2022/04/19 - 2022/04/19
19位(同エリア48件中)
れいろんさん
2022年4月中旬の熊本&鹿児島旅(9泊10日)の6日目。
この度の旅行行程の中で、もっとも沢山の乗り物を乗り継ぐ移動日です。
私の旅行スタイルは、行きたい場所の中心まで一気に行ってしまい、軽荷になって細かく観光をしていく、若しくは、レンタカーを借り出して、車に荷物を積んで移動していくというパターンが多いのですが、この日はバックパッカーのように移動します。
先ず、①宿から牛深のフェリー乗り場へ歩いていき、フェリーに乗船。
②鹿児島県の長島に渡った後は、連絡バスに乗車。
③終点の出水駅まで乗っていくと、上手くおれんじ鉄道に連絡できないので、途中のバス停で下車し、おれんじ鉄道の折口駅まで歩く。
④折口駅から終点の川内駅まで、おれんじ鉄道に乗車。
⑤川内駅から連絡バスで串木野新港へ。
⑥串木野新港からフェリーニューこしきに乗船しで甑島の里港へ。
⑥到着後、レンタカーを借りて島内を観光。
盛りだくさ~ん。いづれも運行本数が少ない交通機関なので、乗り遅れた&乗り損なった場合、上手く変更するのが難しいので、頑張ります。 ・・・・頑張れるかな?
表紙写真はおれんじ鉄道の車内です。「釣ったら食べる!」
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
おはようございます。
民宿「とみかわ」を朝早く、出発~。
(朝一番のフェリーの乗るので、朝食はつけませんでした。) -
逆コの字型をした牛深の港の縁をぐるっと回って歩いていきます。
-
牛深港と蔵之元港を30分で結ぶ三和フェリー。
この4月にダイヤ改正があって、かなり減便となりました。
一番便は7時発です。張り切って出発したので、早く着きすぎちゃいましたね。 -
まだ、切符売り場は閉まっていたので、くまモン海賊船でも写真に撮って過ごしましょう。
-
天草フェリーは有人の切符売り場です。
車を運送する場合、様々な書類のチェックがあるので、このスタイルが一般的。
徒歩で乗船する私は、乗船カード(紙片)に必要事項を記載し、切符を買うだけです。運賃は500円。 -
「乗船開始は出航15分前からになります。」
とのことなので、牛深大橋を見たり・・・ -
道の駅「うしぶか海彩館(かいさいかん)」の外観を眺めたり・・・。
(当然、お店はまだ、開いていません。) -
アナウンスがありました。張り切って乗船します。
まず、進行方向の写真を撮って・・・ -
船内の様子も撮影していきます。
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向かい合った配置のソファ席。
ゆったりしています。 -
船尾にはお洒落なカフェスペース(?)もありました。
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車両が乗り込む様子も忘れずに!
働く船が大好きな私にとって、大好きなシーンです。 -
さようなら牛深。
正面に写っているのは海上保安庁の巡視船。 -
では、出航です。
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お日様が海の上に描いた光の帯を、まっすぐなぞって行くような航路です。
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振り返れば、牛深港がどんどん遠くなっていきます。
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おやっ、あれは牛深大橋ですね。
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牛深大橋をズームしましょう。
昨夜は美しい姿を見せてくれました。素敵でした。ありがとう。 -
乗船時間はわずか30分。あっという間に長島(鹿児島県)へ。
複雑な海岸線を横目に、西向きに開いた細長い湾に入って行きます。 -
湾の奥まった場所に蔵之元港が見えてきました。
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青い建物が港の事務所のようです。
-
接岸準備に入るスタッフ。
(働く船好きにとって大事なポイント) -
長島は、鹿児島県最北端の一島一町。
観光地として、複雑な海岸線が美しい景観とマリンアクティビティがなどで名が知られているようです。 -
港からは、フェリーの発着時刻に連絡してバス「出水・天草ロマンシャトル」が運航されています。
このバスも、3月まではフェリー全便に接続していたのですが、4月以降は1便おきの接続になっていました。 -
バスの終点は出水駅で、乗車時間はおよそ65分です。
出水駅まで行ってしまえば、九州新幹線が利用できて、次の目的地=川内駅までも楽に移動できます。便利です。
でも、私は出水~川内をおれんじ鉄道で移動したいんですよね~。 -
出水駅までバスに乗って行くと、予定到着時刻とおれんじ鉄道の出発時刻が同じなので、乗り継ぐことは無理そうです。
それなら、手前のバス停で下車して、出水駅から走ってくるおれんじ鉄道をつかまえることは出来ないかなぁ?
バスの車内はガラガラ、途中まで。私一人の貸し切りでした。 -
Googleマップを熟視。「筒田前」バス停から「折口駅」までなら、歩けることがわかりました。(約1.3km、徒歩15分 → 持ち時間は約40分)
①雨天の場合、知らない場所を15分歩くのは嫌なので、出水駅まで行って新幹線を利用する。
②折口バス停への到着が何らかの事情で遅れ、持ち時間が25分を切った場合は、間に合わない可能性があるので、同じく出水駅→新幹線とする。 -
机上で①②の策を練って、準備万端です。
幸い天気も高曇りで、雨の心配はなさそうです。
長島も「島」なので、黒之瀬戸大橋を渡って、本土に入って行きます。 -
バスは順調に走って、筒田前にほぼ定刻の到着。
筒田前バス停は、阿久根北ICに近い国道沿いに位置していました。
川や線路など目印になる情報も多く、迷うことなく折口駅に着きました。
駅? これが折口駅ですよ~。 -
折口駅は無人駅。
電車が来るまで、まだ時間があるのでゆっくり見ていきましょう。 -
おれんじ鉄道、正確には肥薩おれんじ鉄道株式会社。
第三セクター(沿線自治体&日本貨物鉄道)で運営されています。
JRから移管されたというと、聞こえは良いですが・・・ -
・・・新幹線が開通すると、それまで地元の人の大切な足だった在来線を「投げ出す」ようなJRの経営方針はどうにかならないものなのか?
-
経営対策として(?)おれんじ鉄道は「観光列車おれんじ食堂」を走らせていますが、この料金設定がなかなか強気(=高額)なんですよね。
利用された方の感想などお聞きしたいです。 -
折口駅は、駅舎とホームの待合ベンチなど、施設がきれいに維持管理されていました。
-
ホームは上りと下りの2本式。
おれんじ鉄道は単線なので、駅は上りと下りのすれ違い場所になります。
私の乗る川内駅行きは手前のホーム発でした。
こ線橋を渡らなくてすむのは良かったぁ! -
そろそろ列車が入ってくる時刻。
おれんじ鉄道はラッピング車両を多く走らせているので、どんな車両が来るのか楽しみです。
(ラッピング車両の運航スケジュールは、おれんじ鉄道の公式HPから事前に確認できます。) -
川内行きが入線してきました。どんな車両かな?
くまモンラッピングだと良いなぁ。 -
わくわくしながら乗り込みますが(整理券をとるのを忘れずに!)、くまモン車両ではありません。残念~。
そして、2両編成の車内には、そこそこ乗客の姿がありました。
4人掛けボックス席の海側=進行方向右側は全て埋まっています。 -
とりあえず長椅子に荷持を置いて、車内を撮影します。
「釣ったら食べる」って? -
この電車は「放課後ていぼう日誌」のラッピング車両でした。
女子高校生が釣りをする姿のイラストが可愛らしいです。 -
「放課後ていぼう日誌」とは芦北を舞台にした、ほのぼのした日常をつづったアニメ作品(原作は漫画)らしい・・・。
原作者の小坂泰之氏は熊本在住。2020年7月の熊本豪雨災害で作者も被災していて、この作品も一時休載したのだとか。(←Wikipedia調べ) -
おれんじ鉄道は単線。
車両の最後尾から「線路」というイメージの画が撮影できます。 -
折口駅の次は阿久根駅。
折口~川内区間の唯一の有人駅です。
オレンジ色のジャンパーを着ているのは、駅のスタッフなのでしょうか。 -
次の牛ノ浜駅は海岸に近い駅でした。
-
駅前を走る国道3号線の向こうは、すぐ東シナ海。
おれんじ鉄道の運行本数が多ければ、途中下車して眺めを楽しみたいところ。 -
お天気が良くなって、ご機嫌な車窓の眺めが続きます。
オレンジ鉄道に乗ることができて良かったな。
新幹線では味わえない「旅情(言い方が古いですか?)」です。 -
薩摩大川駅を過ぎた辺り。
国道(3号線のバイパス)が海側の高い場所を走り、鉄道は集落に接して駅がありました。(近くの道が旧国道=現県道361号線) -
ビルの建つ「街」が見えてきて、川内川を渡れば、川内駅に到着します。
45分弱の鉄旅でした。 -
川内駅のホームでラッピング車両の外観を、側面と・・・
-
正面から撮影。駅員さんは、そんな乗客に慣れているようでした。
車内の運賃箱に整理券&運賃を入れるまでは、通常のワンマンカーと同じですが、ここでは、その後「精算証明書」を受け取ります。
川内駅はJR九州とおれんじ鉄道の乗り換えに改札がないので、この証明書をJRの改札口の係員に渡して駅から出るんです。 -
川内駅2階の広いコンコース。さすが新幹線の停車駅です。
薩摩川内市の観光案内所があったので、これから向かう甑島の地図などを貰っていきます。 -
薩摩川内市は、1市(川内市)4町(樋脇町、入来町、東郷町、祁答院町)甑島の4村(里村、上甑村、下甑村、鹿島村)が合併して、平成16年に誕生した「新しい自治体」です。
毎年9月に「川内大綱引き」(420年以上の歴史を持つ祭事=鹿児島県の無形民俗文化財)が行われるようで、その綱が飾ってありました。 -
「JR北九州」「肥薩おれんじ鉄道」・・・。
駅舎の壁に書かれた文字の大きさが同じでした!
ちょっと気持ちが良いです。JR九州って案外「良いヤツ」ですか? -
串木野新港までは連絡バス(串木野新港線)で向かいます。
市内などからは乗車のみ(途中降車不可)で、35分ほど乗るのに、運賃は150円です。 -
バスが串木野新港に到着してから出航時刻までは30分ほどあるのですが、乗船票を書いて、切符を購入して・・・となかなか忙しい。
乗船料金は串木野新港~里港で2340円。(往復割引は島発のみ対応。) -
切符購入が終わるころには、既に、ほとんどの人が乗船してしまっていたので、私もキャリーケースを転がしながら、急いで乗り込みます。
-
繁忙期の場合、連絡バスで港まで来ると、良い席に座ることは難しいと思います。
既に広間でくつろいでいる乗客たち。 -
この日は空いているので問題はないのですが、やはり「椅子席」の窓側は全て埋まっていました。
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船内の写真などを写していると・・・
-
もう、船は港を出ていました。里港までは1時間15分。
窓側の座席に座れなかったので、広間でゴロゴロして過ごします。 -
甑列島に近づいてきたので、船外に出てみましょう。
上甑島の東の海上に散らばる島々の南側を走っているところでした。 -
ニューフェリーこしきは、下甑島長浜港発の一日2往復(長浜→串木野→長浜→串木野→長浜)の運航です。
この船は、上甑島の里港、下甑島の鹿島港と寄港して、長浜港から再度串木野港へ向けて出航します。 -
私は最初の寄港地、里港で下船し、里で2泊。
明後日、里港発9時半の上り便で串木野に戻る予定にしています。
せっかくの離島に泊まるのですが、里港に隣接している近代的なシティホテル(Areaone)を予約しました。 -
宿選びで、決め手となったのは、里港に隣接していることと、甑島唯一の天然温泉があること。
あの白く丸い外観の建物がHOTEL Areaone Koshiki Island です。
下船後は、翌日の営業終了時間(17時半)まで、「とんぼろレンタカー」で軽自動車を借りて観光します。(36時間で予約。実質31時間使用) -
とんぼろレンタカーは、旅行会社が運営しているとのことで、わかりやすいオリジナルのドライブマップ、観光ガイドブックを用意してくれています。
そのマップを用いて、所要時間や危険個所を丁寧に教えてくれました。安心して走り出すことができます。
写真は中甑港のカフェ コシキテラスです。 -
レンタカーを借りた後、まず、ここにやってきました。
かつての中甑港の事務所を再開発した施設で、カフェ、ベーカリー、図書館(?)、断崖クルーズ「観光船かのこ」の窓口などが入っています。
駐車場も広いので寄りやすいです。 -
私は、昼食をここでっ! と決めていました。
きびなご漬け丼、880円。甑島に来たら「きびなご」ですね。美味しい。
(隣の席の女性たちが食べていた「こしきの塩から揚げ定食」もボリュームがあって美味しそうでした。) -
今日は半日、怒涛の移動(当社比)だったので、甘いものも食べちゃいましょう。
オリジナルジェラートをダブルで。660円!
この時期、薩摩川内市の飲食店応援キャンペーン(キャッシュレスアプリで決済すると、後日30%戻ってくる)が行われていたので、贅沢しちゃいます。 -
白い方は「海塩」。
茶色い方は「焼き芋」だったか、「きのすミルク」だったか?
美味しかったのですが、忘れてしまいました。
ベーカリーでパンも買っていきましょう。(30%戻ってくる=実施30%オフなので。) -
お腹が満たされたので、甑島ドライブを始めましょう。
コシキテラスからも良く見えた甑明神大橋を渡って南下します。
今日はお天気が良いので、一番見たかった甑大橋(2020年8月29日開通)を下甑島側から見ていくことにしましょう。
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