世界遺産・白神山地 ～夏の青森旅（6）

2022/08/08 - 2022/08/08

行き当たりばったりの「みちのくひとり旅（笑）」3日目は、世界遺産・白神山地に行くことにしましたが、弘前市内からバスで行くのはかなり難しそう（バスの本数等）なのでレンタカーを借りて行くことにしました。
運よく、ダムレイクツアーに参加できたり、絶妙のタイミングで雨に降られずブナ林散策できたりと日頃の行いが良いことに感謝（笑）
普段、全く運動していないメタボのおじさんですが、世界遺産エリアを気軽に散策することができました。

エリア 白神山地(青森)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: レンタカー 徒歩

朝7時、快晴ではありませんが良い天気です。
今日は、レンタカーで一日移動します

アートホテル弘前シティ 宿・ホテル

一時間程で白神山地ビジターセンターに到着

白神山地ビジターセンター 美術館・博物館

こちらで白神山地のことを予習していきます

ブナの森や生き物の生態系について模型やジオラマなどを使って展示されています
映像体験ホールで、一日に数回大型スクリーンで白神山地についての映像が見られるということですが、先に展示室に行ってしまった為、既に始まっており入れず・・・

ビジターセンターの目の前が、道の駅なので寄ってみました

道の駅 津軽白神 お土産屋・直売所・特産品

珍しい水陸両用車があったので見ていると、これから(9時半)でるダムツアーに空きがあるとのこと（本来は、前日以前の事前予約が必要のようです）
受付して、すぐ出発になります
白神山地ビジターセンターの映像体験ホールに入場できなかったことが、ラッキーに繋がりました（笑）

ここでも、吉幾三さんのオリジナル曲「白神が故郷」が流れています。さすが、青森のスーパースター、西目屋村の親善大使だそうです

バスは窓がないので、風が爽快です
津軽ダムが見えてきました

約20分のドライブで津軽白神湖の湖面乗入口に到着

湖に入る時の注意を聞いて

水しぶきを上げてダム湖に飛び込みます

湖に入るとすぐにスクリューが始動しだしました
すると、シートベルトを外す様に指示がありました
水上では、陸上と違ってシートベルトをしてはいけないそうです。何かあったときにすぐに逃げられるませんからね（笑）

春先などは、雪解け水が流れ込み、澄んだ「目屋グリーン」の色になるそうですが、この日は数日前の大雨で土砂が流れ込んだとのことで、濁っています

ゆっくりと進む船、いやバス(笑)に湖面をわたる風が爽やか

立ち枯れが見えます。ダムができたことによるものだそうで、この光景も何年かするとまた変わるのでしょう

津軽白神湖は、平成28年に津軽ダムが作られたときに形成された人工の湖(ダム湖)です

秋には周りの山々が紅葉に染まり、とても美しいそうです
水陸両用車の予約もすぐに埋まってしまうようですが。

約20分のクルージング楽しめました

陸に上がるときは、スプラッシュもなく(笑)上陸しますが、運転は船の舵と車のハンドルを同時に操作する、ここが一番大変なのだそうです

また20分ほどのドライブで道の駅まで戻ります

水陸両用車乗車記念のカードとカード台紙を頂きました
カード4枚集まると西目屋村限定オリジナルグッズがもらえるそうです
白神山地ビジターセンターでもカードを頂き、白神山地（アクアグリーンビレッジANMON）に向かいます

アクアグリーンビレッジANMONに到着。
白神山地は世界遺産に登録されているエリアとされていないエリアに分けられ、アクアグリーンビレッジANMONは、その２つのエリアのほぼ境界に位置する白神山地散策の拠点となる総合施設です。
ブナ林散策道への行き方などを聞いて出発！！

アクアグリーンビレッジANMON 宿・ホテル

出発してすぐアクアグリーンビレッジANMONのカードを貰ってないことに気付き、車に戻って台紙をとってからアクアグリーンビレッジANMONへ
無事、カードを頂いて外に出ようとするとバケツをひっくり返したような、どしゃ降りの雨。あのまま出発していたら・・・・
10分ほどすると雨が上がったのでスタートです

アクアグリーンで教えて頂いた道を進むと世界遺産白神山地の碑がありました。
急な大雨でびしょ濡れで戻ってこられる方々もいました

白神山地 (青森県) 自然・景勝地

アクアグリーンを出て5分ほどでブナ林散策道の入り口に到着。入り口の横には湧き水が飲める水飲み場がありました

世界遺産の径ブナ林散策道 公園・植物園

散策道は階段や足場などがしっかりと整備されています

白神山地は、青森県から秋田県にまたがる山地帯の総称
屋久島とならんで1993年（平成5年）12月、日本で初めてのユネスコ世界遺産（自然遺産）に登録されました。世界遺産登録理由は「人の影響をほとんど受けていない原生的なブナ天然林が世界最大級の規模で分布」です

世界自然遺産の登録地域は、核心地域（コアゾーン）と緩衝地域（バッファゾーン）に分けられています。
白神山地の世界自然遺産登録区域は、森林生態系保護を目的として管理・保護されており、核心地域は白神の自然を守っていくため入山が制限されています（秋田県側は入山が禁止されています）

ミズナラの木。白神山地にみられる植物は540種を超え、ブナだけでなく、カツラ、ハリギリ、アサダなどの大木も見られるそうです

「世界遺産の径 ブナ林散策道」は緩衝地域（バッファゾーン）でもっとも手軽に世界遺産を堪能できる場所です
1周約2Kmで1時間ほどで気軽に散策できます（ショートカットもあり）

苔の中から新しい芽が

朽ちた木もあちこちにあります

寿命がきて倒れたブナの老樹は、朽ちて他の樹木や生物の生存に欠かせない栄養素を供給し、豊かな森の形成に貢献します

ブナの森は、他の森林と比較して保水力が高いと言われています
「一本のブナの木から８トンもの水がわき出る」とも言われているそうです

ブナ林の中にも水飲み場があります

山から湧き出た水を頂きますが軟らかく美味しい水でした

白神山地に現在の生態系が形成されたのは、最後の氷河期後の約8000年前。この時から変わらぬ原始日本の自然の姿を残した広大で豊かなブナの森。四季がはっきりし、明るく、副産物の生産量が多いこの森は、縄文文化を育んできたと言われています

あちらこちらに水の流れが

雨はすっかり上がっていますが、ひんやりと感じられます。

ジブリ公式サイトには、もののけ姫制作にあたり「大いに参考にした場所」として、鹿児島県の屋久島と、白神山地の名前があがっています

この旅行記を書くために白神山地ビジターセンターのHPを見たのですが、こちらの「世界遺産の径ブナ林散策道」できたのはラッキーなタイミングだったようです

大雨のため、8/3・4通行止め
この日の翌日からの大雨で8/8～21まで通行止め（19～小回りコースのみ散策可能）
と絶妙なタイミングでの訪問でした

ブナ林散策道から戻ってきて暗門川へ

津軽ダムパークにも寄りました

高さ97.2メートルの重力式コンクリートダムで、洪水被害の軽減、流水の正常な機能の維持、水道用水、かんがい用水、工業用水、発電の機能があります。

堤体上部は歩いて渡ることができ、ダム湖が見えます

こちらでカード4枚揃いました
西目屋村限定オリジナルグッズは手ぬぐいでした
（道の駅 津軽白神ビーチにしめやで頂きました）

道の駅「津軽白神」に戻って遅いランチ
こちらには津軽ダムと津軽白神湖を模した「津軽ダムカレー」という大盛りのメニューがありましたが・・・

森のドア グルメ・レストラン

そんなに食べられないので普通のカレーライスを（笑）

はちみつやシードルなどのお土産も充実していました