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2019年12月。クリスマスマーケットを巡る11回目の旅です。<br />ドイツ・フランクフルトから始まり、西に進んでルクセンブルク、<br />南下してフランス・アルザス地方、東に向かってドイツに戻ります。<br />シュバルツヴァルト(黒い森)地方を周って北上し、<br />フランクフルトから帰国します。<br /> 10回目は、フランス・ストラスブールを出発して、ドイツに戻ります。<br />ここからは、シュバルツ・バルト(黒い森)地方の町を訪ねて行きます。<br />今回は、ゲンゲンバッハ。ストラスブールからライン川を渡ってドイツのケールに入り、<br />南に下って約1時間半。45kmの道のりで到着です。<br />ゲンゲンバッハは、ガイドブックに載っていない、あまり知られていない町です。<br />国鉄の駅の傍に旧市街があるので、アクセスはいいです。<br />とても小さな旧市街は、中心のマルクト広場から3方向に伸びる通り沿いにあって、<br />1時間もあれば全体を見て回れます。古い街並みと塔が特徴の可愛い街です。<br />ゲンゲンバッハの見どころは、市庁舎のアドベントカレンダーと、3つの塔、<br />天使の小道と呼ばれる街路の散策。それにロマネスク様式のマリエン教会です。<br />「バーデン地方のニース」と呼ばれる静かな町を散策します。<br />

アルザスと黒い森、ホーエンツォレルン城の旅(10) ゲンゲンバッハ

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2019/12/13 - 2019/12/20

59位(同エリア400件中)

ミズ旅撮る人

ミズ旅撮る人さん

2019年12月。クリスマスマーケットを巡る11回目の旅です。
ドイツ・フランクフルトから始まり、西に進んでルクセンブルク、
南下してフランス・アルザス地方、東に向かってドイツに戻ります。
シュバルツヴァルト(黒い森)地方を周って北上し、
フランクフルトから帰国します。
 10回目は、フランス・ストラスブールを出発して、ドイツに戻ります。
ここからは、シュバルツ・バルト(黒い森)地方の町を訪ねて行きます。
今回は、ゲンゲンバッハ。ストラスブールからライン川を渡ってドイツのケールに入り、
南に下って約1時間半。45kmの道のりで到着です。
ゲンゲンバッハは、ガイドブックに載っていない、あまり知られていない町です。
国鉄の駅の傍に旧市街があるので、アクセスはいいです。
とても小さな旧市街は、中心のマルクト広場から3方向に伸びる通り沿いにあって、
1時間もあれば全体を見て回れます。古い街並みと塔が特徴の可愛い街です。
ゲンゲンバッハの見どころは、市庁舎のアドベントカレンダーと、3つの塔、
天使の小道と呼ばれる街路の散策。それにロマネスク様式のマリエン教会です。
「バーデン地方のニース」と呼ばれる静かな町を散策します。

旅行の満足度
4.0
観光
4.0
交通手段
観光バス 徒歩
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行あり)
利用旅行会社
クラブツーリズム

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  • ストラスブールを出発して、ライン川を渡り、ドイツに入ります。<br />朝8時。ものすごい朝焼けです。<br />ドイツの朝は、霧に包まれることは多いですが、<br />こんなに鮮やかな朝焼けは初めてです。<br />

    イチオシ

    ストラスブールを出発して、ライン川を渡り、ドイツに入ります。
    朝8時。ものすごい朝焼けです。
    ドイツの朝は、霧に包まれることは多いですが、
    こんなに鮮やかな朝焼けは初めてです。

  • 朝焼けに色付いたドイツの町が車窓を流れて行きます。<br />

    朝焼けに色付いたドイツの町が車窓を流れて行きます。

  • ゲンゲンバッハ(Gengenbach)の駅を出たばかりの<br />近郊列車REGIOが走って行きます。<br />バスを降りて、散策の開始です。<br />

    ゲンゲンバッハ(Gengenbach)の駅を出たばかりの
    近郊列車REGIOが走って行きます。
    バスを降りて、散策の開始です。

  • 旧市街の屋根の上に、キンツィヒの塔(Kinzigtor)が見えます。<br />

    旧市街の屋根の上に、キンツィヒの塔(Kinzigtor)が見えます。

  • かつての城壁の名残のようです。<br />

    かつての城壁の名残のようです。

  • 石畳にあった、これ、何だろう?<br />

    石畳にあった、これ、何だろう?

  • 先ずは、先程見えたキンツィヒの塔に向かいます。<br />

    先ずは、先程見えたキンツィヒの塔に向かいます。

  • ハウプト通りのキンツィヒの塔(Kinzigtor) は、旧市街の城門です。<br />警備だけでなく、消防やキンツィヒ川の河川交通の監視、<br />税金の徴収等を行いました。

    ハウプト通りのキンツィヒの塔(Kinzigtor) は、旧市街の城門です。
    警備だけでなく、消防やキンツィヒ川の河川交通の監視、
    税金の徴収等を行いました。

  • 市民に時を知らせる時計台でもありました。<br />入場料2.5ユーロで、塔に上ることができます。<br />開館期間が5月2日~10月の土・日なので、冬季は入れません。<br />

    市民に時を知らせる時計台でもありました。
    入場料2.5ユーロで、塔に上ることができます。
    開館期間が5月2日~10月の土・日なので、冬季は入れません。

  • 付近の店の看板です。天使がラッパを吹いています。<br />そのラッパから垂れ下がった旗には、ビールジョッキが描かれています。<br />

    付近の店の看板です。天使がラッパを吹いています。
    そのラッパから垂れ下がった旗には、ビールジョッキが描かれています。

  • キンツィヒの塔から旧市街の中心部に向かって歩いて来ています。<br />とても小さな旧市街なので、塔から入ったら既にクリスマスマーケットの屋台が並んでいます。<br />

    キンツィヒの塔から旧市街の中心部に向かって歩いて来ています。
    とても小さな旧市街なので、塔から入ったら既にクリスマスマーケットの屋台が並んでいます。

  • なんだかとても早朝のように見えますが、9時を過ぎました。<br />ここのクリスマスマーケットは何時に開店するのかな?<br />

    なんだかとても早朝のように見えますが、9時を過ぎました。
    ここのクリスマスマーケットは何時に開店するのかな?

  • クリスマスマーケットの屋台の展開図がありました。<br />右上がキンツィヒの塔で、左に歩いて来て、Y字の真ん中にいます。<br />ここが中心部のマルクト広場(Marktplatz)です。<br />3方向すべてに塔があります。<br />

    クリスマスマーケットの屋台の展開図がありました。
    右上がキンツィヒの塔で、左に歩いて来て、Y字の真ん中にいます。
    ここが中心部のマルクト広場(Marktplatz)です。
    3方向すべてに塔があります。

  • そして広場に面して市庁舎(Rathaus)があります。<br />1784年に建築家ヴィクトール・クレッツによって建てられました。<br />アーチ型ホールのついたファサードは、ロココと初期古典様式を<br />兼ね備え、三角形の切り妻屋根の上に立っている三体の像は、<br />正義の神と知恵の神と富裕な貴族を象徴しています。<br />バルコニーの柱頭にはヨーロッパ、アジア、アフリカ、アメリカの<br />四大地域を象徴した装飾が施されています。<br />ファサード以外の装飾は、ゲンゲンバッハの彫刻家<br />ペーター・シュバープが手がけました。<br />

    そして広場に面して市庁舎(Rathaus)があります。
    1784年に建築家ヴィクトール・クレッツによって建てられました。
    アーチ型ホールのついたファサードは、ロココと初期古典様式を
    兼ね備え、三角形の切り妻屋根の上に立っている三体の像は、
    正義の神と知恵の神と富裕な貴族を象徴しています。
    バルコニーの柱頭にはヨーロッパ、アジア、アフリカ、アメリカの
    四大地域を象徴した装飾が施されています。
    ファサード以外の装飾は、ゲンゲンバッハの彫刻家
    ペーター・シュバープが手がけました。

    ゲンゲンバッハ市庁舎 建造物

  • 市庁舎の窓は、クリスマスシーズンには、アドベントカレンダーに<br />なります。<br />

    市庁舎の窓は、クリスマスシーズンには、アドベントカレンダーに
    なります。

  • アドベントカレンダーは、数字だけの場合もありますが、<br />ゲンゲンバッハでは、可愛らしい絵がメインになっています。<br />

    アドベントカレンダーは、数字だけの場合もありますが、
    ゲンゲンバッハでは、可愛らしい絵がメインになっています。

  • 今年の画題は「星の王子さま」です。<br />

    今年の画題は「星の王子さま」です。

  • イヴまで、あと1週間あるので、すべての窓が開いてはいませんが、<br />あるだけ全部載せて行きます。<br />

    イヴまで、あと1週間あるので、すべての窓が開いてはいませんが、
    あるだけ全部載せて行きます。

  • これは、王子が仲良しになったキツネかな?<br />

    これは、王子が仲良しになったキツネかな?

  • 自分の丹精込めて育てたバラと見比べる王子さま。<br />箱根には「星の王子さまミュージアム」があります。<br />最近まで、関越道の寄居PAが「星の王子さま」をモチーフにして<br />いました。世界中に愛読者がいますが、日本でもファンが多いのですね。<br />

    自分の丹精込めて育てたバラと見比べる王子さま。
    箱根には「星の王子さまミュージアム」があります。
    最近まで、関越道の寄居PAが「星の王子さま」をモチーフにして
    いました。世界中に愛読者がいますが、日本でもファンが多いのですね。

  • 「星の王子さま」は、フランスの作家で、飛行家でもあった<br />アントワーヌ・サン=テグジュペリの代表作で、<br />1943年ニューヨークで最初に出版されました。<br />

    「星の王子さま」は、フランスの作家で、飛行家でもあった
    アントワーヌ・サン=テグジュペリの代表作で、
    1943年ニューヨークで最初に出版されました。

  • サン=テグジュペリは、第二次世界大戦中、アメリカに亡命しながら<br />執筆しました。<br />1943年に軍に復帰し、翌年7月31日コルシカ島から<br />偵察飛行に飛び立ったまま、消息を絶ちました。<br />

    サン=テグジュペリは、第二次世界大戦中、アメリカに亡命しながら
    執筆しました。
    1943年に軍に復帰し、翌年7月31日コルシカ島から
    偵察飛行に飛び立ったまま、消息を絶ちました。

  • 1943年の初版以来、作者自身による挿絵が使われています。<br />

    1943年の初版以来、作者自身による挿絵が使われています。

  • よく絵本の表紙になる絵です。<br />

    よく絵本の表紙になる絵です。

  • 1978年7月4日から1979年3月27日まで、日本で『星の王子さま <br />プチ・プランス』のタイトルでアニメーションが放送されました。<br />朝日放送 (ABC) 制作で、毎週火曜日の夜に放送。全39話。<br />主題歌で「プチ・プランス」と歌うのが、子供心に不思議でした。<br />「星の王子さま」のフランス語原題は「Le Petit Prince」、<br />英語は「 The Little Prince」です。<br />このフランス語を使っていたのですね。<br />

    1978年7月4日から1979年3月27日まで、日本で『星の王子さま
    プチ・プランス』のタイトルでアニメーションが放送されました。
    朝日放送 (ABC) 制作で、毎週火曜日の夜に放送。全39話。
    主題歌で「プチ・プランス」と歌うのが、子供心に不思議でした。
    「星の王子さま」のフランス語原題は「Le Petit Prince」、
    英語は「 The Little Prince」です。
    このフランス語を使っていたのですね。

  • 1番の窓がこの絵です。これで「星の王子さま」と分かった人は<br />どれくらいいたのでしょうか。<br />アドベントカレンダーの絵は毎年違った芸術家によって手掛けられ、<br />過去にはマルク・シャガールなどの作品も登場しました。<br />2018年は、ポップアートのアンディ・ウォーホルの作品でした。<br />

    1番の窓がこの絵です。これで「星の王子さま」と分かった人は
    どれくらいいたのでしょうか。
    アドベントカレンダーの絵は毎年違った芸術家によって手掛けられ、
    過去にはマルク・シャガールなどの作品も登場しました。
    2018年は、ポップアートのアンディ・ウォーホルの作品でした。

  • あれ?窓の数は22しかありません。<br />あと2枚足りないと思ったら、屋根の上でした。<br />

    あれ?窓の数は22しかありません。
    あと2枚足りないと思ったら、屋根の上でした。

  • 最後の1枚は、キツネと戯れる王子さまの絵です。<br /><br />

    最後の1枚は、キツネと戯れる王子さまの絵です。

  • 広場には、アドベントカレンダーの絵柄が紹介されています。<br />これで、まだ現れていない絵柄もわかりますね。<br />2019~2021とあるので、3年間は同じ絵だったのでしょう。<br />絵には数字は付いていないので、年によって違ったのかもしれません。<br />同じ「星の王子さま」の絵ですが、違う人の作品が混在しています。<br />もう一人は誰なんだろう?

    広場には、アドベントカレンダーの絵柄が紹介されています。
    これで、まだ現れていない絵柄もわかりますね。
    2019~2021とあるので、3年間は同じ絵だったのでしょう。
    絵には数字は付いていないので、年によって違ったのかもしれません。
    同じ「星の王子さま」の絵ですが、違う人の作品が混在しています。
    もう一人は誰なんだろう?

  • 18世紀に建てられたバロック様式のレーヴェンベルク邸は、<br />ベンダー家の住居でした。<br />現在は、現代美術と写真の展示をしている美術館<br />(Museum Haus Lowenberg)です。<br />その壁面には展示会の垂れ幕が下がっているのですが、<br />そこにも「星の王子さま」の絵が見られます。

    18世紀に建てられたバロック様式のレーヴェンベルク邸は、
    ベンダー家の住居でした。
    現在は、現代美術と写真の展示をしている美術館
    (Museum Haus Lowenberg)です。
    その壁面には展示会の垂れ幕が下がっているのですが、
    そこにも「星の王子さま」の絵が見られます。

  • 市庁舎のエントランス前にはステージが設けられていて、<br />アルプホルンの演奏や子どもたちの合唱などが行われます。<br />

    市庁舎のエントランス前にはステージが設けられていて、
    アルプホルンの演奏や子どもたちの合唱などが行われます。

    ゲンゲンバッハ市庁舎 建造物

  • レーヴェンベルク邸の並びにあるこの建物は、<br />公衆トイレを提供しているので便利です。<br />

    レーヴェンベルク邸の並びにあるこの建物は、
    公衆トイレを提供しているので便利です。

  • その壁には、花束が捧げられています。<br />1933~1945と書かれているので、第二次世界大戦辺りの碑文でしょう。<br />

    その壁には、花束が捧げられています。
    1933~1945と書かれているので、第二次世界大戦辺りの碑文でしょう。

  • まだ開店前のクリスマスマーケット。<br />小さな町なので、お昼頃に開いて19時には閉まるんじゃないかな。<br />クリスマスマーケットの閉店は、信じられないくらい厳格です。<br />時間前には次々と店の前に戸を立てて行って、<br />閉店時間には見事にこの状態になります。<br />左側の建物に赤字で「A」とありますが、「Apotheke」のAで、<br />薬局です。Aの文字の中に秤と蛇が描かれます。<br />

    まだ開店前のクリスマスマーケット。
    小さな町なので、お昼頃に開いて19時には閉まるんじゃないかな。
    クリスマスマーケットの閉店は、信じられないくらい厳格です。
    時間前には次々と店の前に戸を立てて行って、
    閉店時間には見事にこの状態になります。
    左側の建物に赤字で「A」とありますが、「Apotheke」のAで、
    薬局です。Aの文字の中に秤と蛇が描かれます。

  • その前のハウプト通りを歩いて行くと、左手に白い塔が見えます。<br />ニーゲル塔(Niggelturm)です。<br />1582年まで警備の塔として使われ、その後刑務所となりました。<br />現在は博物館で、2階では、カーニバルの様子を再現しています。<br />4階は、カーニバルのための仮面や靴などの製作現場の模型があります。<br />5階はカーニバルの真っ最中。6階は、南西ドイツのカーニバルを紹介。<br />7階は高さ36mで、ゲンゲンバッハ旧市街を見渡すことが出来ます。<br />晴れた日には、ストラスブール大聖堂を見ることも出来るそうです。<br />博物館の入り口はスーパーマーケット「EDEKA」の隣です。<br />4~10月の水・金・土曜は14~17時、日曜は11~17時に開館します。<br />アドベントの時期は、月・土曜の15~18時と<br />日曜の12~18時だけ開館します。<br />開館時間などが変則なので、要HP確認です。

    その前のハウプト通りを歩いて行くと、左手に白い塔が見えます。
    ニーゲル塔(Niggelturm)です。
    1582年まで警備の塔として使われ、その後刑務所となりました。
    現在は博物館で、2階では、カーニバルの様子を再現しています。
    4階は、カーニバルのための仮面や靴などの製作現場の模型があります。
    5階はカーニバルの真っ最中。6階は、南西ドイツのカーニバルを紹介。
    7階は高さ36mで、ゲンゲンバッハ旧市街を見渡すことが出来ます。
    晴れた日には、ストラスブール大聖堂を見ることも出来るそうです。
    博物館の入り口はスーパーマーケット「EDEKA」の隣です。
    4~10月の水・金・土曜は14~17時、日曜は11~17時に開館します。
    アドベントの時期は、月・土曜の15~18時と
    日曜の12~18時だけ開館します。
    開館時間などが変則なので、要HP確認です。

  • 左は「Michelangelo」というイタリア料理店です。右は眼鏡屋さん。<br />これが市庁舎のお向かいの建物です。<br />

    左は「Michelangelo」というイタリア料理店です。右は眼鏡屋さん。
    これが市庁舎のお向かいの建物です。

  • 眼鏡屋さんの隣はフォルクス銀行(Volksbank)。<br />

    眼鏡屋さんの隣はフォルクス銀行(Volksbank)。

  • そして、その先に3つ目の塔オーバー塔(Obertorturm)があります。<br />

    そして、その先に3つ目の塔オーバー塔(Obertorturm)があります。

  • マルクト広場の中央にはレールブルンネンの泉が設けられています。<br />町の英雄シュヴェ-トの像が立つ、憩いの場です。<br />左手には街の紋章が描かれた盾を、右手には帝国都市特権状を<br />持っています。ゲンゲンバッハは、神聖ローマ帝国から<br />帝国自由都市の地位を与えられていました。<br />町に着いた時に見つけた、路面の目印はこの像を表していたんですね。<br />

    マルクト広場の中央にはレールブルンネンの泉が設けられています。
    町の英雄シュヴェ-トの像が立つ、憩いの場です。
    左手には街の紋章が描かれた盾を、右手には帝国都市特権状を
    持っています。ゲンゲンバッハは、神聖ローマ帝国から
    帝国自由都市の地位を与えられていました。
    町に着いた時に見つけた、路面の目印はこの像を表していたんですね。

  • 真ん中の店は「Pfeffermuhle 」というバーデン料理のレストランです。<br />

    真ん中の店は「Pfeffermuhle 」というバーデン料理のレストランです。

  • 屋台の隣に、こんな頑丈なブランコがありました。<br />移動式なので、こういう造りになるんですね。<br />

    屋台の隣に、こんな頑丈なブランコがありました。
    移動式なので、こういう造りになるんですね。

  • 建物の間から、マリエン教会が見えました。後で訪問します。<br />

    建物の間から、マリエン教会が見えました。後で訪問します。

  • いかにもドイツらしい木組みの家々。<br />それぞれに個性があって見るのが楽しいです。<br />

    いかにもドイツらしい木組みの家々。
    それぞれに個性があって見るのが楽しいです。

  • 路地に小さなツリー発見。奥ゆかしいなあ。<br />

    路地に小さなツリー発見。奥ゆかしいなあ。

  • そのお向かいの家は、大層おもしろい形をしています。<br />右側の道の方が高く、左は下って行くので、左右で階数が違って<br />見えます。ローテンブルクのプレーンラインと同じですね。<br />この家の場所に地図を合わせておきます。<br />

    そのお向かいの家は、大層おもしろい形をしています。
    右側の道の方が高く、左は下って行くので、左右で階数が違って
    見えます。ローテンブルクのプレーンラインと同じですね。
    この家の場所に地図を合わせておきます。

  • では、いよいよオーバー塔に向かいます。<br />と言っても目の前なんですけどね。<br />

    では、いよいよオーバー塔に向かいます。
    と言っても目の前なんですけどね。

  • オーバー塔の手前にある「Rialto」というレストランの壁には、<br />中世の夜警の絵が描かれています。この塔に勤務していたのでしょう。<br />

    オーバー塔の手前にある「Rialto」というレストランの壁には、
    中世の夜警の絵が描かれています。この塔に勤務していたのでしょう。

  • オーバー塔(Obertorturm)。<br />1577年にとんがり屋根が後付けされて「門」から「塔」になりました。<br />こちらの塔は無料ですが、途中の2階までしか上れません。

    オーバー塔(Obertorturm)。
    1577年にとんがり屋根が後付けされて「門」から「塔」になりました。
    こちらの塔は無料ですが、途中の2階までしか上れません。

  • 2階からはヴィクトーア・クレッツ通りを見通せます。<br />市庁舎前のレーベンベルク屋敷まで一直線です。

    2階からはヴィクトーア・クレッツ通りを見通せます。
    市庁舎前のレーベンベルク屋敷まで一直線です。

  • ゲンゲンバッハのクリスマスマーケットのポスターがありました。<br />市庁舎のステージ前に、今はまだありませんが、<br />クリスマスツリーが設置されるようです。<br />

    ゲンゲンバッハのクリスマスマーケットのポスターがありました。
    市庁舎のステージ前に、今はまだありませんが、
    クリスマスツリーが設置されるようです。

  • 木組みの家の重要なアクセントは窓です。<br />色とりどりの鎧戸が付いていますが、<br />閉まっているのを見ることはほぼありません。<br />嵐の時など防災限定で使用するのか、既に飾りとなっているのか。<br />

    木組みの家の重要なアクセントは窓です。
    色とりどりの鎧戸が付いていますが、
    閉まっているのを見ることはほぼありません。
    嵐の時など防災限定で使用するのか、既に飾りとなっているのか。

  • 鎧戸は、必要欠くべからざるチャームポイントなのがわかります。<br />左端の小さな1枚ガラスの窓にも鎧戸がちゃんと付いています。<br />

    鎧戸は、必要欠くべからざるチャームポイントなのがわかります。
    左端の小さな1枚ガラスの窓にも鎧戸がちゃんと付いています。

  • オーバー塔のすぐ近くの小道は「天使の小道(エンゲルガッセ)」と<br />呼ばれています。<br />

    オーバー塔のすぐ近くの小道は「天使の小道(エンゲルガッセ)」と
    呼ばれています。

  • エンゲルガッセの両側には、長屋風の木組みの家が建ち並びます。<br />

    エンゲルガッセの両側には、長屋風の木組みの家が建ち並びます。

  • 窓辺には、可愛いディスプレーがあります。<br />フランスでなくなったら、白クマがいなくなりました。<br />

    窓辺には、可愛いディスプレーがあります。
    フランスでなくなったら、白クマがいなくなりました。

  • ヴィクトーア・クレッツ通りを振り返ると、<br />家並みの向こうにマリエン教会の塔が見えました。<br />

    ヴィクトーア・クレッツ通りを振り返ると、
    家並みの向こうにマリエン教会の塔が見えました。

  • ワインの貯蔵庫かしら?<br />

    ワインの貯蔵庫かしら?

  • 窓辺の植物も家を飾る重要なアイテム。<br />冬季はどうしても寂しくなってしまうけど、精一杯の飾りつけです。<br />

    窓辺の植物も家を飾る重要なアイテム。
    冬季はどうしても寂しくなってしまうけど、精一杯の飾りつけです。

  • おお、なかなかの偉丈夫。格好いい建物ですね。<br />1階と2階の間に、ブドウを這わせているのがいいなあ。<br />

    おお、なかなかの偉丈夫。格好いい建物ですね。
    1階と2階の間に、ブドウを這わせているのがいいなあ。

  • エンゲルガッセは一旦ちょっと上って、すぐに緩やかな<br />下り坂になります。こういう道は、真っすぐでないのがいいですね。<br />

    エンゲルガッセは一旦ちょっと上って、すぐに緩やかな
    下り坂になります。こういう道は、真っすぐでないのがいいですね。

  • エンゲルガッセは、突き当りまで行くと、左に曲がって行きます。<br />角で曲がるのではなく、道に誘われるように曲がって行くので、<br />ワクワク感が高まります。<br />

    エンゲルガッセは、突き当りまで行くと、左に曲がって行きます。
    角で曲がるのではなく、道に誘われるように曲がって行くので、
    ワクワク感が高まります。

  • おや、そんなところに特等席がありましたか。<br />

    おや、そんなところに特等席がありましたか。

  • エンゲルガッセの「長屋風の木組みの家」というのは、<br />ここの事を言うのですね。半地下になっている建て方の家が多く、<br />昔の1階が現在は半地下室になっています。<br />道路が1.5m以上かさ上げされているためで、通りには斜めになった<br />入り口があります。今では殆ど使われなくなっていて、<br />数段の階段でかつて2階だった部分に入れるようになっています。<br />町の南側を流れるキンツィヒ川が氾濫したのかもしれません。<br /> こうした半地下への入口は、スイスのベルンでも多く見られました。<br />旧市街のクラムガッセには、アーケードと共に斜めの入口が<br />そこかしこにあり、店になっていたりします。<br />ここにアインシュタインの家が博物館になっていました。<br />

    エンゲルガッセの「長屋風の木組みの家」というのは、
    ここの事を言うのですね。半地下になっている建て方の家が多く、
    昔の1階が現在は半地下室になっています。
    道路が1.5m以上かさ上げされているためで、通りには斜めになった
    入り口があります。今では殆ど使われなくなっていて、
    数段の階段でかつて2階だった部分に入れるようになっています。
    町の南側を流れるキンツィヒ川が氾濫したのかもしれません。
     こうした半地下への入口は、スイスのベルンでも多く見られました。
    旧市街のクラムガッセには、アーケードと共に斜めの入口が
    そこかしこにあり、店になっていたりします。
    ここにアインシュタインの家が博物館になっていました。

  • 玄関扉にクリスマスリース、家の前にはツリー、窓辺にはオーナメント。<br />クリスマスの見本のような佇まいです。<br />でも、私が一番気に入ったのは、扉の右にある天使のノッカーでした。<br />使えるのかな?<br />

    玄関扉にクリスマスリース、家の前にはツリー、窓辺にはオーナメント。
    クリスマスの見本のような佇まいです。
    でも、私が一番気に入ったのは、扉の右にある天使のノッカーでした。
    使えるのかな?

  • 屋根の勾配の微妙な変化が素敵。<br />この建物は家と言うよりは倉庫なのかな。<br />

    屋根の勾配の微妙な変化が素敵。
    この建物は家と言うよりは倉庫なのかな。

  • 宿り木が吊り下げられています。<br />木に寄生して生育する宿り木は、根を地中に張らなくても育つので、<br />永遠の命(不死)の象徴とされました。<br />一年中、魔よけとして吊るすこともあります。<br />

    宿り木が吊り下げられています。
    木に寄生して生育する宿り木は、根を地中に張らなくても育つので、
    永遠の命(不死)の象徴とされました。
    一年中、魔よけとして吊るすこともあります。

  • この地方では、子供が生まれると、このように家の外に掲示します。<br />「Janne Elias 2019年11月17日生 52㎝ 4,450g」<br />おめでとうございます。コウノトリがくわえているビニール袋の中には<br />赤ん坊の人形が入っています。<br />

    この地方では、子供が生まれると、このように家の外に掲示します。
    「Janne Elias 2019年11月17日生 52㎝ 4,450g」
    おめでとうございます。コウノトリがくわえているビニール袋の中には
    赤ん坊の人形が入っています。

  • エンゲルガッセ1番地では、おじさんが机に座って絵を描いています。<br />

    エンゲルガッセ1番地では、おじさんが机に座って絵を描いています。

  • 雑貨屋さんのようですが、如何せん開店前。<br /><br />

    雑貨屋さんのようですが、如何せん開店前。

  • エンゲルガッセの反対側の入口は、ニーゲル塔の前でした。<br />

    エンゲルガッセの反対側の入口は、ニーゲル塔の前でした。

  • マルクト広場で自由行動になりました。<br />予め目を付けていたマリエン教会(Stadtkirche Sankt Marien)に<br />直行します。<br />

    マルクト広場で自由行動になりました。
    予め目を付けていたマリエン教会(Stadtkirche Sankt Marien)に
    直行します。

  • 目指した理由は、これを見て納得だと思います。<br />ちょっと他では見ない内装なんです。<br />

    目指した理由は、これを見て納得だと思います。
    ちょっと他では見ない内装なんです。

  • 聖母子のステンドグラス。<br />マリエン教会は、バロック様式の塔があるロマネスク様式の教会です。<br />

    聖母子のステンドグラス。
    マリエン教会は、バロック様式の塔があるロマネスク様式の教会です。

  • この天井画は、四角形を強調した造りが貴族の館のようでおもしろいし、<br />その緻密な絵も素晴らしいです。<br />

    この天井画は、四角形を強調した造りが貴族の館のようでおもしろいし、
    その緻密な絵も素晴らしいです。

  • 色使いがなんとなくアジア的で、温かみがあって好きです。<br />

    色使いがなんとなくアジア的で、温かみがあって好きです。

  • 両側の、ゴシック様式なら巨大なステンドグラスがある場所には、<br />青を基調とした聖画が並んでいます。<br />

    両側の、ゴシック様式なら巨大なステンドグラスがある場所には、
    青を基調とした聖画が並んでいます。

  • 反対側。側廊はオリエンタルな雰囲気のアーチの向こうです。<br />

    反対側。側廊はオリエンタルな雰囲気のアーチの向こうです。

  • 全面に聖人画を散りばめるのではなく、<br />中心に集約されているのが珍しいステンドグラス。<br />

    全面に聖人画を散りばめるのではなく、
    中心に集約されているのが珍しいステンドグラス。

  • なかなか素敵なステンドグラスです。<br />

    なかなか素敵なステンドグラスです。

  • 説教壇が、非常に精緻で素晴らしい芸術作品になっています。<br />

    説教壇が、非常に精緻で素晴らしい芸術作品になっています。

  • 主祭壇も身廊の延長で青い聖画に挟まれて、<br />町の規模から言えばかなり豪華です。<br />ゲンゲンバッハが、自由都市として栄えていたことがよくわかります。<br />

    主祭壇も身廊の延長で青い聖画に挟まれて、
    町の規模から言えばかなり豪華です。
    ゲンゲンバッハが、自由都市として栄えていたことがよくわかります。

  • 翼廊です。<br />

    翼廊です。

  • 内陣から玄関を振り返ると、パイプオルガンが白く光って見えました。<br />

    内陣から玄関を振り返ると、パイプオルガンが白く光って見えました。

  • 主祭壇です。この遥か上に磔刑像があります。<br />

    主祭壇です。この遥か上に磔刑像があります。

  • 実に見事な細工です。<br />

    実に見事な細工です。

  • 右側の彫刻。

    右側の彫刻。

  • 左はツリーに阻まれてよく見えませんが、<br />「最後の晩餐」なので掲載しておきます。<br />

    左はツリーに阻まれてよく見えませんが、
    「最後の晩餐」なので掲載しておきます。

  • 主祭壇の上部。ここだけ金ピカです。<br />珍しい6枚羽根の天使が両脇にいます。<br />

    主祭壇の上部。ここだけ金ピカです。
    珍しい6枚羽根の天使が両脇にいます。

  • 最後にステンドグラスと主祭壇。<br />やはりステンドグラスが大きいと明るくなっていいですね。<br />

    最後にステンドグラスと主祭壇。
    やはりステンドグラスが大きいと明るくなっていいですね。

  • 側廊の突き当りの礼拝堂。<br />

    側廊の突き当りの礼拝堂。

  • 反対側の翼廊。こちらのステンドグラスは、<br />何故かコンセプトが違ってイマイチです。<br />

    反対側の翼廊。こちらのステンドグラスは、
    何故かコンセプトが違ってイマイチです。

  • 小さな礼拝堂。<br />

    小さな礼拝堂。

  • 側廊の天井はこんな感じです。<br />窓が小さいため、堂内が暗くて撮影は厳しいです。<br />

    側廊の天井はこんな感じです。
    窓が小さいため、堂内が暗くて撮影は厳しいです。

  • ゲンゲンバッハは、フランスに近い街ですが、小規模な町なので、<br />第二次世界大戦の戦火は免れたのかしら?<br />マリエン教会は、往時の趣きをよく残しています。<br />

    ゲンゲンバッハは、フランスに近い街ですが、小規模な町なので、
    第二次世界大戦の戦火は免れたのかしら?
    マリエン教会は、往時の趣きをよく残しています。

  • そろそろ教会を後にします。<br />ここのアーチと柱の装飾がオリエンタリックでいいなあ。<br />自由時間が短いので、教会で過ごした時間はわずか10分でした。<br />ああ、忙しかった・・・後は、マルクト広場まで猛ダッシュです。<br />この教会には、クロイターガルテン(Krautergarten)と呼ばれる<br />ハーブ庭園が付属していて、散策することも出来ます。<br />冬でなければ、見たかったです。<br />

    そろそろ教会を後にします。
    ここのアーチと柱の装飾がオリエンタリックでいいなあ。
    自由時間が短いので、教会で過ごした時間はわずか10分でした。
    ああ、忙しかった・・・後は、マルクト広場まで猛ダッシュです。
    この教会には、クロイターガルテン(Krautergarten)と呼ばれる
    ハーブ庭園が付属していて、散策することも出来ます。
    冬でなければ、見たかったです。

  • キラキラ日の光に輝く塔の上の十字架。<br />

    キラキラ日の光に輝く塔の上の十字架。

  • マリエン教会には修道院も付属しているので、<br />こちらはその建物でしょう。<br />

    マリエン教会には修道院も付属しているので、
    こちらはその建物でしょう。

  • マルクト広場に戻って来ました。<br />屋台に車が横付けされて、一部電燈が点いています。<br />そろそろ開店なのかな?10時過ぎました。<br />とうとう1軒も見られなかったなあ。<br />

    マルクト広場に戻って来ました。
    屋台に車が横付けされて、一部電燈が点いています。
    そろそろ開店なのかな?10時過ぎました。
    とうとう1軒も見られなかったなあ。

  • バスに乗り込み、次の町へ出発です。<br />キンツィヒの塔を町の外側から見ました。<br />本当に小さな町で、歩いて観光するにしても半日で充分です。<br />

    バスに乗り込み、次の町へ出発です。
    キンツィヒの塔を町の外側から見ました。
    本当に小さな町で、歩いて観光するにしても半日で充分です。

  • キンツィヒの塔の前で南に曲がり、ブリュッケンホイザー通りに入って<br />キンツィヒ川を渡ります。<br />ここからは、ひたすら南に向かって山に入って行きます。<br />次は、黒い森地方の真ん中にあるトリベルクです。<br />

    キンツィヒの塔の前で南に曲がり、ブリュッケンホイザー通りに入って
    キンツィヒ川を渡ります。
    ここからは、ひたすら南に向かって山に入って行きます。
    次は、黒い森地方の真ん中にあるトリベルクです。

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