出塩文殊堂と村木沢アジサイ祭り

2020/07/04 - 2020/07/04

山形市の西，村木沢地区は，紫陽花の名所として知られ，毎年アジサイ祭りが開催されます．その中心は，文殊山にある出塩文殊堂（良向寺）で，参道脇に咲くアジサイを目当てに，毎年，多くの観光客が訪れます．今年はコロナの影響でアジサイ祭りの幟があるだけでしたが，それでも雨の中結構沢山の方がアジサイを見に来ていました．出塩文殊堂は重要文化財になっている大聖文殊菩薩を祀る寺で，1200年前に弘法大師によって開かれたと言われている非常に歴史のあるお寺です．参道は石段で，雨に濡れたアジサイとのマッチングがとても良かったです．

エリア 山形市(山形)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 自家用車

出塩文殊堂の案内図．文殊山の中腹にあるので，駐車場から石段を上がって行きます．

当日はあいにくの小雨でした．

駐車場は何カ所かありました．

アジサイ祭りの幟．今年はこれ以外の出し物は無し．

参道の両脇にアジサイが咲いています．

良向寺の解説によれば，アジサイ自体は昭和62年から植えられた物だそうで，アジサイの歴史はそれほど長くはありません．

石段が隠れるくらいアジサイが咲いているので，結構濡れました．

石段も所々苔むしていて，滑りやすかったです．

途中にある不動堂．

不動堂を過ぎて，更に石段を上がると・・・

東屋があり，小休止出来るようになっています．なお，この東屋の脇にも駐車場があるので，車で来ることも出来ます．

東屋脇のアジサイ．

文殊堂の年中行事が書かれた案内板．文殊堂ですから，受験祈願にも沢山の方が訪れます．

アジサイ参道の案内図．石段は260年前の江戸時代に奉納されたものとあります．アジサイは2500株，40種類を植えアジサイ参道と名付けたようです．

水子地蔵菩薩

黒い色です．

文殊堂の夫婦杉．樹齢は300年ほどだそうで，二つの杉が融合したものらしいです．

こちらがその夫婦杉．

参道には，こうした石像が沢山ありました．

文殊堂に着きました．

狛犬

文殊堂の参集殿．

中は見られませんでしたが，本尊である文殊菩薩像が安置されています．

境内にはあちこちに湧き水がありました．

また，文学碑も建っています．

新関岳雄（にいぜきがくお）は山形県生まれのフランス文学者だそうです．

文殊堂から石段を下って良向寺にやってきました．良向寺は，駐車場の脇にありますが，こちらは見学は出来ません．

出塩文殊堂のアジサイを堪能した後，時間があったので山辺町にある安国寺に行ってみました．

安国寺は1359年に建立されたお寺で，楼門は山形県の指定有形文化財になっている立派な楼門です．

最後に，お蕎麦を食べて帰ってきました．小雨の中でしたが，十分楽しむことが出来ました．