2022年春の青春18きっぷで行く和歌山：１日で歩く大雲取越と小雲取越・西国三十三所巡礼道(熊野那智大社→熊野本宮大社)

2022/04/01 - 2022/04/01

春の青春18きっぷを利用して和歌山に行きました。
目的は西国三十三所めぐりですが、青岸渡寺から海南市までは熊野古道を歩きます。
4/1は那智山から大雲取越と小雲取越を一息で越えて本宮大社に向かいます。


GPSによる旅程：http://takahide.starfree.jp/Saigoku/Saigoku.html
スケジュール等：http://takahide.starfree.jp/Saigoku.html


青春18きっぷ：https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9D%92%E6%98%A518%E3%81%8D%E3%81%A3%E3%81%B7
西国三十三所：https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E5%9B%BD%E4%B8%89%E5%8D%81%E4%B8%89%E6%89%80
大雲取越：https://www.wakayama-kanko.or.jp/plan-your-trip/model-courses/kumano-and-koyasan/plan08/
小雲取越：https://www.wakayama-kanko.or.jp/plan-your-trip/model-courses/kumano-and-koyasan/plan07/

エリア 熊野本宮・湯の峰温泉(和歌山)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 3.0
• ショッピング: 2.0
• 交通: 2.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩

紀伊勝浦駅

前日と同じ熊野御坊南海バスで今日は終点の那智山に向かいます。
車両は前日と全く同じ(2009年式日野レインボーBDG-HR系)でした。


紀伊勝浦駅：https://busmap.info/busstop/177213/
熊野御坊南海バス：https://kumanogobobus.nankai-nanki.jp/localbus/
那智山：https://busmap.info/busstop/177202/
日野レインボーBDG-HR系：https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E9%87%8E%E3%83%BB%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9C%E3%83%BC#BDG-HR%E7%B3%BB

紀伊勝浦駅 駅

雲取越え起点

青岸渡寺の横にある階段が起点です。
最初は那智高原公園までひたすら階段を上ります。


雲取越え：https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%B2%E5%8F%96%E8%B6%8A%E3%81%88
青岸渡寺：https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9D%92%E5%B2%B8%E6%B8%A1%E5%AF%BA
那智高原公園：https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%82%A3%E6%99%BA%E9%AB%98%E5%8E%9F%E5%85%AC%E5%9C%92

大雲取越

那智高原公園を過ぎると今度は上り坂です。

登立茶屋跡

西國三十三所名所圖會に載っている茶屋の跡です。
昭和初期に大辺路に代わる道路(現在の国道42号)が開通するまでは、この古道が大阪や和歌山方面へのメインルートでした。


西國三十三所名所圖會：https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E5%9B%BD%E4%B8%89%E5%8D%81%E4%B8%89%E6%89%80%E5%90%8D%E6%89%80%E5%9B%B3%E4%BC%9A
大辺路：https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E8%BE%BA%E8%B7%AF
国道42号：https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%81%9342%E5%8F%B7

大雲取越

登立茶屋跡を過ぎてしばらく行くと峠を上る急坂が待ち構えています。

舟見展望台

やはり西國三十三所名所圖會に載っている茶屋の跡近くに設けられた展望台です。
正面が勝浦の中心部、森浦湾を挟んで右が太地です。


太地：https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%AA%E5%9C%B0%E7%94%BA

舟見峠

茶屋跡から少し進んで開けた場所が峠の頂です。

大雲取越

峠を越えると下りの石段が待っています。

大雲取越

色川辻を過ぎて再び山道を進んでいると大きな物音がしたのでその方を見ると、樹々の奥にこちらを伺う様子の鹿がいました。

地蔵茶屋

並行して走る道路に合流し、しばらく進んだ谷間にある茶屋です。
トイレや飲料の自動販売機があり、休憩所にスタンプもおかれています。


地蔵茶屋：https://www.kkr.mlit.go.jp/kinan/fukeikaidokumano/kumano/area5/kumanokodo.html#:~:text=%E8%88%B9%E8%A6%8B%E5%B3%A0

地蔵茶屋跡休憩所 名所・史跡

石倉峠への道

前々日から地蔵茶屋から石倉峠への道が復旧して通れるようになりました。


通行止め解除：https://nachikan.jp/news/5521/

石倉峠

1925年８月に雲取越を訪れた斎藤茂吉が詠んだ歌の碑です。


斎藤茂吉：https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%8E%E8%97%A4%E8%8C%82%E5%90%89

大雲取越

1903年に熊野を訪れた長塚節が詠んだ歌の碑です。
越前峠の上り始める前の橋を渡った所にあります。


長塚節：https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%95%B7%E5%A1%9A%E7%AF%80

越前峠への道

中辺路で最も高い越前峠に向けた大雲取越最後の上り坂です。


中辺路：https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E8%BE%BA%E8%B7%AF

越前峠

斎藤茂吉と共に雲取越を訪れた土屋文明が詠んだ歌の碑です。
藤原定家は熊野御幸記において「輿の中海の如く、林宗のごとし」と雲取越の大変さを書いているが、大変な思いをする丁(よぼろ)には言及していないと詠っています。


土屋文明：https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%9F%E5%B1%8B%E6%96%87%E6%98%8E
藤原定家：https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%97%A4%E5%8E%9F%E5%AE%9A%E5%AE%B6
熊野御幸記：https://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/204099
丁：https://kotobank.jp/word/%E8%86%95%E3%83%BB%E4%B8%81-2091694

胴切坂

越前峠を越えると2.4kmに及ぶ胴切坂の急坂が始まり、小口まで800mを一気に下ります。

胴切坂

この看板を過ぎると坂は緩やかになります。

楠ノ久保旅籠跡

土屋文明のもう一つの歌碑を過ぎ、さらに進むと10軒以上の旅籠で賑わった場所に出ます。
左奥は六字名号(南無阿弥陀仏)が刻まれた名号石です。


楠ノ久保旅籠跡：https://www.kumano-kodo.jp/spot/spot-1583/
六字名号：https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%8D%E5%8F%B7#%E5%85%AD%E5%AD%97%E5%90%8D%E5%8F%B7
南無阿弥陀仏：https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%97%E7%84%A1%E9%98%BF%E5%BC%A5%E9%99%80%E4%BB%8F
名号石：https://www.kumano-kodo.jp/spot/spot-1583/

円座石

熊野三山の本地仏である、阿弥陀仏(本宮：右)、薬師仏(新宮：中)、観音仏(那智：左)を表す梵字が刻まれた巨石です。


円座石：https://nankikumanogeo.jp/geosite/%E5%86%86%E5%BA%A7%E7%9F%B3%EF%BC%88%E3%83%AF%E3%83%AD%E3%82%A6%E3%83%80%E3%82%A4%E3%82%B7%EF%BC%89/
熊野三山：https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%86%8A%E9%87%8E%E4%B8%89%E5%B1%B1
本地仏：https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%AC%E5%9C%B0%E5%9E%82%E8%BF%B9#%E5%9E%82%E8%BF%B9%E7%A5%9E%E3%81%A8%E6%9C%AC%E5%9C%B0%E4%BB%8F
阿弥陀仏：https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%98%BF%E5%BC%A5%E9%99%80%E5%A6%82%E6%9D%A5
薬師仏：https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%96%AC%E5%B8%AB%E5%A6%82%E6%9D%A5
観音仏：https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%83%E6%89%8B%E8%A6%B3%E9%9F%B3
梵字：https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A2%B5%E5%AD%97

円座石 名所・史跡

庚申堂

小口トンネルの上にある庚申堂です。
祠の中に青面金剛が祀られています。


庚申堂：https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BA%9A%E7%94%B3%E5%A0%82
祠：https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%A0
青面金剛：https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9D%92%E9%9D%A2%E9%87%91%E5%89%9B

小和瀬の渡場跡

小雲取越が実質的に始まるのはこの橋の先からで、スタンプが設置されています。す。


小和瀬の渡場跡：https://www.kumano-kodo.jp/spot/spot-1573/

尾切地蔵

小和瀬の集落から山道に入ると直ぐ見えてくるお地蔵さんです。


尾切地蔵：http://www.hongu-kataribe.jp/vocabulary/vc0013.html

小雲取越

大雲取越よりも起伏は少ないですが、小口から桜峠まで400m程上ります。

桜茶屋跡

茶屋の庭先に桜の大木があったことが名前の由来です。
休憩できる東屋があります。


桜茶屋跡：http://www.hongu-kataribe.jp/vocabulary/vc0011.html

桜峠

茶屋の後に待ち構えている急坂を上った先にある峠の直前に立っている斎藤茂吉の歌碑です。

桜峠

峠の先はしばらく上り下りのある尾根道になります。

石堂茶屋跡

砥石の代用となる石が取れたため石砥とも言われた場所に２件の茶屋があった跡で、スタンプが設置されています。
写真は枝が連なった桜(連理の桜)の顕彰碑です。


石堂茶屋跡：http://www.hongu-kataribe.jp/vocabulary/vc0010.html
砥石：https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A0%A5%E7%9F%B3
顕彰碑：https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A1%95%E5%BD%B0%E7%A2%91

賽の河原地蔵

名前は賽の河原ですが、子供ではなく熊野詣の道中に亡くなった人を弔う地蔵です。


賽の河原地蔵：https://www.kumano-kodo.jp/spot/spot-488/
賽の河原：https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E9%80%94%E5%B7%9D#%E8%B3%BD%E3%81%AE%E6%B2%B3%E5%8E%9F

百間ぐら

小雲取越のハイライトです。
ここから先はひたすら下りになります。


百間ぐら：https://www.kumano-kodo.jp/spot/spot-4000/

百間ぐら 自然・景勝地

松畑茶屋跡

小雲取越最後の茶屋跡です。


松畑茶屋跡：http://www.hongu-kataribe.jp/vocabulary/vc0009.html

下地橋バス停

バス停の隣にスタンプが設置されています。
ここで山道は終了し、本宮までは国道311号の歩道を歩きます。


下地橋バス停：https://busmap.info/busstop/175879
本宮：https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%AC%E5%AE%AE%E7%94%BA_(%E5%92%8C%E6%AD%8C%E5%B1%B1%E7%9C%8C)
国道311号：https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%81%93311%E5%8F%B7

大斎原

明るいうちに到着できました。
探すのに苦労するかと思われたスタンプも無事に見つけて押印できました。


大斎原：https://www.wakayama-kanko.or.jp/spots/116/

高さ日本一の大鳥居

JFEエンジニアリング製の鉄鋼製耐候性鋼板鳥居です。高さは33.9mです。


大鳥居：https://www.nikkei.com/article/DGXMZO52914070T01C19A2AA1P00/
JFEエンジニアリング：https://ja.wikipedia.org/wiki/JFE%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0

旧社地 (大斎原) 名所・史跡

ゲストハウス結

本日の宿です。


ゲストハウス結：http://yuihouse.net

ゲストハウス結 宿・ホテル

宮ずし

夜の早い本宮で夕食が食べられる数少ないお店です。
定食に加えていただいた八咫烏コロッケです。


宮ずし：https://www.facebook.com/miyazushi01hongu/posts/102428345680266/
八咫烏：https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AB%E5%92%AB%E7%83%8F

宮ずし グルメ・レストラン

歩行記録

https://yamap.com/activities/17297025