2019/12/13 - 2019/12/20
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ミズ旅撮る人さん
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2019年12月。クリスマスマーケットを巡る11回目の旅です。
ドイツ・フランクフルトから始まり、西に進んでルクセンブルク、
南下してフランス・アルザス地方、東に向かってドイツに戻ります。
シュバルツヴァルト(黒い森)地方を周って北上し、
フランクフルトから帰国します。
7回目は、フランスのコルマールからわずか30分、北北西に20kmにある
小さな村リクヴィルに行きます。中世の町並みがこじんまりと残っています。
一部には城壁も残っていて、中央を貫くジェネラル・ド・ゴール通りが
リクヴィルの観光地点と言っても過言ではない程固まっています。
東の村役場から坂道を上りながら、左右の店を楽しみ、
西にあるドルデの鐘楼が中世の城塞都市の終わりです。
村の中にはワインセラーもあり、周囲をブドウ畑に囲まれているので、
気分が盛り上がります。
リクヴィルのクリスマスマーケットは、駐車場から村役場の間の小規模な物ですが、
村全体がクリスマスマーケットのような雰囲気で、違った楽しみがあります。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- クラブツーリズム
PR
-
コルマールの町からバスで30分程度の所にある、小さな村リクヴィル。
遠くに雪山を望みながらアウトバーンを進んで行きます。
コルマール周辺には他にもリボーヴィレ・カイゼルスベルク・
テュルクアイム・エギスアイムなどの小さな美しい村が点在しています。
日本のツアーではコルマールとリクヴィルがいつもセットで、
これら他の村に行くには、それを重点的に盛り込んだツアーを
見つけない限りは、個人的に行かなければなりません。
今回、ストラスブールの2連泊の日にツアーを離脱して行こうかと
思ったのですが、交通の便が悪くて断念しました。
クリスマスシーズンには、各村を巡るバスが運行されるのですが、
土日運行でした。 -
ベネヴィヒル(Bennwihr)という街を通過しています。
段々と標高が高くなっていくのがわかります。 -
塔の上にコウノトリの巣があります。
リクヴィルのそばのユナヴィルに繁殖センターがあり、
アルザスの村々には、コウノトリの巣があちこちにあります。
コルマールのマスコットはコウノトリでした。 -
ミッテヴィヒエ(Mittelwihr)の町のホテル ル マンデルベール
(Hotel Le Mandelberg)。
とても変わった形のホテルで、各部屋の形や内装が個々に違います。
隣の斜面はすべてブドウ畑。こんなホテルに泊まってみたいなあ。
このホテルの周辺には、たくさんのワイナリーがあります。 -
町を出ると両側は一面のブドウ畑になります。どこを向いてもブドウ畑。
景色を眺めているだけで、ワインを飲んでいる気分になって来ます。
ヨーロッパのブドウ畑は、日本のように棚を作らないので、
開放的な感じがします。 -
ブドウ畑の向こうに、リクヴィルの町並みが見えて来ました。
右の塔がプロテスタント教会(Eglise protestante Sainte-Marguerite)
中央の塔がドルデの鐘楼、左の塔がカトリック教会です。
2つの教会がリクヴィルの北と南の端に位置します。 -
コルマール街道を真っ直ぐ進むと、
村役場(Mairie de Riquewihr)に突き当たります。
徒歩なら役場を通り抜けて行けばリクヴィルの中心街ですが、
バスは左に曲がって駐車場を目指します。市庁舎 (リクヴィール) 建造物
-
駐車場から、クリスマスマーケットを通り抜けて、
村役場の広場にやって来ました。
リクヴィルのクリスマスマーケットは、駐車場から村役場の前で
開催されています。
ただ、売っているものは、なんとなく地元向けなのかな?あまり観光客が
欲しいと思うものを売っていません(個人的な意見ですが)。
2014年にも来ていますが、その時と殆ど変わりません。 -
村役場前の広場の泉には、クリスマスの飾り付けがされていました。
-
村役場を背にして、真っ直ぐに伸びるジェネラル・ド・ゴール通り
(Rue du General de Gaulle)。ここがメインストリートです。
リクヴィルでの観光ポイントは、ほぼこの通り1本に集約されています。
右手前の店のカウンターには、色鮮やかなマカロンの
タワーがありました。マカロンが流行っていた時期でしたが、
2014年にはシュトーレンを売っていたと思います。 -
短い1本の通りを見て歩くだけですが、
特にクリスマスシーズンは観光客も多く、華やかさが際立ちます。
反対に静かな村を見たければ、違う季節がいいでしょう。 -
メインストリートに面した店は、渾身の力を振り絞って、
デコレーションに磨きを掛けます。
リクヴィルには、こうした井戸がいくつかあります。 -
アルザス地方のクリスマスデコレーションは、
常緑樹の緑と白いもの(クマとか星)の組み合わせが基本のようです。 -
脇道の向こうにはブドウ畑が見えるのが、
ワイン街道の村々の眺めの楽しみです。 -
ジェネラル・ド・ゴール通りは、とても短いので、
あまり急いで進む必要はありません。なだらかな坂道を、
キョロキョロしながら、ゆっくり歩いて行きましょう。
左の緑の建物は、イルミネーションに力を入れていますね。
夜も見てみたいな。 -
アンシおじさんの家美術館(La maison de l'Oncle Hansi )
コルマールにもあったアンシ(ペンネーム)の美術館です。
階段の上の民族衣装の女の子は、アンシの絵です。
屋上にコウノトリの巣が見えます。 -
建物に囲まれた中庭が見えます。
中庭に面してレストランがあるようです。黒板の看板が呼んでるな~~ -
天使がいっぱい。なんだかウキウキして来るね。
「Fortwenger LEBKUCHEN」というお菓子屋さん。Fortwenger (Riquewihr) 専門店
-
おお!白くまがいっぱい。頑張ってるなあ。
-
君たち、人気者だよ。白くまは、ライトアップでも目立つんだろうな。
-
まだ葉の残る藤が、初夏には紫色の房を垂らして、とても綺麗です。
-
今度はハートの窓です。ジェネラル・ド・ゴール通りは、
ドゴール将軍といういかつい名前ですが、
おもちゃ箱のようなおもしろい通りです。
シャルル・ド・ゴールは、1958年に第5共和政の
初代大統領になった人物で、パリの空港にその名が付いています。 -
脇道もカラフルで、素敵な雰囲気なので、是非覗いてみてください。
特に、人が歩いていると、物語の風景のようで、素敵です。 -
ここにも井戸がありました。
どうやら、井戸はお揃いの飾りになっているようです。 -
リクヴィルの村の真ん中です。
メインストリートにトロワ・エグリーズ通り(rue des Trois-Eglises)が交差します。
エグリーズ通りの北端には、プロテスタント教会が、
南端にはカトリック教会があります。左の建物は観光案内所です。 -
緑の鎧戸に赤いギンガムチェックの布をあしらって、
メルヘンチックにしているのですが、
どうも、壁の茶色と合っていない気がします。 -
トロワ・エグリーズ通りの北側です。
教会の塔が、右の建物の上に見えています。
トロワ・エグリーズ通りは、ぐるりと周りを建物と城壁に囲まれた
リクヴィルの中で、メインストリート以外で外に出られる道です。 -
この通りで、今回の表紙を見つけました。
-
中世の町で楽しいのが看板ウォッチ。
リクヴィルにもたくさんあります。 -
ショーウィンドウが人形でいっぱい。
不思議なきのこのような傘は何? -
おじいさんのサークル。あんまり可愛くないけど、いっぱいいるね。
-
こういう妖精のサークルは、初めて見ました。
伝統的な物なのか、新作なのか、わからないところもおもしろいです。 -
ムーミタロを発見!ムーミン屋敷です。
この旅行の1週間前に埼玉県にある「ムーミンバレーパーク」に
行きました。人工の湖に面した広い敷地の中に、
ムーミン谷が再現されていて、ムーミタロもあります。
残念ながら整理券はすぐに無くなってしまったので、
入場できませんでした。でも、中の様子は、別の施設の中で
再現されていて、自由に見ることが出来ます。旅行記、書きました。 -
北側のプロテスタント教会は、12~15世紀にかけてゴシック様式の
教区教会が聖マルグリットの遺跡に建てられました。 -
1534年にヴュルテンベルク公爵によって改築された後、
1687年からカトリック教徒と共有されました。
1846年、老朽化により取り壊されました。 -
現在は建築家のジャン・フランソワ・ジロイ(Jean-Francois Giroy)と
フランソワ・ルイ・ラウブサー( Francois Louis Laubser)によって、
新古典主義様式の教会に改築されています。
プロテスタント教会だからか、かなり簡素な内装です。
南のカトリック教会に行くべきでしたね。 -
比較的新しいステンドグラス。
-
良く出来てはいるけれど、あまり感じられるものがありません。
-
クリッペには、何故か髪の毛の長い男の子が据えられています。
フランスとドイツの解釈の違いなんだろうか。 -
トロワ・エグリーズ通りをメインストリートに向けて戻って行きます。
遠くに見えるのが、南端のカトリック教会です。 -
ジェネラル・ド・ゴール通りは、いつも観光客でごった返しています。
夏のシーズンと、冬のクリスマスはこれが当たり前なんでしょうね。 -
真っ青な家の鎧戸には、花の絵が描かれています。
1階と2階の間には、ワインオープナーのオブジェ。 -
ジェネラル・ド・ゴール通りは、東から西に向けて
緩やかに上って行きます。途中で振り返ると、こんな風景になります。 -
北に伸びる小路には、クリスマスマーケットが設けられていました。
-
ジェネラル・ド・ゴール通りの西半分。
突き当りにドルデの鐘楼(Tour Haute)が見えます。 -
「Au Petit Delice」というお菓子屋さん。
クリーム色の壁に木組みが映えます。2階の柱にはちょっと怖い
人形の木彫り。1階では、クグロフやプレッツェルを販売しています。 -
以前来た時には、ほぼメインストリートだけの賑わいでしたが、
今では主に北側の路地に露店が出ていて、
ちょこちょこ入り込むのが楽しくなっています。 -
いよいよ終点が間近です。
-
イチオシ
サーモンピンクの壁の隙間から、薄緑色のブドウ畑が見えます。
こういう風景はウキウキさせてくれます。 -
リクヴィルの名前の入ったガラス製のマグカップ。
リクヴィルでは、他の都市のクリスマスマーケットのように、
大掛かりなグリューワインの露店が無いので、クリスマス・マグを
手に入れるには、こういうチャンスを掴む必要があるかもしれません。 -
正面にある「Feerie de Noel」は、クリスマス専門店です。
母体はドイツ・ローテンベルクの「 Kathe Wohlfahrt」です。
手前の赤い壁の建物は「ドルデ博物館(Musee du Dolder)」です。
13~17世紀の要塞都市の変遷を展示しています。
高さ25mの塔の上からは、町の家並みと城壁の外の平野や森が
見られます。大人3ユーロで、泥棒の塔とワイン生産者の家(Tour des
Voleurs & Maison de Vigneron)との共通券は7ユーロです。 -
罪人の泉(Fontaine de la Sinne)。ドルデの鐘楼の足元にあります。
クリッペが設えられています。
ドルデの鐘楼の先の城門をくぐり抜けると、要塞都市の外に出ます。
この辺りには城壁が残っているので、見てみるのもいいです。 -
さあ、元来た道を引き返して行きます。帰りは下りなので楽に歩けます。
リクヴィルの家々はとてもキツいくらいカラフルなのですが、
元々ここまで激しい色だった訳ではないと思います。
観光地化した結果なのかなあ。遊園地としてならいいけれど、
個人的にはちょっと派手過ぎる気がします。 -
こういう色合いの方が落ち着きます。
-
「Feerie de Noel」の前から南に伸びるセール通り(Rue du Cerf)。
オテル ル サン ニコラ(Hotel Restaurant Saint-nicolas )の看板が
見えます。この先の一角には、小規模なホテルが集まっています。
ローテンブルクの城壁の中に泊って朝晩の散歩をすると楽しかったので、
ここでもこういうホテルに泊まってみたいですね。
ツアーだと大きなホテルにしか泊まれないのが贅沢な悩みです。 -
オテル ル サン ニコラの角から、ジェネラル・ド・ゴール通りと
並行して走るラテラル通り(Rue Laterale)を見ています。
メインストリートのすぐ裏ですが、とても静かな通りです。 -
「ストップ!サンタクロースの通路です」
そう、オテル ル サン ニコラのある通りはサン・ニコラ通り。
つまりサンタクロース通りなのです。 -
サンタクロース通りに面した建物には、雪だるまがいっぱい。
-
丁度いい所に、カップルが歩いて行きます。
人が歩いているのが似合う街って、好きだなあ。 -
振り返って見ています。右側がオテル ル サン ニコラ。
メインストリートばかりで終わるのは始めて来た時。
2回目ならば、路地歩きを楽しまなくちゃ。 -
木組みの家は、漆喰を上塗りして行くので、
あんなに盛り上がっているのですが、
その時に気に入った色に塗り直しているのかもしれませんね。 -
余程、サンタクロース通りという名称に誇りを持っているのでしょうね。
-
ジェネラル・ド・ゴール通りに戻りました。
相変わらず派手なデコレーションです。 -
先程見掛けた路地に入って来ました。
クリスマスマーケットが開かれています。 -
露店の中に、シャンパンをグラスで飲ませる店がありました。
これはいただかなくては。ツアーの人とすれ違う時に教えたので、
結構飲んだ人が多かったのでは。 -
シャンパンついでに、リクヴィルのワイナリーを紹介します。
2014年にツアーで訪れました。「La hotte du vigneron」 -
3種類のワインを試飲させてもらいました。
-
結構、量が多くて、あまり飲めない私は有難いけど大変でした。
これはゲヴュルツトラミネール。他にピノグリを飲みました。 -
リクヴィルの観光は、ドルデの鐘楼まで歩いて行く時が
一番おもしろいです。なので、あんまり急いで頂上を
目指さないでください。帰り道はとても短いです。 -
バスに乗ってリクヴィルを後にします。
東隣の町ゼルンベル(Zellenberg )です。
ブドウ畑に囲まれた小さな村なのは、リクヴィルと同じです。 -
ドイツにはワイン街道があるけれど、アルザス地方も負けていません。
こんな眺めが続くのは、本当にほんわりします。 -
ユナヴィール(Hunawihr )の町越しに、オー・ケニグスブール城
(Chateau du Haut-Kenigsbourg )が見えます。オー クニクスブール城 城・宮殿
-
リボーヴィレ(Ribeauville )の町です。
またリクヴィルに戻ったのかと思うような雰囲気です。 -
オー・ケニグスブール城は、ヴォージュ山脈の標高755mに建つ要塞で、
12世紀には城塞が築かれ始め、その後の戦争で廃墟となっていたものを
ヴィルヘルム二世が1900年に復元させました。ところが、
1919年のヴェルサイユ条約でフランス領となってしまいました。
せっかくドイツ皇帝が建て直したのに、わずか10数年でフランスの物に
なるとは。見に行ってみたいものです。
バスはこのままストラスブールに向かいます。
次回はストラスブールの夜景です。オー クニクスブール城 城・宮殿
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