上田（長野県）を起点に、子どもと歴史を学ぶ旅！ 【真田家関連、川中島古戦場、絶景のお城など】

2022/08/05 - 2022/08/05

うちの7歳の息子が歴史に興味を持ち始めたのにちなんで、上田を起点に、長野県の東北信エリアの歴史スポットを回りました。
大河ドラマ『真田丸』で一躍有名になった真田家は、戦国時代の乱世を、したたかに、なおかつたくましく生きた武家で、子どもながらに惹かれるものがあるようです。
本日は、上田から千曲のお城、川中島の戦いの跡などをめぐり、宿泊先は志賀高原へ。

以下、行程です。

8/5（金）
●北陸新幹線の上田駅でレンタカーを借り、まずは、上田城址公園へ。上田市立博物館～東虎口櫓門～真田石～真田神社～真田井戸を見学。
●上田市内の古い町並み、柳町を見学。
●千曲市の絶景のお城、荒砥城跡を見学。
●川中島古戦場跡を見学。それにちなんで、妻女山へも。
●この日の宿泊先、志賀高原へ。

この後、8/6（土）は志賀高原の絶景スポットを訪問（リフトに乗ったりトレッキングしたり）、8/7（日）は野尻湖～斑尾高原でプチアウトドア体験を堪能。

エリア 上田(長野)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: レンタカー 新幹線

起点は、北陸新幹線の上田駅になります。
東京駅から、はくたか号で到着しましたが、観光客風の人々は軽井沢でかなりの割合の人が降り、上田では観光客らしき人はあまりいません。
上田市内では至る所に、真田家の家紋（六文銭・ろくもんせん）があるようです。路線バスにもありました。

上田駅 駅

本日は、上田駅でレンタカーを借り、上田市内のスポット（上田城址公園、柳町）、千曲市の絶景お城スポット、川中島の戦いの跡地などめぐりました。
宿泊は、この地図にはないですが、志賀高原まで行きました。

まずは、上田駅から1kmくらいの、上田城址公園へ。

上田城 公園・植物園

最初に、知識を深めるために、博物館を見学します。
真田家関係の資料は、上田市立博物館のうち、こちらの写真にある別館に集中しています。
真田家は、武田家、上杉家、豊臣家など、時には敵対する勢力の間でも、その時の時勢に応じて、どこに仕えるかをしたたかに柔軟に変えながら生き延びた武家です。

上田市立博物館 美術館・博物館

”真田丸”こと真田幸村（旧名は真田信繁）の父親にあたる真田昌幸の武具に、息子も感動！

真田家関連の資料が豊富です！

さて、本日のメインスポットの一つとも言える、東虎口櫓門へ。
平成時代に再現されたものだそうですが、見ごたえがあります。

観光客も多いです。

東虎口櫓門の両側には櫓が二つ（南櫓、北櫓）あり、登ることができます。
南櫓が、主に見学できるようになっています。
こちらは鉄砲狭間。ここから敵に鉄砲を放ったのですね。

どのように敵の来襲を見張っていたか、体感することができます。

ここからは、石を落としたそうです。

籠も展示されていました。

この東虎口櫓門に使用されている石垣の中に、ひときわ大きな石があります。「真田石」と言われているそうですが、当時の戦国武将たちは、自身らの城の石垣に、いかに大きな石を使用するかで、威厳を示したそうです。
確かに大きい！

上田城自体が、相当な高台にあるのがわかります。

こういった写真スポットがいたるところにあります。

こちらは、「真田井戸」とよばれているもので、井戸なのですが、ここから城の外に逃げることもできたそうです。

「真田神社」という名前ですが、真田氏、仙石氏、松平氏という歴代の上田城主を御祭神としているとのことです。

真田神社 寺・神社・教会

これは西櫓。中には入れず、外から見るだけになります。

お堀も立派。

上田城址公園の前に、観光会館があります。1階にはお土産屋さんと蕎麦屋さんがあり、2階には資料が展示されています。

上田市観光会館売店 名所・史跡

2階は色々な資料が展示されています。

良い時間になってきたので、昼食とします。観光会館の中のお蕎麦屋さん「千本桜」さんへ。
十割そばだと思われますが、おいしい！

千本桜 グルメ・レストラン

続いて、上田市内で古い町並みが残るといわれる「柳町」エリアへ。
ここでお味噌を購入しました。

旧北国街道 菱屋 専門店

周辺もこんな感じ。

北国街道筋の柳町 名所・史跡

さて、上田市を後にし、北へ千曲市へ向かってドライブします。途中、千曲川を渡りますが、落ち着いた雰囲気の良い川です！「癒しの川」と呼ばれることもあるらしいのですが、まさに！という感じ。

目当ては、絶景が楽しめるお城「荒砥城址」へ。私自身は2回目の訪問になりますが、うちの子は初めてです。
この地方は戦国時代には村上氏が支配していたそうですが、次第にこの地域が武田と上杉の勢力に統合されていく中で、武田側の拠点になったり、上杉側の拠点になったりしたそうです。

城山史跡公園(荒砥城) 公園・植物園

駐車場から少し登っていきます。

日差しが強く、暑い！

櫓が見えてきました。

ついに、お城（再現）に到着！
絶景！
敵が攻めてくればすぐに分かる位置ですね。

北側を見ると、川中島の古戦場、さらには善光寺方面が見渡せます。
やはり絶景！
このスポット、我々で独り占めでしたが、もっと有名になっても良いのでは？と思わせます。

うちの子は、高座に座ってご満悦。

続いて、うちの息子がいちばん行きたがった、川中島古戦場へ。
川中島の戦いは、武田信玄と上杉謙信が、断続的に10年以上にわたって繰り広げた戦いで、その中でも一番大規模な戦いである「八幡原の戦い」がこの地で起こったそうです。
やはり、子どもは戦国武将が大好きですね。

川中島古戦場史跡公園 名所・史跡

分かりやすい合戦図もあります。

川中島古戦場 名所・史跡

この古戦場公園の一番の見所は、「武田信玄と上杉謙信の一騎討ち像」でしょう。実際にこの”一騎打ち”が歴史的な事実としてあったのかどうかは分からないらしいですが。

迫力のある像です。

同じ敷地に長野市立博物館があり、川中島の戦いに関する展示室が新たに公開されていました。
残念ながら内部は撮影不可でしたが、戦いの経過について、子どもでも分かりやすいように作られた映像など、見ごたえのあるものでした。

長野市立博物館 美術館・博物館

博物館の前は気持ちの良い庭になっています。

古戦場跡から車で数分の距離に、上杉謙信が陣を張った「妻女山」という山があります。戦国時代の歴史に詳しい人にとっては有名らしい（うちの子でさえ知っていた）のですが、私は知りませんでした。
ちなみに、真田幸隆（真田丸で有名な真田幸村の祖父）は、当時武田側についており、ここを攻めたそうです。

妻女山 自然・景勝地

ここにも合戦図があります。

なるほど、ここで陣を張れば、見晴らしが良いですね。

本日の宿は、志賀高原へ。翌日は歴史散策から一転、高原の大自然を満喫する予定です。
ホテルは、「ホテルサニー志賀」。
音楽関係の合宿なども行われるような大きな宿で、リーズナブルな価格です。食事なども素朴なものですが、スタッフの方々のホスピタリティが素晴らしかったです。

ホテルサニー志賀 宿・ホテル

部屋からの眺めは素晴らしい！

夕食に、長野名物「おやき」が出ました。