2017/04/02 - 2017/04/27
916位(同エリア2823件中)
さわ子さん
2017年春、羽田から全日本空輸でババはロンドンへ、ジジはミュンヘンへ別々に出発し、3日後にフランクフルトで合流してポルトガル、スペイン、ドイツと周り、フランクフルトから羽田に帰国しました。
この第16回目の旅行記は4月15日の前半でマドリッドのラサロ.ガルディアーノ美術館を訪問した記録です。
全体の旅程の概略です。
★ 4月 2~3日 ミュンヘン泊
★ 4日 ハイデルベルク泊
★ 5日 フランクフルト泊
★ 6~10日 リスボン泊
★ 10~12泊 ポルト泊
★ 13~17日 マドリッド泊
★ 18~19日 コルドヴァ泊
★ 20~21日 セヴィリャ泊
★ 22~23日 バルセロナ伯
★ 24~26日 フランクフルト泊
★ 27日 フランクフルトから羽田へ
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 鉄道
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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朝8時半です。朝食室に入りました。混んではいませんでした。
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品質、種類は満足できるものでした。
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ホテル前のプラド小通りを西に歩いて、サンタ.アナ広場、アンヘル広場を経てハシント.ベナヴェンテ広場に来ました。その広場の北側にあるマドリードの掃除人の像です。後方の左側の建物は1917年に完成したカルデロン劇場です。建物の塔の窓から大きな2本の足が出ています。今日も晴天が期待できそうです。
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ハシント.ベナヴェンテ広場から北の方向にカレータス通りを歩るきプエルタ.デル.ソルに出て地下鉄に乗ります。賑やかな広場地下の駅ですが、朝はこのように人が少ないです。
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このソル駅から1号線に乗り、2駅目のトリブナル駅で10号線に乗り換え、2駅目のグレゴリオ.マラニョン駅で下車します。
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車内もガラガラです。そう言えば今日は聖土曜日でした。
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グレゴリオ.マラニョン駅の出口表示板です。これから先ずラサロ.ガルディアーノ美術館に行き、次にソローリャ美術館に行きます。両美術館の表示がでています。
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グレゴリオ.マラニョン駅で降りて地上に出ると広い交差点です。一時方向を失い、近くのホテル.ミゲル.アンヘルのドア.ボーイさんに行く道を教えてもらいました。これは南北に延びるパセオ.デ.ラ.カステラーナ通りの西側の建物です。写真の左端の建物がホテル.ミゲル.アンヘルです。
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マリア.デ.モリーナ通りを東に歩いて行きます。この通りは高級そうな住宅街のように見えます。
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マリア.デ.モリーナ通りから右に(南に)曲がってセラノ通りに入ると左にラサロ.ガルディアーノ美術館を見つけました。白に縁取られた赤いレンガの壁に囲まれています。
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セラノ通りを北の方向に望みます。右側の木々に囲まれた広い敷地にフランス国大使館があります。
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ラサロ.ガルディアーノ美術館に入りました。この美術館は、スペインの金融家で実業家でもあったホセ.ラサロ.ガルディアーノ(1862-1947)の収集芸術作品を公開するために1951年に開館しました。美術館の建物は、1903年にラサロ.ガルディアーノと彼の妻の住居として建設され、精巧なバロック装飾の天井が特徴のオリジナルのインテリアを尊重しながら美術館への改装が行われました。
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ババの後方が、西側に面した美術館の入り口です。この1階のスペースは、元々倉庫や車庫だったそうです。
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入り口を入った1階で中央の部屋が第1展示室です。ここには絵画の他に、収集家ラザロ.ガルディアーノに関する情報が展示してあります。
フランドルのバロック絵画 の画家ダフィット.テニールス(David Teniers de Jonge:1610-1690)の1653年頃の作品「ブリュッセルの絵画ギャラリーを訪れるレオポルト.ヴィルヘルム大公」です。テニールスは、風俗画、宗教画、寓意画、肖像画、風景画や歴史画など、様々なジャンルの絵画作品を残した。特に人間を猿に置き換えた猿の風俗画でもっとも知られています。 -
第1室の奥は第3室です。
これは、ルネサンス期に宗教画を描いていたフランドルの画家マルケッルス.コファーマンズ(Marcellus Coffermans:1520-1575)作の「オルドゥニャの聖母被昇天三連祭壇画」の右翼パネルで、カタリナ.ペレスの肖像画です。この美術館には、中央のパネルを除く左右のパネルだけが所蔵されています。左翼のパネルには、カタリナの夫であるマーティン.ペレス.デ.バロンの肖像画が描かれています。ペレス.デ.バロン家はフランドルの商人でした。右翼のカタリナの後方に、同名の聖人、アレキサンドリアのサンタ.カテリナがお供として描かれています。 -
主に王家の肖像画を描いたスペインの画家ミゲル.ハシント.メレンデス(Miguel Jacinto Meléndez:1679-1734)の1712年頃の作品「マリア.ルイーザ.ディ.サヴォイア(1688-1714)」の肖像です。マリア.ルイーザは、イタリア.トリノのサヴォイア家の出身で、フェリペ5世の最初の妻でした。
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スペイン.ルネサンス期の肖像画家アロンソ.サンチェス.コエリョ(Alonso Sánchez Coello:1531/32頃-1588)の1571年頃の作品「アナ.デ.アウストリア(1549-1580)」の肖像です。彼女は、父が神聖ローマ皇帝マクシミリアン2世で、伯父であるフィリッペ2世の4番目の妻になりました。彼女は金の刺繍や真珠、ダイヤモンド等の高価な装飾が施された衣装や装飾品に身を包んでいます。
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第3室の右側にある第2室に移動しました。
これはエストニアに生まれたフランドルの画家ミケル.シトウ(Michel Sittow:1468-1525)の1500年頃の作品で「聖母子とサン.ベルナルド」です。彼はスペイン王家やハプスブルク家の宮廷画家でした。 -
バロック期のスペインの画家フアン.マルティン.カベザレロ(Juan Martín Cabezalero:1634-1673)の1670年頃の作品です。場面では、1669年に列聖されたスペイン.フランシスコ会のアルカンタラのサン.ペドロがサンタ.テレサに聖体拝領しています。
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こちらはラサロ.ガルディアーノ美術館のウェブ.サイトからの借画で、パネルの全体です。左側に右手を伸ばし聖体拝領するサン.ペドロ、その両側にアッシジのサン.フランチェスコとパドヴァのサン.アントニオが描かれています。
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いつものように、先ず4階に上がります。エレベーターは、建物の北側にある"コ"の字形の回り階段の中央に設置してあります。先ず手前に開く扉を開けます。
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ゴンドラの扉は、両側左右に開きます。扉は外も内も手動です。
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中にはベンチもありました。
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4階に上がりました。エレベーターを降りてエレベーター.ホールを見下ろしています。エレベーターを囲う外壁は総ガラス張りで、この写真では鏡状になって周りを写し込んでいます。
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ここは繊維製品の美術作品が展示してある第24室です。
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ここは、建物の2階が吹き抜けになっている中央ホールの真上の第22展示室です。石、テラコッタ、ブロンズの製品やコイン、メダルなどが展示してあります。床が磨りガラスで、その下に照明があります。
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この第23室も銀製品と陶磁器の展示室です。
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目に止まった磁器の壺です。
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拡大してみました。丸に十の字の島津の家紋の鎧武者が描かれているので日本の磁器のようです。
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ここは武器、武具が展示してあり、建物の西北角にある正方形の第20室です。北西の角から飛び出したようなこの正方形の展示室は、4階で唯一オリジナルの天井画を残しています。
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天井と壁を繋ぐ縁の装飾です。
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ここは西側の第21室です。エナメル、鉄、ブロンズ、木材、象牙製の装飾品が展示してあります。
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3階に下りました。先ず14世紀から19世紀までのイタリアの芸術作品を展示する第15室から作品の鑑賞を始めます。この第15室も建物の北西角に突き出ています。
これはルネサンス後期のイタリアの画家オラツィオ.サマッチーニ(Orazio Samacchini:1532-1577)の作品「キリストの洗礼」です。構図の中央で、キリストは体を拗らせ2人の天使によって衣服を脱がされています。右側では、バプテスマの聖ヨハネが岩の上で半分跪き、右手の甲羅でヨルダン川から水を汲み、左手に杖の十字架を立てています。背景では聖霊がキリストの頭上を飛んでいます。 -
マニエリスム様式のスペインの画家グレゴリオ.マルティネス(Gregorio Martinez:1547-1598)作の「聖家族と洗礼者聖ヨハネ」です。聖母マリアの膝の上に座った幼子キリストが子供の聖ヨハネの顎を撫で、背景には聖ヨセフと聖エリザベス(聖ヨハネの母)、又は聖アンナ(聖マリアの母)が描かれています。
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この第15室は元々家族の日常で使われていた食堂です。この邸宅の天井画はエウヘニオ.ルーカス.ビジャミル(Eugenio Lucas Villaamil:1858-1918)によって描かれています。この画家は、地元の日常生活や習慣をフランシスコ.デ.ゴヤのスタイルで描いています。この部屋の天井画は女神フローラを描いていますが、ラサロの妻パウラの出身家フロリードを仄めかしています。
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こちらも14世紀から19世紀までのイタリアの芸術作品が展示してある西側中央にある第16室です。
イタリアの画家ジョヴァンニ.ドメニコ.ティエポロ(Giovanni Domenico Tiepolo:1727-1804)の1768年頃の作品「淑女の肖像」です。ブロケードのジャーキンと黄色がかったベールを頭にかぶったベネチアの女性を正面から描いています。 -
こちらもジョヴァンニ.ドメニコの1765年頃の作品で「淑女の肖像」です。顔を少し右に向け、バラと真珠で飾られた髪、真珠のネックレス、革のターンのあるドレス、肩と袖は青と白のストライプになっています。
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元ビリヤードの間であった第16室です。
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この第16室の天井には子供達がゲームをしたり遊戯で遊んでいる場面が描かれています。
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天井の4隅にある装飾を拡大しました。
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3階の南西角にある小作品を展示するミニチュア.ギャラリーに入りました。
これは、クロアチアで生まれイタリアのルネサンス期に活躍したジュリオ.クロヴィオ(Giorgio Giulio Clovio:1498-1578)の1556/57年の作品「聖家族とサンタ.エリザベッタとサン.ジョヴァンニ(洗礼者聖ヨハネ)」です。左端から聖ヨセフ、キリスト、聖母マリア、聖アンナ、聖ヨハネです。背景には、フィレンツェの風景と景色を望む2つの窓があります。 聖ヨセフが寝転がる台の上には花が見えます。 -
水彩画を得意としたオーストリアの画家カール.ゲーベル(Carl Goebel:1824-1899)の1853年の作品「オーストリアのエリザベス大公爵夫人と彼女の娘のマリア.テレジア」です。風景を背景に、素朴なベンチに座り19世紀のファッションに身を包んだ母と娘の姿が描かれています。
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3階南側の大きな長方形の第17室です。以前は冬の寝室があった場所だそうですが、展示室に改装されて壁面や天井には装飾は無くなっています。15世紀から17世紀までのフランドル派の絵画を展示しています。
これはフランドルの画家ピーテル.パウル.ルーベンスの弟子かフォロワーの作品「ヘロデの祝宴」です。ヘロデ王とその妻であるヘロディアに洗礼者聖ヨハネの頭を見せるサロメを描いています。アーチが外と繋がった壁を背景に、天蓋の下ので1段高くなった場所に座ったヘロデが多数の人物に囲まれて宴会を催している新約聖書に登場するシーンです。 -
2015年春の旅でイギリスのエディンバラの国立スコットランド美術館で撮影したピーテル.パウル.ルーベンス(Peter Paul Rubens:1577-1640)の1635-38年の作品「ヘロデの祝宴」です。上掲の絵画は、画面の左側が拡張されているように見えます。構図と人物の配置、姿は、このルーベンスのパネルとほぼ同じです。
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フランドルの画家でピーテル.パウル.ルーベンスの弟子であったエラスムス.クェリヌス2世(Erasmus Quellinus:1607-1678)の1640年頃の作品「聖母子と子供の洗礼者聖ヨハネ」です。この画家は、歴史、肖像、寓話、戦い、動物等さまざまなジャンルで活躍しました。彼の作品は、バロックにおける古典主義の傾向を明らかにしています。
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この3連祭壇画は、南オランダの画家ヤン.ファン.ドーニッケ(Jan van Dornicke:1470頃-1527頃)の仲間と言われている画家の作品「東方三博士の礼拝」です。中央のパネルでは、マギの1人に手を握られた幼子キリストが聖母マリアに抱かれています。その後方では、もう一人のマギがお供と共にいます。左側のパネルには、黒人のマギが捧げ物を持って立っています。右側のパネルでは、聖ヨセフがマギの礼拝を見つめています。
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中央パネルを拡大しました。
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ルネサンス期のネーデルラントの画家ヒエロニムス.ボス(Hieronymus Bosch:1450頃-1516)の1495年頃の作品「バプテスマ(洗礼者)の聖ヨハネの瞑想」です。
このシーンは、バプテスマの聖ヨハネが自然の中で瞑想している様子を表しています。活気あふれる風景の中で、画家は奇妙な地層と彼の想像力から生まれた珍しい動植物を紹介します。聖人の隣に生えているお化けのような植物は、間違いなく作品の依頼人である祈りの人物の姿を隠しています。 -
絵画の修復中のX線および赤外線反射写真は、画面の左側に不自然に生えている植物の下に、最初の構図の一部であり、後で修正された寄進者の姿があることを示しています。
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少し拡大しました。提灯のような球形の植物の中には顔が、ジロラモの右手の肘の手前に手のひらが微かに見えています。
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これは"半身の肖像画のマスター"と呼ばれる16世紀初頭にネーデルラントで活躍した画家の作品です。幼子に授乳しながら聖母マリアが読書をしています。
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3階東側の第18室です。15世紀から18世紀までのドイツとオランダの絵画が展示してあります。
ルーカス.クラナッハ(子)(Lucas Cranach the Younger:1515-1586)の作品で「カルヴァリー」です。高いところにある3つの十字架は、曇り空に対して際立っており、空の上部はほぼ黒です。その下には、槍に囲まれて大勢の騎士や兵士、そして枢機卿もいます。 下と前景では、左側には聖ヨハネと聖なる女性のグループ、右側には争う死刑執行人がいます。 -
こちらはルネサンス期のドイツの画家ルーカス.クラナッハ(父)(Lucas Cranach the Elder:1472-1553)の1530-1540年頃の作品「死と罪に勝利した子供のイエスと聖ヨハネ」です。パネルでは、左に子羊の横で膝まづくバプテストの聖ヨハネが、右に立つ死と罪に勝利した贖い主のキリストを指差しています。死と罪に対する勝利は、足元の骸骨と蛇によって証明されます。主題は、特定のバリエーションで、この画家によって数回繰り返されました。
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これは正方形の第18室の天井画です。
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拡大してみました。
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こちらは天井の隅の装飾です。
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3階の北側、第17室の対面にある第19室です。13世紀から20世紀までの芸術作品を展示してあります。中央に大きな工芸作品の陳列棚があり、周りの殆どは肖像画が掲示してありました。
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この展示室で目に止まった工芸作品です。
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2階に降りてきました。ここは、15-16世紀のスペインの芸術家の作品を展示してある北側の第7室です。この部屋は、天井は勿論壁面もオリジナルの装飾が残っています。これは6箇所にある扉や窓の周りの飾り柱の装飾です。展示されている絵画は殆ど全てが宗教画でした。
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この第7室は、元の主応接室でした。
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第7室の天井画です。テーマは「四季の寓話」だそうです。
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拡大してみました。
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2階で北東角にあるほぼ正方形の第8室です。ここは元の音楽室だそうで、第7室と同じ15世紀と16世紀のスペインの芸術家の作品が展示してあります。ここも殆どが宗教画でした。
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この部屋の天井画は「音楽の寓話」で、音楽室に相応しい画像になっています。画面にはワグナー、ベートーヴェン、リスト、ショパン、ロシーニ、ヴェルディなどの音楽家が描かれています。
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拡大した写真です。手摺りに保たれる人物はワグナーだそうです。又、右側に立つ男性の5人はリスト、ベートヴェン、モーツアルト、ロッシーニ、ヴェルディーだそうです。
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天井と壁面上部の接続部の装飾を拡大しました。
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2階東側にある正方形の第9室は、元の主玄関の前室でした。この写真は展示室に掲示してあったもので、壁面のほとんどが絵画や陶磁器で埋められています。現在は16世紀と17世紀の女性像の展示という事で、肖像画や頭像が飾られています。
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この第9室の天井画は、ラザーロが最も好んだ画家のゴヤに敬意を払った画像になっています。この写真の右側では、肖像画を描いているゴヤが、左側にはゴヤに描かれた宮廷の方々が描かれています。その上には着衣のマヤも描かれています。
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マヤの上部の画面です。
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この第9室の天井と壁面との接続部の拡大写真です。
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ここは2階の南東角にあるほぼ正方形の第10室です。この展示室にはスペイン芸術の黄金時代の作品が展示してあります。
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この第10室は、元の劇場室だったそうです。
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これはエル.グレコの息子のホルヘ.マヌエル.テオトコプリ(Jorge Manuel Theotocópuli:1578-1631)の1609-1621年の作品「ノリ.メ.タンゲレ(我に触るな)」です。キリストは復活後に庭師の姿で現れ、涙を流しながら彼の方を向いて彼を認めたマグダレーナに話しかけています。
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バロック期のスペインの画家バルトロメ.エステバン.ムリーリョ(Bartolomé Esteban Murillo:1617-1682)の1670年頃の作品「リマのサンタ.ローザ」です。彼女はアメリカ大陸初の聖人で、ラテン.アメリカ、インド、フィリピンの守護聖人です。この聖人はドミニカ人の習慣にそって跪き、幼子キリストをじっと見つめています。キリストは、縫製バスケットの上の枕に座って、左で愛撫のジェスチャーで聖人に向かって手を上げ、右手でバラを手渡しています。
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第10室の天井画です。昔は劇場室と呼ばれていたこの部屋は、かつては活発な文学討論の場でした。天井の絵は、ユージェニオによるもので、さまざまな時代の詩人、劇作家、作家が描かれています。
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ここは、2階で中央ホールを中心として第7室の対称の位置にある第11室です。上掲の第10室と同様にスペイン芸術の黄金時代の作品を展示しています。
これはスペインのバロックの画家クラウディオ.コエーリョ(Claudio Coello:1642-1693)の1690年頃の作品「無原罪の御宿り」です。カルロス2世の宮廷画家で多くの教会や公共建築物で活躍しました。彼の最も有名な作品は、司祭や廷臣の肖像画で飾ったスペイン国王の歴史的な邸宅であるエル.エスコリアルの聖具室です。この絵画では、正面から目を天に上げ、右手を胸に左手を下に伸ばしたこの荘厳なイメージは、コエーリョが生涯にわたって作った無原罪の御宿りの他の表現よりもはるかにシンプルで穏やかです。 -
第11室の天井画です。これは海神のネプチューンでしょうか?
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こちらはワインの神のバッカスでしょうか?
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ここは、2階で第9室の対称の位置にある第13室です。ゴヤや彼と同じ時代の芸術家の作品が展示してあります。
ディエゴ.ベラスケスとともにスペイン最大の画家と謳われたフランシスコ.ホセ.デ.ゴヤ.イ.ルシエンテス(Francisco de Goya y Lucientes:1746-1828)の1786年の作品で「収穫の夏」です。横長のパノラマ画面に、小麦の刈り取り作業の合間の休息の時間が描かれています。大人の男たちに混じって、子供達や幼児の面倒を見る女性や男性も見えます。
このテーマと構図が全く同じで、縦横9倍近くの大型のパネルに描かれた作品がプラド美術館にあります。 -
パネルの中央を拡大しました。刈り取られた作物を積んだ車の上で子供達が活躍しています。
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こちらもフランシスコ.デ.ゴヤの1797/98年の作品「魔女の安息日」です。休んでいた白いシャツを着た憂鬱な気分の男が無理に老魔女のグループが集まる場所に連れて来られたシーンです。彼らの頭上には、言い伝えによれば吸血動物である、コウモリ、フクロウが黄色に服の魔女の女王の伴奏者のように飛び回っています。
ゴヤは、このペンダント.サイズ(43 x 30 cm)のパネルで魔女に関する6枚の絵を描いています。 -
こちらもゴヤの6部作の一つで「魔女の集会」です。この絵画は、魔女の儀式の1つを描いています。悪魔は、大きな雄ヤギ(キリスト教文化のスケベな人物)として表され、座ってブドウの葉の冠を被せられ、大きな丸い目を大きく開いています。その目から、存在するすべての人々を照らす光が発せられます。彼は子供を捧げる老女や若き魔女に囲まれています。このような不気味な集会の頭上では、魔術師を表すコウモリや吸血鬼が飛んでいます。
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これは第13室の天井画です。
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2階で北西角に突き出た形の第14展示室です。ここには19世紀のスペインの芸術家の作品が飾られています。
スペインのロマン派の画家エウヘニオ.ルーカス.ベラスケス(Eugenio Lucas Velázquez:1817-1870)の作品3点です。これは1861年の作品「エルミタ(隠者の庵)の行列」です。鬱蒼とした森の開拓地に建てられた素朴な庵の前庭を通り、天蓋の下で祝福された聖餐を持つ教区司祭が主宰する行列パレードが出発します。その後に彼の侍者と教区民が続きます。前景では、地元の人々のが行進の妨げにならないように立ち、旗を持った少年達が行列に先行します。 -
こちらは1861年の作品「町のカペア」です。"カペア"は子牛や去勢牛と戦うアマチュアのための闘牛大会です。町の広場ではカペアが行われ、幾人かの人々が雄牛に轢かれた後、赤いケープで雄牛の気をそらそうとするアマチュアの闘牛士が雄牛に攻撃されています。雄牛の猛攻撃に直面して、大会を観戦する地元の人々は興奮して避難所に逃げ、農家のバルコニーからの密集した人々のグループが見守っています。
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これは同じく1861年頃の作品「サンイシドロの庵での巡礼」です。巡礼は庵の周りに広がる牧草地で行われ、庵のドームが木々の間で細く立っています。前景では、一団の若いグループがギターの音に歓声を上げます。大きな日よけの下には、伝統的な食べ物や陶器の屋台があり、霧のかかった遠くに、マンサナレス川の流れと平行に広がるマドリードのいわゆる"西の正面"のシルエットが描かれています。
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こちらは、同じスペインのロマン派の画家レオナルド.アレンサ.イ.ニエト(Leonardo Alenza y Nieto:1807-1845)の作品「巡礼者のスープ」です。修道院の門前で、僧侶が多くの乞食や貧しい人々に大釜から食べ物を配り、寺院の壁の隣りでは裕福な人々が遠くから見守っています。この巡礼者のスープは、修道院の食物の残り物を集めたもので、中世からの始まっています。
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正方形の第14室の天井画です。「スペイン文学と知恵の高揚」と題された作品だそうです。
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3階の回廊で、第18室の前から正面の第16室の入り口を望んでいます。左に第17室、右に第19室の入り口も見えています。天井は4階の第22室のガラスの床と繋がっていて、床と天井の間に照明灯があるようです。
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カメラを少し下に向かせました。この中央ホールの壁面は、特別展示と言う事で、印刷物が前面に貼られています。
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2階に降りて、ここから吹き抜けの中央ホールの装飾を眺めています。
これは2階で中央ホールの周りにある展示室の6箇所の入り口上部の装飾とその更に上の3階の回廊です。この入り口周りの装飾は6箇所とも全て同じです。この吹き抜けの中央ホールの2階の壁面に、いつもはいろいろな人物の肖像画が飾られていたようですが、この時は特別展示の壁面とい事で取り外されていました。 -
これは上掲の入り口の上で、3階回廊の下面の装飾を拡大しています。
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絵画は子供達が楽しく遊んでいる場面です。
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こちらの3枚は、2階の床から眺めた3階ガラス天井の外周にある装飾の拡大写真2枚です。
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これは天井角のパネルです。
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1時間40分ほどラサロ.ガルディアーノ美術館に滞在し、次のソローリャ美術館に向かいます。元来たマリア.デ.モリーナ通りを戻って行きます。この通りの北側には庭に囲まれた素敵な建物が並んでいます。地図で見るとこの建物は教育センターと表記されています。
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こちらはやビジネス.スクールとなっています。
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これはメキシコ国大使館です。
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旅行記グループ シニア夫婦のドイツ、ポルトガル、スペインゆっくり旅行27日
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