Sono tornata Italiaプーリアロマネスク・イタリアで最も美しき村をたずねて(ファザーノ)Vol.4

2022/11/21 - 2022/11/21

プーリア州といえばマッセリア、一度は行ってみたいと思いつつ、街から遠いので今まで訪れることができなかった。ということで、今回は念願のマッセリアに宿泊した。

11/14　羽田発
11/15　フォッジャ
11/16　ビエステ
11/17　ぺスキチ
11/18　ヴィーコ・デル・ガルガノ　
11/19　フォッジャ・ボヴィーノ
11/20　ファザーノ
11/21　ブリンディジ
11/22　カザラ―ノ
11/23　プレシッチェ、スペッキア
11/24　オトラント
11/25　レッチェ
11/26　ターラント
11/27　マテーラ郊外
11/28　マテーラ
11/29　モルフェッタ
11/30　ビトント、ルーヴォ・ディ・プーリャ
12/1　 バーリ
12/3　 羽田着

エリア その他の都市(イタリア)

この建物がB&Bの建物。前日チェックイン時に翌朝出発が早いので、朝食は要らないと伝えていたが、それなら近くのバールで食べて!とチケット的なものを頂いた。

こちらは向かいの館。

すぐ近くのゴリラが目印のバールで朝食をいただいた。コルネットとカプチーノ。

お洒落な壁紙のバールだった。

ご主人が荷物の階段運搬をしてくださった。助かる！
駅までは徒歩で。

チケットは、torenitariaで購入して印刷してきた。
フォッジャ発8:30
バーリ着 10:04
バーリ発 　10:35
ファザーノ着11:20

珍しくホームにエレベーターがあったが、思った通り無人駅だった。マッセリアまでは、バスなどはなく、タクシー乗り場はあるも来そうにない。
バールでカフェを飲んで、タクシーを呼んでもらった。

タクシーで20分ほどで着き、門のインターホンで扉を開けてもらい、敷地内へ。
14:00からチェックインなのだが、お部屋に案内できるとのこと。

今晩の宿　Masseria Torre Rossa

こんな庭を通り過ぎ・・

建物の2階から入っていき・・

ここが私の部屋。

広いお部屋だね。

ベッドルーム。

シャワールーム。

ベランダ的スペース。

カフェや紅茶もある。

農作業のオブジェ。

アメニティ。

この棚には・・

お鍋のようなオブジェ。

2階にある部屋を出てみた。

下まで降りて来ると・・雰囲気あるね。

マッセリアの起源は、古代ローマにさかのぼる。ローマの圧政から農村地域に逃れてきた貴族たちが築いた、住居としての快適さと自給自足を合わせ持つ豪華な屋敷がその出発点だと言われている。

ちょっと敷地内を散歩。

白い建物がリストランテ。

ここもラウンジのような施設らしい。

残念ながらシーズンオフの今は閉められていた。

オレンジの木が見えた。

実はリストランテは、この時期、ディナーの営業はないとのこと。
とりあえずランチへ。

こちらがリストランテ。

アルベルベッロのトゥルリを彷彿させる内装。

奥の小部屋に案内された。

ナスのチーズがけ的な一皿とラヴィオリ。美味しかった。

天井はこんな感じ。広間にはパーティーなのか大勢の人たちが来ていた。

この日は夕方から雨が降りだした。部屋でのんびり過ごした。
マジックアワーに写真を撮ろうと外に出たら一時的に止んでいた。

プーリアは、アドリア海、イオニア海に面しているため、いつの時代も海からの侵略者に脅かされ、内陸からは山賊に襲われ続けてきた。この地形から来る恐怖が、マッセリアに自衛を運命づけ、無防備に開放された建築様式を選ばせなかった。

1480年オスマントルコのオトラント略奪&殺戮、16~19世紀まで続いた封建領主の重税に抵抗する農民の山賊行為。こういった事件が起こるたびにマッセリアは、さらなる防備の必要性に迫られ、要塞化されたものが登場した。

18世紀マッセリアの所有者である貴族や金持ちは、シチリア王国の首都ナポリやその近くの町に住んでいたが、彼らの間で休暇を田舎で過ごすことが流行し始めた。

自然環境を見直す気運も高まり、マッセリアの改築や増築が相次いで起こった。
マッセリアにも洗練された美しさが求められるようになり、優美な柱廊やテラス、外階段が加えられていった。
木下やよい著「南イタリア・プーリアへの旅」より

社会や経済など変化に伴い、マッセリアの経営形態も変わり、所有者が修復した館に家族と住み込んで農業を営んだり、アグリツーリズモやホテルとして運営したりしている。

遅めのランチで食べごたえがあったので、わざわざ夕食を食べに街に出ず、部屋でまったり、ドルチェとお茶で十分だった。

素敵なマッセリア滞在だった。
明日はブリンディジへ向かいます。

この旅行記へのコメント （7）

• るなさん 2023/01/11 06:07:41

  夢のマッセリア

  マリアンヌさん、再び～
  
  夢のマッセリア♪
  私もいつか泊まりたいけど、何しろロングステイ出来ない性質なんでねぇ（笑）すぐ私達移動しちゃうからね。
  一人でこんなマッセリア泊まったらやっぱ時間に余裕があり過ぎますね(-。-)y-゜゜゜眠くなる～
  
  この何とも言えないRossoがいいわ！！
  真新しいよりも断然素敵よね。ボロ可愛い最高～
  
  やっぱイタリアはBBが良かね♪
  まぁマリアンヌさんが行くようなところはホテルなんてなさそうだけど（爆）
  
  るな

  マリアンヌさん からの返信 2023/01/11 11:31:07

  RE: 夢のマッセリア

  るなさん　Ciao☆
  
  そうなのよ、マッセリアは不便なところにあるからね。車移動でない私達にはネックよね。
  Fasanoの街まで往復タクシーするより、宿泊料も結構するしと天秤にかけて、のんびりステイとなりました。この時期オリーブ農作業もなかったみたいだし。（かといって農作業が好きなわけでもなく）
  ワールドカップやBTS見たりで、うちにいる状態だった（笑）
  
  この何とも言えないRossoがいいわ！！
  真新しいよりも断然素敵よね。ボロ可愛い最高?
  ★だよね！でもいざグーグルマップで手当り次第、マッセリア検索しても現代的に綺麗にして豪華なのが多くて、ボロ可愛いのが少ないのよ。前からチェックしてたところは、壁面塗装でカラーが変わっちゃって残念だった。
  
  やっぱイタリアはBBが良かね♪
  まぁマリアンヌさんが行くようなところはホテルなんてなさそうだけど（爆）
  ★ピンポーン！私が行く村のチェントロにホテルがあるところは、あまり無いのよ。
  いつかイタリアご一緒できたら、めくるめくイタリア計画してね♪
  
  マリアンヌ

• ことりsweetさん 2023/01/08 07:49:34

  プーリアノマッセリア♪

  マリアンヌさん、
  
  ひとつの街の印象的な宿での滞在素敵ですね。
  マッセリアは農園という意味だけれど
  貴族が休暇で使ったということで
  センスが感じられますね。でもとてもシャビーシックな感じ。
  備品も農具を感じさせてのびのびした雰囲気があります。
  
  コロナ前に行った南仏のエズの宿の
  可愛いシャビーな感じを思い出しました。
  
  レストランのランチも美味しそう。
  ガッチリした観光ではないステイを楽しむ様子が
  いいな～と思いました。
  
  ことりsweet
  
  
  

  マリアンヌさん からの返信 2023/01/08 21:50:31

  RE: プーリアノマッセリア♪

  ことりさん　こんばんわ。
  
  車の運転が出来ない私は、街から離れた宿に泊まるともう夕食のためにタクシーで往復は面倒くさくなってしまって（笑）
  マッセリアのちょっと経年劣化な感じ良いでしょう？
  シーズンオフで宿泊客は、私ひとりだったかもしれません。
  居心地が良かったので滞在を楽しみました。
  
  エズも良いですよね。私もだいぶ昔、シェーブルドールに泊まりました。
  ことりさんは、いつもゆったりステイを楽しんでいらっしゃる印象です。
  少しずつ旅行時間を取り戻したいですね。
  
  マリアンヌ
  
  

  ことりsweetさん からの返信 2023/01/08 22:21:00

  RE: RE: プーリアノマッセリア♪

  マリアンヌさん、
  
  > マッセリアのちょっと経年劣化な感じ良いでしょう？
  
  こういう石文化の建物の経年劣化の良さは
  あちらの国の方は心得てますよね。
  惹かれます。
  
  > エズも良いですよね。私もだいぶ昔、シェーブルドールに泊まりました。
  
  マリアンヌさんも同じお宿だったのかしら？
  またあんなお宿に会いに旅したいですね。
  
  ことりsweet

• yunさん 2022/12/25 21:42:28

  夢心地

  マリアンヌさん
  
  何という不思議な色合いのお宿！
  まさにTorre Rossaですが、こんな曖昧色合いrossaはそうありませんね。
  ちょっと色が落ちてる味わい、そして白いラインのアクセント、イタリアの粋だー。
  
  夕闇の背景にさらにマッチして、写真でさえ心掴まれてしまいます。
  こんな宿で泊まれるなんて素敵。
  交通の不便さを乗り越え、訪問して良かったですね。
  yun

  マリアンヌさん からの返信 2022/12/27 21:55:50

  Re: 夢心地

  yunさん
  
  いつもありがとうございます。
  マッセリアといってもかなり綺麗でゴージャスな施設が多いのですが、私はやっぱり廃れ感がある雰囲気が好きで・・
  旅案内の本で見た好きな感じのマッセリアは色が変わってしまって、ここを選びました。
  錆び感のある赤に階段がお洒落ですよね。
  
  マジックアワーに浮かぶ赤い館、ロマンチックでした。泊まれて良かった☆
  
  マリアンヌ