大変だ！マイルの失効が近づいている！というわけで「どこかにマイル」で長崎へ（その10：旅の最後に長崎を発展させた功労者の邸宅へ）

2023/01/30 - 2023/01/30

さてあと数時間で空港に向かわなきゃならない。

ちゃんぽんも食べたし、カステラも買った。

そして思いもよらぬ４年ぶりのイベントにも遭遇した。

今回はJALの「どこかにマイル」で有効期限間近のマイレージ消費のため、選択の第二希望の場所だったが、長崎、結構いいとこじゃん…と思えた。

そんな長崎訪問ももうすぐ終わり。

最後に大定番スポットを押さえておきます。

エリア 長崎市(長崎)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 旅行の手配内容: 個別手配

恐らくこれが最後の訪問場所となると思うので、長崎観光の大定番の場所へ。

新地中華街から市電で「大浦天主堂」まで。

目的のグラバー邸、大浦天主堂は市電終点の石橋駅の1つ手前なのですが、終点の石橋停留所は大浦天主堂の停留所から見える距離にあります。

さてグラバー邸に向かいます。


結構きつい坂を上ります。

ここはホコ天でもなく、車がひっきりなしに通ります。

振り返ると海が見えます。

関東平野のど真ん中、坂道、海、両方ともないところに住んでいるものにとってこれだけで旅行来たって感覚になります。

坂道の終点（？）にいきなり現れる世界遺産、大浦天主堂。

近くまで寄ってみます。

ここは最近
世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」として登録された世界遺産構成施設の一つです。
隣のグラバー邸とは別のカテゴリで登録された世界遺産です

最近の日本の世界遺産は広範囲に点在するものが多いですね。
・この長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産
・明治日本の産業革命遺産
・北海道、北東北の縄文遺跡群
全部制覇するのにどれくらいの時間を要するか…。

さすが世界遺産。
拝観料（入場料）もいい値段します。

我々は今日のフライトで帰らなきゃならないので、今回はパス。

でもせっかく来たので、新しい相棒の力を存分に発揮させます。

天主堂の階段も昇らずにマリア様の像を…。

ほぼ全体が見えるよう、超望遠で撮影。

さらにこんなところも超望遠で…。


「天主堂」だけとは結構シンプルなんですね。

今回は天主堂の右わきの道を進んでこちらに。


グラバー園
こちらに
世界遺産「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成資産である旧グラバー住宅などがあります。

大浦天主堂と隣同士で世界遺産ですが、それぞれ登録の内容が異なるなんて珍しくないですか？

まずは階段を上ります。

この先に料金所があります。

エスカレータもきちんと備わっています。

平和公園でもそうでしたが、健脚自慢の方は階段でどうぞ。

オイラは…。

さて、最初の階段を上り切ったところにチケット売り場がある。

受付までは「やっぱりやめた」という人用に階段とエスカレータが併設されていました。

オイラはもう覚悟を決めていたので、そのまま受付に…。

個人用大人二枚購入。

これがチケット。

入場料を払った後の順路の上り坂はすでに階段はなく、エスカレータのみでした。

途中長崎の街並みが垣間見れます。

途中スルーした大浦天主堂も見えます。

さてここからは有料エリアです。

エスカレータ昇り切ってすぐのところに大きな建物が現れます。

「旧三菱第2ドックハウス」

もともと三菱重工業長崎造船所の第2ドックそばにあった建物で船員の休憩宿泊施設として建てられた建物。
そこからここに移築されたそうです。

旧三菱第2ドックハウスの前には池がありました。


時間がないので、先を進みます。

長崎造船所が一望できます。

超望遠で見てみると、
昨日船の上から見た世界遺産「ジャイアントカンチレバークレーン」が見えます。

引き続き超望遠で…。

第二船渠が見えました。

本日は水が抜かれているんですね。

基本非公開の施設なので、こういう角度でないと見れません。

あ、世界遺産の第三船渠を超望遠で撮るのを忘れてた…。

振り返るとこんな景色。

本日はフランス人の団体が来ていました。

コロナ前は中国人ばっかりだったのでしょうかね？

展望台の下から見たところですが、きれいな装飾が施されています。

展望台の壁（？）の装飾がされているといったら、バルセロナのグエル公園みたいですね

展望台下からでもいい景色です。

造船所を一望。

今日は第二船渠だけでなく第一船渠も水が抜かれていました。

先へ進みます。

この家は旧ウォーカー邸

何をした人かは…。

各自ググってください。

途中見晴らしのいいところがあります。

船が出航したようですね。

昨日乗った軍艦島クルーズの船くらいですが…。

今日は結構と言われたからここにいるんですが…。

また建物が見えてきました。

看板を見ると、「旧自由亭」

「旧」という表示があるのはもともと別の場所に西洋料理店で、先ほどの旧三菱第2ドックハウスと同様に別の場所から移築されたもの。

日本初の西洋料理店です。

当時の経営陣ではありませんが、今も喫茶室として営業しています。

そういう背景もあり

店舗前にはこういう碑が。

こちらはもともとここにあった建物で、

「旧リンガー住宅」


なんか、長崎で「リンガー」と聞くと、現代日本人は…。


”あのチェーン店”を思い出すのだが、関係性については…。




詳しくはググってください。

ただ、ここには”例のチェーン店”との関係は書かれていない。

このリンガー住宅は現在修復中。

軒先の枝の剪定をするのかな？

こちらは「旧スチイル記念学校」

こちらも移築された建物です。

歴史をたどってみると、いろいろと所有者が変わり、一時期は東京の明治学院も所有していた学校だそうで、その後甲子園出場経験もある長崎海星学園が最後の民間の所有者となり、現在の所有者は長崎市になったようです。

さてここのメイン施設、グラバー邸が見えてきました。

この家も
世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」の1つだが、建築様式が際立って独特というほどではないが、ここの住人が日本の産業革命に尽力した人だからという理由なんでしょうね。

最近、中米のピラミッドに行っていないから、雲一つない青空と屋根の組み合わせでも反応してしまう。

この家にはところどころに南国な植物が植えられています。

グラバー邸からの眺め。

いい景色ですね。

ここが撮影スポットのようです。

特徴的な鬼瓦ですね。

何かの袋のようですが…。

この鬼瓦がどこにあるかというと…。

ここです。

よく見ると、鬼瓦の上に突起物。


名付けて「ちょんまげ鬼瓦」といったところでしょうか…。

グラバーの功績。

昔、自分がまだ若かりし頃、某三菱系の企業で働いていた時、”筋金入り”の上司が「俺はスーパードライは飲まない」「飲むビールはラガーと一番搾りだけ」と言っていた。
キリンビール＝三菱系ということはこの公式だけ知っていたがその理由が謎だった。


キリンビールの前身を作ったのがグラバーで、その後グラバー邸が三菱のモノになり、グラバーがつくったキリンビールも三菱系となったんですね…。

いい眺めですね。

自宅がこんなところだと外に出ていくこともおっくうになりますね。

でもこれだけ広大だと手入れが大変だろうな…。
と庶民感覚が先に出てきてしまう。

グラバー邸が最も高いところにあるわけではなく、振り返ると山の斜面に所狭しと家が建っていますね。

見渡す限り起伏のないところに住んでいると、こういう景色はとても物珍しい。


どうしてもこういう光景に目が行ってしまいます

そろそろ空港に向かわないと…。


では次はあっという間の長崎最終回です。