バースデー切符を使っていく四国四県の旅 ①高松編　名物骨付鶏と絶品カレーうどんを堪能

2022/04/29 - 2022/04/30

JR四国では誕生日月の連続する3日間、サンライズを除くJR四国と土佐くろしお鉄道の特急自由席、ジェイアール四国バスの路線バス(高速バスを除く)が乗り放題になる「バースデー切符」を販売しています。価格は、なんと9680円(現在は12000円)と超破格。通常の四国フリー切符よりも安い。4月生まれの私なら、大型連休中も使用可能。なら、そりゃ乗るしかない、ということで、鉄印収集を兼ねて、四国4県を旅してきました。
この旅行記は4編に分かれており、こちらは①の高松編です。

4/29 ～30
①高松編　名物骨付鶏と讃岐うどん、絶品カレーうどんを堪能

4/30
②高知編　四万十川で食べる鰻重と高知で日本酒の美味に感動

5/1
③高知・室戸岬編　朝市とオープンデッキ列車で室戸岬、世界初のDMV

5/1～3
④高松・松山・八幡浜編　再びた、松山でみかん電車、八幡浜ちゃんぽんとフェリー

観光要素はあまりありません。ダラダラと列車に揺られつつ、B級グルメをいただく。そんな旅です。

エリア 高松(香川)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: JALグループ JR特急 JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

旅のスタートは、大型連休初日の4月29日の羽田発高松行JAL479便。定刻出発です。

羽田空港 第1旅客ターミナル 空港

使用機材がB737だったので、予想通りバスでの搭乗となりました。

羽田空港 第1旅客ターミナル 空港

搭乗機はボーイング737−800。2026年度以降、B737MAXシリーズのB737-8への置き換えが発表されていますが、いろいろ問題が発生しているのでどうなることやら。

羽田空港(東京国際空港) 空港

気流が悪く、着陸を試みるも再び上昇。羽田に戻るかな？と思いましたが、なんとか着陸。1時間程度の遅れとなりましたが、無事、高松空港に到着。予定を変えなくて済みました。
高松空港から瓦町（高松市内）までは、ことでんバスの空港バスで移動（写真を撮り忘れたので以前のもの）

空港バス(高松空港) 乗り物

空港バスを瓦町駅で降りて、少し遅めのランチへ。駅から高松南新町商店街は徒歩数分。

高松南新町商店街 市場・商店街

遅めのお昼ご飯は、当然、讃岐うどん。
栗林公園に本店のあり、高松市内に4店展開する「さか枝うどん」南新町店にて。讃岐うどん店は、午後早めに終了するお店が多い中、こちらは17時までやっているのがありがたい。

さか枝うどん 南新町店 グルメ・レストラン

一般的な讃岐うどんのメニューが揃っています。かけを頼んで天ぷらも食べるか、それとも釜玉か、いやいやぶっかけか。
いつも通り迷ってしまいます。

さか枝うどん 南新町店 グルメ・レストラン

もちろんセルフ式。うどんの玉数を告げ、天ぷらを取って会計。その後、天かすやネギをトッピングします。

さか枝うどん 南新町店 グルメ・レストラン

讃岐うどんを味わうなら、まずは「かけ」で。伊吹島特産のいりこを使ったコクのある出汁とコシのあるうどんは美味でした。

さか枝うどん 南新町店 グルメ・レストラン

ゆで卵の天ぷらとれんこんの天ぷらをゲット。ゆで卵の天麩羅って、昔は東京で見ることはまずなかったと思う。

さか枝うどん 南新町店 グルメ・レストラン

お腹もいっぱいになったのでホテルに向かうため、再び瓦町駅へ。今回宿泊するホテルは、ことでん、JRそれぞれの駅から少し離れているので、バスを利用。

まちなかループバス 乗り物

ことでんバスの路線バスもあるようですが、まちなかループバスバスの利用が一番近いことがわかり、こちらを利用。

まちなかループバス 乗り物

バスの時刻まで少し時間があるので瓦町駅を散策。と言っても、すぐにことでん志度線のホームがあり写真撮影。元名古屋市営地下鉄の600系。もともとは第三軌条方式の車両を大改造した車両。

瓦町駅 駅

バスの時刻になり停留所で待っていると、なんだかレトロなバスがやってきました。まちなかループバスは、JR高松駅を起点に商業施設や県庁、病院、大学などを巡るコミュニティバスで、商店街や企業もサポート。運行はことでんバスに委託されています。

まちなかループバス 乗り物

まちなかループバスで20分くらいでホテルへ。
今回の高松での宿泊は、ホテルパールガーデン。瀬戸大橋通りに面しているので車利用は便利ですが、鉄道はことでん片原町駅か志度線今橋駅が最寄り駅。しかし、徒歩15分かかるのが難点。

ホテル　パールガーデン 宿・ホテル

少し休憩したいところでしたが、飛行機の遅れを取り戻すべく、部屋に荷物を置き、とりあえず、ことでんバス（路線バス）で高松駅へ。

路線バス (ことでんバス) 乗り物

夕飯までは時間があるので、高松市中心部をぶらり。
高松駅から丸亀町商店街まで歩くと、百十四銀行旧本店（高松支店）を発見。なかなか良い建物です。現存する数少ないナンバー銀行の一つの百十四銀行の本店として竣工した建物。

百十四銀行高松支店 (百十四銀行旧本店) 名所・史跡

漢字の「百」を使った当時のロゴマークもレトロ感あり。

百十四銀行高松支店 (百十四銀行旧本店) 名所・史跡

2013年までに耐震工事が行われたものの、外観や内装は極力当時もままとのこと。地域では唯一残る戦前の建物。素晴らしい。

百十四銀行高松支店 (百十四銀行旧本店) 名所・史跡

ATMもあるので銀行としても機能している点も良いですね。

百十四銀行高松支店 (百十四銀行旧本店) 名所・史跡

そのあと、兵庫町商店街まで歩き、今日の夕飯のお店へ。最近は讃岐うどんに続き、香川のグルメとして人気の高い骨付き鶏にしました。

骨付鳥 寄鳥味鳥 グルメ・レストラン

実は高松に行くと結構訪問しているお店。最近は並ぶことが多いです。

骨付鳥 寄鳥味鳥 グルメ・レストラン

結局、40分くらい待って入店。外国人観光客も結構多いようです（鶏だから抵抗ないのかな）。

骨付鳥 寄鳥味鳥 グルメ・レストラン

少し量が多いのですが、やはりここは「親どり」「若どり」両方をオーダー（もちろんビールも）。香川県産の新鮮な朝挽き鶏のもも肉を使用。にんにくと胡椒のシンプルな味付けで、オーブンでじっくり焼かれたものです。

骨付鳥 寄鳥味鳥 グルメ・レストラン

こちらは、「親どり」。少し歯ごたえがあり噛むごとに味がジワーッと染み出します。ハサミを使って食べます。皮はパリパリ。

骨付鳥 寄鳥味鳥 グルメ・レストラン

こちらは、「若どり」。親どりにはない柔らかさで、こちらもジューシー。皮はもちろんパリパリ。どちらも捨てがたい。脂はキャベツに浸けて食べます。
高松に行ったら、是非食べたい。逸品です。

骨付鳥 寄鳥味鳥 グルメ・レストラン

高松の夜は長い。ホテルに大浴場がないので、さっぱりするために片原町の銭湯、吉野湯へ。都心の銭湯なので小さめですがサウナと水風呂まで完備。昭和時代を思い起こす銭湯でリフレッシュしました。

吉野湯 温泉

やはり〆のうどんは大切。瓦町まで歩いてフェリー通りにある名店、鶴丸さんへ。開店が20時、閉店が3時という完全夜型のお店。

手打ちうどん 鶴丸 グルメ・レストラン

開店の15分くらい前から並びましたが、既に10人くらいの待ち客が列をなしていました。お店の方からオーダー表をいただきます。

手打ちうどん 鶴丸 グルメ・レストラン

カレーうどん大にしたいところですが、〆のうどんなので、普通サイズ。ちくわの天ぷらをトッピングしました。イリコ出汁で煮込まれたトロトロのカレーは、甘すぎず辛すぎず。麺は程よい弾力があり、カレーと馴染む。美味い！高松に行くと、必ず寄ってしまう名店です。

手打ちうどん 鶴丸 グルメ・レストラン

もうバスもないので、瓦町から徒歩でホテルへ。ゆっくり歩いたので30分くらいだったかと。明日の朝は早いので就寝。

ホテル　パールガーデン 宿・ホテル

朝6時半前にホテルを出発。快適なホテルでしたが、もう少し交通便が良くないときつい。

ホテル　パールガーデン 宿・ホテル

朝7時過ぎまでに高松駅に着く必要があるので、路線バスはなし。高松駅まで徒歩移動。高松築港駅の手前ではことでんを見ることができました。

高松築港駅 駅

予定通り7時頃、JR高松駅着。朝食も讃岐うどん、と言いたいところですが、昨夜しっかり食べたので、スルー。

高松駅 駅

今回利用したチケットは、JR四国の特急列車と普通列車の普通車自由席が3日間乗り放題になる「バースデイ切符」。誕生月の利用開始に限り３日間有効というなんとも嬉しい企画切符です。当時は9680円でしたが現在は値上げもあって12000円になりましたが、販売は継続されています。グリーン車用もあります。

バースデイ切符利用なので、3日間、特急列車乗り放題。
まずは、7時23分発、しまんと3号高知行に乗車します。宇多津で岡山からの南風1号と併結するので２両編成。

特急 しまんと 乗り物

併結の関係で6号車と7号車の2両編成。6号車の前方のみ指定席。JR四国最新鋭の特急車両2700系の列車なので、全席モバイル用のコンセントが有るのも嬉しい。

特急 しまんと 乗り物

坂出に停まったあと、宇多津に到着。既に到着していた岡山発の南風1号に併結され、そのまま高知に向かいます。ちなみに繁盛期はこちらのしまんと号も南風号になり、多度津または宇多津で乗換になることがあります。

特急 南風 乗り物

高松から予讃線を走ってきましたが、多度津から土讃線へ。こちらは琴平を出て徳島県に入り、間もなく阿波池田あたり。

JR土讃線 乗り物

阿波池田駅に到着。お隣のホームには、徳島行特急剣山が停まっていました。国鉄時代に製造されたキハ185系ですね。

阿波池田駅 駅

阿波池田を過ぎると美しい渓谷を走ります。

JR土讃線 乗り物

土讃線は吉野川に沿って走ります。四季の車窓を楽しめる区間としても有名です。

JR土讃線 乗り物

吉野川中流域に位置する国の名将「大歩危小歩危」の小歩危駅の少し手前。

大歩危 小歩危 自然・景勝地

土讃線の徳島県の最後の駅、大歩危駅。駅構内には大歩危の渓谷を眺めることができる遊歩道もあるそうです。一度、降りてみたい駅の一つ。

大歩危駅 駅

ちょうどアンパンマン列車と出会いました。

アンパンマン列車 乗り物

大歩危を出ると、大杉、土佐山田、御免にに停車し、9時39分、高松から約2時間20分で高知に到着。

高知駅 駅

宿泊は高知市内ですが高知駅では改札は通らず、そのまま右側の特急あしずり1号中村行に乗り換え、宿毛をめざします。

ご覧いただきまして、ありがとうございました。
「バースデー切符を使っていく四国四県の旅 ②高知編　四万十川で食べる鰻と高知で日本酒の美味に感動」に続きます。

最後までご覧いただきありがとうございました。
「②高知編　四万十川で食べる鰻重と高知で日本酒の美味に感動」に続きます。
旅はまだまだ続く。

高知駅 駅