2023/01/29 - 2023/01/29
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行き当たりばったりさん
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オイラはこのサイトのトラベラーページの「行きたいところ」の一つに長崎の軍艦島をリストアップしています。
https://4travel.jp/traveler/furaiboh/
そして今日、その軍艦島に行きます。
ところが、目的地の軍艦島は行けば行かれるところではなく、上陸はかなり困難らしい。
理由は
・もともと外海にポツンと浮かぶ岩礁であるゆえ、現地は常に波が高く、参加者が安全に上陸できないと管理している長崎市が上陸許可を出さないため、出航しても上陸できない。
上陸の条件はかなり厳しいので、上陸の可能性は30%くらいと言われている。
個人的にこのような「沖合の小島」上陸作戦は3年前の第二海堡以来です。
https://4travel.jp/travelogue_group/25760
あの時も港に向かうバスで上陸どころか近くにも行かれないという状況から、出航、上陸と大逆転を経験していますので、今回も期待しています。
しかしその一方で、オイラはフィンランドのオーロラツアーに代表される”天候に左右されるツアー”全体では大きく負け越しているので、一抹の不安もあります。
さて、軍艦島はオイラを暖かく迎え入れてくれるでしょうか…?
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- JALグループ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
ついに見えました。
今まで写真や映像でしか見たことない軍艦島です。
ちょっとずれてるな…。
なんせこの時点で、船はものすごい揺れなんです。 -
何とか島をど真ん中に撮れた。
この角度、まさに軍艦です。 -
島まではまだだいぶ遠いですが、超望遠で撮ってみました。
-
ちょっと引いて。
でもこれも超望遠の域です。
今回デビューのデジカメはこの時のために大枚はたいてかったのですから‥ -
気持ちが高ぶっており、ずっと超望遠のまま。
なんか異様な光景です。
どんなに空が青くても
どんなに光が差し込んでも
ここだけはグレー一色の廃墟の島。
色彩のかけらもない。 -
船が島に近づいてきました。
まずは島をぐるっと一周。
東側。 -
こちらは軍艦島で最も大きな建物、65号棟。
屋上に幼稚園がありました。
白い壁の建物のてっぺん付近に滑り台があるのがわかりますでしょうか。
9階の園舎から見える景色はどのようなものだったのでしょうね?
巨大な廃墟群です。 -
真ん中の建物は70号棟、「端島小中学校」を裏から見たところ
手前の低い建物は資材倉庫
ここも廃墟 -
高層階はだいぶ傾いています。
かろうじて建物の形を維持しているような感じです。
ちょっとしたことで簡単に崩落しそうです。 -
上陸するときは、この桟橋に接岸して上陸します。
-
引き続き島の周りを‥
-
「軍艦」の「船尾」を正面から見たところ。
-
ここに写っている灯台は2代目のモノだそうで、初代は風雨にさらされ朽ちてしまったから2代目は強化プラスチック製のものになったそうです。
その右の建物は貯水槽。
大正時代に建てられた施設だそうです。
もともと、ここは島と言うよりも”岩礁”と呼ぶべきレベルの小島で、この岩礁の下に炭鉱が見つかり、その堀った土で周りを埋め立てて人が住めるまでの広さにしました。 -
島の西側。
こちらは高い波が打ちつけてますね。 -
とにかく写真撮りまくり。
真ん中左の横長の建物が1957年完成の31号棟、鉱員の社宅だった建物だそうです。
その右の黒い建物が1916年完成の30号棟。
日本最古の鉄筋コンクリートの建物だそうです。 -
30号棟は1916年にできたときは地上4階建てだったそうで、その後上に増築されて今のような構造になったそうです。
-
一番上のお社は「端島神社」
5000島民の交流の場だったそうです。 -
こちらは70号棟、端島小中学校。
東京のど真ん中にこういう小中学校一緒になっているところがあるが、ここは長崎県。
東京以上の人口密度だから、学校もこういう構造になっていしまうんでしょうね。 -
端島小中学校の隣。
65号棟、鉱員社宅で、屋上に幼稚園があるそうです。
1945年完成。 -
岩礁時代のかなり高いところにある建物。
何号棟か不明。
もう荒れ放題です。
ベランダのところ、いつ崩落してもおかしくないレベル。
田舎に点在する空き家と同じくくりのはずですが、
かたや、所有者行方不明で、撤去できない厄介者。
かたや、世界遺産…。 -
こちらは病院だそうで、
写真の右端の低い建物が隔離病棟だそうです。 -
この暗黒の3年間、隔離、3密、濃厚接触、PCR検査などなど、新しい言葉がどんどん出てきて、国民は執拗にあおられ、世の中大混乱…。
特にこういう離れ小島では感染症が発生したらすぐに島内パンデミックとなってしまうから、こういう施設はまず最初につくられるんでしょうかね?
クラスターなんて発生したら生産ストップしてしまうから、感染症対策は厳しかったのですかね?
マスクなんてこのころ豊富にあったのでしょうか…?
毎日隔離病棟の状況を地元のラジオ局放送してたのでしょうか…?
緊急事態宣言とか、マンボーとか娯楽施設の入り口に”虹の張り紙”をして感染症対策万全アピールとか…。 -
住居はかなり朽ち果てているものの、それなりに残っているのですが、炭鉱としての軍艦島の顔が船からはなかなか見えない。
船から見えたほとんど唯一の炭鉱施設。
位置的には圧気機室か変電所だと思います。 -
ここからは上陸できてもよく見えないところを超望遠で撮ってみました。
当時最先端の高層マンションですが、窓には障子があり、基本的なつくりは昭和50年代の「団地」のつくりなんですね。
それか、団地の作りの礎はここにあったのか‥ -
欄間もあるんですね。
今日のクルーズでここまで取れた人は何人いたことか…。 -
ベランダの柵は貧相ですね。
でも昔の団地はこんな感じでしたよね。
最近高層マンションで子供の転落事故が問題になっていますが、この当時はどうだったのでしょうね? -
日本の住居なので、障子もついています。
-
この建物、この軍艦島で一番高いところに立っていました。
三菱重工の偉い人が住んでいたのかな…? -
端島小中学校の別角度。
-
31号棟の海から見て左。
ということはここは23号棟跡
木造のお寺があったみたいです。
崩落してしまっています。
沖合の廃墟の島としては第二海堡もなかなかすごいものがありましたが、やはり世界遺産になるくらいですので、軍艦島は群を抜いています。
こんな小さな島に5000人住んでいたなんてにわかには信じられませんね。 -
結局波は高いままでした。
-
船が島から離れていきます。
-
もうお気づきと思いますが、
-
今回上陸はかないませんでした。
でも、まだ明日予約取っている。 -
明日こそは上陸できることを祈る。
-
帰りは席を離れて船尾に陣取ってみた。
左に軍艦島、右に中の島 -
ここに見える島々の地下に巨大な炭鉱があり、明治から昭和にかけて石炭を掘りまくっていました。
-
島の陰に軍艦が潜んでいるような感じですね。
-
これはここに炭鉱の島があることを知らない人が見たら、軍艦が隠れていると勘違いしますね。
全景が見えるよりこっちの方が不気味です。 -
船はだいぶ戻ってきました。
伊王島大橋
このあたりにある波高計が軍艦島ツアーの運命を決めています。 -
行きにも見えたが、とんでもなくでっかい造船所のドックがあります。
-
ここは三菱重工長崎造船所の香焼事業所で、
ここで100万トン級の船の修繕ができるそうです。 -
出航直後に見た世界遺産のドックとは比べ物にならない大きさのクレーンが何機もあり、圧倒的なスケールです。
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写真で見るとあまり大きさは伝わらないけど、実物はとんでもなくデカいです。
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ここは世界遺産ではないですが、日本の造船技術の中心は間違いなく長崎にあります。
-
いよいよ帰港です。
-
長崎港が近づいてきました。
船内放送で
「一瞬ですから見逃さないでください」
と言われ、慌ててカメラを向けます。
かろうじて撮れた見どころがこちら、
黄色い柱のクレーン船の陰に隠れている上に小さな施設なので、見逃しやすいのですが、これもものすごいところで、
この小さな小屋は
「小菅修船場跡」
という
明治日本の産業革命遺産の一つで世界遺産です。
画面右のクレーン船がなければもう少し長く見えたかもしれませんが、この日はほんの数秒しか見れませんでした。 -
「どれ?」
という方のために。
ここです。 -
今船は赤い矢印の方向に進んでいて、出航直後はジャイアントカンチレバークレーンや、第三船渠等見どころが多いので、そっちに目が行き、この小菅修船場はとても小さな施設なので、わかっていない限りこの一瞬の景色を見逃しがちですが、帰りは何とか一瞬ですが見ることができるので、船内放送で流したようです。
-
ほんの数秒。
あっという間に見えなくなりました。 -
このドックは囲いが高いですね。
船から見てもでっかいです。
大海原に出れば、どんなに大きな船も米粒レベルのものになるが、(ほぼ)陸の船舶関連の施設は一つ一つがでっかい。 -
長崎は平地がほとんどないところなので、住宅事情は厳しく、あんな高い山の上にも普通に住宅が建っています。
見渡す限りの平地に住んでいる人間にとってはこんな光景も新鮮。 -
こちらは世界遺産グラバー園
行くチャンスあるかな? -
これがグラバー邸です。
-
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再び世界遺産、ジャイアントカンチレバークレーンが見えてきました。
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ついに帰港しました。
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地上の人が巧みに船を固定します。
-
小林旭さん見てますか?
-
このオレンジのは足を乗せてかっこつけるところなく、船を固定するロープを巻き付けるところなんですよ。
-
固定されました。
下船します。 -
船を降りたらそこで解散。
上陸はできなかったけど、間近で見た軍艦島は大迫力でした。
上陸できれば最高の結果ですが、出航させてくれただけでも感謝です。
長崎に来たら時間が許す限り行くべきところです。
もちろん地元の方も。
いつでも行かれるところって、行こうと思ったときは行きにくくなってしまうということは結構多いと思います。
個人的にも経験があり。
我が家から車で20分くらいのところにある「首都圏外郭放水路」という国の治水施設。
ここはざっくり言うと、世界最大の地下河川なのですが、その景観が「地下神殿」と呼ばれ、今では埼玉県有数の観光名所となり、オイラが行った13年前は国土交通省のHPから施設見学予約をしていたのですが、無料で、集合時刻前だったら当日参加もOKなほどでしたが、今では間に旅行会社が入って簡単に予約が取れなくなり、さらに春日部市のふるさと納税の返礼品にこの見学ツアーが出てきたので、気軽に行かれるところではなくなってしまいました。
https://4travel.jp/travelogue/10468422
軍艦島も見に行ってわかりましたが、施設の損傷が激しく、船内放送でも
「30号棟は次来たときはなくなっているかもしれませんので、しっかり目に焼き付けてください」
と言っていたほどでしたので、これから長崎に行かれる方、長崎に気軽に来れる方は無理してでも行っておいた方がいいと思います。
明日は上陸できればいいな…。
それではホテルにチェックインして夜は長崎グルメです。
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