冬の京都　その１　隨心院・醍醐寺・三十三間堂・金戒光明寺

2021/01/31 - 2021/02/01

下書きに入れたままの旅行記が溜まっていたので、昨冬のですがアップしておくことに。



さて、いつものように、車で冬の京都へ。

少し人がいたのは三十三間堂くらいかな。あとはガラガラでした。ソーシャルディスタンスは問題なし

醍醐エリアや三十三間堂などを訪問しました。

エリア 京都

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

マイカーで隨心院へやってきました。駐車場は無料。
六歌仙の一人、小野小町が余生を送った場所と伝わる名刹です。991年建立の寺院。

随心院 寺・神社・教会

小倉百人一首『花の色はうつりにけりないたづらにわが身世にふるながめせしまに』
は有名ですね。
華やかだった盛艶時代を思い人生のはかなさをうたったもの。

拝観料一人500円を払って中へ。

思ったより中は広い。

苔の庭園も有名だとか。

観光客、私たち以外は一人いたかな？ってくらい。

能の間には華やかなふすま絵。『極彩色梅匂小町絵図』
２人組アートユニット『だるま商店』によるもの。
絶世の美女と謳われた小野小町の一生を描いた作品
小野小町の波乱万丈で恋多き生涯を　はねず色（鮮やかな薄紅色の古語）の梅で表現。

左から生誕の図、饗宴の図、伝承の図、無限の図

これは生誕の図

出羽の国（秋田県）で生まれ、生活する様子

饗宴の図
仁明天皇のもと宮仕えをする様子
華やかな宮廷生活の様子が描かれています。

その他表書院や奥書院なども見学しましたが、写真不可でした。

車で醍醐寺へ移動してきました。
醍醐寺専用駐車場は1,000円と高いので、手前のこちらの民間コインパーキングに停めました。
もう少し手前には最大料金600円、30分100円のところもありましたが、そちらは3台のみでその時は満車になっていました。

お寺の駐車場より、こっちのコインパーキングの方が安いうえに入り口に近いです。

世界文化遺産醍醐寺
豊臣秀吉が醍醐の花見を開いたことでも有名です。


こちらが総門になります。

醍醐寺 寺・神社・教会

拝観料1,000円を支払いまず三宝院エリアへ

奥まで入って庭をじっくり見るためには、更に三宝院特別拝観、一人500円を支払う必要あり(;^ω^)

この庭は秀吉自ら基本設計したものだとか。
枯山水なのに池があり、木の橋、土の橋、自分が良いと思うものを柔軟に取り入れたそうです。
桜の名所を知られる醍醐寺ですが、この庭には桜は一本もなく秋の紅葉を楽しむために作られたとか。ただし秋になる前に秀吉は亡くなってしまいました。

奥の方に見える大きな苔むした石が『藤戸石』聚楽亭から移されたもの。
天下を治めるものが所有する石と、室町時代から歴代の権力者によって引き継がれてきたもの。

国宝、唐門。豪華です。

平成22年に創建当時の姿に復元されたそうです。

醍醐寺 寺・神社・教会

仁王門
伽藍エリアへ

醍醐寺 寺・神社・教会

仁王像があります。

仁和寺のものより柔らかみのある顔をしています。
平安時代に造られたので、頭が大きめ、目鼻立ちが小ぶりで真ん中に集まった感じでちょっと可愛らしい仁王像。

五大力ののぼりがたくさん

金堂には本尊　薬師如来坐像が安置されていました。

醍醐寺 寺・神社・教会

高さおよそ38メートル。

醍醐寺が創建されてしばらくして建てられたものがそのまま残っていて京都最古の五重の塔。
京都で一番古い木造建築になります。

こちらの五重塔は上に行くほど幅が狭くなる構造になっています。

平安時代に建てられて以来一度も倒れたり燃えることなく1000年以上だそうです。

醍醐寺 寺・神社・教会

霊宝館エリアの仏像等が無料公開されていたので、見学したあとはこちらのカフェレストランへ。

FRENCH CAFE
Le Clos Sous le cerisier


覚えにくい店名ですが、日本語にすると『桜の木の下で』
これなら覚えやすいですね。

IKEAが家具をコーディネートするお洒落なカフェ。店内は私たちだけ。

『とろける牛ホホ肉の赤ワイン煮込み』を単品でオーダー。
私たちの場合、がっつりランチするとディナーに差し支えますので…。

薬膳ハーブスープ無料提供中だとか。

ご本尊が薬師如来なので薬膳スープなのですね。
生姜とハーブが効いていて冷えた体が温まりました。

牛ホホ煮込み。
脂はほとんどありませんでしたが、柔らかくて私好み。ロマネスコも入ってますね。

夫はカレー。

ランチの後は、醍醐寺をあとにします。
駐車代金は、100分利用だったみたいで500円でした。

お次は三十三間堂。
こちら駐車場は無料ですが、係員の方が、40分以内の利用、かつここに車をおいたまま他の施設には行かないでくださいとのこと

中は写真不可でした。
1002体もの仏像が迫力あって圧巻でした。

この日は寒波が去った後でそう寒くはなかったけど、お寺の中はどこも冷えたなあ～。靴下二重履きくらいにしたほうがいいかも。

三十三間堂(蓮華王院) 寺・神社・教会

お次は北の方に移動して金戒光明寺へ。

こちらの駐車場は、高麗門を入ったところにありました。

城塞としての役割を果たすため、わざと登りにくくしている階段を登ります。

三門。

金戒光明寺(黒谷さん) 寺・神社・教会

石垣も、城塞としての役割のため。

江戸時代にはたくさんの塔頭もあり有事の際には武士を寝泊まりさせて戦闘に備えるようにしたとか。

どこにあるんだろう？
と思ったら、ひっそりとありました。
アフロ仏像。
髪が伸びるのもいとわず修行したという



この後は本日のお宿に向かいます。
その２へ続きます。