商連かながわ主催「寒川神社と街を ちょい体験～さむかわ商店街ツアー」に行ってみた！

2015/12/06 - 2015/12/06

「公益社団法人・商連かながわ」は、『神奈川県下における商店街の近代化及び経営の合理化の推進に関する調査研究を行い、商業の振興を図るとともに商店街の地域社会に果たす役割に関する普及啓発を進め、地域社会の発展に寄与することを目的とする。』という法人ですが、この目的に沿った商店街ツアーを企画されていて、今回は「寒川神社と街を ちょい体験　さむかわ商店街ツアー」なるものの案内が来て、申込み、無事当選したので参加して来ました。

「寒川神社」は名前はよく聞くものの、そもそも何処に在るのかさえ知らない・・・（笑）。

ツアーは、ＪＲ相模線「宮山」駅に集合し、「寒川神社」参拝→「神嶽山神苑（かんたけやましんえん）」観賞→「水道記念館」→寒川駅前公園イベントに参加→「安楽寺」→個店巡りというコース。

「商連かながわ」さんのツアーはなかなかの人気で、応募するも落選することも多く、昨年の「川崎大師ツアー」以来のツアー参加となりました。

エリア 茅ヶ崎(神奈川)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

ツアー集合場所は、ＪＲ相模線「宮山」という駅らしい。
そういえば、「相模線」という路線をこれまで使ったことは無かった・・・。

東海道線「茅ヶ崎」駅で乗換えです。

知る人ぞ知るらしい、相模線の名物「押しﾎﾞﾀﾝ式開閉ドア」（笑）。
びっくりしました。

何故、寒冷地でもないのにこの仕様の車両なのか・・・。

１０分ほどで、「宮山」駅に到着です。

宮山駅 駅

相模線は単線の４両編成。
便数も少ないです。

駅は小さな無人駅。

改札機も簡易版でした。

ツアーは現地集合、現地解散。
９：１５にこちら「宮山」駅に集合と聞いております。

自宅を７：３０過ぎに出て、９：０１「宮山」駅着の列車で来ました。
最寄の駅から８４２円掛かりました。

ツアーの受付をして、参加費＠３０００円（昼食代、体験代等込）を支払います。

宮山駅 駅

９：１５にツアー出発。
人数が多いので、３班に分かれて行動です。
まず、「寒川神社」を目指します。

川沿いを歩くと、ビニールハウスが見えます。シクラメンを作っているらしい。
寒川町近辺は、気候が穏やかなことに加え、大消費地に近いこともあって、花などの栽培が盛んなのだそうです。

川は「目久尻川」といい、寒川町で相模川に注ぐ相模川水系の一級河川。
寒川神社の御厨（みくりや）のあたりから流れてくるために下流で「御厨尻川」と呼び、それが転じて「目久尻川」となったといわれます。

「寒川神社参集殿」。

「寒川神社」で神前結婚式、七五三などを行う場合は、ここが取仕切っているようです。

１０分余り歩いて「寒川神社」に着きました。

相模国の一ノ宮。
近代社格制度において国幣中社ということで、由緒正しき神社らしい。

寒川神社 寺・神社・教会

この橋を渡ると神域ということ。

神池にかかる太鼓橋。
平成23年老朽化により架け直され神池橋と命名されました。
神様がお渡りになる橋といわれています。
（神社ＨＰ）

桧造りの明神鳥居。平成２年、紀元2,650年奉祝記念事業として立て直されました。

参道に一、弐の鳥居があり、これは最後の「三の鳥居」とも呼ばれるそうです。

鳥居をくぐり、参道を進みます。
神様の領域らしい空気が流れています。

天皇陛下からは御下賜金で記念植樹したらしい。

「御下賜金(ごかしきん)」とは、天皇誕生日に際し、天皇陛下から民間施設・団体に対して、金一封を下賜されるもので、天皇からは「御下賜金(ごかしきん)」、宮家は神饌料と呼びます。

旗日でなくてもたなびく日の丸。
色付き始めたイチョウとのコントラストが綺麗。

正面の重層の門が、「神門」。
平成５年の竣功だそうです。

左側にあったのが、「手水舎」。
参拝前に身心を清めます。
大きくて立派です。

お御籤。
すだれのようにしてました。

神門を潜るのかと思いきや、「こっちに来てくださーい」。

左は客殿、右が社務所ですが・・・。

客殿に入りました。

この先、撮影禁止で写真がありません。

で、何をしたかというと、白い装束（上っ張りみたいなもの）を羽織り、手を清めてから拝殿内に入り、神社に正式参拝をさせてもらいました。
しかも、巫女さんが神楽を舞われたり、神主さんから御祈祷を受けさせていただきました。
神社でお払いをしてもらったのは、遥か昔、子供の初宮参り以来でした。
たまたま、家内はこの日が誕生日だったので、感慨深げでした。

続いて案内されたのが、「神嶽山神苑」。

こちらへは、各種御祈願・大祓祈願申し込をした人に限り入苑出来るらしい。

「神嶽山神苑」に入ります。

ここは外門と呼ばれる神苑の入口です。

寒川神社 寺・神社・教会

パンフレットとお札まで頂きました。

色付き始めたモミジが綺麗です。

手水でお清めです。

この手水鉢は、旧三之鳥居の礎石だったものをカットしたのだそうです。

「寒川神社」の本殿です。
この位置から写真を撮ることができるのも、このツアーならではの特権ですね。

ところで、この「神嶽山神苑」ですが、宮司さんの説明によると、「寒川神社」は神聖な泉「難波の小池」に対する水そのものへの信仰から起こったのだそうです。
寒川とは、「清い水の沸くところ」の意であり、、寒川の神は「水を司る神」とも伝えられているのだそうです。

神社では平成２１年、手付かずだったこの森に池泉回遊式の日本庭園を設え、茶屋や資料館も併設しました。
本殿で祈願を受けた人のみ観賞できるという形になっています。

それでは、庭園の方に進みます。

この門（内門）を潜れば、池のある回遊式庭園です。

おぉ〜。
光線とモミジが水面に反射して、なんとも美しい。

中央の湧き水がでる所は、「八氣の泉（はっきのいずみ）」といい、手水鉢と同じく、旧三之鳥居の礎石だったものをカットして用いています。

美しい。

手前の松の木とのコントラストが美しいですね。

「土橋（どばし）」を渡ります。

この右側が下池、左側が上池です。

八角灯篭。
道なりに進みます。

「茶屋　和楽亭」。

ここでは、抹茶とお菓子を楽しめるそうです。
喫茶券を頂いていましたので、ここで使います。

もっとも、ツアーの参加費として３０００円を徴収された中に、神社の参拝料、こちらのお抹茶代、お札、このあとの昼食代などが含まれているのかとは思います。

朝早いので、お客さんは我々ツアー客だけです。

美味しいお菓子とお茶でした。

中からは、下池と石舞台、紅葉した樹木などを眺めることが出来ます。

表に出てきました。

ふと上空を見上げると、鰯雲の間を飛行機が通り、ヒコーキ雲が出来ていました。

石舞台。

ここで、１１：００からお神楽があるらしい。

「和楽亭」を池側から眺めました。

モミジがきれいですが、こちらは？

「宝徳記念館」という資料館で、寒川神社に纏わる歴史などが学べます。

モミジは、陽が当たれば当たるほど「赤さ」を増します。
葉っぱが重なったりして、あまり陽が当たらないと、オレンジ→黄色になります。
これが、グラデーションになってなお美しい。

これは別の所にあったカエデ。

こちらはヤマモミジ。

これは千両（センリョウ）でしょうか。

「宝徳記念館」内に入りました。

宮司さん、懇切丁寧に説明してくれています。

再び、下池のところにやって来ました。

お神楽が始まるようです。

巫女さんが二人出てきて舞い始めました。

なかなかこんな機会も無いものです。

２人の動きが微妙にずれていたりして・・・。
完全にシンクロしなくてもいいのですね（笑）。

寒川神社 寺・神社・教会

続いて、雅楽の演奏。

神紋の「流れ三つ巴」。

次の神楽が始まりましたが、そろそろ集合時間ですので、外門に向かいます。

集合時間は１１：２０。
そろそろ次のポイントへ出発です。

宮司さんを先頭に、馬場を通って「寒川神社」ともお別れです。

宮司さんが、三之鳥居まで見送ってくれ、ここでお別れです。

「寒川神社」正式参拝と、「神嶽山神苑」散策。
なかなか良かった〜。

でも、さっさと正式参拝のために拝殿の中に入ってしまったので、拝殿の外観を見ることが出来なかった・・・（笑）。

「寒川神社」の参道です。
次のスポットに向かっています。
参道は、ＪＲ相模線の踏切近くの一之鳥居から始まり、約１?続きます。
春は、桜が綺麗らしい。

寒川神社 寺・神社・教会

「水道記念館」にやって来ました。

水道記念館 美術館・博物館

「水童（みずわらべ）の像」。

県営水道創設５０周年を記念として、昭和５９年２月に当時横浜銀行頭取だった吉國二郎様よりお贈りいただきました。垣内治雄・作によるブロンズ像で、常に頭のお皿が乾かないように水を噴き上げています。
（ＨＰより）

この像の方向。
来客を向かえるでなく、建物を向くでなく一体何かの意味があるのか・・・。
海の方を向いているのでしょうか？

ツアーメンバーに館長さんがレクチャーしてくださいました。

チラシとパンフで懇切丁寧に〜。

「神奈川県水道記念館」の歴史について

神奈川県県営水道は、昭和８年に日本で最初の広域水道として創設され、昭和１１年４月に寒川第１浄水場の送水ポンプが建てられた場所がここ「水道記念館」。

昭和５９年３月に県営水道５０周年を迎え、県営水道発祥の記念施設である旧ポンプ場を活用し、「神奈川県水道記念館」が誕生したのだそうです。

館長さんによると、県内各地の小学校などの社会科見学で多くの見学客が来るそうです。

この水色の機械は、開業当時に使用されていたポンプだそうです。

扁額について。
館には幾つかの扁額が残されています。

「永頼其慶（えいらいきけい）」。
音読みで「えいらいきけい」、訓読みで「永く其の慶びを頼む」と読み、「よろこびをわすれることなく、この事業を永く頼み伝えてほしい」という希望の意味がこめられているのだそうです。

左：「無盡蔵（むじんぞう）」。
平成５年春に設置。
「いくらとってもなくならないこと。限りが無いこと。」（禅語だそうです）

右：「磋乎水哉（あ　ああ　みず　かな）」。
水の大切さに対する感動を、素直に表現したものだと思われます。

「水道記念館」は２Ｆ建てで、１Ｆにはアクアプレイランド。

アクアラウンジなどの施設があります。

ライブラリーでは、イベント開催中でクリスマスリースを作っていました。

ライブラリーだけあって、水道や水関係の書籍が一杯。

まぁ、手に取って読む人も少ないでしょうけど・・・。

２Ｆの水源探検ゾーン。

同じく２Ｆの水道まるみえゾーン。

記念館の前には芝生広場があります。
開放的〜。

また、相模川から相模湾までの水の流れを表した庭園もあり、憩いの場となっています。

「神奈川県水道記念館」の見学を終えて、次のスポットに向かいます。

昼食は「峰本」でそばをいただきます。

藤沢峰本 寒川店 グルメ・レストラン

今回のツアーでは、そばか魚料理を選べて、我々は事前にそばを希望しており、こちらに来ました。

天丼とおそばのセット。
危惧していた「門前そば」ではなくて、一定の安心感がありました。

人気店らしく店内はほぼ満席でした。

藤沢峰本 寒川店 グルメ・レストラン

そばをいただき、直ぐ前の通りの向かいにある建物は、「寒川総合図書館・寒川文書館」らしい。
随分立派です。

左に小さく注連縄が飾られている石は、「寒川神社」の「御旅所」です。
寒川の「浜降祭」では、ここが神輿の集散地になるそうです。

続いてやってきたのが、駅前公園。

寒川駅北口商店会のイベント「地元を知ろう・ちょい体験さむかわ」開催中でした。
ここで、約１時間半ほどの自由時間。

この手の遊具は子供さん大喜びですね。

寒川駅北口商店会の呼びかけで約３０程のブースがあって、食べ物や飲み物、アクセサリー店、占いの館、写経体験コーナー、ネイルなどなど・・・。

でも食べ物は、ついさっき食事を摂ったばかりでとても入りません・・・。

じゃぁ、マッサージ〜。

なんと１時間半待ち・・・（悲）。

結局、１０００円分ある買い物券を遣えそうに無い・・・。

仕方なく、嵩張るのを承知で、ここのコロッケとメンチカツ（それぞれ＠１００円）と手羽先揚げを買い、晩ご飯のおかずにします。

消防団のブースもありましたよ。

消火器の使い方教室などやってました。

子供は喜びます。

なにやら美人ぞろいの女の子達が記念撮影中。

寒川高校もブースを出していました。

といっても、お腹はいっぱいだし、ブースが３０程あってもこれといったのも無く隣のスーパーの２Ｆで一休みしてました。

特設ステージでは、地元のダンススタジオなどの子供たちが順に出し物を出していましたが、ここにきてアイドルグループ「モノリス」登場。

さっきの消防服で写真を撮っていたのは彼女達だったらしい。

彼女らのＭＣを聞いていると、彼女達は昨年のこの「ちょい体験さむかわ」が、初ステージだったらしい。

歌・踊りがなかなか始まらず、そろそろ集合時間〜。

集合です。

朝９：１５から、このとき１４：３０ですがまだまだ続くらしい。

ここからは、寒川駅北口商店会の商店を幾つか回ります。
まず、「まるしげ茶園」さん。
美味しいお茶の選び方などをレクチャーして下さいました。
店のお嬢さんと奥さんが、お茶の薀蓄を聞かせてくれて、試飲も３種類。

ただ、ゆっくりお茶でも買いたいなと思いましたが、次のグループが来て、お茶を選ぶ時間もなかったのは残念・・・。

つづいては、「ジュエル・アイリ」さん。
宝石・アクセサリーのお店。

ここでも、「何か選んでもいいかな」と思いましたが時間がなかったのが残念。
折角、企画に協力してくれているお店なので、何か買ってあげたいとは思ったんですが・・・。

続いてやってきたのが「安楽寺」。

秋に咲く「ジュウガツザクラ」。
１０月桜といいながら、先週までは綺麗に咲いていたそうです。
でも、もう終わりそう。

なお、この桜、春にも咲くそうです（驚）。

こちらは真言宗のお寺で、寒川町では最も古いお寺で、養老２年（７１８年）の開創と伝えられます。

江戸時代には、寒川だけでなく海老名、藤沢市に及ぶ末寺１８ヶ寺を支配していたといわれます。

明治の後期に、宝塔院、等覚寺、観護寺、東福寺を合併して現在に至ります。

本堂の中に入れていただき、ご住職から当寺のことなどの講話をいただきました。

さすがに、写真は遠慮しましたが、ご本尊の大日如来坐像は平安時代の作だそうですが、近年補修と金彩色を施したそうで、驚くほど立派でした。

日本寺院には珍しいステンドグラスもあります。

この日の天気は曇りでしたが、晴れていると光がすーっと入ってきて、何とも美しいそうです。

最近設えたという、襖絵も見せていただきました。

こちらは、湘南の風景。

こちらは、四季です。

こちらも四季。

墨絵に竹は相性がいいですね。

庭もちらっと眺めました。

ご住職によると、このお寺は桜が多く、３月終わりごろから、４月半ば過ぎまで様々な種類の桜が楽しめるそうです。
「是非、その頃にもう一度お参り下さい」との事でした。

有難うございました。

最後の商店巡りは、「ウスイ植物園」さん。
花屋さんです。

こちらでは、上手な花・観葉植物の育て方などをレクチャーいただきました。

シクラメン。

いいシクラメンの選び方は、葉っぱを触ってみて、硬くてしっかりした葉のものがいいのだそうです。

ポインセチアの改良種で、「プリンセチア」だそうです。

飲料品メーカーのサントリーの関連会社「サントリーフラワーズ」が開発したのだそうですよ。

シンビジウム。

ポイントは、「水を遣り過ぎないこと」だそうです。

ＪＲ相模線「寒川」駅。

という訳で、朝９：１５からの商店街ツアーでしたが、１６：００頃こちらで解散になりました。
「商連かながわ」の皆様、商店街振興というテーマで色々お骨折りいただき、有難うございました。
楽しかったです。

寒川駅 駅

単線の相模線から東海道を乗り継いで帰宅します。

夕飯は、イベント会場で買ったコロッケとメンチカツです（笑）。