2022/11/25 - 2022/11/25
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マリアンヌさん
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レッチェは2度めの訪問、バロックはあまり興味はないのだけど、南イタリアのシチリアンバロッコは、雰囲気があって好き。
そして郊外のロマネスク教会を訪れるのをとても楽しみにしてきた。
11/14 羽田発
11/15 フォッジャ
11/16 ビエステ
11/17 ぺスキチ
11/18 ヴィーコ・デル・ガルガノ
11/19 フォッジャ・ボヴィーノ
11/20 ファザーノ
11/21 ブリンディジ
11/22 カザラ―ノ
11/23 プレシッチェ、スペッキア
11/24 オトラント
11/25 レッチェ
11/26 ターラント
11/27 マテーラ郊外
11/28 マテーラ
11/29 モルフェッタ
11/30 ビトント、ルーヴォ・ディ・プーリャ
12/1 バーリ
12/3 羽田着
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ホテルの朝食時間を早めてくれた。
オトラント発8:47
マリエ着9:16
マリエ発9:22
レッチェ着10:20 -
サレント特有の風景を見るのも今日で最後。
レッチェ駅にはタクシーがいることがわかっていたので、場所を確認してandiamo! -
Abbazia di Santa Maria a Cerrate
オリーブの木立、果樹、耕作地の素晴らしい風景に囲まれた修道院は、この場所で狩りをしているときに、子鹿を追いかけた後、マドンナのイメージが現れたレッチェ伯タンクレディ・ダルタビージャ王のビジョンに従って設立されたという伝説があるそう。 -
修道院は11 世紀の終わりから 12 世紀の初めにかけて、ロベルト ギスカードの息子であるボエモンド・ダルタビーリャによって設立されたことが最近発見されたそう。
当時は生産の、特に穀物の中心地でもあったそう。ビザンチウムでのトルコの迫害から逃れたビザンチンの修道士が住んでいた。タンクレディ・ダルタビーリャがレッチェの門に聖ニコロとカタルドの教会を設立するまで、この地域は重要な宗教的および文化的中心地だった。
1711 年に修道院はトルコの海賊に略奪され、放棄された状態に陥った。この状態は、レッチェ県によって監督された 1965 年の修復まで続き、2012 年にFondo Ambiente Italianoに譲渡されるまで、地方自治体の所有物だったとのこと。 -
ファサードには中央に小さなバラ窓があり、両側に1 つのランセット窓がある。
タンパン部分にも、オリジナルは何か彫り物があったかもしれませんが、現在の状態で最も目が惹かれるのは、アーキボルトに並べられた、かなりサイズの大きい浮彫。 -
ヴシュール部分に13世紀の聖母マリアの受胎告知、聖エリザベスへの訪問、マギ、エジプトへの逃避のレリーフが描かれているとのことなのだけど・・・
タンパンについてクリスさんに教えていただきました。
聖母マリアの物語が描かれているそう。 -
このポルターユに会いたかった。
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この子が可愛い。
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美しい彫刻。
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聖エリザベツへの訪問?
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洗礼かと思いきやクリスさんに教えていただきました。
洗礼盤に見えるのは、おそらく籠でエジプト逃避の場面でしょうね。杖を持った男性はヨハネに見えますとのこと。 -
これは、マリア様でしょうか?生誕場面?牛と馬がいますよね。
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内部には 3 つの身廊があり、梁、葦、タイルでできた天井で覆われている。
注目に値するのは、13 世紀と 14世紀のフレスコ画。軒裏(聖人)、壁に沿って(聖母子と聖人)。修復作業中に、いくつかのフレスコ画が教会から取り除かれ、近くの博物館に運ばれた。 -
主祭壇の上の天蓋は 1269 年にさかのぼるそう。
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修復されたとはいえかなり保存状態が良い。
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円柱の後ろにも聖人。
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梁に聖人のフレスコ画。
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マリア様の死の場面他、結構フレスコ画がたくさん残っている。
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そしてこの回廊が見どころ。
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もともとマッセリア、つまりこの地域に多く作られた農園の構造を利用したものらしい。
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寺院の左側に13 世紀の美しいポルティコ。しばらく修復中だったらしいので、見れてラッキー。
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キリスト教文化セミナーにちょこっと行ったくらいでは、全然読み解けないのだけど、好きなんです。
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愛嬌がある怪物たち、見飽きません。
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右上の人、胸さわってません?(笑)
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ぐるぐるとりあえず撮りまくっちゃいます。
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尻尾が可愛いミニ怪獣みたい。
堪能しました! -
この複合施設には、教会に加えて、厩舎、農家の宿泊施設、井戸、工場、2 つの地下製油工場が含まれるそう。 これは、16世紀の井戸らしい。
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オリーブ精油の機械も展示されていた。
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敷地はかなり広い。
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別棟に剥離して保存されたフレスコ画。
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でもやっぱり教会内陣にあったらいいよね。
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言い伝えの伝説ではレッチェの伯爵タンクレーディ・ダルタヴィッラがこの周辺で狩猟をしていた時に白い鹿に遭遇し、その鹿の後を追い、洞窟に入ると、洞窟の中で聖母マリア様の壁画を発見したのを記念するため、この地に教会をたてたことがこの修道院の起源といわれており、その伝説の模様が描かれているフレスコ画。
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後陣も眺めよう。あ~見れて良かった!
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レッチェのタクシーはクレジットカードが使えた。往復3時間くらいで106ユーロでした。
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B&Bには、あらかじめおおよその到着時間を伝えてあり電話した。
でもなかなかオーナーが来ない、20分くらい待って再度電話して・・・
イタリアあるある、すぐ行くよは30分待って下さい(笑)
ちなみにこの立派な中庭は待たせてもらっただけで、B&Bではありません。 -
ほどなくオーナーがやってきて、アパルタメントを1日借りる感じで朝食は付きません。ここがリビングでTVが見れます。
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すわりごごちがいいソファだった。
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想像どおり良い雰囲気だった。
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このあたりは天井が高い石造りの家なので、普通女子には寒いかも。ちなみに私は暑がりで寒さに強いので。
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この椅子も可愛かった。
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早速、街歩きに出発。
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まず現在地を確認して。
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駅まで往復して翌朝の経路確認。レッチェは結構、迷路なので。
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素晴らしい扉口。
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彫刻を眺めながら入ってみると・・・
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サイドからCattedrale Maria Santissima Assunta e S.Oronzo ドゥーモに入ったよう。
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ドゥーモ
ペストから逃れた喜びと感謝のミサで多くの喜捨が集まり、12世紀の古い教会を取り壊してもっと壮大な大聖堂をつくろうという機運が持ち上がった。
1659~1670年にジュゼッペ・ズィンバロによって2つ目の豪華なファサードを完成させた。ゆえに側面にもう一つのファサードがある。 -
神学校の中庭。
ドゥーモのクリプタや主要教会に入るにはチケットが必要とのことで、神学校へ。 -
せっかくなので神学校内の絵画なども見て行こう。
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Cappella di San Gregorio Taumaturgo
神学校内の礼拝堂。 -
早速ドゥーモに戻って、クリプタへ。
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クリプタの天井を支える92本の支柱は、圧巻。
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12世紀のプーリア・ロマネスク様式の彫刻がほどこされた柱頭は、どれも異なったモチーフが用いられている。
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以前訪れたときは、公開されていなかった。
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おどろくことに、クリプタのさらに地下の部分に、レッチェの街の礎を築いたといわれる、紀元前までさかのぼるメサッピ人たちの共同墓地の跡が見つかったそう。
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街がバロックで埋め尽くされているためバロックのフィレンツェと称されているそう。
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バロック芸術は、16世紀にドイツで始まった宗教改革に対抗するように、イタリアで起こったカトリックの反宗教改革運動の中で誕生した。
プロテスタントの禁欲的な精神に反発するかのごとく表現は複雑、華麗なものが多い。 -
もともとレッチェは王国の軍事戦略の要所として要塞化された町だったが、1571年のレパントの海戦*の後に教会が次々と建てられ信仰の町へと次第に姿を変えていった。
*レパントの海戦:スペイン無敵艦隊を中心としたキリスト教諸国の同盟艦隊がレパント沖でトルコ軍を打ち破った。 -
持ち送りが面白い。
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イチオシ
サン・マッテオ教会
カーブしたファサードが印象的。 -
こちらの内陣も先程のチケットが必要。
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公的な建物だったけど立派。
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サントロンツォ広場とローマの円柱
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古代ローマの円形闘技場。
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サンタ・クローチェ教会
16世紀半ばに着工され、ファサードの中でも装飾が特に集中しているバラ窓のある最上部が1614年に完成した。 -
当時、南イタリアは、反宗教改革運動の最中、支配国スペインの圧政に喘いでいた。
ナポリでは民衆の不満が起こる、そんな不穏な時代、これほどまでの超絶装飾を石を彫った石工たちはどんな思いで情熱を傾けたのだろう。 -
教会脇に続く政庁舎。元は修道院だった。
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装飾されたエントランス。
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過剰なまでの窓の装飾。
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美しい彫刻。
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バラに天使のような彫刻。
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内陣に入るには先程購入したチケットが必要。
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細かい彫刻の柱頭。
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前回訪れたときは夜のミサだったので、その時の印象が深い。
夕刻もう一度入れますか?と聞いたら、チケットは一回券とのことで残念。 -
Chiesa di Santa Chiara
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ここも先程購入したチケット要。
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過剰なまでの彫刻だね。
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グラッシ邸の扉口。
真ん中に天使に囲まれたハート型の紋章。 -
ふっくらした美女が3人。
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パルメットが王冠みたい。
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Pollicastro Boutique Hotel
次回があるとしたら、ここ泊まってもいいかも。 -
可愛い天使のオブジェ。
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マレーぜ邸の扉口。日が暮れないうちにと急いでやって来た。
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前回も来たのだけど、やっぱり良い。
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持ち送りも良いね。
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右側も。
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邸宅の扉口装飾の中でベストだわ。
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軒から天使が覗いてる。
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右側は雨でか劣化している。
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持ち送りに目が奪われる。
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花と素朴なクリスマス装飾。
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冬季は日が暮れるのが早い、街歩き時間が足りない。
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何処からも鐘楼が見える。
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バールもハッピータイムの営業開始準備かな。
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お洒落な花の飾り方。
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遅い時間の量多めの夕食に疲れてきたので、今晩は軽い夕食。
本屋さんの中にあるカフェで。
B&Bに帰る途中、翌朝のコルネットと今晩のドルチェを買って、宿でゆったり過ごした。 -
サントロッツォ広場。
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セッジオ宮(16世紀)脇にクリスマスツリーが飾られていた。
Babbo Natale(サンタクロース)もいるね。 -
広場では路上アーティストたちが演奏をしていた。
ウクライナ戦禍の中、ジョンレノンのイマジンが心に沁みた。 -
古代ローマ時代につくられた円形闘技場。
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まだ星に灯りがつかない。
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この陶器の照明、南イタリアでよく見かけるね。
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名残惜しく、もう一度夜空に浮かぶサンタ・クローチェ教会を見にきた。
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お洒落なバール。お酒が飲めればいいんだけど・・・
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ドゥーモ広場も見ておかないと。
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夜のほうが印象的な風情になるね。
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なんと、もと教会がギャラリー。
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窓から覗いたのだけど、贅沢なシュチエーション。
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目印のB&Bの角にあるバール。
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B&Bを探してる時に一緒に住所を見ながら探してくれた方、ご親切にありがとう。
アンティーク工房だった。 -
B&Bでドルチェを食べてゆっくりします。
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明日は、ターラントへ向かいます。
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この旅行記へのコメント (2)
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- クリスさん 2023/01/15 21:59:38
- サンタ・マリア・チェラート修道院
- ここは車でないから行かないと思ってましたがタクシー利用で行きましたか。2012年に現在の形で一般公開されるまで容易に見学出来ない場所だったので良かったですね。フレスコ画の写真を多く撮って、修復状況が良くわかって嬉しいです。ありがとうございました。
タンパンには聖母マリアの物語が描かれていますね。洗礼盤に見えるのは、おそらく籠でエジプト逃避の場面でしょうね。杖を持った男性はヨハネに見えます。
ここは前回行きたかったのですが、先を越されてしまいました。
- マリアンヌさん からの返信 2023/01/16 14:01:07
- RE: サンタ・マリア・チェラート修道院
- 開いていそうだったので、頑張ってタクシーで行きました。。
2012年から一般公開だったのですね。その頃に初めてプーリア一人旅で、ロマネスクについても未知だったので、今回見れて良かったです。
いつもいろいろ教えていただき、ありがとうございます。
読み解く力がないので、猫に小判、豚に真珠状態な私です。
ほぼ1時間あまり、ツアー客もいなくて独り占めの贅沢な時間でした。
マリアンヌ
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