2021/02/13 - 2021/02/13
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xiaomaiさん
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2月12日は旧暦での新年開始日。この旅行記では新北市淡水の著名な寺廟での初詣の状況を紹介する。初二というのは2日(ふつか)という意味。
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まず向かったのは、淡水中山北路にある祭り行列の出発点。煙が多量に出る花火の箱がたくさん準備されていた。
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先導車
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今回の祭りは林氏の聯誼会により実施された。
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頭旗花車
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その後、大粒の雨......。金龍は雨に負けず突き進む。
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家将
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そして花火が多く打ち上げられ......
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林府王爺の神輿。
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金獅
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金獅
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范将軍、謝将軍
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後ろの2尊の神将は濡れないようビニールをおかぶりになった。
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淡水老街エリアにある福佑宮
淡水福佑宮 寺院・教会
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道を挟んで廟の向かいに特設会場
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天上聖母が祀られていた。
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そこへ先導車到着。
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福佑宮は1782年の創建で、淡水でもっとも古い道教寺院。
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現在の廟は1972年に再建されたもの。
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新年2日目とあって、多くの参拝客が来ていた。でも、前日の龍山寺と比較すれば、人の密度はそれほど高く感じなかった。
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天上聖母を主祭神とする。日本の雛人形に似た白い細面の媽祖さま。
願ったのは新型コロナウィルスの終息。今年に入り、本土市中感染の報告が数件あったけれど、最近はない(あるとすれば、海外からの入国者)。 -
太歳殿
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財神殿
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文昌帝君
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開山殿
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中央に霞海城隍爺、右に関聖帝君、左に福徳正神、中央下に虎爺将軍。
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虎爺将軍
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月下老人
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参拝を終え、外に出ると雨が降っていた。
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林府王爺の神輿
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金獅もレインコート着用。
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范謝将軍は雨など気にせず大行進。
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福佑宮から徒歩数分の清水巖祖師廟。
三峡清水厳祖師廟 寺院・教会
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清水祖師(俗名陳昭應、1047-1101)を祀る1937年創建の比較的新しい廟。
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新年仕様の飾り付け
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拝殿には多くの供物が置かれていた。参拝客は多いものの、入廟にあたり、検温、手の消毒がなされ、マスク着用の義務化されていて、身の危険を感じることはなかった。
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読経
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左の赤いものは禮斗という行事で使われるもの。
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旧暦1月6日は清水祖師の佛辰。それを祝う祭壇が設けられていた。
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清水祖師配下の四大護法張黄蘇李四將軍。清水祖師は修行するのに最適な清水巖(安溪縣蓬萊鎮)に庵を構えるも、張黄蘇李4氏の鬼が出て行くように促した。祖師は法力で鬼を追い出したが、夜にまた戻ってきて、7日7晩山を焼き尽くした。ところが、祖師は顔が燻されて黒くなっているだけで、他には問題なく座っていた。鬼は恐れ入って、祖師の護法神となった。
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清水祖師配下の四大護法張黄蘇李四將軍
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昭和19年5月吉日と彫られている石灯籠。
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廟の前には神明にお見せするための芝居や布袋劇(人形劇)の舞台が3つもあった。舞台が複数ある場合、それぞれが異なる芝居を同時に演じるのが一般的。
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清水巖祖師廟のすぐ隣にある米市福徳宮。
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清水巖祖師廟より79年も前の1858年に創建され、現在の廟は1984年に再建されたもの。こじんまりとしているけれど、日本の植民地になる前からこの地の人々を守ってきた廟。
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主祭神は福徳正神。ここをお参りする人はたまに来る程度。歴史は清水巖より長いけれど、規模では明確に劣ってしまう。でも、この廟は神明との距離を近くに感じられる。
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虎爺将軍
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門神(加官)。現代的というか、かわいらしいというか、このような描かれ方をしているのは初見。
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門神(晉祿)。状態から判断するに、最近描かれたものであると思う。
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この日最後に訪れたのは淡水龍山寺。
淡水龍山寺 寺院・教会
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清水巖祖師廟からとても近く、米市福徳宮と同じ1858年の創建。観音菩薩を主祀し、媽祖と註生娘娘を合祀。
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龍山寺は台湾に数カ所あるけれど(淡水、艋舺、林口(竹林山觀音寺)、大溪、鹿港、臺南、鳳山)、祀られる観音菩薩すべてが福建省泉州府晉江縣にある安海龍山寺から分霊されたもの。
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龍山寺は市場の中にある。
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清水巖祖師廟に戻って、祭り見物。
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実はこの細くて勾配のきつい道を下っている。
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ブレーキがなく、重量そのものがかなりある鼓亭などは大変そうだった。
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米市福徳宮の神名をお載せした車がご自身の宮の前を通過。
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金獅が米市福徳宮の前で披露。
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范謝将軍も福徳正神にご挨拶。
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この鼓車も下っていくのが大変そうだった。
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保生大帝の神輿
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金龍
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金龍
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牛の頭を持った人が先導する陣頭。
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このお兄さん、とても楽しそうで、見ていたこちらも楽しい気分になった。
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閉じた貝
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開いた貝。このお兄さんもとても楽しそうだった。祭りは楽しんだ者勝ち!
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青の貝のお兄さんもそう。貝は女性が担当することが多い。
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祭り参加者は多様化している。
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若い女性だけの演奏隊。普段からしっかり練習しているのが聴いていてわかる。
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家将
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南楽社の皆さん。この銅鑼を載せた車もだいぶ用心しながら細く勾配のきつい坂を下っていた。
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林府王爺の神輿
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コロナウィルス感染予防のため、今年の旧正月は多くの祭りが中止となった。この祭りは小規模ではあったものの、旧正月らしい雰囲気をもたらしてくれた。準備してくださった方々に感謝。
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龍山寺横にあった肉圓の店。
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前月から台湾各地の肉圓を食べていて、淡水のも食べようと思った。
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表面を崩した状態。彰化、大甲、新竹などのものとはまったく異なる味。持って帰ろうかと思うほどおいしかった。
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タイワンサワラのつみれが入ったとろみスープ。これもとても気に入った。淡水というと、多くの人が阿給(あげ)やイカ団子などを目的に来るけれど、以後、淡水に来たら、この店一択だな。
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持って帰りたかったけれど、所要時間と重さを考えやめた。
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昼ごろから大降りになった雨はしばらく続いていたから、この日は13時に帰途についた。画像は淡水老街の様子。
初三は台北松山に初詣。淡水老街 散歩・街歩き
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この旅行記へのコメント (2)
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- ひでじいさんさん 2021/03/02 17:21:24
- お邪魔します。
- 台湾の正月はお祭りみたいで元気が出ますね。以前、台湾で葬式の列に出会いましたが派手で暗さは無かったです。
国それぞれ色々ですね。
567に注意してください。 567=コロナ
- xiaomaiさん からの返信 2021/03/02 20:46:32
- Re: お邪魔します。
- ひでじいさんさん
今年の旧正月は、コロナ感染予防のため、多くの行事が中止になり、例年ほどの賑やかさはありませんでした。本来ならば、賑々しく新年を迎えたいのですが、皆の健康が最優先なので、仕方ありません。
台湾の葬儀はだいぶ変わってきました。20年ぐらい前までは、物故者の大きな顔写真を飾った車を先頭に公道をパレードするのがよく見られましたが、台北ではもうないように思います。たぶん地方でも同じ状況かと思います。日本同様、葬儀も簡略化されてきているのかもしれません。
567、ひでじいさんさんもくれぐれもご注意ください。
xiaomai
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