2010/12/23 - 2010/12/27
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かるあみるくさん
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福岡旅行記3日目になります。この日から2日間は小倉・門司港を中心の旅行です。
同じ福岡県の政令市ですが歴史的には別の道を歩んできた形で見どころもかなり変わってくる北九州市。この日は門司港と対岸の下関市の唐戸地区を見学しました。歴史ある門司港と下関ですが雰囲気やそれぞれの歴史もまったく違います。どちらの街も楽しめた1日でした。
そしてこの日はクリスマスだったんですが門司港のイルミネーションはとても綺麗でした。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 船 JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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この日は早朝に電車で門司港駅へとやってきました。現在は九州の玄関口駅は小倉駅になっていますが、1942年の関門トンネル開通までは連絡船で門司港と下関を結んでいた事もあり広い構内と立派なホーム、駅舎を持つ九州の玄関口らしい駅です。
門司港駅 駅
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門司港までやってきた811系と門司港から出発する羽犬塚行きの813系。813系は増備時期によって全面は構造がずいぶんと異なりますがこれは割と後期に増備された車両です。
九州の電車ってやはり関東とは異なる雰囲気ですよね。門司港駅 駅
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門司港駅の改札のすぐ向こうには幸福の泉・幸せの鐘というモニュメントがありました。幸せの鐘は今ではモニュメントの様になっていますが、元々は門司港駅の列車出発の際に鳴らしていたものだそうです。
門司港駅 駅
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幸福の泉・幸せの鐘の奥には0哩(マイル)の碑があります。九州鉄道の起点となったこの場所に1972年の鉄道100周年の際に建立された記念碑の様です。当初の0哩碑は駅舎の移転で撤去されましたが、鉄道開通100周年で再度門司港駅に建立された様ですね。
門司港駅 駅
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自動改札化されたり発車標があったりと現代風に変化はありますが、駅舎は1914年に現在地に建てられた2代目のものでとても立派な雰囲気の造りになっています。
こうやってみると当時の賑わいを感じる事が出来ますね。門司港駅 駅
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この門司港の駅舎は東京駅駅舎と同様に重要文化財に指定されており、国内で重文指定の駅舎は東京駅と門司港駅の二か所だけです。この後2012年から2019年と長い時間をかけて保存工事を行っており現在はこの当時と外観も少し異なっている様です。
門司港駅 駅
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門司港駅を出てすぐの所に関門航路のターミナルがあります。他には巌流島行きの船も下関行きに比べれば少ないですが出ている様です。結構立派なターミナルですね。
関門納涼船 乗り物
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天気はどんよりとしているものの視界はそこまで悪くなく関門橋やその奥の和布刈山や火の鳥山もしっかりみえていました。2021年にこのあたりに行ったときには雨で視界がなく関門橋もしっかり見えなかったので、この時はそこそこ視界は良かったのだと思います。
関門納涼船 乗り物
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待合室から桟橋が見えます。極寒ですし波も結構高いようで乗る前に電車で行けばよかったかな・・・と少し後悔した気持ちは覚えています(´・ω・`)。
関門納涼船 乗り物
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やってきた船は「大海」。この航路を運航する関門汽船の船で当時でも古い部類になっていました。89人乗りの船ですがこの時間では船に向かう人もまばらでした。
関門納涼船 乗り物
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この船で下関へと渡ります。結構多くの人が乗れる構造で荷物置き場も大きいですが、確かこの時は僕以外に中学生の2人組が乗っていただけだったと思います。関門海峡を渡って通学・通勤する人もそれなりにいるみたいで、下関と北九州の一体感を感じます。
関門納涼船 乗り物
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対岸の下関の唐戸地区へと到着しました。関門連絡船で行くメリットとしては唐戸地区に直結できるんですよね。電車だと下関駅から唐戸までバスを利用した方が良いので・・・。
明治期から大正期に活動した秋田商会という商社の本社として建てられた建物で屋上には庭と社があります。旧秋田商会ビル 名所・史跡
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今でも現役の郵便局として活躍している「下関南部町郵便局」です。元々は1900年に赤間関郵便電信局として建てられた庁舎でその後下関東郵便局として下関の郵便の要でした。1975年に移転した後にこの庁舎に現在の郵便局が入ったそうで、ここから普通に郵便を出すこともできるそうです。
下関南部町郵便局 名所・史跡
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こちらは1906年に建てられてた旧イギリス領事館。当時改装中で覆われている状態でした。2021年にも訪れたのですがその際には綺麗な煉瓦造りの外観を眺める事が出来ました。
重要文化財旧下関英国領事館 名所・史跡
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唐戸地区にある唐戸商店街です。上の写真からすぐのところに入り口がありますがこれは少し離れた亀山八幡宮近くですね。昔に比べれば活気が減っていると思いますが、それでもまだまだ元気な方の商店街だと思います。
唐戸商店街 市場・商店街
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唐戸地区にある亀山八幡宮へとやってきました。この写真ではわかりませんが結構な高台にあって国道9号からは階段を使って登ります。現在の社殿はコンクリート造りの様ですが、平安時代に宇佐神宮から分祀されたことが創建の謂れとされる歴史ある神社です。
亀山八幡宮(山口県下関市) 寺・神社・教会
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長州藩は開国以降攘夷を推し進め大阪への航路となっている関門海峡を封鎖するためにこの地区に砲台を築きました。関門海峡は航路も狭くこの近辺は切り立った崖が多く立地も良かったため他にも砲台は何か所も造られました。
その後下関戦争で四か国連合艦隊に敗れ砲台は破壊され現在は当時の物は残っていませんが、亀山八幡宮にはその事を示す石碑がありました。亀山八幡宮(山口県下関市) 寺・神社・教会
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亀山八幡宮にあった「ふくの像」です。唐戸市場の向かいの位置に建立されていました。
下関はふぐの街なのは有名ですが、なぜふぐの街になったのか、地元ではふぐのことを「ふく」と呼ぶのかなどが右下の碑に書かれていました。亀山八幡宮(山口県下関市) 寺・神社・教会
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亀山八幡宮から歩いて赤間神宮へ来ました。距離的にはそんなにないんですが寒くて結構大変だったことを覚えています。赤間神宮は亀山八幡宮と違い朱を中心とした配色になっています。この神門は竜宮城を模して建築されたそうです。
赤間神宮 寺・神社・教会
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この現在の社殿は1965年に再建されているそうです。
壇之浦にある赤間神宮は壇ノ浦の戦いで敗れた平家一門を弔う合祀供養墓があり、隣接地には安徳天皇陵も存在します。今では平和な関門海峡ですが、平安時代末期には悲惨な戦いの戦場となった場所でした。赤間神宮 寺・神社・教会
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この日はちょうどクリスマスでした。もう新年まであとわずかということで大きな絵馬が掲げられていました。赤間神宮の神門も描かれていますね。
2011年が良い年になりますように、そんな思いが込められた絵馬です。赤間神宮 寺・神社・教会
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赤間神宮から国道9号を挟んで向かいの海側には灯篭で挟まれた階段がありました。
何かの神事で海から上がってくるときに利用するのだと思います。
対岸には門司港の街が見えました。阿弥陀寺公園 公園・植物園
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赤間神宮前から関門海峡沿いを歩いて唐戸市場までやってきました。ふぐで有名な下関の市場でもちろん業者メインですが観光地にもなっているので観光客のお店もある市場です。
唐戸市場【活きいき馬関街】 市場・商店街
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冬の朝という事で唐戸市場はとても活気がありました。上に書いた通り業者さんも多くいる一方、観光客もかなり多く一般人向けのお店も結構ありました。郵送コーナーもあるので買ったものを冷凍して送る事もできるようになっています。
唐戸市場【活きいき馬関街】 市場・商店街
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2階の回廊から見下ろした市場の様子。冬の早朝という事で活気がすごかったですが、早朝と言っても魚河岸にとっては遅い時間になっている様で少しずつ店じまいも始まっていました。
唐戸市場【活きいき馬関街】 市場・商店街
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二階の食堂でフグ定食を食べました。朝食にフグ定食、豪華ですね。
とは言え料金は安くてさすが市場だなと実感しました。唐戸市場【活きいき馬関街】 市場・商店街
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市場では寿司も販売されていました。ふぐの握りが一貫100円、激安ですね。ちなみに山口ではふぐのことを「ふく」と表記している様です。
唐戸市場【活きいき馬関街】 市場・商店街
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唐戸市場を出た後はサンデン交通のバスで下関駅までやってきました。ここから今度は電車で下関へと戻ります。駅前のデッキは港町の下関らしくヨットを模した?吊橋様のデザインになっていました。
下関駅 駅
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下関駅近くには海峡ゆめタワーというタワーがありました。結構な高さがあって、高さとしては今でも西日本一のタワーだそうです。関門海峡をここから眺めたら絶景だろうなあと思いつつ登りませんでした。
いつも旅行ではそうなんですが、いろいろ見すぎて結局時間なくなり計画していた場所の何割かはいけないことになっちゃいます・・・(´・ω・`)。 -
この建物は当時ヴァレンタイン下関と呼ばれていた結婚式場の様です。たぶん当時は教会か何かかと思って撮影したのだと思います。よく考えれば結婚式場とわかりそうではありますけどね。
現在はノートルダム下関と名乗る結婚式場になっているようです。 -
下関の夏祭り、平家踊りの群像が下関駅前に置かれていました。元々は壇ノ浦の戦いで敗れた平家を追悼するために始まった踊りだそうですが、今では下関を代表するお祭りになっています。
平家踊りの群像 名所・史跡
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下関駅は1942年に関門トンネルが完成した時に現在地に移りその時の駅舎が活躍していましたが2006年1月に放火事件により全焼、この当時は仮駅舎で営業していました。その後2014年には本駅舎が建てられたようですが、歴史ある三角屋根の駅舎を見たかったですね。残念です。
下関駅 駅
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下関駅の改札を抜けホームへ上がるところにこんなのりば案内がありました。一瞬わかりにくいですが、これってホームにある発車標をビデオで撮影してそれを映し出しているんですよね。
出発ホームが方面ごとに固定されていない様で便利なものですが、なかなかこの発想は面白いなと思いました。下関駅 駅
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上の発車標の映している元がこれだと思います。ちなみにこれ自体フラップ式というわけではなく元々印字されているフィルムを回転させて表記しているというなかなか珍しい形です。
下関駅 駅
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下関駅は山陽本線からくるJR西日本の電車と山陰本線の気動車、九州からくるJR九州の電車となかなかバリエーションの多くて面白い駅でした。山陰本線は非電化、JR西日本の山陰本線が直流電化、JR九州が交流ということで必然的に多くの列車が入る駅になっています。
下関駅 駅
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下関駅から山陽本線で関門トンネルを通り小倉へ戻ってきました。下関・北九州間は本当に気軽にわたることが出来ます。
小倉駅の駅ビル内にはモノレールも乗り入れていてなかなか珍しい雰囲気の駅でした。小倉駅 (福岡県) 駅
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一旦荷物の整理と身体を温めるためホテルに戻り休憩してから再度門司港駅へ。今日二回目の門司港です。券売機や窓口もレトロな雰囲気があります。
門司港駅 駅
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二度目の門司港なのでレトロ感を出すためにモノクロ撮影・・・、なのか設定を間違えたのかわかりませんがこの前後数枚はモノクロで撮影をしていました。
なんど見ても立派な駅舎に感じます。門司港駅 駅
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門司港駅舎の正面にはこちらの建物。三井倶楽部とかいう名前とこの立派な雰囲気にちょっと立ち寄りがたい雰囲気がありますが、確か1階は無料で二階もそこまで高くない有料展示でした。
良く見ると立派ですが可愛い雰囲気の建物ですね。旧門司三井倶楽部 名所・史跡
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門司港の街でひときわ目立つタワー。実はこれマンションです。最上階は市が管理する展望室になっている様でこの旅行で行けたらとは思っていたのですが結局行けなかったです・・・。まあこの日は天気も悪かったですし仕方ないかな・・・。
門司港レトロ地区 名所・史跡
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計画段階では景観の件で行政と揉めたマンションらしいですが今となっては門司港レトロの景色にうまく調和している様に思えます。対岸の唐戸からも見えますし、下関駅前の海峡ゆめタワーと関門海峡を挟んでツインタワーの様にもなっています。
足元に見えるの旧門司税関、上の写真で中央下に写っているのは北九州市立国際友好記念図書館で、友好都市の大連市にあった東清鉄道の建物を模した建築だそうです。門司港レトロ地区 名所・史跡
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先ほどのマンションの足元にあった旧門司税関までやってきました。1912年に建築された建物ですが、第二次世界大戦中に爆撃に合いその後は補修され倉庫として利用されていたので原型をとどめていなかったそうです。
ただ門司港レトロ事業が始まると復元作業が行われ往時の姿に戻り公開されています。北九州市旧門司税関 名所・史跡
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中では税関のマスコットキャラクター、カスタム君が展示されていました。当時は門司税関のマスコットだと思っていましたが、どうやら税関そのものの様です。
ちなみに旧門司税関内はここ以外撮影禁止になっていたと思います。北九州市旧門司税関 名所・史跡
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少し離れたところから門司税関をモノクロで撮影していた様です。そういやこの頃モノクロとかフィルターとかいろいろな撮影にはまっていた様な気もします。
今じゃ一眼で撮影することも減ってスマホで撮影している事も多いですが・・・。このころはまだスマホじゃないですしコンデジも小型なものしか持ってなかったので一眼でほぼすべて撮影していました。北九州市旧門司税関 名所・史跡
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元々の雰囲気と相まって門司港のイルミネーションはとても良い雰囲気を出していました。
クリスマスですもんね・・・。門司港レトロ地区 名所・史跡
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クリスマスイベントなのか放水していました。
横に外輪船の様な船がありますがイタリアンレストランになっていた様です。
ちなみにこの桟橋から門司港レトロクルーズが出航している様ですがこの時は何もいませんでした。 -
このビルはプレミアホテル門司港というホテルの様です。レトロ風ですがどうやらある程度新しい建築物の様ですね。
この背後には1917年建築の大阪商船ビルがあったりなかなか良い建物が多いのですがそのあたりをまったく撮影していないのが残念でした・・・。なんで撮らなかったんだろうなあ・・・。プレミアホテル 門司港 宿・ホテル
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日没後の門司港駅にと戻ってきました。日没直後のこの時間の夜景が個人的には一番好きです。
後ろの雲と相まってちょっとおどろおどろしい雰囲気も感じました。でもこの雰囲気いいですよね。門司港駅 駅
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お店の写真を撮影していなくてどこで食べたか不明ですが、上の写真の撮影の後門司港レトロかその周辺で門司港名物の焼きカレーを食べました。スープも付いて寒くて疲れた身体にはとても美味しかったです。
写真見る限りこの日は二食しか食べなかったみたいです・・・。 -
食事を終えて外に出てみるともうすっかり夜でした。いくら西の地域とは言え12月末で18時だとさすがに真っ暗ですね。マンションと木々のイルミネーションがとても綺麗でした。
門司港レトロイルミネーション イルミネーション
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門司港レトロのイルミネーションは有名な様ですね。訪れた時は知らなかったですがイルミネーションの範囲も広くて見どころも多いです。イルミネーションいろいろ見てきましたけど、イルミネーション専門のイベント以外では一番立派だった気がします。
門司港レトロイルミネーション イルミネーション
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時間は18:20、完全に日没後となりました。先ほどの雰囲気の門司港駅も、日没後の門司港駅もどちらも雰囲気がとても良いですね。
改装を経て現在は少し雰囲気が変わっているのでまた行ってみたいなと思っています。門司港駅 駅
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門司港から小倉駅へと戻ってきました。大正の雰囲気を残す門司港駅と現代風の小倉駅。両方とも北九州を象徴する町なのだと思います。
この日はマックで夕食を買ってホテルへと戻りました。寒波でかなり体への疲労もあったのでゆっくりと休み翌日へと供えました。小倉駅 (福岡県) 駅
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懐かしの2010年12月福岡旅
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