ウォーク継続中、川崎（若宮八幡宮・金山神社・川崎大師）と鶴見川を河口近くまで。

2022/02/19 - 2022/02/19

まん延防止等重点措置が出され、オミクロン変種株の感染力は著しく、まだ少し旅行などには踏み出せないこの頃です。北京冬季五輪では、日本選手の活躍に拍手する毎日でした。
殆どの方には興味は無いでしょうが、私のウォーキングは細々と継続中です。北京オリンピック最終日間近の土日も近隣地区を歩いて来ました。
土曜日には川崎の稲毛神社、若宮八幡宮・金山神社、そして川崎大師まで足を延ばし１０．２キロほど歩きました。
日曜日は、カーリング女子日本代表が惜しくも銀メダルに終わった後、鶴見川を生麦方面まで往復し約１０．５キロ歩きました。

エリア 川崎(神奈川)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• グルメ: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

先ずやって来たのは川崎宿および河崎七ヶ村の鎮守として崇敬を集めている「稲毛神社」。
ここの写真は撮り忘れたので、別の日の写真です。
青空に写っていますが、実際はこの日は夕方から雨の予報が出ていて、朝から寒い冬の曇天です。

稲毛神社 寺・神社・教会

実際の空は、こんな感じ。
「川崎競馬場」までやって来ました。
この日は開催日では無かったようで、人影も疎らでした。

川崎競馬場 名所・史跡

更にずんずん歩き、もう川崎大師に近いところまで来ました。
「若宮八幡宮」です。

若宮八幡宮 金山神社 寺・神社・教会

ここに来るのは随分久しぶりです。鳥居を潜りましょう。

この神社は、大師河原総鎮守です。
大田区の六郷神社の氏子達が大師河原干拓のために移り住み、守護神として祀ったのが当神社と云われ、八幡様（応神天皇）の若宮様（仁徳天皇）が御祭神なので「若宮八幡宮」と呼ばれるとのこと。

仁徳天皇は、淀川の治水工事を完成させたことによって干拓事業の守護神として崇められていることから祀られたもので、多摩川の洪水に悩まされた大師河原の人達の心からの願いが込められたものでもあります。

こちらの神社には、「金山神社」（俗称かなまら様）と呼ばれる、加治屋と性の神とされる境内社があります。
金山神社の社殿は、平成十一年の建替えにあたり鉄をイメージし、外側を鉄板で覆い黒一色の一辺約3ｍの正八角形、高さが8ｍの吹き抜けでおよそ一般的にいう神社とは異なる、個性的な社殿となっています。内部の造りも異色で床の半分を槌で固めた土間として仕切り、正面中央部に鞴と炉を置き、金床を埋め込んで鍛冶屋の作業場を再現しています。

金山神社は、大正時代に現在の京急川崎大師駅東踏切付近からこちらの神社境内に遷座されました。

伊邪那美命（イザナミノミコト）が火の神である火之迦具土神（ヒノカグツチノカミ)お産みになり下半身に大火傷を負った時、ご祭神である鍛冶の神である金山彦・金山姫が看病したとの伝説により、お産や下半身の病気の守護神ともされました。
この神は鞴（ふいご）祭の神でもあり、鍛冶職人や金物を扱う会社等により、毎年神前にて祭事（鞴祭）が行われます。

また、川崎宿の飯盛り女たちからお金を造る神、性病除けの神として信仰され、現在では子授け、夫婦円満、商売繁盛の神としても全国から信仰を集めています。
祭礼にはご神体である男根を摸った神輿を担ぎ出し、面掛行列などが行われます。特に外国人に大人気です。

「水鳥の祭り」記念碑。
「水鳥の祭り」は、三日三晩、酒飲みの強さを競ったという実史にのっとった豪快な酒合戦の物語を、実際にお酒を飲みながら競った様を再現したお祭りです。
『水鳥』とは、「水」は「さんずい」の意味で、「鳥」は「酉」の意味、二つの文字を併せて『酒』という字になります。
１０月第３日曜日に「水鳥の祭り」は開催されます。
以前、商連かながわのツアーに参加したことがあります。
https://4travel.jp/travelogue/10942317

京浜急行の大師線「川崎大師」駅前を通ります。

川崎大師駅 駅

自動車が通っている駅前の道路は大師道といいます。
左手が大師の表参道です。

参道を進んでいます。右側の塀壁は川崎大師のものです。
参道にあったと思われるお店などのかなりの数が営業を止めて、コンビニなど別の業態やチェーン店なっていて寂しい限りです。

「馬頭観音堂」。
極々小さな祠のようですが、ここは「縁結び」にご利益があるそうです。
その昔、川崎大師への参拝者がお堂の格子に手綱を結ぶと、どんな暴れ馬でもおとなしく待っていたそうです。いつの間にか、結んだ縁が切れないということから、赤い布に好きな人の名前を書き、格子に結んで良縁を祈願するようになったとのことでした。

馬頭観音 寺・神社・教会

表参道を突き当たって右に折れ、更に右に曲がると大師の仲見世商店街です。

川崎大師仲見世通商店街 市場・商店街

川崎大師名物は、久寿餅、飴、饅頭、だるまなどです。
だるま屋さんの一大密集地でもあります。
また、「トントコ、とんとこ～」と飴を切る軽快なリズムも雰囲気あります。
正面には「川崎大師」の「大山門」が見えます。

「大山門」の大提灯は、川崎大師魚がし講が奉納されたもので、提灯中央には「魚がし」の文字が、また下の部分には魚のマークや青海波と呼ばれる波を表わす模様が描かれています。代々築地の魚河岸講（こう）が奉納されているそうです。
講とは、結社または結社による行事や会合のことです。

平間寺(川崎大師) 寺・神社・教会

天気も悪く、この日は境内にも人影がまばらです。

「八角五重塔」。
昭和59年の大開帳ならびに弘法大師1150年御遠忌を記念し落慶されました。
八角は最も円に近い建造物の形といわれ、「包容力」「完全性」を象徴しています。

「経蔵」。
平成16年、大開帳奉修記念事業として落慶されました。
中国最後の木版大蔵経「乾隆版大蔵経」7240巻が収蔵されています。

「大本堂」。
吉例大開帳奉修の記念すべき昭和39年5月落慶。立派です。
堂内には、ご本尊厄除弘法大師を中心に、不動明王・愛染明王などの諸仏が奉安されています。

参拝を終えて、再び仲見世商店街を歩いています。
だるまは大師名物の土産物のひとつ。
縁起物の代表｢厄除･開運だるま｣で、江戸時代に厄除け･家内安全･商売繁盛･五穀豊穣･大漁祈願等の縁起物として庶民の間で流行するようになり、1年ごとに一廻り大きなだるまに買い代えていく慣習も生まれました。（巧妙なだるま生産者さんの作戦でしょうが・・・）

川崎大師界隈で最古参といわれる｢松月庵｣さんでランチです 。
巨大なエビ天で有名な天ぷらそば。
サクサクの衣に身がプリプリの海老。絶品です。

松月庵 グルメ・レストラン

家内は天重。
さすがにこのボリューム。ひぃひぃ言ってはいましたが、結局完食していました。　

久寿餅を2人でシェア。
食後、またウォーキングで帰宅しました。

ところで、この週末に先立つ水曜日。
美容師をしている次男に髪を切ってもらった後立ち寄ったラーメン店。
食事後、自宅まで歩いて帰りました。

豚星。 グルメ・レストラン

ここは「豚星。」という二郎インスパ系のお店。この辺りでは連日行列の人気店です。
麺は「小」だが野菜増しにしたらこの量。
大量の野菜に麺にたどり着く前に心が折れる・・・（笑）。
結局、麺・野菜とも3分の1ほど残してしまい、店員さんには「ごめん、こんなに美味いのに残しちゃって～」とお詫び。学生時代には「大ダブル野菜増し増し」なんていうのを食べてたのに・・・。自分は既に若くは無いことを実感しました。

さて、川崎大師に行った翌日。この日も曇天です。雨こそ降らないけど、風も強く寒い冬の天候です。

鶴見川 自然・景勝地

我が家は住所こそ横浜市鶴見区にありますが、鶴見駅に行くより川崎駅に行く方が近いという場所にあります。
だから、川崎方面に行くことが多いのですが、この日は久しぶりに鶴見川を河口近くまで下ります。
これは潮見橋。割合有名な橋です。

潮見橋 名所・史跡

河口から1キロの地点まで来ました。
ところで、今春放送予定のNHK朝の連続テレビ小説「ちむどんどん」の舞台の一つに横浜市鶴見区が取り上げられることになりました。

2022年は、沖縄が本土復帰 50 年を迎える年。
連続テレビ小説第106作「ちむどんどん」では、沖縄に生まれ育ったヒロインと兄妹たち家族が描かれます。沖縄にルーツをもつ人々と共に成長するまち横浜市鶴見区が舞台の一つとなりました。
確かに、仕事柄、区民の皆様と接することが多いのですが、沖縄特有の「姓」の方が多いです。比嘉さん、金城さん、大城さん、島袋さん、照屋さん、平良さん・・・。「ちむどんどん」の主人公たちも比嘉さんです（笑）。

ＪＲ鶴見線の国道駅近くに来ました。
ガード下には今でもレトロな住宅があります。ここは旧国鉄時代からの賃貸物件。12坪ほどの土地を借り、ここに2階建てで住宅を建て、2階が住居、1階は工場用になっている家が多いらしい。機械工作業や印刷業の方が職住一緒の建物を借りたようです。ただ、近年では工場をやっているお宅は殆ど無いそうです。

更に河口方向に向かいます。
釣り船もあります。
「デイリースポーツ指定」というのは、釣果情報や釣行記事を掲載することで、新聞社にとってはそれを目当てに購読者が増え増収につながる、船宿にとってはそれを見て客が集まり、増収につながる、利用者にとってはそれを見て船宿や釣り物の情報が得られるといった三方良しの仕組みらしい。

対岸に見えるのは「横浜市立大学は鶴見キャンパス」。
理学部、国際総合科学部（理学系 生命医科学コース）、生命医科学研究科があるらしい。
横浜市大が鶴見区にあるのは、知りませんでした。

鶴見川流域のマップ。
もう、ほとんど海です。

正面に見える２本の煙突のような物体は、東京電力横浜火力発電所です。
以前、工場見学に行き、あのタワー頂上近くの展望室にも行ったことがありますが、東日本大震災以降見学中止となっています。

鶴見川河口干潟（生麦）。
カニや稚魚などの多くの生きものが生息し、現在では貴重な河川環境となっており、河口干潟を残し親水広場が整備されています。

この辺りは元々は漁師町の生麦地区。この地で祀られてきた「生麦水神宮」。
生麦の水神さまとして、海の安全と大漁を祈願し篤く信仰されてきたようです。
ご祭神は、速秋津日子神・速開都比売神です。

生麦水神宮 寺・神社・教会

これは「道念稲荷神社」。
近くに江戸末期、重大な時間だった「生麦事件」の発生現場も近くです。

道念稲荷神社 寺・神社・教会

生麦の旧東海道通りを、鶴見・川崎方面に歩いています。店は殆ど閉まっていて寂しい限りです。

ＪＲ鶴見線の「国道」駅ガード下に来ました。
昭和アールデコ調のアーチは、昭和初期にここをデパートにする予定があり、それを意識して造られたものだそうです。しかし場所柄、商売にならないことが分かり、洋服店など数店が入居しましたが、すぐに地元の人が使うようなお店になって閉まったとのことです。

数少ない店の一つ「国道下」。
有名な店（居酒屋）ですが、営業中に来たことはないです。

国道下 グルメ・レストラン

でも、コロナで休業中でした。
コロナ渦でこういうお店が全国で無くなって行ってるんでしょうね。

ＪＲ鶴見線「国道」駅です。

レトロ～。

国道駅 駅

国道１５号線から見た駅入口。

以前撮った写真ですが、これは「銃痕」。
戦時中、米軍機の機銃掃射によってできたのだといいます。

どんどん歩いて鶴見駅近くまで来ました。
街中にひっそりとある「五の日稲荷大明神」。
鶴見銀座商店会の守護神として祀られています。

「鶴見川橋」を渡り、自宅まではもう少し・・・。
結局、往復約１０．５キロのウォーキングでした。

鶴見川橋 名所・史跡