2023/05/12 - 2023/05/18
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chemireさん
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2023/05/12
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神戸空港
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岡山城。
令和4年(2022年)11月3日に、令和の大改修を終えリニューアルオープン。
・・・
豊臣秀吉の家臣で豊臣五大老の一人・宇喜多秀家が、天正19年(1591)から慶長2年(1597)まで7年の歳月をかけて築城。
以後、城主が代わりながら明治6年(1873)の「廃城令」を迎え、昭和20年(1945)太平洋戦争による空襲で天守閣を焼失。
昭和39年(1964)から2年かけた工事により天守閣や門などが再建された。
現存建築物の月見櫓と西の丸西手櫓は重要文化財、本丸跡は史跡となっている。
※転職することにしたので、仕事はちょっとお休み。なので、4~6月は旅行強化月間。有意義な時間を過ごします。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 2.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 新幹線 徒歩
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5月12日(金)旅初日。
神戸空港を初めて利用したのは先月のこと。コンパクトで動きやすく、空港に着いてからのアクセスも便利だったので、また降り立ちました。 -
先月、ポートライナーの景色に感動してまた乗りたいと思ったけど、今回は、新神戸駅までバスで移動します。
神姫バス 乗り物
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神戸空港から新神戸駅まで、バスの乗車は30分。バスから見える景色も、なかなか良かったです。
それに、運転手さんの対応がとても丁寧だったので、乗車してから下車するまで、とても気持ちよく過ごせました。また会いたいなぁ。 -
新神戸駅から新幹線で岡山駅に向かいます。
新神戸駅 駅
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のぞみ69号に乗車。
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自由席はそれなりに混雑していましたが、1号車まで行くと隣席に人のいない窓際席に座れました。
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チケットは前日にネット予約して、当日、新神戸駅で発券。スマホで快適に改札通過もいいけれど、切符の方が旅情があって好き。
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とても久しぶりの岡山。以前に訪ねたのは、10年以上前かな。
岡山駅 駅
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駅前の様子は覚えていないけれど、桃太郎のポーズは見た記憶があります。
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カッコいいというより、なんだかワルな感じに見えちゃう。
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こちらは正統派。よっ、日本一!
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岡山グリーンホテルにチェックインしました。JR岡山駅東口より徒歩5分。
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なんと畳が敷かれています。手前に少し写っているのはTV。ツインのシングルユースだったので、ベッドメイクは向かって右のひとつだけでしたが、TVが見やすいように配慮してくれたのかな。
快適なお部屋でした。岡山グリーンホテル 宿・ホテル
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ホテルで一休みしてから、徒歩で出発。
岡山駅方面から石山公園を抜けて、岡山城入口までは徒歩25分くらい。岡山城と岡山後楽園の周りには、旭川が流れています。
カーブした川の先に見える橋と岡山城。この道、良い感じだなぁ。旭川 自然・景勝地
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左に見えた旭川や橋から右に視線を移すと、瓦屋根の民家に溶け込んだような感じで、お城を見失いそうになりました。
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静かな道を進んだ先に、姿を現した岡山城。
岡山には何度も訪れているのに、岡山城は後楽園からチラッと見たことが一度あるだけ。
あの頃はお城にあまり興味がなかったので、いま思えばもったいないことをしたなぁ。烏城公園 (岡山城) 公園・植物園
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この時点で16:30。天守を見学するには時間が足りないので、この日は庭城巡歴コースを回り、翌日に登城することにしました。
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岡山はじまりの地 岡山城。
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パンフレットに書かれていた庭城巡歴コースによれば、ここから本丸正面入り口まで、1時間かからず回れるようです。
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姫路城や和歌山城で刻印を覚えたので、まずは石垣をチェック。
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◯に十。見つけました!
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月見櫓。ここからは、2階建てに見えます。
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月見櫓。
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1620年代に築いたもの。
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石落とし、良いなぁ。
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廊下門に戻って城内へ。
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廊下門は岡山城本丸中段(表向)へ入るための門で、搦手門にあたります。 昭和41年(1966)に再建。
後楽園側から岡山城に入るには、廊下門を通ることになります。 -
表書院。
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かまど跡。
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泉水。北東の井戸から水を引いて、中島から湧き出る仕組み。
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多門櫓跡。
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伊部櫓跡。
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柵で囲まれた地下に下りると、宇喜多秀家が岡山城を築いた時の石垣を間近に見ることができました。
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1993年(平成5年)の調査で発見されたそうです。
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発掘調査時の様子。
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埋もれていた石垣の平面図。
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進歩した城普請により、城拡張のために埋められてしまいました。
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辺と辺の角度は70度で、これほど角が尖った石垣は全国的にみて非常に珍しいものだそうです。
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数寄方櫓跡。
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銃眼石・穴蔵。
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銃眼石・穴蔵。
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穴倉。
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月見櫓。
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岡山城にふたつある現存建築物のひとつ月見櫓。下から見た時は2階建てに見えたけど、3階建ての櫓でした。
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月見櫓。
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月見櫓に接する石垣の内側には、銃で狙い撃ちするための隙間がくり抜かれた銃眼石があります。
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同じものが見られるのは、徳川幕府の城(江戸・大坂・ニ条)だけだそうです。
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銃眼石。
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表書院跡に戻って。
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家紋もチェック。
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タケノコが伸びてます。
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天守閣を見上げようとして、気になった建物は何だったっけ? たしか説明文があったような。
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天守閣。
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不明門を抜け、いよいよ本段へ。
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この門を境に御殿がある本段と仕切られ、セキュリティ上ふだんは閉ざされていたため「あかずのもん」と呼ばれていました。昭和41年(1966)再建。
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石垣があると、つい刻印を探してしまいます。十を発見。
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こっちにも。
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移設された天守礎石。
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礎石。
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六十一雁木上門。またの名を要害門。
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門の下には、元61段の雁木(階段)があったことからついた名前だそう。いまは門が開かないので、あとで下方から見てみます。
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六十一雁木上門の鯱。
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本段より臨んだ岡山城。
現在ある天守閣は、昭和39年(1964)から2年かけた工事により、3層6階建で鉄筋コンクリート構造で再建されたもの。
入母屋造りの建物に物見用の建物を乗せた「望楼型」で、西側に「塩蔵」が連なる「複合型天守」となっています。
最初に見たとき、なんだか現代的で落ち着かないなと思ったら、石積みのやや左寄りに設けられた入口の空間があるためだと気付きました。
それでも、往時を知ることのできる天守閣が再現されたことに感謝します。岡山城 名所・史跡
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黒い下見板張りの外観から、別名「烏城」。
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「金烏城」とも呼ばれたそうです。
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金の鯱。
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天守閣の右横に回り込んでみると、凸凹とひび割れている石と、その上にある大きな隙間を発見。ここまで大きな穴は見たことがありません。これで大丈夫かなと気になったけど、絶妙なバランスで支えているのでしょうね。
誰かがイタズラして、その辺に落ちている石やペットボトルなど押し込んだりしませんように。 -
白鷺の姫路城と烏の岡山城。この春、対比するお城を見学する旅ができて幸せ。
明日の登城を楽しみにして、下段に向かいます。 -
本段にあった烏城らしい黒色のベンダー。水分補給忘れずに。
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鉄門跡。下の段の南側から中の段の表書院へ通じる櫓門で、木の部分を鉄板で覆っていため、この名になったといいます。
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ここに鉄門があったようです。
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階段を下りていると、猫が右側にある石垣を駆け登って逃げて行きました。忍者顔負け。というより、猫の圧倒的勝利(って、戦ってないけど)。
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不明門下の石垣。
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不明門下の石垣。
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不明門下の石垣は、宇喜多時代の高石垣に接しています。
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宇喜多時代の高石垣。
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宇喜多秀家が慶長2年(1597)までに築いた高石垣で、本来の高さは15.6mと、関ヶ原合戦以前の石垣としては全国屈指の高さ。隅部は岩盤の高まりに載っていますが、西寄りの石垣は3m近く埋まっているそう。
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宇喜多時代の高石垣は、露出した巨大な岩盤の形に沿うように自然石を積み上げ、隅部を形作っているのが分かります。
光の加減で茶色く写っているけれど、本当はもっと灰色っぽい石垣です。 -
露出した岩盤。
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本段東側の高石垣。
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本段東側の高石垣。一見して積み方の違いが分かります。
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(左側)宇喜多秀家が築いた石垣を、(右側)小早川秀秋が石垣を継ぎ足して改修。
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落石注意の表示がありますが、地震などで大破しないことを願うばかりです。
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六十一雁木下門横の石垣。
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この階段を上った先にあるのが六十一雁木門。現在、階段を上ることはできません。
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反時計回りに外周を進みます。
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塩蔵下の石垣は、せり出してきた下の高い石垣を補強する目的で元禄年間に築かれました。
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廃城令を免れたのに、戦火が歴史を奪ってしまう。岡山城に限ったことではなく残念でなりません。
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見上げたお城は、初層が不等辺五角形の特異な佇まい。
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3層6階建。元々あった「岡山」という名の丘の端にあたり、石垣は堅い崖面に支えられています。
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見れば見るほど不思議な感じ。正面から見た印象とは全く異なるのが面白いです。
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見学スタート地点に戻ってきました。歴代城主の家紋が記された石碑が建っています。
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洋装の銅像があったので、城主は紋付き袴姿じゃないのと不思議に思って近付いてみると、元岡山県知事の像でした。岡山歴史散歩のテーマで、ここに建立されたようです。
大正6年(1917)に岡山県で創設された済世顧問制度は、戦前における社会事業制度の始まりで、戦後の民生委員制度に継承されたとあります。
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この後、下段に向かい復元された供腰掛(とものこしかけ)を見てから大手へと歩きましたが、その間の写真を削除してしまいました。なんてことをしたの、私・・・
供腰掛は、登城した藩士らの付き人が、主人の用事が済むまで待機した場所。現在は休憩スペースにもなっていて、城の写真や説明板が展示されていました。
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本丸の大手口へ。廊下門入り口から、ここに来るまでの所要時間は2時間30分。パンフレットでは所要1時間くらいになってたけれど、やっぱり時間がかかりました。
歩き通しで疲れてきたけれど、桃太郎の笑顔に励まされて、まだまだ歩きます。 -
鏡石。
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大手門口跡に見える巨石は、発掘調査により池田家が城主になった頃に築かれたと分かったそうです。
今後も調査により認識が変わっていくのかもしれませんが、宇喜多・小早川・池田と、時代ごとの石積みの変化を見られるのも面白かったです。 -
目安橋。池田光政の代に、橋のたもとに領民からの投書を受け付ける目安箱が置かれたことから名付けられたそう。
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鏡石の近くに、昭和9年(1934)の室戸台風による洪水被害の水位が示されたプレートがありました。
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城内より橋を渡ると、県立図書館と外下馬門の石垣と堀の位置を示す池が隣接し、岡山県庁・バス停県庁前があります。
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烏城公園駐車場を抜け、烏城みちから石山公園を抜け岡山神社へ向かうことにしました。お堀に白鳥がゆったりと泳いでいます。
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あちこちで桃太郎が大活躍。
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山田耕筰(1886~1965)は、少年期を岡山で過ごしたそうです。
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岡山神社。
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岡山を再訪できたことに感謝して、参拝。
明日、御朱印を頂きたくまた伺います。
この後、お城をもう一度見たくて旭川沿いへ戻りました。岡山神社 寺・神社・教会
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19時近くとなり、天守に明かりが灯りました。
あと30分くらい待てば辺りも暗くなり、月見橋から旭川に映るきれいな城の姿が見られるようでしたが、さすがに疲れてしまったので、このまま駅方面に向かいます。 -
途中、台湾の喔熊Oh!Bearやランタンが描かれたラッピング車両が通りすぎて行きました。
コロナで海外旅行を自粛して4年。そろそろ台湾に行きたいなぁ。路面電車 (岡山電気軌道) 乗り物
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駅の近くの、べんがら酒場で夕食。シャコ酢・黄ニラ卵とじ・ままかり酢漬け・ハイボール2杯・突き出し。会計2,940円(岡山観光クーポン2,000円利用)。
べんがら酒場 グルメ・レストラン
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食後に、ちょっと街歩き。
22:00 「さんすて」前にあった桃太郎に挨拶して、今日の行動終了です。さんすて サンステーションテラス岡山 ショッピングモール
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