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<ドイツ バイエルン州;バイエルン王国の周遊>
:アルペン街道・キーム湖・ドナウ、イザール、イン川を巡る:
期間:2008年4月17日(木)~5月1日(木)15日間の旅
目的地:
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今春の旅はドイツ南部、バイエルン州のOberbayern高地バイエルンと呼ばれるアルプス地方とOstbayern東バイエルン地方を巡る旅である。 Freistaat Bayernバイエルン州は面積(7千万㎢)がドイツ最大、人口(12百万人・カトリック教徒が凡そ67%、新教徒が24%と数えられている)も二番手となる有力州であり、それぞれが個性的な四つの地方からなる。 州都ミュンヘンを中心とするOberbayern高地バイエルン地方、 レーゲンスブルクを中心としたOstbayern東バイエルン地方、 ニュルンベルクを中心としたフランケン地方、 アウクスブルクが中心都市となるアルゴイ・バイエリッシャー-シュヴァーベン地方である。 2008年4月29日 (火) 二度にわたるドイツ駐在生活にも拘らず、この古都Landshutランツフートの町を訪れるのは始めてである。 第一日目の4月17日(木)、Landshutランツフートの町で泊まったのは古城ホテルSchloss Schoenbrunn シュロス-シェーンブルン”美しき泉の城“である。この旅の最終日も、同じ町にある別の古城ホテルRomantik Hotel Fuerstenhof ロマンチックホテル フュルステンホフに泊まった。 旅の最後の夕食をグルメレストランで食事を楽しむ事にしたのだ。 この春の旅で3店目のグルメレストランだ。 この町は1839年以来、ニーダーバイエルン地方政府の政庁所在地であり、800年の歴史ある町でもある。中世の面影は今も色濃く残り、ドイツでも有数の美しい町と云われてきた。又、神聖ローマ帝国・伯爵LudwigIX.,ルートヴィヒ9世とザクセン選帝侯フリードリヒ2世の娘*Amalia von Sachsenアマリアの息子Georgゲオルク公爵が1475年に美しい花嫁ヤドヴィガ・ヤギェロンカ ポーランド王女と「夢のような結婚式」を催した事で広く知られている。 ランツフートのロマンチックホテル フュルステンホフにはいつもより遅い、18:20に到着となった。 レセプションにいた陽気なオーナー夫人Simoneシモーネさんに夕食時間を30分ずらしてもらう。 <(1泊) ⑬泊目、Romantik Hotel Fuerstenhofロマンチックホテル フュルステンホフ> D-84034 Landshut 、Stethaimerstr.3 Romantik Hotel全24室・3S星 、203号室(3階)=Euro 110(@165.13=18,200円) 。 TEL:49(0)871-92550 http://www.fuerstenhof.la ミュンヘン空港まで30分・42kmとホテルのパンフレットにあったが、バイエルン王国の首都であったミュンヘンには70kmの距離だから、空港は手前にあり、ホテルからは近くて便利だ。 バイエルンで最も美しいゴシックの町ランツフートにあるロマンチックホテル(1906年開業)にはミシュラン1星のレストラン”Fuerstenzimmerフュルステンツィマー(領主の間)”(Jugendstil ユーゲントシュティール様式が見られる)があり、旅の最後の日に相応しいホテルである。 レストランは日曜と、月曜日の昼が休みなので、火曜日に宿泊・食事ができるように行程をわざわざ調整した。それに応えるだけのホテルです。 若く、才能あるオーナーシェフ夫妻がこのホテルにかける意気込みと美意識が隅々まで感じられたホテルだった。 【Jugendstilユーゲントシュティールとは;青年派様式若しくは青春様式とも訳している。1897~1910におけるドイツの芸術思潮である。その19世紀末の芸術は一種退廃的とも云われる芸術で、曖昧且つ曲線的表現を駆使している。 フランス語で言うアール・ヌーヴォーもそれに近い。 Passauガラス博物館でもその作品群を見ることができたが、ウイーンで名高いクリムトの絵画がその代表であり、建築でも独特の色彩とデザインを持った建物がウイーンの町に見られる】 宿泊した203号室は3階の右手奥まった部屋で、ユーゲントシュティールと思われる装いが見える。 室内の設備、家具なども室料金に比して、大変立派だ。 ・・・・・ 【1475年「メルヘンのような婚礼」で知られた古都ランツフートにミシュラン1星レストラン「領主の間」がある。】 Romantik Hotel Fuerstenhofロマンチックホテル フュルステンホフのRestaurant「Fuerstenzimmerフュルステンツィマー(領主の間)」 領主の間はJugendstilユーゲントシュティールの部屋で、ホテル自慢のレストランである。 ;ミシュラン1星・Gault Millau 13点 、(全独217位) ;65席、従業員14名(日曜日休み)、 ;コースEuro46~80。ワイン190銘柄。 ;オーナーシェフAndre'Greuアンドレ・グレウ(グレイ) ・・現代風ドイツ料理 ユーゲントシュティール様式のレストランだけに独特な色合いと飾りだ。 椅子の布地の柄、電燈の笠、暖炉、硝子戸のガラスの絵に様式美を感じる。 もう一つのレストラン“Herzogstueberlヘルツォークシュテーベル(公爵の小間)を見てみたが、こちらはバイエルン風の伝統的なレストランだった。殆どのドイツ人(バイエルン人)のお客さんはむしろ、こちらの方が好みらしい。 【Romantik Hotel:Romantik 2007年版のHotel&Restaurant案内書】 2004年の南ドイツ、オーストリア周遊で泊まったBad AiblingのRomantik Hotel Lindner や食事に訪れたSt.Wolfgangの白馬亭が、そして2005年の旅でも利用したハルツのQuedlinburgのRomantik Hotel Theophanoもこれに掲載されている。2007年には黒い森のHotel Sackmannでミシュラン1星の料理を堪能しました。 私は泊まったホテルで出来るだけ、情報を入手するようにしているが、この案内書はヨーロッパを中心にしたもので、歴史ある、大変雰囲気の良いホテルばかりが載っている。料理も美味しく、シテイホテルとは違った魅力が一杯である。 私のホテルの選択は、①古城ホテル、②ロマンチック掲載のホテル、③インターネットで見つける・・・という順序にしている。 尚、①は町から離れているケースが多く、レンタカーが必須です。 参考にHPを書いておきます。:http://www.romantikhotels.com ・・・・・
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