2023/06/09 - 2023/06/10
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この旅行記のスケジュール
2023/06/09
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浜田自動車道の寒曵山(かんびきやま)PA
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浜田駅
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島根県立男女共同参画センター「あすてらす」
2023/06/10
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大森代官所跡
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日本における世界遺産は、1993年12月に「法隆寺地域の仏教建造物」と「姫路城」が認定されてから20年目を迎え、登録件数は25件を数えています。
数が増えてくると、いつのまにか世に出てくるのがランキングというもの、今回訪問する石見銀山は残念ながら下から数えた方が早い位置ですが、実際に自分の目で見ることが大事でしょう。
石見銀山は、2007年に「石見銀山遺跡とその文化的景観」として世界遺産に登録されたアジアで初めての鉱山遺跡です。
最初に見学した大久保間歩(間歩は坑道のこと)は、週末限定でガイドツアーが行われています。原則要予約ですが、空きがあれば、当日参加可能ということで、予備知識がないまま参加してしまいました。
1日目
都内と千葉市内で仕事、そのまま千葉駅前に宿泊。旅の始まりです♪
2日目
成田空港からスプリングジャパンに乗って広島空港へ、バスで三原駅へ出てちょっと仕事。電車で尾道へ移動し、千光寺を参拝。
3日目
尾道から高速バスで広島へ移動、原爆ドームをお参りしてから仕事。
4日目
午前中に呉を観光、仕事を終えて高速バスで浜田へ行き、大田市駅前に宿泊。
5日目
世界遺産の石見銀山を観光、出雲に移動して宿泊。
6日目
出雲大社と松江城を観光、湯の川温泉に宿泊。
7日目
荒神谷遺跡を観光、足立美術館を見て境港に移動して宿泊。
8日目(予備日)
コナンのふるさとを訪問、サンライズ出雲に乗車。寝台列車で移動。
9日目
東京帰着。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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広島駅前からバスに乗って、目指すは島根県中部の浜田市です。
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浜田自動車道の寒曵山(かんびきやま)PAで10分間のトイレ休憩がありました。
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中国JRバスの「いさりび」にはトイレがありませんでした。広島駅前から浜田駅前まで3,090円。
乗客は数人でしたが、広島県最後の大朝バス停で10数人の高校生が乗車、県境を越えて島根県側で下車していきました。 -
寒曵山PAには、自動販売機とトイレしかありませんが、珍しい記念碑がありました。
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高速道路五千キロ開通記念碑です。日本の高速道路が、平成3年(1991年)の浜田道開通により合計5,000kmを達成したことを記念しています。
数字の5を横に寝かせ、丸い玉が000を表しています。 -
寒曵山PAから北に見える山が寒曵山(標高826m)。山頂からは日本海や遠く大山を望めるそうです。
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島根県に入り、下り坂になりました。
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浜田川を渡りました。
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定刻18:40、JR浜田駅に着きました。
駅舎内にセブンイレブンがありました。今夜の宿では食事がないので、夕食と明日の朝食を仕入れました。 -
どんちっち神楽時計。
以前は毎正時に小さな人形が動いてお神楽を踊っていたらしいのですが、しばらく壊れたままのようです。
「どんちっち」とは、お神楽を意味する赤ちゃん言葉のようです。 -
はまだ観光案内所。閉店から時間が経っていましたが、室内は灯りがついていました。
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神話の国。
八岐大蛇を退治する素盞嗚尊。 -
神話の国。
八岐大蛇を退治する素盞嗚尊。 -
浜田駅から大田市駅まで山陰本線で移動します。
広島駅前から大田市駅前への直通バスは1日2便しかないので、浜田駅を経由しました。 -
人生初の山陰本線はJKばかり。躊躇しながらも写真を撮りました。
しかし、後で考えたら、京都駅~福知山駅で山陰本線に乗っていました。あの辺りは「山陰」のイメージないからね。 -
江津市を流れる江ノ川を渡りました。
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JR温泉津駅の駅舎。
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温泉津と書いて、「ゆのつ」と読みます。ここはすでに島根県大田市です。
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世界遺産の「石見銀山遺跡とその文化的景観」の構成資産として、温泉津重要伝統的建造物群保存地区、鞆ヶ浦、沖泊が登録されています。
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馬路と書いて、まじと読みます。浅見光彦氏が訪れていたような記憶がありますね。
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看板にも「マジ!?」ってありました。
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20時、浜田駅から1時間以上走って大田市駅に着きました。大田市駅の跨線橋を渡りました。
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ようこそ大田市へ。
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顔ハメパネル。
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石見銀山のパンフレットがありました。
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JR大田市駅の待合室。小さな駅ですが、特急列車が全て駅に停車します。
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大田市のマスコットキャラクター「らとちゃん」。
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駅前でも暗いです。
タクシーがありました。 -
大田市駅のすぐ脇に建つビル、1階は明るいものの上階は真っ暗です。
ここが今夜のお宿です。ホントにやってる? -
島根県立男女共同参画センター「あすてらす」の入り口。
右側はレストランですが、もうすぐ閉店の時刻です。左手に廊下が続いていて、少し進むと守衛さんみたいな男性が受付してくれました。
素泊まり6,000円、クレジットカードで精算できました。 -
宿泊階(5階)のエレベーターホール。
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ツインのシングルユースでした。
ゆったりとしています。 -
調度品。
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バスルーム。とても明るくてびっくりしました。
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窓から見た大田市駅の周辺。
20時過ぎですが、真っ暗です。 -
昨夜と同じ位置での撮影。
この施設では朝食の提供はないので、買ってきたおにぎりを食べました。 -
大田市駅。
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大田市駅の跨線橋。
帰りにじっくり見ることにします。 -
展示ホール。公益財団法人しまね女性センターが会館内にあります。
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朝の島根県立男女共同参画センター「あすてらす」。立派な建物です。
近くにコンビニなどのお店は全くありませんが、10分ほど歩くとローソンがあります。 -
「らとちゃん」。
頭はサザエの殻で、これは石見銀山の間歩(坑道)で使われたサザエの殻に油を入れて火を灯す「螺灯(らとう)」をイメージ、さらに鉱夫の衣装がモチーフになっています。 -
石見銀山行きのバス乗り場。
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石見銀山世界遺産センターまで行くバスは結構あります。
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自転車置き場。
こんなに多くの利用者がいるのでしょうか。 -
三瓶山行きのバス乗り場もありました。
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このバスで世界遺産センターへ向かいます。
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市街地を抜け、山間の道を進みました。
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大森代官所跡に停車しました。
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さらに狭い山道を進みます。世界遺産センターはかなり先にありました。
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世界遺産センターの広い駐車場に着きました。
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世界遺産センター。
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世界遺産センターに足を踏み入れる前に、入り口で大久保間歩ツアーのお誘いを受けました。1回10人、1日4回だけの限定だって、どうしようかな。
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世界遺産センター。あれあれ、大久保間歩ツアーに申し込んじゃいました。
大人3,700円/1人、小中学生2,700円/1人。
※小学生未満は参加できません。 -
ツアーの集合場所。
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この部屋で大久保間歩ツアーの説明を聞きました。バス移動も含めて約2時間で、標高差は80mほどのようです。
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露頭掘りの跡。仙ノ山山頂付近にある「天空露頭」の写真。
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このバスで約10分の移動でした。
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原田駐車場までバスで来ました。
標高230m、大久保間歩ツアーの入り口です。 -
竹の杖を借りて、登山の始まりです。
ここ本谷(ほんたに)地区からは、品位の高い銀鉱石を産出しました。 -
手前は舗装路ですが、世界遺産の核心地域に入ると舗装はありません。
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最初はなだらかな山道です。
お天気に恵まれたのですが、とても暑い日でした。 -
本谷地区の番所跡。
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下金生坑。標高250mにある坑口。間歩の水抜き用の坑道とのこと。
金生坑は、大久保間歩、釜屋間歩とともに本谷地区の主要な銀鉱山でした。 -
休憩を兼ねて、ときどきガイドさんの説明がありました。
関ヶ原の戦いで勝った徳川家康は、慶長5年(1600年)11月に大久保長安を下向させ、江ノ川以東の4郡146村を幕府直轄領(天領)とし、翌年8月に初代銀山奉行として大久保長安を任命しました。 -
一般車は入れませんが、関係者はここまで車で来ていました。
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最後の急階段を登ります。
この辺りまで来ると、坑道内の冷たい空気が吹き降りてきて、ちょっとだけ涼しくなりました。 -
大久保間歩の管理棟です。ここで長靴に履き替え、ライト付きのヘルメットを被ります。
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大久保間歩(おおくぼまぶ)の入り口。標高310m。
石見銀山の初代銀山奉行に任命された大久保長安の名を付した大久保間歩は、明治時代まで銀を産出しました。
江戸時代初頭、日本の銀産出量は年間平均約200トンと推定され、全世界産出量の1/3に達していました。 -
大久保間歩。ヘッドライトの明かりを頼りに歩きます。
数種類のコウモリが生息しているので、飛んできても驚かないように注意がありました。冬の間は、コウモリが冬眠するため、坑道に入ることができないそうです。 -
掘削機の跡が残っています。
江戸時代に本格化した大久保間歩は、明治になって機械彫りに変わり、より大規模な鉱山となりました。 -
坑道内には10cmていど水がたまっていて、とても歩き難いです。
しかもこの水の中に甲殻類に分類されるチョウセンメクラヨコエビが生息しているということで、踏み潰さないように注意がありました。この暗い坑道で、1cmのチョウセンメクラヨコエビを見つけることが難しいですよ。 -
鉱脈に沿って横へ掘った坑道跡。
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鉱脈に沿って横へ掘った坑道跡。
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鉱脈に沿って横へ掘った坑道跡。
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鉱脈に沿って横へ掘った坑道跡。
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鉱脈に沿って掘り下げた竪坑跡。
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鉱脈に沿って横へ掘った坑道跡。
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鉱脈に沿って横へ掘った坑道跡。
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鉱脈に沿って掘り上げた斜坑跡。
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鉱脈に沿って掘り上げた竪坑跡。
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坑口から約150m、ここからはさらに階段の奥へ進みます。
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福石場。
展望台のような場所から竪坑跡を見下ろします。 -
坑道はずっと続いていますが、見学はここまででした。
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気温は低いのですが、湿度が高く、とても不快な場所でした。
それにしても、こんな環境で働いていては命が縮んでしまいます。
江戸時代の鉱夫は、30歳を迎えるとお祝いをしたそうで、それほど過酷な労働だったことを実感しました。 -
帰り道でも鉱山についての解説がありました。
石見銀山では、産出した銀鉱石を地域内で精錬し、大田市鞆ヶ浦や温泉津の沖泊から船で搬出していました。しかし冬の日本海は季節風が強く、難破することも多かったことから、大久保長安は中国山地を越えて大森から尾道へ至る陸路の「銀山街道」を整備し、尾道港から京都へ輸送するようにしました。尾道までは約130km、3泊4日で運んだそうです。 -
振り返って1枚。この山道を下って来ました。
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世界遺産センターに戻りました。
この看板を見て、通常見学できる間歩は、龍源寺間歩しかないことを知りました。
午後の大久保間歩ツアーは満席になっていました。朝一でやってきて正解でした。 -
世界遺産の地図。
核心地域の中を自由に歩ける世界遺産はとても貴重だと思います。 -
世界遺産地域の模型、温泉津側。
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世界遺産地域の模型、大森側。
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バスに乗って、大森代官所跡広場に戻りました。
ここにも10台ほどの駐車場がりますが、常に満車でした。 -
西南之役戦死者紀念碑。昭和62年(1887年)10月建立。
石碑の高さ373cm、土台の岩を含めるととても大きなものです。 -
食事処おおもり。奥におおもり会館があり、宿泊もできるようです。
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名物の代官そばに天ぷらとお稲荷さんが付いた代官そばセット(1,100円)をいただきました。山登りの後ということもあり、とても美味しかったです。
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世界遺産センターで看板を見たとおり、ここから龍源寺間歩までは往復4.6kmあるようで、しかも往路は上り坂が続きます。
こちらはレンタサイクル河村さん。見てのとおり以前はガソリンスタンドでしたが、石見銀山が世界遺産に登録されるタイミングでレンタサイクル店に転業しました。地域唯一のレンタサイクル店で、繁盛しています。
お店の方に伺ったところ、転業して良かったとのことでした。 -
レンタサイクル河村さんに秘密兵器がありました。
前夜大田市駅でもらったパンフレットの中に「ぎんざんカート」のチラシがあり、定員6名の小型カートが河村レンタサイクルと龍源寺間歩を往復していることを知りました。 -
この看板を見ると、龍源寺間歩は往復6.4kmもあります。
歩きは辛いです。 -
ぎんざんカート。最高時速20kmの電動ゴルフカート型の車両です。
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ぎんざんカートは、石見銀山グリーンスローモビリティという位置づけです。
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水曜日を除き毎日運行ですが、雨除け等がないため、悪天候の場合は運行中止です。1日12~14便程度。運賃は龍源寺間歩まで片道500円、定員は最大6人。
予約はできないので、日陰で13:30の便を待ちました。
さあ、龍源寺間歩へ向かいましょう。
ここまでお読みいただきましてありがとうございました。
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