陀如来三尊像。

  • 「未来心の丘」登り口。エレベーターもありますが、石段を上りました。

    「未来心の丘」登り口。エレベーターもありますが、石段を上りました。

  • 大理石の石段がとても眩しい。

    大理石の石段がとても眩しい。

  • 丘の頂上が見えてきました。

    丘の頂上が見えてきました。

  • 未来心の丘。総大理石造りの庭園です。約5,000m2の敷地に、約3,000トンの大理石を使っています。イタリアで活躍する彫刻家・杭谷一東(くえたにいっとう)氏が家族愛をテーマに、設計・製作しました。

    未来心の丘。総大理石造りの庭園です。約5,000m2の敷地に、約3,000トンの大理石を使っています。イタリアで活躍する彫刻家・杭谷一東(くえたにいっとう)氏が家族愛をテーマに、設計・製作しました。

  • 未来心の丘の中心にある「光明の塔」。

    未来心の丘の中心にある「光明の塔」。

  • 沈む太陽に向かい合掌しています。

    沈む太陽に向かい合掌しています。

  • いろいろなオブジェがありました。

    いろいろなオブジェがありました。

  • 頂上からは360度の景色が楽しめます。ただし大理石に反射した光が眩しく、写真も色調補正しています。<br />中央の白い建物は、カフェクオーレ。奥に見える山は、隣の高根(こうね)島の高根山、標高322m。右側のオレンジ色の橋は高根大橋、全長205m。

    頂上からは360度の景色が楽しめます。ただし大理石に反射した光が眩しく、写真も色調補正しています。
    中央の白い建物は、カフェクオーレ。奥に見える山は、隣の高根(こうね)島の高根山、標高322m。右側のオレンジ色の橋は高根大橋、全長205m。

  • この船でランチクルーズでした。

    この船でランチクルーズでした。

  • 瓢箪島。生口島と愛媛県今治市の大三島との中間にあり、写真左(南)が愛媛県今治市、右(北)が広島県尾道市です。<br />前日は大雨でしたが、当日はお天気に恵まれて幸いでした。<br />最後までお読みいただきましてありがとうございました。

    瓢箪島。生口島と愛媛県今治市の大三島との中間にあり、写真左(南)が愛媛県今治市、右(北)が広島県尾道市です。
    前日は大雨でしたが、当日はお天気に恵まれて幸いでした。
    最後までお読みいただきましてありがとうございました。

38いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

旅行記グループ

中国(日本)の旅

この旅行記へのコメント (2)

開く

閉じる

  • ねんきん老人さん 2022/08/19 11:07:50
    テーマパーク?
     FUKUJIRO さん、おはようございます。
     いつもFUKUJIRO さんの旅行記には驚かされますが、今回はまた派手なお寺のご紹介ですね。
     私はまったく知らなかったので、急ぎネットで検索してみました。 いやはや、よくもまあというくらい盛りだくさんで、母君の菩提を弔うためということですが、やはりお金のある人は亡き人を追慕する方法についても発想が違うものだと思いました。
     いくつかのレビューも見てみましたが、多くはそのゴタゴタ感や1400円という拝観料を低く評価しているようでした。
     でも私は、そこまでして母君の安寧を願った金本さんという人の一途さは羨ましいし、自分の最大の武器である財を惜しみなく使って次々と堂宇を建てたということに無限の誠実さを感じます。
     私たちはとかく神社仏閣というと古さを求めますが、どの寺社も創建当時は真新しくピッカピッカだったわけで、それが人々を感動させていたのだと思いますので、新しいことを否定する理屈は分かりません。 FUKUJIRO さんの仰るように、500年後には今と違った雰囲気も出てくるでしょうし、評価も違ってくることでしょう。
     生口島には行ったことがあるのに、耕三寺を知らずに通り過ぎてしまった自分を責める気持ちもありますし、もし機会が得られるなら、是非一度お参りしたいものだと思います。

     それとは別ですが、FUKUJIRO さんもご参拝の前年に母堂様を失くされたとか。 何年たっても悲しみが減ずるものではなく、ご心情をお察しいたします。
     金本さんと同じ方法でというわけにもいかないと思いますが、各地各寺をお参りすることによって母堂様の御心を安んじることはできると私は信じています。

    ねんきん老人

    FUKUJIRO

    FUKUJIROさん からの返信 2022/08/22 16:27:28
    RE: テーマパーク?
    ねんきん老人さん、こんにちは。
    いつもご覧いただきましてありがとうございます。
    耕三寺の評価については、否定的な見方が多いように感じますが、自分の目で見たらとても素晴らしいと感じました。
    確かに派手ですが、奈良の大佛様にしても鎌倉の大佛様にしても元々は金張のピッカピカだったわけで、相当に派手だったと思います。
    私が訪れたのは母の一周忌前だったので、今とはまた違った感情がありました。
    その後も各地のお寺を参拝し、それぞれの土地土地で先祖を祀る気持ちの尊さに敬服する次第です。
    ねんきん老人さんは、奥様がご存命なら金婚式のお年ですか。稲田石については笠間焼の体験をしたときに知りました。その時は時間がなくて回れませんでしたが、機会をみて石切場を見学したいと思っていました。図らずもねんきん老人さんの旅行記で見ることができました。
    お体に気を付けられてご活躍ください。
    これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。




FUKUJIROさんのトラベラーページ

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

この旅行記の地図

拡大する

価格.com旅行・トラベルホテル・旅館を比較

PAGE TOP