生涯に一度は訪れたい名園中の名園!
- 5.0
- 旅行時期:2021/11(約2年前)
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by norisaさん(非公開)
嵐山・嵯峨野・太秦・桂 クチコミ:5件
この桂離宮は江戸時代の17世紀に皇族の八条宮の別邸として創設された建築群と庭園です。
総面積は付属地を含め約6万9千平方メートルで、うち庭園部分は約5万8千平方メートルもあります。
そして、この桂離宮は敷石の多様さでも有名です。
桂離宮の大きな魅力のひとつはこれら延べ段(敷石)にあるそうです。
「霰こぼし(あられこぼし)」という手法の延段は平らな面を路面になるように敷き詰められています。
そして真・行・草という三種類の敷石の美が庭を引き立てます。
書道でも楷書、行書、草書などのスタイルがありますが、この敷石もそんな流れをくむ変化があるそうです。
さて、この離宮の回遊式の庭園は日本庭園の傑作とされ、建築物のうち書院は書院造を基調に数寄屋風を採り入れています。
ドイツの建築家ブルーノ・タウトは桂離宮の簡素な美を絶賛し、その知名度を国際的に高めました。
桂離宮で最も美しい景と感じるのが岬灯籠付近ともいわれます。
水際を美しく魅せる技法の洲浜の先には、この可愛らしい岬灯籠があり、その奥には、石の反り橋「蛍橋」、中島、「月見橋」と並んでいて、それらを天橋立に見立てているそうです。
織部灯籠は千利休と共に江戸時代に茶の湯で大成した古田織部が考案した灯籠ですが、この灯籠はキリシタン灯籠とも呼ばれ、竿にキリスト像が彫られているのが特徴です。
茶屋は松琴亭(しょうきんてい)、賞花亭(しょうかてい)、笑意軒(しょういけん)、月波楼(げっぱろう)の4棟があり、他に持仏堂の園林堂(おんりんどう)があります。
いずれも趣向たっぷりながらわびさびの極致でシンプルな美です。
桂離宮はもちろん予約制ですが、インバウンドの客がいない状況では空いているようです。
駐車場は広く無料ですから安心です。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- アクセス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- バリアフリー:
- 3.5
- 見ごたえ:
- 4.5
クチコミ投稿日:2022/01/09
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