岡山・香川・徳島を巡る旅（2）岡山城天守閣と神社めぐり

2023/05/12 - 2023/05/18

岡山城天守閣を見学。
令和4年（2022年）11月3日に、令和の大改修を終えリニューアルオープン。

表紙の写真は、天守閣1階にあった岡山城の模型。

エリア 岡山市(岡山)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JRローカル 徒歩

5月13日（土）旅2日目。
ホテルの朝食サービスのお弁当。時間内にフロントに取りにいらしてくださいと、事前に案内があったので受け取りに行きました。ミニサイズなので、男性には足りないかもしれません。

桃太郎おはよ～。

9:50
荷物を預かってもらって、ホテルをチェックアウト。歩いていて気になった所に立ち寄りながら、昨日は見学できなかった天守閣を目指します。

この日、雨が降ったり止んだり。晴れの国岡山よ、何処に。

出雲大社岡山分院。
ビルの間に鎮座していらっしゃいます。御朱印をいただきました。

岡山城西丸西手櫓。

慶長8年（1603）頃建立。岡山城にふたつある現存建築物の、もうひとつ。

禁酒会館。大正12年（1923）年築。ほぼ当時のままの外観を残し、現在、雑貨店・カフェなどが稼働しています。

岡山禁酒会館 名所・史跡

岡山城石山門跡。
廃城令の際に残された石山門ですが、空襲により消失してしまいました。

石垣には赤茶けた延焼の跡が残っています。

岡山神社
昨日、訪ねたのが遅く社務所が閉まっていたので、再び参拝。御朱印をいただきました。

創建
清和天皇貞観年中（860年）。
主祭神

倭迹迹日百襲姫命（やまとととびももそひめのみこと）
吉備津彦命の姉にあたり、卑弥呼説もある秘密めいた神様だそうです。

社殿正面に建つ随神門は、池田継政によって1745年に造立され、空襲でも焼け残った数少ない岡山城下の近世建造物ですが、修復中でネットに覆われ見ることが出来ませんでした。

伊勢神社。
元伊勢・名方浜宮の伝承地のひとつ。

御祭神

天照皇大神
豊受大神

創建年不詳

屋根にある千木の先端を見ることで、祀られている神様が分かります。
地面に対して、水平に削るのが「内削ぎ」で女神が祀られ、垂直に削るのが「外削ぎ」で男神が祀られています。

千木が、左は内宮と同じ内削ぎ、右は外宮と同じ外削ぎとなっていて、両方あるのは珍しいそうです。

御朱印をいただこうと社務所に伺うと、窓は開けずにインターホンを鳴らしてくださいとの表示。
「逃げちゃうから、閉めていてごめんなさい」と女性の方が、とても丁寧に対応してくれました。
窓口にいた招き猫（守り猫？）は、いつもは境内を散歩する時間だけど、雨が降ってきたので早めに戻ってきたそうです。なので念入りに毛繕い中。

この子のおかげで、しばらくお話させていただいて心ほっこり。やっぱり、招き猫でした。

ここが参道になるのかな。鳥居に向かって左側の道から訪ね、参拝後ここから大通りに向かいました。

どんよりした雲が広がっています。これまで岡山に訪れた時は、いつも晴天だったので、こんな色の空を見るのは初めて。

昨日いた遊覧船も、今日は天候不良でお休みみたい。

昨日も見たけど、何度も見上げてしまいました。五角形の天守は面白いです。

楽しみにしていた天守閣の見学へ。受付の近くに、コインロッカーも設置されています。
エレベーターで5階に上り、下層に下りてくるようにすると、時代の流れに沿った見学ができるようになっています。階段もありました。

いざ、見てみるでござる！！

最上階へ。

ここはエレベーターを降りた5階から、階段を利用しないと行けません。

金の桃を発見。岡山県にあるお城だからかなと思ったら、魔除けのために他県のお城にも桃瓦はあるようです。
留蓋として雨漏りを防ぐための役割もあると、何かで読んだ記憶があります。

リニューアルされた館内は、見るだけでなく触れることも出来る興味ある品々が並んでいます。
（ここからの写真は、階層・時系列がバラバラです）

姫路城で学んだ池田家の栄華や国替え、縁戚関係を頭の中で繋げてみたけど、うまくまとめられません。学び直す歴史が、まだたくさんあります。

閑谷学校を訪ねたのは10年以上前のこと。静かで落ち着いた所でした。今回も訪ねたいと思ったけれど、天候も悪いし時間の関係で諦めました。

忍者の活躍。

宇喜多秀家が城を築くにあたり真っ先に行ったのは、岡山に忍者を忍び込ませる事でした。

小早川秀明が城主になれたのは、忍者の働きが大きかったと言われています。

小早川家の後、城主になった池田家にも逸話があります。

岡山城の展示監修をされた磯田道史氏のコメントが所々にあって楽しませてくれます。
1番興味を惹かれたのは、5階にあるプロジェクションマッピング。宇喜多直家の妻（おふく）・宇喜多秀家の妻（豪姫）・池田光政の妻（勝姫）の3人が茶話会でも開いているみたいな話し方で、それぞれの夫の功績を話してくれます。夫愛が強いというか、控えめながら自慢しているようで面白かったので、2回も見てしまいました。

見学は、ちょうど2時間。パネルを全て読んだら、もっと時間がかかると思います。

天守閣を出ると雨が強くなっていました。1度だけですが後楽園は見学したことがあったし、傘を差してのお庭巡りは気が進まなかったので、今回は通過。

旭川さくらみちを抜けて、夢二郷土美術館本館まで歩きましたが、この道が雨が降っていても素敵でした（写真を撮ったはずなのに削除してしまったみたい）。

岡山後楽園 公園・植物園

以前にも訪ねた夢二郷土美術館本館へ。

夢二郷土美術館本館 美術館・博物館

すれ違いに出てきた方が、これで800円は高いよねと話してる声が聞こえました。
　

企画展「夢二と舞台芸術」。
この企画展記念フォトスポット以外、展示物の撮影は禁止です。

一部展示を除いて写真撮り放題だった佐賀県立美術館での夢二展に比べると、確かに入館料800円は高いかな。夢二ファンだから、見られただけで良かったとは思うけど。

1月に佐賀県立美術館で見た夢二展

https://4travel.jp/travelogue/11808448

夢二の絵には黒猫が登場します。

黒の助の部屋。
お庭番頭の黒の助が、ガラス張りのケースの中にいました。

館内は放し飼いにできないのは分かるけど、ケースに収めるのはどうなんだろうという私の思いをよそに、見られることに慣れているのかマイペースで毛繕い中。

ミュージアムショップ＆カフェを覗いてから退館。展示物が少ないと言いながらも、見学に1時間かけました。

雨が降り続いていたのでバス停に行くと長蛇の列。時間も合わなかったので、街並みの見学がてら駅方面まで歩くことにします。

・・・　

40分くらい歩いて駅に到着。この間にも、写真をいろいろ撮ったはずなのに削除してしまったようです。
前日も消してしまって残念に思ったけど、再訪して楽しみなさいって言うことかなと前向きに捉えることにしました。

昼食抜きだったので、しっかり食べようと、さんすて岡山2Fにある吾妻寿司岡山駅店へ。17:00と夕食時間帯には早いのに満席で、15分くらい待ちました。

黄ニラ寿司はなかったけど、酢の物ならできますとのことだったのでお願いしました。それから、たいらぎ貝炙り。ハイボール。

吾妻寿司 グルメ・レストラン

好みのものを握っていただきました。「ままかり」は外せません。

ハイボールお代わりのあと、岡山きび焼酎も。

軍艦は「も貝」だったかな。分からずに注文するのも楽しくて、地産ものを中心に食べた握りは13巻。
ちょうど1時間滞在して、会計6,655円。満足しました。ごちそうさまでした。

ホテルで預かってもらっていた荷物をピックアップし、マリンライナー55号で岡山駅から香川・高松駅へ移動します。

雨が強かったのと夜だったこともあって、車窓からの景色が楽しめないし、アルコールも回ってウトウトしているうちに高松駅に到着。乗車時間は約60分でした。

流線形のカッコいい先頭車を見つけ、思わず立ち止まりました。特急いしづちのようです。乗ってみたい！

香川県を旅したことはあるけど、高松駅に降りるのは初めて。
構内をもっと見たかったけど、荷物は重いし、改札を抜けホテルに向かいました。

東横イン高松兵庫町へ。JR高松駅から徒歩8分。
まっすぐな道なので迷うことはありませんが、雨の中を歩くにはちょっと距離があるかな。

チェックイン後、外出したものの雨の止む気配が無かったので、ホテル近くのアーケード街を少し歩いてから、コンビニで買いものして部屋に戻りました。

夜のうちに雨が止みますように。