2022/06/10 - 2022/06/10
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ノーーウォリーズさん
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2022年6月シドニーではもうコロナの影響も殆ど見られず、マスクなしの通常の生活に戻っています(マスク義務は公共交通のみ残っています)。豪州へは事前の陰性検査・隔離なしで入国できて、コロナが広がりやすい冬ですが感染者は減っています。もう日々の感染者数なんて誰も気にしていません。ヨーロッパなどから外国人観光客が戻って来ました。4月頃から日本人の語学留学生っぽい若者の姿も見られる様になりました。皆自由に楽しんでいる様です。
2022年は地元シドニーの旅行記をもう書かないつもりでしたが、現在まで4travelから誰もオーストラリアの観光に来られていない様なので、再び地元の旅行記を作成しました。主テーマは2022年冬のシドニー有名イベントのビビッド VIVID Sydneyと、B級イベントのラマダン・太平洋諸国・インドのフェスティバルを紹介します。
副テーマは、2022年6月10日から日本は外国人の旅行者を受け入れるニュースに関して、海外からの視点で少しコメントさせてもらいます。日本は良くも悪くも変化を嫌う国民性で、良い面は日本文化の観光資源が残される事ですが、悪い面はいつまでもマスクして鎖国したい世論が残っている事でしょうか。外国から見ると日本を訪れて良いのか迷う中途半端な状況です。あと旅行とは関係ない安全保障についての真面目なコメントもあります、予めご了承ください。
- 旅行の満足度
- 3.5
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日本の観光客受け入れのニュースはここ豪州でも報じられています。日本に行けますがツアー旅行のみで多くの制限がありますよ、と予告されているので、今すぐ日本に行きたいコアなファンはそれを承知で旅行するのでしょう。ただコロナ禍の同調圧力などで独自の進化を遂げた日本のマナーを、外国人がどこまで事前に分かっているかは非常に疑問です。私自身もコロナ禍の日本を経験していないので、日本では2年前から変わらず今も皆マスクしているのを不思議に感じます。
高温多湿の日本の夏は外国人(特に欧米系)にとって経験のない過酷な環境で、その上にマスクは耐えられるのか。。マスク義務は理不尽を超えて日本入国への罰ゲームに感じるかもしれません(日本人には外すのを推奨なのに)。
source: https://www.traveller.com.au/tests-chaperones-little-free-time-first-tourists-visit-japan--but-is-it-worth-the-hassle-h243mt -
外国人が安い日本に押し寄せるというニュースを聞きますが、少なくとも豪州からはツアー旅行限定である限り、多くの人数は訪れません。こちらは圧倒的に個人旅行が主流です。この写真は豪州大手のツアー旅行会社 Flightcentre、航空券代別12日間で60万円以上(1AUD=95Yen)です。豪州発のツアーは安くはなく、日本にとっては沢山消費してくれる良いお客様でしょう。
逆に言えば、日本人向けのツアーが安すぎです。本当に驚きです。私もコロナ以前、外国人を連れて日本人向け国内ツアーに参加した事があります。外国人向けツアーの半額以下なのに内容は素晴らしかったですが、文化の違いのマナー問題はやはり起きました。。
source: https://www.flightcentre.com.au/tours/japan
https://4travel.jp/dm_qa_each-34862.html -
外国人はマスクしないというのは必ずしも正しくありません。2022年4月にメキシコを訪れた時、この当時メキシコではほぼコロナ収束状態でしたが、80%以上の人がマスクしていました。収束状態でもマスクするのは日本などアジア圏のみと思っていましたが、メキシコ人も屋外でもしっかりマスクしていたのは驚きです。
メキシコ滞在中は私も常にマスクしました、コロナに罹ったら帰国できませんから。。1日中ずっとマスクするのは私には初めての経験です(過去2年間の連続装着記録は2時間位)。帰国時に陰性検査がある国の観光客は、マスクルールを守るのではないでしょうか。 -
もし日本でマスクしない外国人を見かけたら、、黙ってその場を立ち去る事をお勧めします。注意をすると逆に危害を受ける場合がある事と、個人主義の国では他人の行動を注意するのが逆にマナー違反なので。広い土地があり人口密度が低い国だからでしょう。
また豪州では屋外でのマスク義務というルールは過去も含めてなかったです。当初からマスクの予防効果は限定的と言われていたので。そういう国の人たちに1日中常にマスクしろと言っても理解されないかもしれません。「郷に入っては郷に従え」を外国人は基本守るべきですが、迎える日本側もあまり厳しい態度は取らない様にどうかお願いいたします。 -
ここから2022年6月のシドニーの様子を紹介します。今の南半球は冬です。シドニーの冬の有名イベントと言えば光の輝く祭典ビビッド VIVID (COVIDではありません)フェスティバル。プロジェクション技術が発展してこの10年位で冬の定番となりました。2022年は3年ぶりの開催です。
サーキュラー キー 観光名所
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シドニー国際フェリーターミナル。国際クルーズ船はまだ再開されていませんが、国内クルーズは最近になって始まっています。
キー 地元の料理
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ハーバーブリッジがライトアップされています。今年はもの凄い混雑で真っ直ぐに歩けません。
シドニーハーバーブリッジ 建造物
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オペラハウスもプロジェクションで輝いています。
シドニーでは外国人観光客も増えており、街中ではヨーロッパ系の言語の会話もよく耳にする様になりました。シドニーオペラハウス 現代・近代建築
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こんな感じに数秒ごとにオペラハウスは変化します。
4月になって日本人もちらほら見かける様になりました。短期滞在の観光客ではなく、語学留学かワーホリの若者グループで、マスクなしで楽しんでいる様です。 -
サーキュラーキーのカスタムハウスです。
しかしシドニーの観光業会は、まだ外国人観光客は少ないと言っています。国内観光客はお金を使わないので、インバウンドに期待しているそうです。日本の観光業会と同じ事を言っています。カスタムズ ハウス 建造物
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これはハーバーブリッジの新年の花火です。元は絵画だったのをプロジェクションにするとあまり見栄えが良くないです。
インバウンドとは主に中国人観光客を指します。彼らは国内観光客の3倍、他国の観光客の2倍は消費する上客です。 -
プロジェクションの制作はケンドーン。
中国はしばらく鎖国を継続するので、インバウンドの景気回復はまだまだ先の話でしょう。 -
ミュージアムはピンクに輝きます。
現代美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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ロックスはこんな感じで、クリスマスの雰囲気があります。豪州ではChristmas in Julyと言って冬の7月にクリスマス気分を味わう習慣があります。南半球のクリスマスは夏です。
ザ ロックス 散歩・街歩き
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ビビッド VIVIDはシドニーシティの複数の場所で開催されています。ここダーリングハーバーでは、噴水によるショー。ラスベガスを思い出します。
ダーリングハーバー 散歩・街歩き
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近くで見ると巨大な噴水が舞っています。ダーリングハーバー西向きの眺め、西側は最近再開発が進み、Sofitelなど新しいホテルが建っています。
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ダーリングハーバー東向きの眺め。ドカーンと一気に噴水が噴き上がる光景は見事。
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噴水の色は1本1本はっきりと色分けできる精巧な技術が使われています。寒いですが、わざわざ来た甲斐があります。
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フランクゲーリーがデザインしたUTS Business School。
シドニー工科大学 チャウ チャック ウィン博士棟 現代・近代建築
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日本人建築家の隈研吾デザインのダーリングスクエア Darling Square。かつてチャイナタウンの隣にあったシドニーエンターテイメントセンターは2016年に取り壊されて、ダーリングスクエア以外はタワーマンションが立ち並ぶ退屈な景色に再開発されました。
ダーリング スクエア ショッピングセンター
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ここから2022年5月に開催されたシドニーにて海外を感じるB級イベントを紹介します。最初はラマダン祭。イスラム教徒は例年5月頃のラマラン期間中の昼間は断食する習慣があります。その代わり日が暮れると毎日豪華な夕食を食べます。シドニーのイスラム教徒がどれだけ伝統的なラマダンの習慣を守っているのかは不明ですが、夜のラマダンの賑わいはシドニーでも再現されています。これはシドニー南西部のラケンバ Lakembaのラマダン祭。
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ラマダン祭の目的はとにかく食べる事。沢山の屋台が並び、美味しそうな匂いが漂います。これはシシ(ケバブ)またはバーベキュー。中東諸国での定番料理です。長い行列が見られます。
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アラブ式コーヒーの淹れ方です。
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珍しい食べ物が並んでいます。左手前はインドなどの揚げ餃子サモサ、左奥は蜂蜜をかけたアラブのドーナツのロクマ Lokma、ギリシャでは ルクマデスと呼ばれとてもポピュラーです。右はメキシコのナチョス?
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大きな鍋で作られる料理です。アラブは伝統的に大家族で大きなプレートの料理をシェアする習慣があります。シドニーのラマダン祭ではそういう光景は見られませんでしたが。
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黄・緑・赤に染められたチキン。B級グルメで料理名は不明。
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デザートのクナフェ Knafeh。意外にもこのラマダン祭で複数の日本人の若者グループを見かけます。ラケンバの治安は良くなく現地在住の日本人はまず来ない地域ですが、イスラム系の学生に誘われて来たのでしょうか。
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5月21日は豪州の総選挙の日。この日の選挙では労働党が勝利して、政権が替わります。労働党が政権を取った翌日、新たな豪州首相アンソニー・アルバニージは早速に日本へ向かい岸田首相と会い日米豪印でクアッド協定を結びます。新政権は2日目からフル稼働です。
source: https://twitter.com/albomp/status/1528945347632177152 -
選挙の日に合わせて?、この日は複数のマルチカルチャーイベントがあります。まずは太平洋諸国のイベント Oceania Festivalがパラマッタ Parramattaで開かれます。ダンスが見られて南の島に訪れた様な旅気分です。
ノボテル シドニー パラマッタ ホテル
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勇敢な戦士。
新たな外務大臣ペニー・ウォンは、就任すると太平洋諸国を外遊します。太平洋諸国は安全保障で西側(日本含む)から中国側に入るかの分岐点にいて、豪州と中国の外務大臣が同時に各国を訪問して説得しています。現在のところ、太平洋諸国の全体が中国側に入ることは拒否されましたが、今後は不透明です。 -
豪州にとっての太平洋諸国は、日本にとっての沖縄みたいな存在です。残念ながら太平洋諸国のひとつソロモン諸島は中国に取られそうです。第二次世界大戦中、日本もソロモン諸島を取ろうとしてガタルカナル戦で敗れた重要な拠点が、中国側に入る事で将来は太平洋の安定も崩れるかもしれません。
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そんな危機感から、ここ豪州では急に太平洋諸国が注目される様になり、連日ニュースで特集されています。彼らが豪州の運命を握っています。
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すいません、写真と全く関係ないコメントでした。太平洋諸国も気候変動からの海面上昇や大型台風で消滅の危機に瀕しており、生きるか死ぬかの状況です。こんな平和的なダンスが将来も見られる事を祈っています。
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5月21日の豪州の総選挙の夜は、インド人向けのイベント Starry Sari Nightがリバプール Liverpoolで開催されます。テーマはサリー、インド人女性の民族衣装です。2000年代までインド国内では、インド人女性は皆サリーを着ていました。現在ではインド女性は西洋の服装が普通ですが、祭事には伝統的サリーを着る習慣は残っています。
Quest Liverpool ホテル
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サリーのファッションショーです。インドらしい煌びやかなファッションです。
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リバプールにはサリーを売る店がいくつも並びます。インドの大衆文化をボリウッド(ボンベイ+ハリウッド)と呼びます。日本では馴染みないかもしれませんが、豪州ではインド人が多い地域では普通にボリウッド文化が見られます。
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サリーショップの内装。ボリウッドのファッションで溢れていて異国を感じます。
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インドのダンス。このイベントが政治的な理由で開かれているかは不明ですが、豪印の関係も分岐点です。日米豪印でクアッド協定を結びましたが、一方でインドはロシアに対して中立的です(中国とは仲が良いのか悪いのか)。インドも安全保障上重要な国になっています。
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隣国スリランカのダンス。スリランカは中国の影響を受けすぎて、債務危機に陥ったとの報道もあります。太平洋諸国やインドも目の前の利益に惑わせられない長期的な判断をしてもらいたいです。
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ヘンナを手に描いています。
豪州総選挙の当日に、今後重要な相手国向けのイベントが2つ開催されるのは偶然かどうかは分かりません。太平洋諸国やインドは日本とあまり関係ないと思うかも知れませんが、日米豪の同盟から豪州の問題は日本の問題、または逆も言えます。豪州では安全保障が重要なニュースとなっているので、あえて今回取り上げました。
オーストラリアはご覧の様に、今はコロナ禍を乗り越え旅行者にとって平和的です。日本から短期の観光旅行では帰国前の陰性検査が大きな障害ですが、マスク着けても誰も気にしませんので各自対策して過ごせば良いと思います。田舎のドライブ旅行なら、大自然を感じながら本当に人が少ないので安心して旅ができます。
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