2021/11/02 - 2021/11/05
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norisaさん
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この旅行記のスケジュール
2021/11/02
この旅行記スケジュールを元に
過去何度もチャレンジして予約の取れなかった名園、それが桂離宮です。
しかし、コロナ禍の今はインバウンドの客も減り、日本人旅行者も激減している今こそ予約のラストチャンスではないか!?
そうして目論見どおり現在はそれほど混雑していないようで、何とか予約がとれました。
こうして何とか桂離宮を見学することができましたが、そこは評判に違わぬ名園でした。
何百年も前の皇室や庭園設計者のセンスの良さと心配りに感嘆したものでしたーーー。
そして、桂離宮見学後は、昔はインバウンド客で大混雑していた伏見稲荷も訪れました。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
ホテルビナリオ嵯峨嵐山の最上階、といっても3階ですが(笑)からの朝焼けの嵐山。
今日も好天が期待できそうですーー。ホテル ビナリオ嵯峨嵐山(コミュニティ嵯峨野) 宿・ホテル
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朝は典型的な京都の御膳でしょうか。
自分で固める嵐山豆腐、鮭の塩焼き、高野豆腐と豚肉、大根の炊合わせ、洋梨とパストラミのサラダ、生卵、トマトジュース、その他多くの香の物などが並びます。 -
そして9:00前にホテルを出て20分たらずのドライブで到着したのはーー。
憧れの桂離宮です!
この近さもホテルビナリオ嵯峨嵐山をチョイスした理由です。
すでに紅葉の始まっている大木。桂離宮 名所・史跡
-
予約は10:00からですが、受付は9:40からで、予約表のチェック、体温チェック、消毒などの関門を突破して(笑)待合室にやってきます。
見学の人は全部で15人程度でしょうか。
コロナの影響で一回の見学者を半減させているそうですので、これもコロナ禍での数少ない御利益でしょうか(苦笑) -
ガイドさんが最初に案内したのは表門ですが、この門は貴賓客専用の正式なものだそうです。
さて、この桂離宮は江戸時代の17世紀に皇族の八条宮の別邸として創設された建築群と庭園です。
総面積は付属地を含め約6万9千平方メートルで、うち庭園部分は約5万8千平方メートルもあります。 -
その表門からこの御幸門へ戻ります。
この門の柱はコルクのように弾力性のあるものですが、アベマキという日本では雑木林で普通にみられる木材が使われ自然さを演出しています。 -
そして、この桂離宮は敷石の多様さでも有名です。
桂離宮の大きな魅力のひとつはこれら延べ段(敷石)にあるそうです。
「霰こぼし(あられこぼし)」という手法の延段は平らな面を路面になるように敷き詰められています。
そして真・行・草という三種類の敷石の美が庭を引き立てます。
書道でも楷書、行書、草書などのスタイルがありますが、この敷石もそんな流れをくむ変化があるそうです。
真は最も格式の高い、正式な敷石の形態で、行は中間、草は最も軽快洒脱な様式のようです。
ちなみにこの敷石は草の様式だそうです。 -
御幸道にと通じていたこの橋は草の橋。
道に対してわずかに傾いた橋の角度は橋の美しさや奥行きを表現するためのようです。 -
こちらは「行」の様式の敷石です。
さて、この離宮の回遊式の庭園は日本庭園の傑作とされ、建築物のうち書院は書院造を基調に数寄屋風を採り入れています。
ドイツの建築家ブルーノ・タウトは桂離宮の簡素な美を絶賛し、その知名度を国際的に高めました。
(日本美はブルーノ・タウトさんやボストン美術館ゆかりのフェノロサさんのおかげで世界に認められましたが、彼らがいなかったら桂離宮や奈良京都の寺社仏閣の美術作品もどうなっていたかわかりません。何事も国外のからの評価を気にする国民性の危うさはこのあたりから始まっていたのやもしれませんーーー) -
正方形を45度傾けた手水鉢。
幾何学的な美にもハットさせられますーー。 -
このソテツの木は南国から移植したもののようですが、南国風情を楽しむだけではなき、この位置からメインの庭園を見せないための演出だとか。
この場所とはーー。 -
そう、外腰掛けと呼ばれる簡易な休憩所です。
これからメインの書院や新御殿に向かう前の控えでもあったようです。 -
そこを抜けて行くと青空、そして紅葉しつつある木々が目を奪います。
光や色の演出も憎いくらいです。 -
そして、中央の大きな池が姿を現します。
向かいに見えるのは賞花亭。 -
松の緑、モミジの赤、そして空と池の青のコントラスト。
風もない水面は線対称の庭園を写しますーー。
ブルーノ・タウトさんも息を?んだかもしれません。 -
何種類もの橋が視線を心地よく遮ります。
徹底的に計算された三次元の遊びーー。
優雅な皇族の別荘ではありますが、美が凝縮された空間でもあります。 -
桂離宮で最も美しい景と感じるのが岬灯籠付近ともいわれます。
水際を美しく魅せる技法の洲浜の先には、この可愛らしい岬灯籠があり、その奥には、石の反り橋「蛍橋」、中島、「月見橋」と並んでいて、それらを天橋立に見立てているそうです。
織部灯籠は千利休と共に江戸時代に茶の湯で大成した古田織部が考案した灯籠ですが、この灯籠はキリシタン灯籠とも呼ばれ、竿にキリスト像が彫られているのが特徴です。 -
こちらから書院方面を見る景色にも嘆息します。
まさに桂離宮見学日よりですーー。 -
茶屋は松琴亭(しょうきんてい)、賞花亭(しょうかてい)、笑意軒(しょういけん)、月波楼(げっぱろう)の4棟があり、他に持仏堂の園林堂(おんりんどう)があります。
こちらは松琴亭。 -
ガイドさんは先に行ってしまいますが、しばしここで夫婦で庭を楽しみます。
ここで頂くお茶、どんなお味でしょうーー。 -
大きな市松模様の襖も遊び心が溢れています。
もちろん中には入ることができません。 -
屋根はご覧のように素通しになっていますし、柱も自然木をそのまま使っていて、いかにも素朴な田舎屋を思わせる造り。
こうした「わびさび」の世界観は茶道からのものでしょうか。
いずれにしろ皇室の方々もこのような雰囲気を楽しんだわけで、こんなムードが好きな国民は世界広しといえでもいないのでしょうか!?特に国の最高位の貴族ではーー。 -
両側の木々が遠景の奥の深さ、そして明るさを強調する庭造り。
古人の美意識、恐るべしですーー。 -
次にやってきたのはもっと小さな茶室、賞花亭です。
-
近景の木々、真ん中の池、遠景の木々、そして借景の山々が重なり合いながら奥行きを演出します。
紅葉も良い具合。 -
内部はご覧のように履き物を脱がずとも座れるコンパクトな造り。
この書は曼殊院良尚法親王という方の直筆で、そのまま残っています。 -
こちらの手水鉢は完全な円形で、茶室ごとにデザインを変える遊び心がにじみ出ています。
この賞花亭はこの庭園でも最も高い位置にありますが、これは自然の地形ではなく、手前の池を掘った土を盛ったという人口の築山です。
盛り土というと伊豆山神社横の土石流事故を思いださせますが、こんな風雅な盛り土もあるわけです(苦笑) -
桂離宮で一番高い場所にあるこの賞花亭から石段を下りると、180度見渡せるポイントがあり、撮影スポットとなっています。
風もなく池面は雲の形、木々の変化をそのまま写し取ってくれます。 -
始まった紅葉がその優雅さをさらに増してくれます。
この桂離宮で数日すごせば寿命もその分延びそうです(笑) -
池の細い部分の向こうには笑意軒という茶室があります。
このあと向かうことになります。 -
その前にやってきたのは園林堂というお堂。
これは今までの茶室と違いまさにお寺のようなしっかりした造りです。
昔は楊柳観音画像というものが内部にあったそうですが、今は別所で保管されているそうです。 -
橋を渡ると書院が見えます。
でも、その前にーー。 -
後ろを振り返ると先程の園林堂が見えます。
なぜ振り返ってかというとーー。 -
ここからわかりますが、このお堂の屋根は通常のお寺やお堂のように反り返っておらず、むしろ逆側に湾曲していますが、これはこの桂離宮の雰囲気を邪魔しないための地味な造りとしたそうです。
-
そして大きな茶室、笑意軒にやってきます。
この額は曼殊院良恕法親王(智仁親王の兄)の筆だそうです。
洒脱で創意溢れる書。 -
この茶室の南側の窓からは刈り取ったばかりの田んぼが見えます。
新緑の季節は青い田、秋は少しわびさびの世界が広がります。 -
これから古書院、中書院に向かいます。
この敷石はやはり「草」の様式でしょうかーー。 -
こちらが古書院で、中書院や新御殿はこの左手に続いています。
今は新御殿は屋根を改修中とのことです。 -
古書院前にはこんな板敷きが。
これは月見台といいます。
池に面した6畳大竹簀子張りのテラス状のスペースで観月のためにだけ造られたものだそうです。
照明手段が乏しかった江戸時代のはじめ、月はとても貴重な明るさと美の象徴だったのでしょうーー。 -
そして、こちらは最後の茶室。
月波楼です。
こちらは夏用の茶室ということで開放部分も広いそうです。 -
確かにこれだけ広い開口部ですから池を渡る風も入ってくるでしょうし、夏向きの茶室ということも納得できます。
現代の建築基準から見ると耐震性が心配ですが、そんな野暮は言わないようにしましょうーー(苦笑) -
そして、古書院に続く道は最も格式の高い敷石、「真」の石畳が採用されています。
ここを通った身分の高い客人はーー。 -
ここ御輿寄に到着します。
その手前には4段の幅の広い石段があり、その上に横長の沓脱石がありますが、この沓脱石は6人分の沓の幅があることから「六つ沓脱」と称されるそうです。
さて、素晴らしい桂離宮の雰囲気を満喫したあとはーーー。 -
そう遠くない第二の目的地にやってきます。
伏見稲荷です。
大学時代に京都に住んでいながら一度も訪れたことがない神社です。
(他の遊びや趣味に忙しくて(苦笑))伏見稲荷大社 寺・神社・教会
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伏見稲荷大社は全国に3万社あるといわれている「おなりさん」の総本宮で、稲荷信仰の御本社で、古来より五穀豊穣、商売繁昌、家内安全、諸願成就の神様ですが、その信仰は稲荷山の三つの峰を神そのものとして崇拝したことを源流としているそうです。
まずは派手な楼門をくぐります。
この楼門は豊臣秀吉が母親の病気平癒を願って寄進したと言われており、国の重要文化財に指定されています。 -
こちらは外拝殿です。
この伏見稲荷は和銅4年(711年)が創建とされており、1467年の応仁の乱により多くの社殿が消失してしまいましたが、明応8年(1499年)には本殿を含む消失された社殿が再興されました。
近代に入り、明治42年(1909年)には、本殿が国の重要文化財に指定されています。 -
そして本殿で例によってわずかなお賽銭で超過多な祈願をさせて頂きます(笑)
この本殿は五穀豊穣を司る五柱の神様が一つの社殿に合祀する形で祀られており、桃山風の豪華な彫刻も見どころという解説がありました。
折から七五三の祈願に来られるご家族も多いようです。 -
そして、これから千本鳥居に向かいます。
一昨年以前でしたらインバウンドの客で通るのも困難だったに違いありません! -
千本鳥居は願い事が通りますようにという気持ちと感謝を込めて、江戸時代より参拝者から奉納されており、現在では参道全体で1万基を超える数になるとも言われています。
ここは右回りで進むよう指示がありますが、幸い空いていてその規制も必要なさそうです。 -
それにしてもまさに朱色の世界。
なぜこれほどの朱色ですが、この朱色は希望、生命、大地、生産の力を表しているとされ、特にこの大社で使われる朱は「稲荷塗」とも呼ばれているとの紹介がありました。 -
この奥社奉拝所は稲荷大神が鎮座する稲荷山の峰々を巡拝する「お山めぐり」のスタート地点となります。
そこには眼力社、薬力社などがあり、目の病気や相場の先読み、病気全般の平癒などを祈願する神社がありますがーー。 -
我々は時間の関係でその入り口までで引き返します。
さらに奥に行く方も多いようです。 -
今日は朝早めに桂離宮見学をし、初見の伏見稲荷にやってきました。
今まで予約が取れなかった桂離宮はウワサに違わぬ名園でしたが、伏見稲荷もなるほどインバウンド客を引きつける魅力に溢れていました。
お天気も良くとても充実した古都の空気でしたーーー。
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この旅行記へのコメント (16)
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- 前日光さん 2021/12/02 23:29:44
- ついに行かれましたか。。。
- こんばんは、norisaさん。
一度はこの足でそこに立ちたいと思っている桂離宮、綿密な計画の元に実行しないとと思うと、なかなか行けません。
現役の頃「現代文」の時間に加藤周一氏の「日本の庭」という文章を教えたことがありますが、これが難解で難解で(ーー;)
その文章が好きなのですが、ほぼ理解できない状況で教壇に立ちました。
加藤氏は言います。
「人は桂離宮を、みることができない。そのなかに入ることができるだけである。
竹で編んだ垣があり、簡素な門がある。門を入り、潜り戸を通って御輿寄せの前に出ても、緑の厚い苔のなかに一直線に敷石がうかびあがっているばかりで、左右にいわゆる行・草の飛石が、茶人の気まぐれな哲学を暗示してはいるけれども、建物と生垣にさえぎられて庭を見ることはできない。書院のなかに入り、月見台の上に出て、はじめて庭をみる、というよりも、人は突然、もう一つの世界のなかにいる自分自身をみいだすのである。。。。」
といった感じの文章が続き、頭の中が(?_?)(?_?)の坩堝でした。
でも分からないのに、その文章はぐいぐいと私を引っ張り魅了しました。
最後近くの
「わたくしが、古書院の月見台に立ったとき、薄陽(うすび)のさす庭には、銀色の雨が降りそそいでいた。島も、樹立ちも、遠い岸の石組みも、雨に煙り、何世紀も前からつづいているような静けさが、その美しい世界を支配していた。。。」
という部分に至っては、もはや評論と言うよりも長大な「詩」であるという思いにとらわれました。
「日本の庭」は教科書以外のサブテキストの一番最後に出てくる「評論文」でした。
難しいのに魅力的、一つ一つ時間をかけて分析していけば理解できるのでしょうが、あの頃この文章に出会った生徒たちは、どんな感想を持ったのだろうかと、未熟な私の授業についてきてくれた生徒には申し訳ない気持ちでいっぱいになります。
実際に桂離宮を訪れておけば、教えようもあったのだろうと思いますが。
すみません!
旅行記の感想になっていませんね。
長々と引用ばかりしてしまいましたが、読み飛ばしてくださいね!
それにしても桂離宮は、加藤周一氏のような知の巨人にとってもこの上ない魅力をたたえた存在だったのでしょうね。
これはやはり行くべき場所、見るべき建築物&庭なのだろうと、今回認識を新たにしました。
詳しいお写真や説明等々、ありがとうございましたm(_ _)m
前日光
- norisaさん からの返信 2021/12/03 12:05:47
- Re: ついに行かれましたか。。。
- 前日光さん
おはようございます。
いつもながらのご訪問やカキコなどありがとうございます!!
そうなんです。
やっと念願の桂離宮の雰囲気に浸ることができました。
過去何度か抽選に外れているので、感慨もひとしおですーー。
加藤周一氏の文章は全く知りませんが、ご紹介して頂いた文章は確かに共感できるものです。
少々難しい表現がありますが、それは筆者が感激した証拠とも言えそうです!
行、草の飛び石も描かれていますが、確かにとても印象な作庭技のひとつで、ここまで細やかな神経を巡らすのは素晴らしいですね。
彼の文章を読まされた学生の混乱が目に浮かぶようです(苦笑)
実際にこの桂離宮の雰囲気に触れていない学生にはとても理解しがたい難文に見えたことでしょうーー。
今はインバウンドの客がいないし、コロナの影響で日本人旅行者も少ないので訪問のチャンスです。
もし奈良などにおいでの際は足を伸ばして桂離宮にも立ち寄ることを強くオススメします。
季節は春か秋がベストだそうです(ガイド談)。
では続編もなにとぞよろしくお願いいたします!
norisa
-
- yukaさん 2021/11/30 10:29:42
- 桂離宮 norisaさんの旅行記で鑑賞させていただきました!
- 遅ればせながら京都に来ています。目的は紅葉。そろそろ終わりの気配です。
桂離宮は高校生の時(50年も前です💦)、日本史の先生だったと記憶していますが、「この月に見学したい、と申し込むと、『この日に来てください』と返事が来るので、ひと月予定を空けて待っていなくては、、それで、やっと見学してきました!」と言っていたのを思い出します。
気分次第で動いて、食事の予約も嫌いな私なので、多分一生桂離宮を見ることは無いでしょうけれど、norisaさんの旅行記で行った気分にさせて頂きました。
テレビではまた「オミクロン」なんて騒ぎ出していますが、コロナの間を縫って、これからもnorisaさんの旅行記、楽しみにしています。
- norisaさん からの返信 2021/11/30 12:58:39
- Re: 桂離宮 norisaさんの旅行記で鑑賞させていただきました!
- yukaさん
こんにちは。
いつもありがとうございます。
11月末の紅葉は初旬に比べて一層鮮やかでしょうね!
落葉が始まっているので風情も満点ですね。
桂離宮はコロナまではホントに予約が大変で、何度も討ち死にしました(苦笑)
今回はコロナの影響で大分空いていたので希望の日時が予約できました。
桂離宮の雰囲気は素晴らしいので、そんなことをおっしゃらずに是非ご自身で見学してみてください(笑)
ただ時期とお天気は大事ですねーーー。
オミクロン株、まったく厄介ですね。
折角打ったワクチンも効かないようなら旅行はしばらく休みしかないですねーー。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
norisa
-
- hot chocolateさん 2021/11/23 14:16:36
- 日本の美
- norisaさま、こんにちは~。
桂離宮! 私も何度か抽選に外れ、未踏の庭園です。
ガイドの方の説明もなしに庭園を見学するとなると、綺麗ね~、素晴らしいわ~、で終わってしまいますが、さすがに分かりやすい説明ですね。
敷石の形態にも、真・行・草という三種類の敷石があるなんて初めて知りました。
日本の庭園文化、さすがです。
日本の侘び・寂が一般の外国人に理解できるかどうかは分かりませんが、
やはり日本文化、素晴らしいです。
今まで、京都は観光客が多くて、少し敬遠していましたが、このコロナ禍で
インバウンド客もいないし、京都旅行、ある意味日本人としてはチャンスかもしれませんね。
伏見稲荷いらっしゃいましたね。
あの赤い千本鳥居には目を奪われますね。
お天気も良く、桂離宮や伏見稲荷の見学も大満足で良かったですね。
次回も楽しみにしています。
hot choco
- norisaさん からの返信 2021/11/23 14:23:57
- Re: 日本の美
- hot chocolateさま
こんにちは。
いつもながらのご訪問やカキコなどありがとうございます!
やはり桂離宮は抽選でハズレましたか!
まさに、同類相哀れむではないですが、過去はなかなか難しかったですね。
でも、コロナ禍転じて福をなす、ではありませんが、緊急事態宣言が解除された直後は確かに抽選倍率も低そうでした。
おかげさまで何とか希望の日時に滑り込むことができた次第です。
そして、なによりガイドさんのよどみのない解説がありがたいですね。
録音しているわけではないのですが、それでも何とかポイントは聞き漏らさないようにしました。
コロナ禍ですからソーシャルディスタンスも必要なのでそうそう接近できませんが(苦笑)
この心憎いまでの美の演出、教養のあるガイジンさんには理解できるでしょうが、通常のインバウンドの客では?かもしれません。
伏見稲荷は念願だったので念願の二カ所に行けたこの日は大満足でした。
続きもよろしくお願いしますネ!
norisa
-
- pedaruさん 2021/11/23 05:14:26
- 桂離宮
- norisaさん おはようございます。
おーっ ついに桂離宮へお越しでしたか?norisaさんと言えども、抽選になるのですね(笑)。私にとっても桂離宮は憧れの的です。
桂離宮はよくベルサイユ宮殿と比較されます、って私の中ではの話ですが。
自然のままの丸太の柱、草の屋根、土の壁、これ以上簡素はないと、追究する心。
庭園はどことても対象はなく、三角形の形も、二等辺三角です。大自然を凝縮して最高の美を演出していますね。
対するベルサイユ宮殿、贅を尽くして(桂離宮もある意味贅を尽くして居ますが)目の届く限りは、装飾で埋め尽くす、あの何もない土色の壁とは真逆の美意識です。
これはこれで見る価値がありますが、世界はどこまで評価しているのでしょう。
norisaさんの解説は完璧でした、分かりやすく、要領を得た表現は、万人を魅了します。
>「霰こぼし(あられこぼし)」という手法の延段は平らな面を路面になるように敷き詰められています。
素晴らしいですね、さりげなく小さな石の一個一個に気遣いがなされているのですねー、解説を聴かなければ、気づきません。
来週からガイドのバイトなどいかがでしょうか?そしたら毎日見られるし、抽選も不要です(笑)。
pedaru
- norisaさん からの返信 2021/11/23 09:51:55
- Re: 桂離宮
- pedaruさん
おはようございます。
いつもありがとうございます。
なるほどベルサイユ宮殿との比較!
これは全く考えませんでした。
ベルサイユ宮殿はまさに人工の極致で宮殿自体も当時最先端の建築技術と装飾が施され、庭もまさに幾何学模様の模範のようなしつらえ。
桂離宮の雰囲気とは180度違っていますね。
同じ「宮」がついていますが、これだけ違うのもスゴイこブルーノタウトはじめ欧米の美術家が激賞したのはありがたいことです。
世界でも桂離宮や修学院離宮、その他の日本庭園や茶屋などの「自然との同化」「わびさび」などを追求した別荘や宮殿、寺院がある国は他に類をみないことでしょうーーー。
それを再発見してくれる審美眼が欧米人に備わっていたことにも感謝したいものです。
さて、ガイドのバイト!?
それは無理難題、やはり若い女性のような魅力がないと観光客も話を聞いてくれませんーー(苦笑)
norisa
-
- aoitomoさん 2021/11/22 22:41:24
- 桂離宮ってこんな場所だったのですね~
- norisaさん こんばんは~
norisaさんが過去何度もチャレンジして予約の取れなかったという桂離宮。
桂離宮ってそんな場所だったのですね~
インバウンドの影響もなく、ナイスタイミングでの名園見学さすがです。
しかも紅葉の時期でもありますから完璧。
天気もよく風もなく池の反射も美しいです。
伏見稲荷はもちろん千本鳥居が見たくて訪れたことがあります。
右回りで一周して帰ってきたら、
足が棒になって疲れてそれ以上観光出来ずに
そのまま帰宅したことがあります。( ´艸`)
伏見稲荷も桂離宮も大学時代に京都で住まわれていたのに行かれてないとは・・
まあ私も大学時代には神社仏閣には疎遠でしたが・・( ´艸`)
上手に京都観光。
続きも期待してます~
aoitomo
- norisaさん からの返信 2021/11/23 09:44:35
- Re: 桂離宮ってこんな場所だったのですね~
- aoitomoさん
おはようございます。
いつも大変お世話になっております!!
桂離宮はもちろん、修学院離宮なども予約抽選がなかなか厳しくて、特に良い季節の春や秋は競争率はかなり高かったものです。
しかし、このコロナ禍ですから今やかなりの低倍率。
はるばる神奈川から行く身としては良い季節の良い時間を確保するにはチャンスでした。
おかげさまで晴天ですし、紅葉も進みつつあるので最高の一日を過ごすことができました。
伏見稲荷は京都に住みながら未踏という恥ずかしい状況でしたので、今回はリベンジ?訪問となります。
見事な鳥居にインバウンドの客の多さも納得したものです。
例によっての過多な祈願。
お稲荷様に申し訳ないです(笑)
続きもよろしくお願いします。
norisa
-
- ふわっくまさん 2021/11/22 12:37:13
- 水面に映った秋の雲・・
- norisaさん、こんにちは。
今回お出かけされた桂離宮は、予約制なのですねー
比較的近くにいると、かえって知らないというか・・
日本庭園の傑作といわれ数寄屋風の書院など簡素な建築美が、海外から絶賛されていたことを改めて教えていただきました。
青空のもと池に映った秋の雲が、一層ステキな演出になり・・
・・お陰様で、目の保養になった気がします(^^♪
そして伏見稲荷大社で、超過多な祈願をされて・・(笑)
インバウンド客がいない今の時期、こちらも奥様と美しい千本鳥居を満喫されましたね。
ちょうどいい気候の古都を、楽しんで来られて・・続きも楽しみにしています。
ふわっくま
- norisaさん からの返信 2021/11/22 14:41:46
- Re: 水面に映った秋の雲・・
- ふわっくまさん
こんにちは。
いつもながらのご訪問やカキコなど感謝です!!
そうなんです、桂離宮や修学院離宮は予約制ですし、かつ抽選に当たらないと見学できません。
その代わりガイドの方が懇切丁寧に説明してくれますので一見の価値は大いにあります。
今はインバウンドの客がいないのでどこもそれほどは混雑していませんが、この桂離宮はまさに独占の時間でした(笑)
伏見稲荷はさすがに混雑していましたが、七五三の時期でもありますから当然だったかもしれません。
その多忙なお稲荷様に、さらに過多な祈願をさせて頂いたので申し訳ない次第です(笑)
今後も続きますのでよろしくお願いします。
norisa
-
- たらよろさん 2021/11/21 19:43:49
- 本当に素晴らしい青空でしたね
- こんばんは、norisaさん
桂離宮、そんなにハードルが高かったんですねー。
たしかに予約制というか、抽選になるので、
なかなか難しいですけれど、希望の日をいくつか書けた気がしたので、
当たりやすいイメージでした。
私も1回目で行けたけれど、
それって京都にすんでいるから、ある意味いつでも良いや!って気持ちがあったから…
っていうのもあるのかな?
最高のお天気、青空の下での最高峰のお庭は
今までの鬱憤を晴らすに絶対的でしたねー。
私は桂離宮近くの、中村軒さんの麦手餅が大好きで、たまに買うんですよー。
やっぱり、老舗の味は間違いないですねー。
たらよろ
- norisaさん からの返信 2021/11/21 20:31:14
- Re: 本当に素晴らしい青空でしたね
- たらよろさん
こんばんは。
いつも大変お世話になっております。
あら!そんなにイージーに抽選で当たりますか?
我々はこの10年くらいで数回チャレンジして外ればかり。
かろうじて修学院離宮が5,6年前?でしたか当たりましたが、その前後の日の桂離宮はやはりハズレでした。
でも、昨年と今年はコロナの影響で申し込み者も少ないし、そもそも桂離宮自身が閉鎖されている時期もあったそうです。
それで、この秋の緊急事態宣言が解除された直後は空いていたようです。
おかげさまでの快晴。
池に映る空も木々もキレイで感激しました!
桂離宮近くのお店のオススメ、行く前にお聞きしたかったです(苦笑)
今後ともよろしくお願いします。
この後も京都をさまよいます(笑)
norisa
-
- yamayuri2001さん 2021/11/21 15:18:49
- 桂離宮の真実・・・
- norisaさん、こんにちは。
京都での休日、とっても充実していらっしゃいますね。
私も、ちょうど一年前に京都を訪問しました。
その折に、やはり桂離宮の参観申込をしましたが、
生憎、GO TO TRAVELの期間中でしたので
どの日も満員で入ることが出来ませんでした。
だから、norisaさんの解説付きで、中に入った気分になれました。
桂離宮は、まだもう押し込みなど要らない時代にしか
訪問していませんので、記憶が曖昧です。
このように、説明して頂くと、成程と思う事ばかりです。
また、伏見稲荷も、鮮やかな朱で、昨年
重かる石を持ってみたら、軽々と持ち上がったことを
思い出しました。
あの鳥居は本当に、印象的ですね。
私も、norisaさんと同じことを思いました。
インバウンドで賑わっている時は、前に進むのも
大変なんだろうなと・・・
コロナも、利点が無いわけではない・・・
しかし、早く完全収束して欲しいものです。
今回のホテルチョイスも、唸りました。
達人の域ですね!
yamayuri2001
- norisaさん からの返信 2021/11/21 16:13:11
- Re: 桂離宮の真実・・・
- yamayuri2001さん
こんばんは。
早速のご訪問やカキコなどありがとうございます!
いつも感謝です。
そうでしたか!
やはりGO TO TRAVELの時期は満員でしたか。
コロナ前でもインバウンドの客もいるし混雑していましたね。
今回は緊急事態宣言が解除されたタイミングで抽選に申し込みましたので、首尾良く当選しましたが、競争率は低そうでした。
桂離宮の雰囲気は素晴らしくて、ここに別荘を建てた時代そのままの空間を堪能しました。
ここは敷石もいわくがあってガイドさんの説明がないと見落としますね。
今年からかもしれませんが有料ですがお安いものですね。
伏見稲荷は京都に下宿していた割には未踏でした。
学生時代は遊びに趣味に付き合いにと学業以外が忙しいので(苦笑)とても伏見まで行く暇がなかったのですが、今みると見事なものですね。
この朱色の鳥居の連続はインバウンドの客も魅了することでしょう!
ホテルはお安いのですが、観光拠点としては良いですよ!
お食事も質量ともに満足ですので、いずれリピすることになるでしょう。
では、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
norisa
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旅行記グループ 2021秋の京都旅行
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