2023/02/26 - 2023/02/26
219位(同エリア1791件中)
キートンさん
この旅行記のスケジュール
2023/02/26
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シン・ツーリスト
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Hoianese Center Hotel
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バムー寺
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この旅行記スケジュールを元に
2019年以来、3年ぶりの海外旅行の目的地に選んだのは、中国やフランスの統治下や長い戦時下を経験した複雑な歴史とカルスト地形の独特の景観など、見どころが多彩なベトナム。
複数国を周遊する旅程ではなく、今回の旅はベトナム1国に絞りました。
8日目は、フエのグエン朝王宮を観光した後ホイアンに移動し、後編ではホイアンを観光します。
16世紀末以降、ポルトガル人、オランダ人、中国人、日本人が来航し国際貿易港として繁栄したホイアン。
最盛期には1000人以上の日本人が住んでいたといわれるが、江戸幕府のとった鎖国政策で日本人町は衰退した。
華僑の人々が移り住み、19世紀まで繁栄したものの、ホイアンと南シナ海を結ぶトゥボン川に土砂が堆積して大型船の往来の支障をとなり、国際貿易港としての繁栄はダナン港へと移行したという。
一方で、戦災に見舞われることが少なかったホイアンは街並みが残され、当時の繁栄ぶりを今に伝えています。
そして、ランタンのある風景で知られるホイアンが最も輝くのが日が沈んでから。
ホイアン泊で、夜の街も満喫します。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- ベトナム航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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フエを出発したシャトルバスは、14:50頃にホイアンに到着した。
しかし、そこはホイアン旧市街から2km以上離れた場所だった。 -
タクシーの勧誘を振り払って、シン・ツーリストまで約2kmを徒歩で移動した。
明日のミーソン遺跡ツアーをネットで事前予約していたが、ここで予約の確認と集合場所と時間の確認する。 -
ミーソン遺跡ツアーのバウチャー。
ツアー料金は、499,000VND(約2900円)。
昼食は含まれているものの、ミーソン遺跡の入場料は別である。
ホテルのピックアップは7:45。
これで明日のツアーは安心。 -
15:30頃、本日の宿であるHoianese Center Hotelに到着。
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ブッキングコムで予約し、1泊朝食付きで595,000VND(約3400円)。
フロントスタッフは部屋まで案内して、とても丁寧に説明してくれた。
というより、私が使っていたポケトークがことのほか気に入ったようで、喜んで使っていた。 -
料金が割安の窓なしの部屋。
広くはないが、日本の標準的なビジネスホテルのシングルルームくらいはある。 -
エアコン、ポットはあるが、テレビ、冷蔵庫、デスクはなし。
ミネラルウォーターが2本あるが、ペットボトルではなくビンである。
なお、1階ロビーでセルフサービスのコーヒーやミネラルウォーターは無料だった。 -
洗面・トイレ。
部屋も含めて、シンプルで好感の持てるインテリアとなっている。 -
シャワー・トイレ。
休憩がてら、明日のホイアンからダナンへのシャトルバスをどの便にするか検討した。
明日のミーソン遺跡のツアー終了が14時前後になりそうだがはっきりしないので、15時発にするか16時発にするか迷った。
結局、安全策をとって16時発にした。
ホテルのフロントで予約してもらい、150,000VND(約850円)だった。 -
知らぬ間に時間が経ってしまい、観光に出かけるのが16:40頃になっていた。
ホイアン旧市街の通りは、バイクも多いが観光客も多い。
そういえば今日は日曜日。 -
まともな昼食を摂っていなかったので、人気のバインミー・フーンに来た。
予想通り結構混んでいた。 -
噂では「ベトナムで一番美味いバインミー」らしい。
18種類のメニューのうち17がバインミー。
どれがいいのかわからないので、メニューの一番上を注文。 -
何とか店内の席を確保。
ベトナムで一番美味いバインミー、なのかどうかは知らないが、それなりに美味い。
ただハノイで食べたバインミーと明らかに差があるかというと、それは疑問。
そもそも食にランク付けするつもりはないし、超庶民派にはレベルが一定以上だと同等に美味いのである。バイン ミー フーン 地元の料理
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イチオシ
ホイアンの主な有料観光施設には5枚つづりの総合チケットが必要である。そのチケット売場を見つけるのに時間を要した。
案内図で示されているチケット売場の場所が変わっていたり、地元のレストランで聞いても知らなかったりする。
ホイアン観光する前に、まずチケット売場の場所を調べて把握しておくべきである。
チケットは120,000VND(約700円)で、20箇所以上の観光施設から5箇所に入場できる。期限は24時間らしい。
というわけで、福建会館に入場したのが17:30頃だった。
本来閉まる時刻だが、日曜日で観光客が多いせいか、幸いまだ見学できるようだ。福建会館 建造物
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福建会館は、もともとは寺として建てられ、後に華僑の人々が集う会館として使用されるようになった。
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会館内には2週間ほど燃え続けるという多くの渦巻線香が吊り下げられている。
渦巻線香には願掛けの黄色い短冊が吊られている。福建会館 建造物
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寺院と集会所の両方の機能を併せ持っているので、奥に行くと祭壇がある。
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祭壇の両脇を守る二人。
ひょうきんで不気味、強いのか弱いのかよくわからない不思議なキャラなのである。 -
祭壇には、華僑たちが船を使って貿易をしていたことから、航海の守り神である天后聖母(媽祖)が祀られている。
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さらに奥に進むと、お決まりのように龍がいる。
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一番奥の祭壇には17世紀に中国の福建省からホイアンにやって来た6家族の像が収められている。
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17:40を過ぎると閉まる雰囲気になってきたので、ちょっとあわただしい見学となってしまった。
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チャンフー通りにランタンの灯がともり始めた。
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福建会館からチャンフー通りを西に歩くと、クアンタンの家(均勝號)がある。
間口が狭く平屋で地味なので、重要な建築物には見えないので見逃しやすい。 -
ホイアン旧市街の現存する建物で最も古いとされる築300年の家屋である。
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間口が狭く奥行きが長い、いわゆる「うなぎの寝床」の造りになっている。
途中に吹き抜けの中庭がある。
おそらく自然光の採光と通風のための造りなのだと思われる。 -
中庭の壁には彫刻が施され、石枠の花壇がある。
かつてはこの中庭で商談が行われたという。
黒い柱に年号が記されているのは、洪水の水位を示しているらしい。 -
中庭の建物側の壁は、黒一色の彫刻の装飾が一面に施されている。
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建物内側から中庭を見た透かし窓。
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クアンタンの家(均勝號)は福建省出身の華僑により建てられ、初代は生薬の商いをしていたという。
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最も奥は炊事場になっているようで、ホイアン名物のホワイトローズやワンタンを作っている。
有料だが、ここでそれらを食べることができる。 -
クアンタンの家を出ると18時を過ぎて、日が暮れていた。
夕暮れ時はトゥボン川沿いで過ごすつもりだったので、急いで移動した。 -
イチオシ
トゥボン川はランタンの船であふれていた。
ホイアンの美しい夜はすでに幕を開けていた。
しかし、不覚にもブルーモーメントを逃してしまった。 -
川沿いの通りは人でごった返し、観光客は次々と手漕ぎボートに乗り込んでいく。
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トゥボン川に架かるアンホイ橋
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その下には灯籠流し。
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少し西に行くと、日本橋(来遠橋)。
ここで突然のにわか雨。 -
日本橋(来遠橋)に逃げ込んで雨を過ごした。
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日本橋(来遠橋)は、ホイアンに住む日本人たちによって1593年に造られたといわれる橋である。
橋は幅の広い構造で、通路の横に寺院のような礼拝堂がある。
本来ここはチケットが必要だと思われるが、雨で混雑していたこともあり、チェックされなかった。来遠橋 (日本橋) 建造物
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にわか雨は数分で小康状態になった。
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アンホイ橋を渡って、対岸のナイトマーケットへと向かう。
日曜日だからかどうかわからないが、人があまりにも多い。
ホイアンは人気の観光地という認識があったものの、この季節にここまで混むとは思っていなかった。 -
ナイトマーケットの一部では、ホイアン風インスタ映えスタジオになっている。
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こちらはスクーターでノスタルジックを演出。
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バーベキューの屋台。
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ノンラーがいっぱい。
これって照明のスイッチ用なのか? -
招き猫は世界共通らしい。
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イチオシ
いろんな柄の皿。
これに料理を盛るのは気が引けそう、どちらかというとインテリア。 -
ノンラーに天秤棒の商人。
これぞベトナムのノスタルジー。 -
「スタンド・バイ・ミー」の歌声に導かれてたどり着いた店先。
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「スタンド・バイ・ミー」に続いて流れてきた曲は、聞き覚えのある懐かしいメロディーだったが、どうしても曲のタイトルが思い出せなかった。
思い出せないまま次の日も頭の中で流れていた。
そして、2日後にようやくこの曲ではないかと気付いた。
https://www.youtube.com/watch?v=0jY6KFxKNFU
「黒いオルフェ」は1959年の同名映画の主題歌である。
映画音楽をよく聞いていた学生の頃以来、耳にすることがなかっただけに、久しぶりに聞いたメロディーがひときわ耳に残った。 -
その後ボーカルが男性に変わったのでその店には入らずに、軽く食べれるようなものを探した。
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時々見かける、ベトナム風ピザとやらが気になっていたのでこれを食べてみることにした。
バンチャンヌンというダラット発祥のB級グルメ。
ライスペーパーに色々な具材をのせて炭火で焼いて巻いたもので、30,000VND。
まあ、食事というよりおやつという感じ。 -
トゥボン川沿いの公園には、竹を利用したトンネル。
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木の根っこ付近を利用した彫刻作品。
ほとんどが根っこを髭に見立てて彫っている。 -
ホイアンでは月に一度満月の夜にランタン祭りが行われる。
建物の照明が消され、月明りとランタンだけがともるということで、実際には普段の夜よりも全体的に暗くなるのだという。 -
イチオシ
アンホイ橋の上。
川に流す灯籠を売る老人。 -
夜のトゥボン川。
対岸は店舗の灯りの帯となっている。 -
5枚つづりの総合チケットがまだ3枚分残っているので、タンキーの家(進記家)や貿易陶磁博物館に行ってみたが、すでに閉まっていた。
今日中に3箇所は入場しておきたかったが、2箇所にとどまり残りは明日使用することになる。
結果的には明日のダナン行きのシャトルバスを16時発にしておいて良かった。 -
19:50頃、夜のホイアンの街歩きも満喫したので、そろそろ帰途に就くことにした。
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イチオシ
Hoianese Center Hotelに帰る途中、目を引く夜景に気付いた。
バムー寺ということ以外は情報は見つからなかった。
寺院のような建物は見当たらないが、装飾された壁と門、そのライトアップが池の水面に映る夜景が幻想的。
今日はフエとホイアンで結構歩いたので、あとはホテルでゆっくり休んで明日に備えます。
引き続き天気が気になるが・・・
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