2023/02/21 - 2023/02/21
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キートンさん
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2023/02/21
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2019年以来、3年ぶりの海外旅行の目的地に選んだのは、中国やフランスの統治下や長い戦時下を経験した複雑な歴史とカルスト地形の独特の景観など、見どころが多彩なベトナム。
複数国を周遊する旅程ではなく、今回の旅はベトナム1国に絞りました。
3日目は、ベトナムを代表する自然遺産ハロン湾のクルーズ2日目、そしてハノイに戻ります。
宿泊クルーズならではの朝のハロン湾を過ごした後、カヤックを楽しみます。
ツアー終了後は、時間が許す範囲でハノイ観光とベトナムの伝統芸能を鑑賞しようかというプラン。
ツアー次第でやや流動的な3日目です。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 観光バス 船 徒歩
- 航空会社
- ベトナム航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
朝5:30頃には目が覚めた。
昨夜のカラオケパーティーは、21:00前頃に一旦小休止に入り、その後に後半戦に突入していたが、年長組の私は翌日以降に備えて部屋でくつろいでいた。
日本と2時間の時差がある分、早めに就寝して目覚めも2時間早いというサイクルになっている。 -
静まり返った日の出前のハロン湾。
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船員は朝の準備を始めているが、この時刻に船内をうろうろしている物好きなツアー客は見かけない。
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朝の船上デッキをひとり占め。
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イチオシ
6:30を過ぎて島影の彼方から日が昇るが、少し雲で欠けている。
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海上に何かの施設が浮いていた。
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今日は劇的な朝焼けは見れなかったが、旅に出ると夕暮れ時と日の出前後のマジックアワーに身を置きたくなる。
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7:00頃、朝食の時間。
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ベトナム料理という感じではないが、ホットミールもある。
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おかわりの朝食。
写真を撮り忘れていたので、ちょっと無理しておかわりした。 -
7:50頃、本日のアクティビティーへと向かうために、クルーズ船からボートに乗り込む。
天気予報では晴れそうな感じだったが、残念ながら薄曇りで青空が見えない。 -
ボートで移動中。向かった先は朝船から見えていた海上の施設だった。
看板にはパール・ファームとある。 -
この施設のガイドによる英語の解説あり。
解説板には、養殖真珠の父として御木本幸吉を紹介している。
イギリス人ザビル・ケントが開発し、見瀬辰平と西川藤吉が持ち込んだ養殖の技術を用いて、御木本幸吉が近代的な養殖真珠産業を確立した。
ハロン・パールJSCは、日本からベトナムに100年以上の経験を持つアコヤガイの養殖と真珠の移植技術を購入した最初の会社であるらしい。 -
アコヤガイから獲る真珠のほか、クロチョウガイの黒真珠、シロチョウガイの白蝶真珠などの種類があるらしい。
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真珠の養殖に用いる実物の貝を解説。
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真珠は貝の体内で生成され、生体鉱物「バイオミネラル」と呼ばれる宝石である。
貝殻成分を分泌する外套膜が、貝の体内に偶然に入りこむことで、真珠が生成される。
外套膜は細胞分裂して袋状になり、真珠を生成する真珠袋をつくる。
その中でカルシウムの結晶「アラレ石」と有機質が交互に積層した真珠層が形成されて、真珠ができる。
養殖真珠は、球体に削った核をアコヤガイの体内に外套膜と一緒に挿入し、真珠層を形成させるというものであるらしい。 -
真珠に関しての勉強はそれくらいにして、いよいよ本日のメインイベントを迎える。
まずは、ライフジャケットを着用。 -
パドルの使い方などのレクチャーは一切なく、いきなり乗り込む。
個人的には約4ヶ月前に奄美大島で経験済みなので、特に不安はないが。 -
二人乗りなので、私が前、I氏が後ろに乗ってチームジャパンを組む。
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完全凪状態で安定感があるので、防水でないカメラでもあまり気にせず写真撮影。
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入江に向かって漕いで行くと、特徴ある岩山。
それは昨日ボーホン島に上陸する時に見た岩山だった。
つまり、昨日上陸した島の反対側の入江にいるわけだ。
そして左側の山にスンソット洞窟があるということになる。 -
前を行くグリーンのチームイングランド、それを追うオレンジのチーム○○○・・・
オレンジチームの国籍は聞いてなかった。 -
空模様はイマイチでも海はベストコンディション。
こんなに穏やかな海を見たことないかも。 -
ハロン湾最大の島カットバ島以外の島は現在は無人だが、約7,000年前の新石器時代にはわずかに人が住んでいた。
数世紀前までは海賊の隠れ家として利用され、モンゴル帝国の侵攻の際には軍事的に利用されたのだという。 -
イチオシ
ほぼ垂直に切り立つ岬の向こうの入江に向かう。
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高さ100m近くありそうな岩。
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カヤックで入っていけそうな洞窟がないかと探したが、このあたりには見つからなかった。
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鏡のような海面を漕いで行く。
ハロン湾でカヤックを楽しんだ30~40分は、有意義な時間だった。 -
カヤックの前後で、パール・ファームの宝石店をウインドショッピングしながら目の保養をした。
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9:10頃、パール・ファームからボートでクルーズ船に戻った。
そして、ここから昨日出航した港へと向かう。 -
カトリーヌ・ドヌーヴ主演のフランス映画「インドシナ」(1992年)では、ハロン湾が中盤の舞台となっている。
1930年代のフランス領インドシナ、ゴム園を経営するエリアーヌ(カトリーヌ・ドヌーヴ)、エリアーヌの養女カミーユ、エリアーヌの恋仲の海軍士官ジャン=バティストを主とする物語である。
ジャンがハロン湾にある奴隷売買の拠点ドラゴン島に左遷され、カミーユがそれを追って(その時点ですでに三角関係)苦難の旅の末にジャンと再会を果たすが、その時カミーユが事件を起こし、カミーユとジャンはジャンク船で逃亡しハロン湾を漂流する。
https://www.youtube.com/watch?v=udT20h68rYM -
日帰りクルーズでは定番の闘鶏岩や紙幣に印刷されている香炉岩を探したが、どうやら離れたところを航行しているらしい。
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グーグルマップで現在地を確認しながら、ようやく香炉岩らしき岩を遠くにとらえた。
ひょっとしたら、昨日の往路で闘鶏岩や香炉岩近くを航行していたのかもしれないが、その時は全く注目していなかった。 -
海面付近に洞窟あり。
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10:50には、このツアーで最後の食事となるランチタイム。
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ちょうど12:00頃、ハロン湾クルーズを終え上陸。
ここからI氏は路線バスでニンビンへ向かうという。
私の旅程では、明日ハノイからチャンアンへの日帰りツアーに参加するが、チャンアンやタムコックの観光拠点となるニンビンは、ここからハノイまでと同じくらいの距離だ。
しかし、ここから路線バスでニンビンへ向かう案など、私には思いつかなかった。 -
クルーズ船は年季が入っていたが、ハノイから往復の観光バスは新しかった。
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途中で1回のトイレ休憩をはさんで、ハノイの旧市街に15:00前に到着し、ハロン湾の1泊ツアーが終了した。
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本日から2泊するのは、2日前に泊ったゴールデン・サン・ホテル。
前に泊った隣の部屋で、左右対称の配置だった。ゴールデン サン パレス ホテル ホテル
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設備やアメニティも同じ。
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チェックイン後、タンロン水上人形劇場に向かってチケットを購入した。
平日なので、余裕で席が空いていると思いきや、最終の20:00からしか空いていなかった。
劇場の近くには、たくさんのシクロが走っている。 -
2日前にミサで内部見学を見送ったハノイ大教会に来てみた。
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見学の入口は左側部にある。
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教会内ではミサではないが、大勢の人が集まっている。
明らかに観光客も入っているが、プロのカメラマンもいるようだ。
どうやら、結婚式の最中らしい。 -
式に支障のないように後方から祭壇を望遠。
金色を基調にして、非常にきらびやか。ハノイ大教会 (セントジョセフ教会) 寺院・教会
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イチオシ
ステンドグラスは、ベネチアから輸入されたものだという。
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右の翼廊にはルルドのマリア像。
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左の翼廊にはキリスト像。
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ハノイ大教会から西に歩き、店舗が並ぶ線路沿いに入ろうとしたが、ここからは入るなと止められた。
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さらに西に歩き、ディエンビエンフー通りに出た。
ベトナム軍事歴史博物館の一画に国旗掲揚塔がある。 -
ホーチミン廟の敷地の東側に来たが、入場するには北か南に周らないといけないらしい。
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ホーチミン廟の敷地の北側に、黄色の洋館があった。
近くで撮影しようと思ったら、止められた。
よく見ると、確かに写真撮影禁止の立札が立っている。
なので、遠くから望遠で撮影。
どうやら大統領官邸らしい。 -
イチオシ
北側入口から手荷物検査を通って、ホーチミン廟の敷地に入場。
大理石造りのホーチミン廟へと向かう。 -
植民地時代からベトナム戦争までの、ベトナム革命を指導した建国の父であり、初代ベトナム民主共和国主席となったホー・チ・ミンの遺体が安置されている。
午前中にはホーチミン廟に入場できる時間帯があるが、それ以外の時間帯はこれ以上近づけない。 -
反対側には、国会議事堂。
ベトナムでは政府関係の建築物は、堂々と写真撮影していると注意されることがあるらしい。
なので、これも遠くから望遠で。 -
ホーチミン廟の近くに、リー(李)朝のリー・タイ・トンが1049年に創建したジエンフー寺の楼閣である一柱寺がある。
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ハスの池の中央で、1本の柱の上に仏堂を載せたユニークな構造となっている。
一柱寺 寺院・教会
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お参りすれば子宝に恵まれるといわれ、仏堂に8手の観音が鎮座している。
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一柱寺の南側にあるのが、おそらくジエンフー寺。
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門を入るとふたつのお堂が建っている。
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拝殿の梁に、白と緑のヘビが巻き付いてない?
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こちらがジエンフー寺の表門か?
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その西側にある白い建物は、ホーチミン博物館だった。
ホーチミンの生誕100周年を記念して建てられたという。 -
街路樹にはオレンジと薄紅色の花が咲く。
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ディエンビエンフー通りを戻ると、右側の公園にレーニン像が立っている。
いかにも社会主義国らしい。 -
再び線路沿いに戻ったが、ここでも線路の立ち入りを拒否された。
沿線の住民に限られているのかと思いきや、どう見てもカメラを手にする観光客も見られた。
立ち入るのに賄賂でも渡してるのか? -
17:40頃、近くにフォーの有名店ザーチュエンがあるので少し早いが夕食にした。
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50,000VNDの標準的なフォーを注文。
2日前のダック・キムのブンチャーはボリュームありすぎだったが、こちらはちょうどよい量で、スープも熱々だった。フォーザーチュン 地元の料理
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一旦ホテルに戻って休憩した後、タンロン水上人形劇場に行き、20:00の開演を待った。
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開演の約15分前に入場。
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チケットは3種類あって、前列のタイプ1が200,000VND、中列のタイプ2が150,000VND、後列のタイプ3が100,000VND。
タイプ1でも日本で映画を見るより安いので、タイプ1を購入。
前から2列目、左寄りの席だった。 -
約50分ほどで17の演目が行われるので、ひとつの演目が平均3分ほどである。
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最初は、「伝統的な楽器の独奏、合奏」
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「竜の踊り」
水を吐く竜。 -
吐くのは水だけではない。
火も吐く。 -
「耕し、水取出し等の農作業」
田植えの動きが結構リアル。
プログラムの演目の日本語訳のタイトルが、ちょっと変。
海外でありがちな現象だが・・・ -
「魚釣り」
少なくとも釣りとはいえない漁法。
しまいに魚でなく女性を獲ってしまう。
事故なのか故意なのかは不明。 -
イチオシ
「試験を高いポジションにて合格した者は故郷に戻って、祖先に感謝する。」
やたら長いタイトルなのだが、早い話故郷に錦を飾っている場面らしい。タンロン水上人形劇場 劇場・ホール・ショー
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「鳥の踊り」
ただ単に踊っているだけではない。
カップルが成立して、卵を生んで、ひなが誕生する。 -
「Le Loi王様は舟にて遊ぶ」
水の中から首を伸ばすのは亀である。
水上の人形をどのように操っているかは、見てれば概ね推測できるが、亀が剣を受け取るような細かな動きは相当な技術を要すると思われる。
この演目は、「ホアンキエム湖の伝説」がベースになっていて、「Le Loi」は、黎利(レ・ロイ)のことだと思われる。 -
「舟レッシング」
レッシングの意味が不明だが、見た感じ単純にボートレース。 -
「八仙人の踊り」
最初は中央に6名、後から両側にひとりずつ登場して踊る。
仙人といえば男性のイメージを持っていたが、そうとは限らない。 -
最後に人形を操っていた裏方たちが登場。
人形を操る技術もさることながら、1日4~5公演を水に浸かって操るのは、なかなかの重労働だと察する。 -
劇場の客席横のロビーにはパネルの写真展示。
2018年、日本の力士が鑑賞したもよう。 -
1992年東京公演。
30年以上前、仮設感が半端ない。
ベトナム語がわからなくても、なかなか楽しめた。
誰が思いついたのか水上で人形劇をするという発想がユニークで、一度見てみる価値は大いにあり。
少々高くても前列のタイプ1がお勧め。
今日のラストの観光は、いつもの旅と少し違ったテイストで締めくくった。
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